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表題作スモーキーネクター

安仲有生(アンナ)
不動産業,バイター
羽瀬川みつる
記者でアンナの幼馴染,ネクター

その他の収録作品

  • 籠の中から

あらすじ

ライターの羽瀬川みつるは、吸血鬼「バイター」の仕業だと噂される事件を調べていた。幼なじみの安仲有生ことアンナには、首を突っ込みすぎるなと忠告される。だが、実はアンナ自身がバイターだったのだ。みつるは取材と称してアンナに血を吸われることを了承。そのうえ、勢いのまま抱かれて気が狂うほど気持ち良くされてしまう。さらには、みつるにも本人の知らない秘密があるようで…?

作品情報

作品名
スモーキーネクター
著者
ミナヅキアキラ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
スモーキーネクター
発売日
電子発売日
ISBN
9784813032670
4.6

(526)

(373)

萌々

(118)

(25)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
53
得点
2418
評価数
526
平均
4.6 / 5
神率
70.9%

レビュー投稿数53

少年漫画のような爽快なバトルシーンと、萌え転がるラブ面との調和〜!

もうすぐ(11/4)シリーズの新刊発売だと先生のXで知り、
久しぶりの読み返しです。

やーーーーやっぱり、先生の描かれるバトルシーンのスピード感、
疾走感、爽快感、たまらない!!
勢いに乗って200数ページ、再読ですが一気読みでした。

”バイター”と呼ばれる吸血鬼・アンナ×バイターにとって極上のエサとなるネクター、
幼馴染のみつる。

必死にみつるへの気持ちを抑えながら、他のバイターに手を出されないように
”お守り”やらタバコの煙を吹きかけ、健気にみつるを守ってきた
アンナの愛と執着…!
たまらなくグッときます(*´∀`*)

共生契約、”噛まれると死んでしまう”例外条件など、
ミステリーやサスペンス好きの心をくすぐる設定・演出もいっぱい、
何度読んでもワクワクします◎

見事絆されたみつるが、意外にもアンナとの血液交換や
体を重ねることに積極的なところも良い♪
煽られてフー...フーッ...と言ってる攻めが自分の癖なんだな…と
あらためて思い知らされましたw

少年漫画のバトルシーンのような疾走感と、
ガツガツがっつく攻め&それを許し自分でも開発しちゃうような男前(?)受けの
濃厚ラブ。

そんな二つの魅力を、これでもか!と堪能できるシリーズ一冊目、
やっぱり最高に萌えました✨


★修正:tn白抜き/時々トーン(電子BookLive)

1

nectar:[ギリシャ・ローマ神話] 美しさと不死が保てるとされる、神々の飲む霊酒

表紙の美しさに一発で目を奪われ、2023年11月にシリーズイッキ読みしました。
初読み作家さんです。
ミステリー要素を含む吸血鬼BL、なおかつ幼馴染BLでもあります。

英語で biter は「噛む(=bite)者」。
nectar の意味は↑タイトルの他にも:
①花蜜 ②おいしい[元気が出る]飲み物 ③果肉が含まれるドロリとした果汁飲料
があり、日本人に馴染みがあるのは③ですね。
「ネクター&バイター」はバース系の用語みたいに吸血鬼作品特有の決まり文句なのかな?と思ってググったら、ミナヅキアキラさんの著作しかヒットしなかったので独自のアイディアなのですね。
独創性があって素晴らしいです。

攻めが安定のスパダリ溺愛で、くっそイケメン。
スイッチ入るとさらにイケメン。タバコ吸う姿にも見惚れます。
吸血鬼BLあるあるの気持ち良くなる効果アリの設定なので、受けはそれが果たして恋なのかどうかもまだ分からなく、友情と快楽との狭間で揺れ動きます。
その後二人はどうなるのか、ぜひ実際に作品を読んでお確かめください。
致した後、受けがすぐに動けないのはリアルで非常によろしい (なぜに上から

それにしても、1巻だけで2300点超えってレベチですね。
特筆すべきはやはり画力!スカベリさんの絵柄にも少し似たタッチでいらっしゃる… もぉ、すんばらしいです。
全く狂いがなく、キレイでスッキリしていて見やすいうえに、アクション描写にも難なく対応できるなんてスゴすぎます。
私が利用した電書サイトの修正が甘くて「!!これ大丈夫?!」ってなりました(意訳:ありがとう)

吉尾アキラさんの「フォークロアのごちそう」と同じくらい好きになりました。
大満足です。

<注意点>
・受け⇔攻めの暴力描写含みます(平手&パンチ)
でも受けがちゃんと男っぽいのがイイ。
・モブ女性が吸血被害に遭い、命を落とします

4

吸血鬼もの

バイター(噛む人)というちょっと特殊設定の吸血鬼モノでした。
幼なじみのアンナ。いつも自分のことを気にかけて護ってくれる。
主人公のみつるは記者。謎の殺人事件を追っているうち、アンナに辿り着く。
アンナが犯人なのか、彼も吸血鬼なのか?

サスペンス調の出だしですが、そのあとは吸血鬼ゆえの宿命の中で恋心にもがく2人のお話でした。
みつるのはつらつとしてかつ凛としたかわいさ、王子様として抑制の利いたアンナ。
恋愛ストーリーとして読み応えがありました。

2

セクシーで仄暗くて可愛くてカッコよくてあたたかで最高でした

ミナヅキアキラ先生の『スモーキーネクター』、今更ながらこうしてこの素晴らしい作品をじっくりと味わっています。

いやもう最高でした。
第1ページ目からその世界観に引き込まれてしまいます。
幼子の牙、“かじる” というワード、からの噛み跡から流れる血液、そして蚊……と、吸血を思わせる連想ゲームは既に始まっています。
もうどうしようもなく仄暗くてワクワクせざるを得ません。

物語はそのまま仄暗モードで進むかと思いきや、みつるくんとアンナくんの一見ゆるめながらもフラグ立ちまくっている会話が始まります。
ちょっと警戒心足りなそうというか迂闊そうというか、そんな絶妙な隙があるように見える可愛いみつるくんと、逆にまったく隙が無さそうな、でもどこか飄々とした雰囲気がある不動産会社勤めのイケメンアンナくん。

そしてさっそくそのフラグ、もとい不安感は的中し、アンナくんが自身の出自を現すシーンでワクワク感は最初の山場を迎えます。
p33でいきなりクライマックス来るじゃん……!!と初読時は本気で頭抱えました。
あの全方位に隙が無さそうなアンナくんがブチギレる瞬間にも心踊りましたし、その後の誘惑に抗えないアンナくんの描写も非常に素晴らしかったです。

いつもアンナくんがみつるくんの前で喫煙していた理由、それは匂いでのマーキングであり、他者への牽制であり、かつ煙草の匂いでみつるくんの匂いを誤魔化し自分の欲望に蓋をする、そんな幾つもの思いが重なっていたのだなと。

“匂い” も “吸血” も、それぞれ個々で既にとてもセクシーなテーマだと感じます。
それら二つが絶妙に設定として生きている世界観、面白すぎるプロットと細やかな心理描写、筋肉の躍動するさまが見えるような美しい絵。
もうこれは傑作とならないはずがありません。
この作品に出会えて本当に良かったです。

3

みつるが絡むと度々理性のタガが外れるアンナだけどそれも愛ゆえ

ドメスティックビーストを先に読んでいたので読み始めで安定のハピエンを確信したけれど桜次郎に感じたイメージがすっかり変わりました。
桜次郎の破天荒さというか、バイターである事を隠して普通の人間達と変わらずに振る舞う気がなく、他の『家』からもちょっと浮いた存在で問題行動も多いのかと思いきや彼もバイターであるが故の被害者だったんだな‥。
『家』がバイターをどう扱い育てるかでアンナと桜次郎は真逆。
最終的にはみんなハピエンで落ち着いたので良かった。
個人的にバイターはbite(噛む)から、ネクターはいい匂い→甘い匂いでさしずめ不○家のネクターか?と勝手に想像してしまいました。

2

この作品が収納されている本棚

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