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表題作あなたを好きになりたくない

加賀遼平,29歳,民間ヘリの操縦士兼救助隊員
真里谷直,23歳,山岳警備隊員

同時収録作品in love

石井穂高,アウトドアショップ店長代理
渡邊梓,リゾートホテルの家族経営

その他の収録作品

  • あなたを好きになりました
  • あとがき

あらすじ

山岳警備隊員の真里谷が憧れているのは民間ヘリの操縦士兼救助隊員の加賀。
憧れで留めておきたかったのに、惹かれる気持ちは止められず……?

作品情報

作品名
あなたを好きになりたくない
著者
夕映月子 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403525223
4

(81)

(34)

萌々

(26)

(14)

中立

(1)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
16
得点
317
評価数
81
平均
4 / 5
神率
42%

レビュー投稿数16

【これでいい。あなたに恋はしたくない(真里谷)】

エロス度★★★★★

ヘリ操縦士と山岳遭難救助隊員の恋。

本編は真里谷視点、SSペーパーは加賀視点、〝in love〟では穂高と梓達にまた会える!

みずかねりょう先生が描く尖った加賀と可愛い真里谷が眼福♡
特に扉絵の照れた2人、壮大な山の景色に視姦されながらのエッチな挿絵がイイ♡


チャラいけれど仕事では格好良くなる加賀と彼に一目惚れしながらも好きにならないようにする真里谷の恋が尊く、加賀に気持ちがモロバレなのが可愛い
加賀の溺愛、エロく乱れる真里谷が最高でした
個人的には、逃げる真里谷と追いかける加賀の鬼ごっこ的なやりとり、泣いてもやめない濃厚エッチが大好き✨

〝恋してる、生きていく〟の穂高と梓のお話も収録され、変わっていくものがある切なさ、これから先もずっと一緒に生きていく想いの強さに泣かされました

1

山を舞台に、使命感に燃える男たちが格好良すぎる…

もう、文句なしの神評価です…。

夕映先生の作品って、BがLする描写も限りなく萌えるんですが、お仕事もの、特にこちらの山シリーズ(と勝手に呼ばせていただきます;)が本当に本当に素晴らしいと思う…文章を読むだけで、パッと風景や情景が頭に浮かぶんです。。

そこに+みずかね先生のイラストで、心が満たされすぎ、溶かされすぎました。。

やー…山を舞台にしたこのお話も、本当に本当に最高にグッときました。

夕映月子先生ご自身が、山に相当お詳しいんだろうな、そして本当に細かいところまでお調べになったんだろうな、と分かる、細かい山の描写や設定の数々が凄すぎて、ため息が出ちゃいました。

何より!攻め受けどちらも自分好みのカッコ良さで…
山を舞台に、一方は空、一方は陸と活躍の場所は違えど「人の命を預かる」仕事をしているふたり。

自分の仕事にプライドを持ち、遭難者を一刻も早く救おうと協力して奮闘する二人の姿、その描写が素晴らしく、映画を見ているような臨場感でした。

警察官で、山岳遭難救助隊のメンバーである受け。その珍しい名字(真里谷:まりや)と容姿から、仲間内で「マリア様」なんて揶揄されたりしていますが、しっかり腹筋割れてる受け様です。ももも、萌え。。
使命感に燃える、若き遭難救助隊員…格好良すぎて萌えが広がりすぎる。

そんな彼が、ある遭難者救助場面で出会った、ヘリコプターの操縦士である攻め、加賀。

個人的にこの加賀がめちゃめちゃ刺さりまくりました…
私服はチャラくてダメージジーンズにピアスじゃらじゃら。女にもモテるけど長続きしない、ホストみたいなチャラ男(に見える)。

なのに仕事に対する思いは深く、真剣で、「山を汚したくないから」とひっそり禁煙ガムを噛んでいたりする。

どう見ても猛禽類系で乱暴に襲いかかってきそうなのに、受けと両想いになってからの彼の言動が、本当に紳士なんですよ…!
救助中に怪我をして包帯巻いたままの真里谷を気遣い、真里谷が無理せずリラックスできるように、負担をかけないように、大事に大事に抱くし、扱う。

いかにも紳士然とした男性が紳士なのももちろん萌えるけれど、一見めちゃめちゃワイルドで凶暴に見える人が紳士だなんて、ギャップ萌えせずにいられるだろうか。
いや、否。

自分の若さ・未熟さを自覚して落ち込み不安になる真里谷にホテルで攻めがかけた言葉に、死ぬほどグッときちゃいました。はあ、、萌え。

そして後半には、『恋してる、生きている』の二人の続編が載っていまして。
こちらも最高すぎたんですが、既に語りすぎているので詳細は他の方にお任せして…;ぜひ読んでー!!と言いたい。。
そちらの二人も大好きな私には、本当にたまらないご褒美のような一冊でした✨

1

カップリングが好みすぎです

夕映先生は本作で4冊目のビギナーな私にとって山岳BLは新鮮でした(割と発生しやすいシチュなのに個人的にあんまり読んだことがなかったので…)。世界観がいいです。夕映先生の京都BL読んだときも思ったのですが、舞台となっている土地の描写が丁寧で素晴らしいです。雄大な雪山や美しい自然の光景が目に浮かぶようでした。”山?疲れるから行かない”派の私ですが、うっかり、”山行きたいなーー”と思ってしまうほどによかったです。

そしてなにより!命がけで仕事をする男たちがかっこいい!!!!山岳救助という特殊なお仕事の様子が興味深かったですし、彼らの仕事や山に対してのリスペクトが感じられました。さらにさらに、ヘリ操縦士の攻様(加賀)がめちゃくちゃ好みの攻でした。なんつっても登場シーンが眩しすぎます!雪山で受が絶体絶命のときに、ヘリで空から降臨するという…(想像しやすい”ヘリからイケメン”の図ですけど飽きがこないやつ。)これは、瞬殺ですね、落ちますね。一方、降臨する加賀に一瞬で恋に落ちる受(真里谷)のウブくて、一生懸命な感じが佳き。加賀がめっちゃアプローチしてるのに、”いやいや違う…”と片想いを無駄に貫こうとする真里谷の態度がじれったくて萌えました。が、最終的に「山やヘリみたいに大事にしてくれますか」と大胆に攻に告白する、実は好きな人が大事にしてるものと同等のポジションを要求する欲張りさんだったりします(笑)。そのあと「山と同じくらい(攻を)愛してます」ってどんだけ山基準なんじゃ(笑)と思いましたが、この場面好きなんです。。というわけで、猛禽類的な攻と小動物的な受というカップリングが好みすぎました。

ゆえに、文庫1冊まるっと私の好みど真ん中の猛禽&小動物CPではなく、後半は山岳シリーズ(”恋してる、生きている”)の別CPになっていたのはちょっと残念でした…。(なぜなら前作を読んでないのです。。)が、こちらも面白かったです。ただ、加賀&真里谷が好みすぎたために勝手に落胆しただけです。むしろ、1冊で年上攻、年下攻(受は両方純情系しっとり美人)と2タイプの攻を堪能できる1冊なのでお得かもしれません。

でも、もっと加賀と真里谷で読みたかったな(*´Д`) そして、続編もみずかね先生の美麗なイラストでお願いします。

0

ちょっと物足りない

こちらの作品、表題作だけではなく過去作のキャラクターも登場する話が収録されてるんですね。過去作を知らなかったので、いきなり違うキャラクターが出てきて戸惑いました。そういう過去作との紐付けされているのであれば、情報はしっかり出して欲しいです。過去作読んでからこの作品を手に取りたかった。キャラクターを知ってるかどうかで感情移入に差が出るタイプなので…。なので、表題作の感想のみ書かせて頂きます。
受けの真里谷くんがうっすらゲイを自覚しながら攻めの加賀さんにときめくのを止められない様が可愛くも切なくて萌えました。真っ直ぐで頑固で不器用なところも可愛かった(人によってはイライラするだろうなと思いましたが)
攻めの加賀さんも、普段はチャラ男みたいなのに仕事になると全くチャの字も感じさせないストイックさがかっこいい!こちらもいい感じに恋愛下手っぽいところが微笑ましかったです。ただ、あっさり終わってしまったなという感じが拭えませんでした。山岳救助というほぼ男性の世界なので、もう少し山の厳しさとか男の世界みたいなものが見たかったです。

1

本編だけで終わって欲しかった。

せっかく魅力的な本編のロマンティックな恋愛のまま最後まで読みたかったです。

in love の前作は読んでないので、この2人にはあまり感情移入ができず…
よくわからず読んでいたので小田切と佐羽のくだりも退屈で、本編の2人が脇役扱いで、梓と穂高に主役を持っていかれた?へんな気分になりました。
やはり最後の最後はもう一度本編の2人のエピローグで締めて欲しかったので、後味はイマイチでした。
in love は萌えなかっただけに、前作を読む気になれず。

みずかねりょう先生のイラストはとてもよかったです。

2

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