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表題作恋する鉄面皮 4

斉藤 厚
バーのマスター
富田 恵
リーマン

その他の収録作品

  • (描き下ろし)

あらすじ

開発部所属の富田恵はバーのマスター斉藤厚と同棲して数カ月。生活時間のズレはあれど、甘く穏やかな日常を送っている。
しかし、富田にはずっと心に引っかかっていることがあった。富田のためとはいえ、斉藤が親友の恋人役を引き受けたことが納得できないのだ。だがそれを斉藤に伝えられず、ひとり思い悩んでいた。
ある日の仕事帰り、富田は会社の後輩・田原と飲みに行くことに。実は田原は富田に気があるが無自覚な富田は一切気づかない。意気投合した2人は斉藤のバーへ向かうが店の前で客と抱き合っている斉藤を目撃してしまい…。

本音でぶつかりあえない男たちのままならない大人の恋愛事情4th、斉藤×富田編!
描き下ろし10ページ。

作品情報

作品名
恋する鉄面皮 4
著者
中田アキラ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
恋する鉄面皮
発売日
電子発売日
ISBN
9784832291966
4.4

(144)

(91)

萌々

(39)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
17
得点
642
評価数
144
平均
4.4 / 5
神率
63.2%

レビュー投稿数17

萌えが止まらない

 この2人、あまりにも私の好みにマッチしていて、4巻を読み終わりたくないと思うほどでした。なんだろう、攻め受けどちらがということでもなく、斉藤も富田も本当にツボを突いてくるんですよね。表情の変化は乏しい斉藤が、富田を見つめる時の静かに甘くて熱烈な表情がたまりません。他人の仲を取り持つことができるほどの富田が、斉藤相手には恋愛初心者の思考といい大人だからこその思考が複雑に混じり合った考え方で向き合い方を模索し、でも彼から離れる選択肢はなくていつもちゃんと彼の元へ戻ってくる素直なところも本当に愛おしくて。

 斉藤は自分たちの関係性も、互いの相手への好意もよく分かっているから、皆が合意の上でなら他人の恋人のふりも提案できたし、富田に誤解されそうな状況なら他人を家に上げない、見られてもいい状況なら家に上げる、と実は一貫した言動をとっています。でも、斉藤ほど自分たちの感情に鋭くなく、その時感じたことをありのまま吐き出すことができない富田にとっては、我慢を抱えながら斉藤の言動を冷静に読み取ることは難しく、相手を試すような行動はとりたくないという潔癖さもそれに拍車をかける。この微妙なすれ違いが非常に丁寧に描かれていました。

 結構後半まですれ違っているのだけど、主に斉藤のおかげで要所要所で甘さが感じられるのでシリアスなストーリー展開で萌えが少ないということはまったくなく、むしろ読み進めるにつれ萌えが増していきました。富田が理解するまでには時間がかかったけれど、斉藤は常に富田との愛の生活を熱望している一途な男。恋人を慈しみたいという気持ちが視線に溢れているところが本当に素敵でした。田原も安易な当て馬にならず、一般的な理性を持っている人として描かれ、富田の誠実さや善意に応えるように彼自身も富田に正直に向き合ったところが良かったなと。北川の悪口を言っていたところから彼をここまで変わらせた、富田の人間性の素晴らしさを改めて感じました。

1

えろも濃厚な4巻

3巻が夏目北川ペアメインだったので4巻はもちろんこの二人だなと思ってました。二度目の読み直しではありますが!
初っ端から色気のある濡れ場シーンが始まり3巻で匂わせがあった田原くんが大めに登場し、それもあってより富田斎藤ペアの仲が深まったことに最高に楽しませてもらいました。
先生の読者にもはっきりと起承転結にはしっかりと惹きつけられるものがあり、大人の恋愛のお手本じゃないのかというくらいにページを追うごとにいろんな感情にさせられます。
5巻はまだ一度も読んでいないので今から読むのがとても楽しみです❣️

1

個人的にじゃない方なので

1冊まるまる斉藤×富田のお話。
3巻でベタに予想した通り、北川の同僚(田原という名前だったのか)が当て馬の役割でしたね。

やっぱり当て馬がいると、当たり前のように相手が嫉妬して揉めて本音を吐き出して…改めてわかり合ってより絆が深くなるという。
BLでこのパターン何度読んだことでしょう(遠い目)
別に悪いことではないのでいいんですが、あまりにもテンプレだなとつい思ってしまいます。

富田と田原の会話を立ち聞きしていた斉藤が、その後、両手を広げて富田を迎えたところは萌えでした。
斉藤と富田、どちらも嫌いではないけど、個人的には脇役でいてくれるととても好きなタイプで(私は北川×夏目が理想のカップリングなので)

でも、何を考えているかよくわからない斉藤の人間性が見えてきたので、そこはよかったです。

にしても、北川×夏目より、斉藤×富田の方が人気あるんですかね。
今回、北川×夏目がただの脇役で寂しかったです。
5巻も斉藤×富田の表紙だし…(個人的には悲しい)

1

まんまと

電子書籍で4巻がお値打ちになっていたので買って、まんまと5巻も買いました。北川×夏目CPの1巻がお気に入りで、富田まで男性とのお付き合いが波及したことには正直乗り気ではなかったのに、むしろ厚×恵CPの方が気になる存在に!北川×夏目よりまだ掘り下げるところというか関係性の変化が大きい気がするからかしら。前巻でテンプレ通りの当て馬か〜とややテンションが下がる存在だった田原が、今回BLではあまり見ない振られる前提の告白をかまして、むしろ好感度が上がる結果に。ただゲイの方が納得感はあったな。あまり花があるキャラデザでもないから、彼でさらにスピンオフということもなさそう?

ebookおまけ漫画1枚 「その後斉藤さんとはどう?」っていう夏目と恵の会話

0

彼シャツして欲しいんだ、厚さん

安心して読めるな、うん。
穏やかなお話ってわけではない、お話に山も谷もある。でも、最低なクズいキャラが出てきたり嫌な流れになる事がない。

前回恋のフラグが立ってたメガネくん、田原くんって言うんだね。気さくで素直でいいやつなんだよ。富田も言うてたけど話してみたら案外いい奴だったってやつ。なんともまぁ近くに同性愛者多過ぎん?って思ってたら、田原ノンケなのに富田に惹かれてたって事なのね。
いい人だな、笑顔がいいなって思ってそれが性愛に繋がるもんかね?って思っちゃうんだけどな。キスしたい、抱きたい、抱かれたいってなんのかな?
富田が斉藤さんに流されたのは、性的好奇心も大いにあったと思うんよ。男性同士ってホントに気持ちいいの?って。
そこから始まってラブが後からついてくるのはなんか分かる。
でも、「人として好きだ」から始まるといざ行為に及ぼうとしたら性的な目では見られませんでした、ってなるんじゃない?これ、同性間だけでなく、異性間でもね。

しかし、あんなお色気モンスターな斉藤さんから富田を奪える奴なんかおらんやろ。優しいし、料理は美味いし、お部屋も片付けてくれるし床上手ときた。

いつも冷静で感情が露わになりにくいから、一人で考え過ぎてしんどくなってる富田。
そんな富田にもちゃんと気付いて見守りつつ良きタイミングで手を差し伸べる斉藤さん。もう逃れられないね、心地良過ぎでしょ。
行為の後、腕の中に潜り込んで安らいでる富田、他では得難い幸福よ。

しかし、富田仕事での察知能力は凄いのに恋愛の事となると急に疎くなるな。あと、クヨクヨメソメソだし。
キスマーク頻繁につけてくる彼氏だよ、めちゃくちゃ好かれてるし、執着されてるよ。
彼シャツして欲しい願望ある斉藤さんかわいいな、無自覚彼氏の富田はその目論見に気付かず彼シャツしちゃってるし。

2

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