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表題作白い朝に 上

(リバ)正和,男娼,バーテンダー
(リバ)まち,フリーター

あらすじ

" 異常な愛で 支配される "

卑屈で厭世的な不器用者と
傍若無人な快楽主義者
イビツで淫らなラブストーリー



「俺の全部を受け入れないとダメでしょ」

父親の借金返済のため風俗店で働くまち。
自分の境遇を呪い、周りの人間に八つ当たりする日々を送っていた。
そんなまちを気遣い、同僚の正和(まさかず)が優しく接してくれる。
まちは正和に心を開き次第に惹かれていった。
しかし、正和の歪んだ愛情に縛られていく…。

作品情報

作品名
白い朝に 上
著者
森世 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
シリーズ
白い朝に
発売日
電子発売日
ISBN
9784865896299
4.4

(99)

(64)

萌々

(20)

(14)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
16
得点
443
評価数
99
平均
4.4 / 5
神率
64.6%

レビュー投稿数16

作者買い 性癖

作者さん買いです。森世先生は本当に性癖が強いので苦手な人とぴったりな人がいるなと思います。
今回はリバで病みがちな最終的に受けと明るい訳ありビッチっぽい最終的な攻めのお話でした。兄が出てきたことにより2人の関係がちゃんと証明されるというか付き合えた形になると思います。血とかがでてくるので苦手な人は注意です。上巻の方はマチくんが主人公っぽかったけど下巻の方は攻めの方が主人公っぽかったです。攻めの性格がとても良いなと思いました。とても面白かったです。

0

ファンになりました!

いやぁ~ まだまだ上巻ですけど、
色んなドキドキが詰まっている作品で非常に楽しかった!

あの「読者をも狂わせる違和感」がもう最高よ!!
怖い!! けど好き! (←変態)

特に正和の瞳を観察するのが面白かったです。
つかみどころがない人のように見えて意外と顔に出てますからね。

正和の過去とか本性について 睡眠を削ってまで深く考えたのですが、
果たしてワシの完☆璧なセオリーが合っているのかどうかw
次巻が楽しみです。

あと リバって、イイですね (=w=)v

0

心理描写が巧みで圧倒された

モブとの3P、リバ、流血、浮気とかなり過激なプレイが多いので倦厭していたのですが、いざ読んでみると面白かったです!
森世先生の描き方がとても上手いので地雷が多めの人でも読める作品だと思いました。

父親の借金返済のためにゲイ専門の風俗で働くまち、そんなまちに何かと干渉してくる正和。
まちに優しくしたり振り回したり、かなりやっかいな子なのかな〜といった印象なのですが??

上巻を読んだだけだと正和はいつも飄々としていて口が上手くて嘘つきで信用ならない印象なのですが、正和の義兄が登場する辺りから段々本音が垣間見えるシーンが増えていきます。

この義兄、上巻の時点でも人との距離が近くて怪しい下巻では予想の斜め上をいく鬼畜っぷり。

下巻を読んだあとに上巻を読み返すと、正和は何とかして義兄からまちを守ろうとして焦ってるのが分かって泣けます。

エロ多めの作品で濡れ場もかなり過激ですが、それよりも心理描写が凄まじくて圧倒されました。

0

癖が詰まってる……

流血ちゅー(フェラ)とかピアスとか刺青とか、(プレイじゃなくて)人におしっこかけるとかレイプとかもういろんな癖詰め合わせで正直読む人を選びまくる作品ですがまぁそれがイイ!!!!という感じですはい。
BLではあんまり見かけないスプリットタンのくだりはドキドキしましたね。ピアス引きちぎるとかは見かけるけども……

メインの2人の関係性とか兄の存在とか支配と依存が絡み合っててストーリーがなかなかに重々しかったけど、サクッと読めたし読了後の不快感はないので納得のエンド、という感じでした。

0

底辺であがく

前評判にたがわず鬱い。

嫌々ウリをやってるまち。
先輩ウリの正和。
裏風俗、快楽オチ、自己責任。
救いの無い蟻地獄。
暴力もクスリも使わないのに、気づけばまちの心は正和にどっぷり依存している。
だけど正和は何を考えてるのか、何をしようとしているのか、ちっとも見えない。
まちを「選んだのは自分でしょ」と縛る正和にも「兄」という巨大な鎖があるらしい。
読めば読むほど、まちが普通に常識人としてのおそれを持ち合わせている一方。
正和がわざとまちを1人ではいられないように洗脳しているような空気感を感じる。
そして2人の間に「兄」を交えると、より一層正和がおかしな方向へ向かい、まちと噛み合わなくなる…
この違和感が大きくなったところで上巻終わり。

絵で見ると、まちは仕事としてのウリになってしまって堕ちてはいるけど、常識人の目をしている。
対して正和は掴み所がない。
その表情は病的でもなく、小狡さもなく、狂気もなく。
だからこそまちに対して、優しくする時と同じ顔をして突き放す正和の姿にゾッとする。
途中から急に出てきた兄。何かあるね。

0

側にいるとうまくいく?

上巻読了。今のところ、救いがゼロ。ぜんっぜん好みと違うんですが、ストーリーが凄くてグングン引き込まれるのでこの評価。

正和の言葉は、いつもまちを守るように見えて、本当のところ、奪っている。可能性や、自尊心や、そのほか、いろいろ。やさしい言葉をかけて、甘やかして、成長しないように、自分の手から離れないように。

正和の行動をみるに、彼の言動の一端は一見常識人?な正和の兄(血のつながりなし)にあるのかな?先が気になって仕方ないので、上下巻セットで読めるときに手を出すことをおすすめします。

※リバ、サンドイッチ、モブ、流血fェラ(スプリットタン)、精神的負債など地雷盛りだくさんです。気をつけてお進みください

0

Perfectly control his mind

ネタバレなしでまずは地雷情報を。
サンドイッチ、G登場、流血、リバ、NTR...
キメ絵は大ゴマで迫力あり。レビューチェックしていたのでわかってたのに、流血シーンは白黒マンガでよかったと本気で思ったw

ページ構成やコマの配置が抜群に上手いんでしょうね。

ストーリーはじわじわと心にクる怖さ。
世を拗ねたまちを可愛いがりつつ、逃げ道を塞ぐ正和。これはプロの犯行ですね。
ところが、正和が色々とサインを出していておや?と思ったところで下巻へ続く。

実は初めての森世先生作品で、先生の技量と皆様の評価に納得。というわけで神。

以下は内容に関係ない配信についての感想なので今から買う人は読まなくて良いです。

普段使いのサイトで配信待ってました。
長らく単話のみで(しかも1話300円位)それに加えて紙の下巻が発売しても電子の上下巻は半年くらい出版社のサイトでしか売ってないという謎仕様。
出版社のサイトで買っても良いけど管理がめんどいし、いつまで読めるか不明なので買い控えました。

悪い意味で有名な会社だし、部外者かつ消費者からはネタの鮮度を落としてから流通に乗せる意味がわからない。周囲と足並みを揃えない流通は作家さんがそれで良いなら良いんですけどね。出来たら真っ当な流通に乗って欲しいです。

1

簡単にブレない狂気はさすが

 森世先生の可愛らしい絵に反して病んだ世界観の作品がまた読めて嬉しいです。コミュ障でも気弱でもないけれど、器用なタイプではなくなかなか馴染める職場を見つけられないまちに、共感する方も多いのではないでしょうか。そんなまちに楽して生きる方法を教えながら、自分に依存させようとする正和。まちに自信のないままでいて欲しいという彼の狂気は、どこか虚ろで。

 歪んでいるなら歪んでいるで、それだけまちという存在に正和が惹きつけられたのかと思いきや、後半では正和兄・譲も登場し話はややこしくなっていきます。今の正和が出来上がったのは育ちや譲の影響もあるのか?と思わせるような終わり方。この譲もただの弟想いな善人というわけではなさそうですね。どういう方向に展開していくのか、下巻が楽しみです。

0

かなり攻めてる作品

森世先生の作品は読む人選ぶけど、こちらは更にふり落とされる人続出してコアな人だけが残るような作品。
私は、好きです。いい作品に出会ってしまった。

ロクでもない父親の借金の為に、ウリ専して借金返済してるまちくん。昼は風俗、夜は工場の二重生活。でも、カタギの仕事ではいつもうまくいかない。人間関係で拗れてしまう。毎日不満いっぱいの顔をしていたら正和にロックオンされてしまう。
優しい言葉と態度で真綿のように包まれて正和ちょっとおかしいな、変だなと思いつつ離れられない関係に。
仕事が楽になるよとお客さんを交えての3P。
洗脳されていくようにウリ専の仕事が楽しくなるし、正和が連れてきた棒との3Pも当たり前のような生活。
まちくん、誰とも人間関係築けてなかったから大分変な正和でも好きになってしまうんだな。
正和の淫紋のタトゥーヤバっエロっ。
背中の本格的な墨もエロい。
ベロピアス拡張してたら千切れてスプリットタンになっただと?!痛そうで恐怖でしかない。口から流血しながらのフェラシーン、ビックリしました。
商業誌で描いていいの?こんなの見ちゃっていいの???

まともそうな正和兄の譲の登場。弟を気遣い、まちくんにも優しくしてくれる。でも、正和との会話に違和感を感じさせる。え?ウリ専で働いてた事も、普段の素行も知ってるの?ウリ専の時も店に会いにくればよかった?ん?いくら義兄弟とはいえ変な関係。

と思ったら!
最後、何なの?どういう関係!気になるー。
こりゃどろっどろの話になるでしょー。下巻!
楽しみでしかない。
社会で生きづらいけど、この中で一番まともな
まちくんがこの先どうなっちゃうの?

もう、3Pどころかサンドイッチプレイが当然の様に出てくるのも、リバなのも最高に良かったです。
かわいそかわいい。
得体の知れない気持ち悪さもよい。

3

ぶっ刺さりました。

今更レビューです。当時森世先生の新刊が出ている!ということで書店で見つけて即購入した作品でしたがビッッックリするくらい刺さりました。森世先生の作品はどれも本当に素敵で私の好みど真ん中をついてくる作品ばかりですが、その中でも現時点で1番好きな作品はこちらの「白い朝に」です。

作品、正和は「俺のこと忘れたら嫌だ」と辛そうな(?)表情で言ったかと思えば「恋人って言ってあげるのが優しさじゃん」と言ってみたり。実際まちくんに対して正和はどんな感情を抱いているのか。その辺も後々分かってくるのかなと思うと次巻が楽しみで仕方がありません!そして最後の『俺たちが恋人だったことなんて一度もなかった』という終わりに胸が締め付けられました…切ない…。

6

刺さる人にはとことん刺さる作品

痛いです。色んな意味で痛い作品ですが、まちくんがどんどん堕ちていく表現がとても巧みに描かれていて、森世先生特有の歪なリアルさが今作品も丁寧に表現されていると感じました。
森世先生全開で描かれている作品なので(背景が風俗というのもありますが)比較的ダーク寄り、そして危なげな行為が多いです。
また痛いだけじゃなくしっかりと登場人物の心情に対して共感を与えてくれる場面があり尚且つキャラクターのブレがなく読みやすいです。
下巻もそろそろ発売ということで楽しみにしてます。

7

おもしれェー!!!!

いやー、、、めっちゃめちゃに面白かったです、、、マジで。
とにかく物語としておもろい。めっちゃ森世先生。

 
語彙力が死んでいてろくな言葉が浮かびませんが、最初から最後まで面白かった。それだけはお伝えしたいです。

リバ??
はぁ〜ん、、、言われてみればそうでしたね、、、っていうレベルです。
気にならない。何故なら精神的に完全に受け攻め固定でしたので。まごうことなき正和は攻め!まちくんは隙なく受け!
ただ、確かにプレイ的にはリバですので嫌いな方はお気をつけて、、、
かく言うわたしもリバは苦手ですがこの作品に関しては何っっも思いませんでした。そんなもん関係ネェ。

下巻いつ出るんでしょうかね?
一年後?
タイムマシンで未来にひとっ飛びして読みにいきたいんですけど!!待てない!!!
早く読みたいよーうわー
勝手に正和の最後の掌返しはまちを独占する為のお兄ちゃんに対する牽制なのではないかと予想してるんですが。どうなんだろう。
最後めっちゃ切ないところで終わってるので、ほんと、、、下巻、、、早く、、、



あ、そうだ!わたしも皆様が仰っていた流血シーンには「ひぇ〜」ってなりました。苦手な人は注意してください。

不器用な攻めの執着愛をふんだんに浴びれて満足です!!執着攻め好きな方!是非読んでほしいです!

7

歪だ…

正和が良い感じに歪んでいます!
前半は3Pありで割りとガッツリやっています。
後半は…流血フェラがなかなか凄いです。
流血駄目か微妙な方は紙本なら帯にそのシーンがあるので、判断しやすいかもです。(本編はトーンも加わりさらに生々しい)
流血もですが、表情も相まって少しホラーのようです。
私は全然大丈夫なので、楽しんで(?)読めました。

そして、めちゃくちゃ気になるところで続いています。
下巻が楽しみです!













紙本購入
修正は白短冊です。

11

リバ!?無理!!……あれ?

作家買いです。
手元に作品が届いてリバありと知り、あー!地雷ですー!でも森世先生だから読みます―!な気持ちでペラッとめくったのですが、全然大丈夫だわ。何これすごい。むしろ好き。

いつも以上に闇が深いし甘さも控えめなのに萌えます。多分執着とか異常性もりもりだからかな。そういうの大好物なので。
森世先生が描く得体の知れなさ?不気味さ?キャラの底知れない感じが好きであれば大丈夫かと。

リバだけど平気だったのは基本喘いでるのが1人だからかなー?3Pの真ん中が可愛がられるのが好きっていうのもありますね。
3Pでは主役主体というか棒(笑)が二人の仲を分かりやすく示してくれるというか、この二人は特別なんだなと思わせてくれるので安心して読めました。

あと当初は棒×まち(卑屈)×正和(快楽主義者)でしたが、後半は正和×まちで固定?されてる感じでした。
でも正和は快楽主義者なので普通にまち意外ともHしてます。これもそこそこ地雷ですがまち以外での詳しい描写はないので全然平気でした。
流血はびっくりしたけど……苦手な人は本当に注意してください。

それにしても正和は本当に一体何を抱えているの???と突っ込まずにはいられないキャラですね。
卑屈で自信がなくて人に八つ当たりしていたまちを良い方向(といえるかは微妙ですが)変えといて、不安にさせたり成長を妨げるような言動をしたり、何を考えているのか読めません。
おそらくまちに対して何やらクソデカ感情を抱えていると思うのですが、それがどういうものか本当に得体が知れない。あ~気になる~~。
あと正和がビッチなのは過去のトラウマとかが関係してそうな気がします。

とにかく二人には絶っっ対に幸せになってほしい。
下巻でいちゃらぶハピエンを拝めると祈っています!

11

見せない部分で魅せられる

思いっきり"森世さん"で打ちのめされた…。
この抉られた感&余韻は神と悩むぐらいクセになる。
(とりあえず今巻は抑え目であげます)

甘さなし・一般的に浮気にカテゴリされる描写あり。流血にパックリ肉がみえちゃうのとかね、真綿で首絞められている感覚とかね、萌えと萎えのごった煮がクセになるこの味は毒のような蜜ですよ…。好き。

甘々好きで痛いの苦手な質なのに森世さんのシンドさはなぜハマるのかなぁ…と考えてみたんですが、キャラクターに愛着を感じるのですね。表に出ないクソデカ感情が見え隠れするとキュンして、理解しがたい行動も"そういう価値観もあるのね~そういう愛し方もあるのか~"と自分の中で折り合いが付けられる余地がある。アクがクセになって今作も楽しめました。

といっても甘々スキーには地雷要素もりもりなので気軽にオススメ出来る本じゃないんですが…;作家買いなら◎、歪み愛が苦手なら要注意かな。個人的にはチャラくて軽い関係にみせかけてクソ重い愛を見た気がします…。身体的な繋がりより精神的支配で安心する愛。重かった。まだ上巻なのでどう変化していくのか楽しみです…!!


さてさて。
(リバなので固定の攻め受けはありません。)

表紙の黒髪:まち。働かない父親を持ち、借金返済の為に中卒で働いて借金を返しています。風俗は返済の為に無理矢理ヤラされていて他に工場などの一般的な仕事もしていますが働き者とは少し違うのですね。自分の不幸を嘆く卑屈な性格で、本音と建前の使い分けが出来ず世渡りがものすごく下手。人と関わるとトラブルばかり起こす…といった感じです。

ゆえに友人はおろか好んで接してくる人間はいません。

そんな中、同じ風俗で働く正和だけが楽しそうに話しかけてきて、まちの八つ当たりのような暴言も軽く受け流し正論で諭してくれる。なにもかも上手くいかない人生だったけれど正和の誘導に従ったら上手く出来て楽しめるようになる。まちはジワジワと正和に依存していくようになります。

表紙の入墨:正和。帯に書かれているように『傍若無人な快楽主義者』です。楽しいことだけを何も考えずに思いつきだけで生きているように見えます。身体的な浮気の概念がないのか気分が乗れば誰ともヤるし、それを平気でまちに報告するお人。(浮気の概念がないから罪悪感一切ナシ)

正和は快楽主義と書かれるだけあって、とてもチャラくて何を考えているか理解出来ない節があります。まちのこともただの気まぐれか、玩具にしてるのか、最初の内はわからなくてドキドキハラハラモヤモヤしならが読みました。

しかし読み進めてくと正和のバックボーンに何らかのトラウマがありそうで、ゆえに歪だけど正和は正和なりにまちにクソデカな重い感情を抱えているのでは…?と私は解釈して心臓ドカーンと抉られたのですよ…(;///;)シンド

まちは正和に出会って悪循環から抜け出せ、良い方向へ変わっていけるように努力を始めるんですね。正和に依存してしまっていることも自認していて。ハピエン漫画ならこの展開がグッとくるところなんですが、そう簡単にはいかない。

まちが良い方向へ変わるほど正和の不安が増す。精神不安定さがゾワゾワと這い上がってくる感じが何とも言えず、2人の噛み合わない感情がもどかしくてシンドイんですよー(;ω;)依存させることに依存してるというのかな…。好転じゃなく暗転のようで抉られる。ううううー…(泣)

けれど個人的には下巻にハピエンの神萌えが待っているのでは!?!?と期待しちゃう部分を感じ取りました。ずっとチャラくて掴みどころのなかった正和がようやく弱さを見せたところでキュンとしちゃったんですよね~(∩´///`;)きっと救われどころがくると信じて下巻待機…!

まちはごく普通の一般的な価値観を持っているのに対し正和のトリッキーさは…。今のところ噛み合うような凹凸ではなさそうだけどどうなるんでしょうね。最終的にはまちが正和に合わせてくような気もしますが。どんな形であれ2人が幸せになれたらいいな~…。

10

神をつけるには怖すぎる

なんで上下巻同時発売にしてくれなかったのーー!
めっちゃ気になるところで上巻終わってるー‼︎辛っ。

森世先生らしい、心に闇を抱えた男たちの話。
歪んだ執着愛を描いた作品で目新しさは感じないストーリー展開なのですが、それでもパンチが効いたキャラに心を持っていかれました。

社交的で強引なビッチ・正和×卑屈な流され系不憫男子・まち。

父親の借金返済のために風俗店で働くまちは、周囲に対して怒りや憤りの感情が強く、自分を憐んでいます。

そんなまちを、前向きな言葉で闇に引き摺り込むのが同僚の正和。
全てを見透かすような正和は、まちに快楽を与え、何も考えられないように縛っていきます。

1話を読み終わった時には、闇堕ちしたまち!という印象でした。
だけど、それだけでは終わらないもっと深い闇が潜んでいたことに、ゾクゾクというよりも、もはや怖さを感じました。
若干、ホラーかな;

※傷とか血が苦手な方は要注意です!

まちから思考を奪い、変化することを禁じ、自分なしでは生きられないように追い込んでいく正和の闇が深すぎる。
増えるタトゥーや拡張されたピアスの穴は、正和の不安や満たされない心を埋める行為なのかな……と、思います。

まちに対しても、最初は玩具感覚だったのかもしれない。
だけど、変わろうと努力するまちの態度や正和の兄・譲の登場で、正和の気持ちにも少しずつ変化がおとずれ、まちを繋ぎとめておきたいという気持ちが強くなったように感じました。
まちへの執着が、飄々としていた正和に人間味を与えている気もします。

後半は、まちの成長が素晴らしいなと感じました。
正和がいないと何も出来ない自分、甘えて楽な方に流されていく自分を払拭しようと努力する姿はいじらしく思え、正和を本気で怒る姿にはグッときた!
それなのに、噛み合わない気持ちと、正和の口から発せられる侮辱の言葉が切ないよ( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

ここまでされても正和には響かないのか?
多分、そんなことない。
時々見せる正和の不安、嫉妬……そこに、光を見出したい。

プレイはエロエロ。3P多数。
正和とまちは,リバです。
しかも正和は快楽主義者なので、まち以外ともバリバリHしてます。
痛いプレイや血だらけフェラなんかもあるので、苦手な方は本当に気を付けて下さい。(これは怖かった;)

共依存のような関係に引き込まれました。
不完全な者同士、相手を信じ、愛し合えるように成長していく事を期待したいです。
下巻は、正和のざまぁ展開になるかな?
楽しみに待ちます!

9

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