電子限定描き下ろしマンガ付き
日常に触れた"自然派"BLの最たる作品だといってもいいでしょう。相変わらずこの作品の世界観はとてもナチュラルで、私たちと同じ時間軸で動いているかのような空気感がとても爽やかです。
同棲カップルの何てことない日常が、画面を通して生き生きと伝わってくることが何て心地よいことか。
恋人の誕生日を準備する楽しさや祝われる喜び、誤解を生んだささやかなケンカ、家族との関わり合いの中で見える恋人の存在、旅行という非日常のワクワク感……2人が共に過ごす時間のメモリーに、私も通行人その1として覗いてるようなそんな気持ちに、思わず頬が緩みました(*´︶`*)
笑ったり、怒ったり、泣いたり、楽しんだり。
喜怒哀楽の感情がめいっぱいです。
ケンカして胸が苦しいときの痛みは半分こして、楽しくて嬉しい気持ちは2倍にと、良いことも悪いことも2人で分かち合って日々を送る姿がとても眩しいです。
特別な何かをしなくても、同じ時間や空間を共有することこそが最大の幸せで最高の贅沢なんだと、彼らを見てると思います。そう思うと、日常はある意味"非日常"なのかも知れません。当たり前にあることの保証などないんですから。
奏と洸輔が彩るこの物語の景色はとても美しく、彼らがすぐそばにいるかのような息遣いの筆致は萌えの塊です。
甘い時間はもちろん、ケンカをしても仲良しな2人の世界に深く深く酔いしれました。
続編の続編、最高でした…
もう本当にふつ〜うの日常なんですよ!彼らが一緒に暮らして楽しかったり喧嘩したりちょっとイベント事があったりするありふれた日常を覗かせてもらってる作品なんですが、それがあまりにも幸せそうで読んでいるこちらもとても幸せな気持ちになります。
BLで付き合ってる2人が旅行に出掛けて、旅先だからっていつもよりちょっと大胆になる描写がとても好きなんですが、例に漏れず大変よかった…しかもただ幸せそうで楽しんでる2人に元気付けられている誰かがいるっていうのがまたたまらん…
もうこの2人ずっと見ていたいですね!!何巻でも出てほしい、見守り続けたい作品です!
2人の名前呼びがだいぶ板についてきた感じに、ニヤニヤしてしまう最新刊、続編の続編( ̄∀ ̄)
も〜どこをどう切り取っても萌えしか広がらない巻でした・:*+.
今回は奏→真城へのサプライズプレゼント編ですね。準備する奏のほうがにっこにこなのがもう、可愛いな〜!!こっちまで幸せになるな〜!!
で、実は準備してることが真城にはバレバレなのがもうね…たまらなくニヤけました。
2人のすれ違いもあるんだけど、それすらもラブラブゆえに…と分かる安定感(?)。
仲直りの仕方、それまでの過程もすごくこの2人っぽくて誠実で素敵で。
「やり直し修学旅行」編の京都旅行の2人の姿も、ただただひたすらに可愛くて萌えた。。秋の京都いいなあ。
10年後、20年後、30年後…そんなずっと先の2人の姿も追い続けたいななんて思う、素敵な最新刊でした✨
pixivで単話を読んでいたんですが、
最終話を残してコミックスとなった
こちらを続けて読み返すと、
気持ちが冷めないうちに
間を置かずに続きを読める感覚はあって
コミックスでも読めて良かったです。
シリーズとしても完成されて
代表作ともいえるこの作品について
レビューというかたちで
何を書けるかという感じなんですけど
先生ご自身があとがきで書かれていた通り
今回はボーナストラックのような
同棲イチャイチャの醍醐味、
一緒に過ごす朝、誕生日、
真城くんが同僚に顔見せなどなど
ファンとしても嬉しい色々なストーリーが
盛りだくさんで、楽しめる内容でした。
このシリーズの魅力は、なんといっても
2人のキャラが生き生きと語られるところ
だと思うんですけど、
今作でも、どんな場面でも奏くんの悩みや
真城くんの想いを反映しながら展開され
そして乗り越えた2人の姿がまたひとつ
それぞれのかたちを変えて
2人の絆を強くしていくストーリーが
ちょっと抜けてて可愛いキャラも相まって
シリアスなことも語られるんですけど
笑わせられながらの多幸感がヤバかったです❤︎
私は個人的に、真城くんの話がリアル過ぎて
話で触れられる度にセンシティブな気分になるんですけど、
今回でも、お母さんや、親戚のなかでの真城くんは
未だに大人びた子どものまま
どこか抑えているのが垣間見え
奏くんといる時との差に泣けたし、
癒されながら前に進んでいく姿を想像して
胸が熱くなってしまいました。
言葉ではっきり語られてないところなんですけど
状況から、話を読んでいくと
自然と想像させる力が先生の作品にあって
毎回泣かされます。
でも、全体的にはラブストーリー全開で
幸せいっぱいな2人に癒されます。
雨上がりに2人で始めた恋は
これからも雨に降られたり、嵐にも遭ったり
するかもしれないけど、
雨が上がった後の幸せな気持ちを知った2人なら
きっと諦めないで進んでいけるんだろうな。
今は、あまりにのめり込んでたシリーズが
終わってしまったショックで
ロスって感じで無理ですけど
しばらくしたら、また最初から読み直したいです。
恋を中心に2人それぞれの人生や、
悩みがしっかり描かれて読み応えのある
本当に素敵な作品でした。
でも、全然もっと描いて欲しい。
知りたいことが沢山あるし、
思いもよらないことをもっと知りたいです。
ファンの声が届くといいなぁ。
シリーズ最終巻とのことで、大好きな作品が終わってしまう寂しさを感じながら読みましたが、彼らの日常はしっかりと続いていくんだなという安心感を感じ、読了後は胸いっぱいになりました。
この作品は特に大きな山あり谷ありではないのですが、日常への溶け込み方というか、この世界のどこかに現実の人としているのではないかという絶妙なリアルを感じることができます(周りの偏見や親子問題などもリアルです)。
話の後半にセリフのない学生のキャラクターが出ますが、真城と奏が手を繋いでいるところを見て目に光が戻る描写があります。ここに勇気をもらった人はこのキャラだけではないと思います。性別に拘らず、大事な人と幸せに暮らすことへの希望が詰まった最高の描写でした。