特典SS付
エロスの鬼才、その名に恥じないプレイの数々。良いお話でした。
初っ端から蔓草があ!沙野さんの触手プレイへの探究心?さすがです!
お話はとってもシリアスで。百年前の魔女狩りの復讐を託された最後の魔女シオンは、敵の子孫リカルドに眠りから起こされ…。
蔓草のように絡まる思惑。どの蔓がどの根なのか?その事態のその行動の本音はどの人の魂胆なのか?複雑でした。
愛と復讐の葛藤に苦しむシオンが辛くて。
でも根は素直で優しくて。
どうか最善の選択をしてほしいとハラハラしながら読みました。
5つの呪具?装身具の力が開放されるのも逆ドラゴン○ールみたいでワクワクしました。
みんながそれぞれ思いを隠しながら、それでも願わずには愛さずにはいられない。
しかも元を辿ればなんてこと〜?な原因で…。
発売時に買ったのにようやく読みました。何日もかかったので、一気に読む気力と時間があったらもっと違った感動があったのかなあと残念です。
希望の持てる最後で。苦悩の王子もただの嫉妬深い男なんですね。
シオンが中性的で美しいからかあんまり男扱いがなかったかなあ。8割くらい苦しんでたのでこれからは平和に幸せになって欲しいですね。
宙でエッチ!さすがです!
沙野風結子先生のちょっとじっとりとした雰囲気のお話が好きなのですが、これもぴったりでした!
過去魔女狩りがあった国で、最後の魔女として何年もの眠りについていたシオン。その眠りを目覚めさせた第二王子リカルド。「ともに国を奪うか、ともに国を破滅させるか選べ」というリカルドの手を、復讐のために取るシオンからこのお話は始まります。
何故王子であるリカルドが破滅を選択肢としているのか、何故シオンは最後の魔女になったのか、そして魔女の仲間や家族たちのために復讐を誓うシオンの変化、次々と明らかになる真実に目が離せませんでした。
そして、シオンの封印の方法と、シオンに託された仲間たちの魔法が込められた魔法具の装着された位置はさすが沙野先生です…!
リカルドは健全な王子様だし、シオンは純粋で優しい子だし、お話の雰囲気はじっとり淫靡なのですが、主役2人はなんとも好感度の高い2人でした。
がっつり入り込めるお話で、満足感が高かったです。
ストーリーの面白さと、キャラクターやシチュエーション、心理描写に萌えすぎて一気読み!
まず、【100年前の魔女狩りにより、家族や同胞を失った孤独な魔女(♂)と、魔女狩りを命じた国王の子孫】と言う、本来なら敵対関係にある2人が「国を滅ぼす」利害の一致で共闘関係となる設定に滾ります!
最後の魔女・シオンは、魔女達から託された魔法具を身に着けてるのですが、首輪・乳首ピアス・臍ピアス・コックリング・指輪(左手薬指)…ってもう、色々とフェチすぎて登場時からニヤニヤが止まらない♡
しかも、その装身具の魔法を開放するには魔力を補充する必要が…はい。お約束の〝魔力供給〟と言う名のえちえちですね(◜ω◝)
魔力を開放して国を滅ぼす為に、屈辱を覚えながらも仇敵に身体を差し出すシオンの葛藤が堪りません!
自分の事を「王位継承の道具」としか見ていないのに、野心溢れる傲慢な態度に隠された誠実で優しいリカルドの一面に触れ、無自覚に惹かれていくシオン。
同胞の無念を晴らす最後の魔女としての葛藤が痛々しくも、気持ちの自覚までが丁寧に描かれていて最高に萌えます!!
一方、魔女に誑かされてるのでは?と周囲に疑われる王子リカルド。
「俺は男に誑かされることはない」と断言しますが、もう、こんなのフラグでしかない訳で……
シオンの孤独に触れ、利用価値のある〝魔女〟ではなく、孤独な青年〝シオン〟を癒したいと想う変化がめちゃくちゃ尊く、ギンギンに嫉妬心丸出しで独占欲を募らせる溺愛っぷりに拍手が止まりませんッ
そして〝受を視姦しながらオ⚫︎ニーする攻〟と言う、ご褒美すぎる変態シチュに思わず合掌(感謝)
装身具に込められた魔女達の想いも切なく、次第に回収されていく伏線が面白くてページを捲る手は止まらないのに「読み終わるのが勿体ない」現象に陥り、何度も戻りながらゆっくり世界観を堪能しました!
本当に、自分の〝萌〟が詰まった最高の一冊でした♡
体液が必要&イラストが美しいということで、期待値大で読み進めていたのですが…
敵であるはずの魔女の紡ぐ言葉を、すんなりと信じる王子に違和感を覚えてしまいました。それは魔女も然りです。
また王子の魔女への扱いも違和感。
自分の身を守るのではなく、むしろ魔女のみ守るのか、と。
その最初の違和感を引きずったまま、距離を縮めていく二人を読み続けていくのは難しかったです。
読み進めれば分かったかもしれないですが、序盤から説明が少ない気が…。
八十禍の王子と最後の魔女というちょっと破滅的なタイトルと綺麗な表紙、ファンタジーということで購入。正直内容のわりにお高い買い物だったなと思ってしまいました。ちょっと厳しめかもですが。
シオンに託された5人の魔女の力、何が託されているのか本人も知りません。同胞の無念を晴らすための力と思っているのですが、一つ一つ解放されていく度に託した魔女の思いを夢に見ていくうち、己に託された使命に疑問を持ち始めます。リカルドも一体何が目的かわからなかったり、少しずつ物事が動いて先が見えなくなっていくのは結構わくわく感あってよかったです。
が、なんで最後の魔女としてシオンが選ばれたとか、彼の使命とか、リカルドの思惑とかほかにもいくつか結構重要な部分の種明かし・説明がびっくりするぐらいサクッとで、個人的には え、どういうこと、それだけ…?っていう感じでした。わくわく感消化不良。
世界観も、自国についてもそうですが出てくる他国の説明も薄いです。
背景がいまいちはっきりしないからか、キャラにもそんなに魅力を感じず…いや悪くはないと思うんですけど。※私は気にしませんが受けの一人称が我で、口調が昔の人風
総じて、設定はいいのに色々薄くて、盛り上がりに欠け、消化不良でした。