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職場での人間関係や、仕事の仕方に悩んだことがある人には共感できることだらけです。
人の顔色を伺ったり、フォローしすぎたり逆にフォローが足りなかったり。
ミーティングに参加するのが憂鬱に感じる、仕事を残して帰宅すると気になって眠れない。
……思い当たる節がある方、多いんじゃないでしょうか?
作中の描写も、先生のあとがきも「わかる!」だらけでした。
仕事を通じて人が成長する姿を読ませてもらって、何度も涙が出ました。
受けと攻めはもちろんですが、他の登場人物の成長する姿にも胸打たれ、会社はチームなんだと改めて思いました。
BL要素ももちろん素晴らしく、攻めの気持ちを知った後に読み返すとさらに萌えポイントをキャッチできます。
社会人同士が出会ってから人を好きになるときってこんな瞬間だよなあ、と微笑ましくなります。
できれば、この後の2人がどうやって生きていくのかを読みたいです。
デート編とか、社内の人にいつ関係を知らせるのか、とか……!
一緒に住んだりとかしないでしょうか。してほしいな。
最近はBL小説もファンタジー作品が多いと感じていますが、この作品は現代モノ且つ「仕事」がメインの作品です。
私と同じように、現実逃避と萌えを求めてBL作品を読む方も多いと思います。
ですが、そんな方にこそ、この作品を読んでいただきたいです。
受けのお節介と優しさ、攻めの努力と責任感に、勇気や元気をもらえます。
踏み出したい一歩を、そっと後押ししてくれる作品です。
もう…めちゃめちゃ良かった。。
お仕事BLお好きな方に全力でおすすめしたいです。
これ、オフィスで働いた経験のある方なら「あ〜、そういうことってあるある」と思わず頷いてしまう場面が多々あるのではないでしょうか。
「おはようございます」って挨拶しても、皆こちらに一瞥もくれずパソコンを見ながら小声で「…す」としか返してくれない職場で働いたことのある自分。
既視感のある場面に思わず読みながら「分かるーー!」と声を出しておりました。
共感したり涙したり、本当に感情が揺り動かされました。
24歳の若手社長× 世話焼きタイプの34歳営業中途採用社員のオフィスラブ。
34歳の重治は交際していた後輩に職場で押し倒されたところを同僚に目撃され、ゲイバレして責任を押し付けられる形で退職。
転職した先は社長以下全員20代で全員年下という環境の中、世話焼き体質を思いきり発揮させ職場の雰囲気・環境を変えていきます。
ポイントとなるのが、この重治という受けの世話焼き体質は「生来の」ものではなく、自分の存在意義を見つけようと足掻いた幼少期に培われたものだということ。
それを見抜いて「我儘を言って欲しい」と、ドンと受け止めよう、包み込もうとする攻めが輝いて見えました。
前半は受けの言動が攻め(や周囲の社員たち)を変えていくのですが、後半は逆に受けが攻めの言葉によって自らの生き方・考え方を見直し変わっていくストーリーになっています。
BL的恋愛シーンや絡みは決して多いとは言えないのですが、、
だからこそ後半、久瀬社長の告白〜二人が結ばれるまで&恋人同士となった二人の短くも甘いやり取りにグッ✨ときました。
自己肯定感が低く、自分の気持ちを優先することができなかった重治。
そんな重治が一歩を踏み出し、小さな我儘を攻めにぶつけていく…その部分が胸熱!でした。
(もうね〜この我儘が、本当に本当にワガママとは言えないものなんです。好きな人になら、こんな我儘言われたい❤︎って思ってしまうような甘くて可愛い我儘ばかりです)
胸熱なのに、ふわっと温かい幸福感に包まれるとても素敵なお話です◎
ぜひいろんな方に読んでいただきたいなあ。
とっても良かったです。久しぶりに睡眠削って読んだ作品。
おひとよしで自分よりも他人のことが気になってしまう性格の鳴沢。この性格で元恋人を庇うように会社を辞め、面接先であったのが常に不機嫌そうな若社長の久瀬。
海野先生のオフィスラブ……とても好き。鳴沢の入社をきっかけに空気最悪だった会社が変わり始めるのが良った。久瀬の不機嫌そうな態度にも理由があって、それを鳴沢がサポートしていい雰囲気になり色々と回り始めて。でも鳴沢が面倒見がいいおひとよしになった理由もあって。
自己肯定感低い受けが攻めと出会って自分を肯定できるようになる話大好き。
すこく面白かった!
重治が再就職で入社したのは社長も社員もかなり年下のベンチャー企業。自分が浮いていると感じつつもマイペースに仕事を熟し、ギスギスしていた会社の空気を変えていく重治は気遣いと仕事のできる大人の男って印象だった。
重治のアドバイスが効いたようで久瀬か態度を改めた頃に、重治にも変化が。久瀬を意識するようになる、だけど第一印象から意識してて新たに知る久瀬を好きになってたと思う。あんな素直にアドバイスを実践してくれたら可愛いもん。
久瀬の告白も男らしくて良かった。でも、ここで素直になれないのが重治で。
ここで重治の問題も浮き彫りに。彼の家庭環境により作られた他人ファーストで自分を蔑ろにしちゃう所を久瀬がさり気なくフォローしていくのかっこよかった。ずっと見ぬふりしてた弱い所を見て甘えさせてくれるの嬉しいよね。
重治には大きな勇気が必要だったけど、素直になってくれて嬉しかった!2人の想いが通じた時は安堵。
初めてのHは重治の緊張が伝わり、照れくさいやら甘さに萌えるやらで最高でした。
2人なら関係も会社も発展させていくでしょう!
イラストも凛として美しく、めちゃくちゃ楽しかったです!
なぜか紙で買ったはずなのに、部屋のどこにもなくて泣く泣く電子で買い直したのですが、それだけの価値がある1冊でした!素晴らしいお仕事BL!
まず海野先生の現代物って、本当念入りに取材されてるんだな〜って感じで描写が細かくてとにかく面白いです。BL小説だけど、BL抜きにしてもお仕事ものとして面白いんですよ。受けの重治が優秀で、序盤から難ありな職場をぐんぐん変えていく場面は読んでいて本当に気持ちがいいです。
もちろんBL部分も素晴らしくって。自己肯定感の低い重治が攻めの久瀬と出会い変わっていく。そしてわがままの言えなかった重治が勇気を振り絞って久瀬に告白するシーンは胸が熱くなりました。
海野先生の書かれる文章ファンな私は何を読んでも神評価にしてしまいがちなんですが、今作はもう間違いなくぶっちぎりで神評価です!
現代物、お仕事BLが好きな方は読んで損はないかと!
もっと2人の恋愛面だったりお仕事の続きが読みたいので、続編期待したいですね…
挿絵も本文の雰囲気にぴったりで素敵です。
超おすすめです!