ボタンを押すと即立ち読みできます!
栗城先生の新刊!やっと読めました〜
いや〜今作も面白かったです。
推しがゲーム世界から転生してくるという、今流行りとは逆の異世界転生もの。大変面白かったです。
異世界との違いから起こるドタバタコメディ、って感じでは無くて、もっと地に足着いた現実的なお話で(戸籍の話とか、将来のお金の話とか)私的にすごく面白いと感じました。
そうなんですよ。こういう転生物とか読んでると、え?保険とかどうするの? 戸籍は?とか野暮といえば野暮な事が気になるたちでして…
だからこそ今作で、そこを丁寧に描写されてて感動しました!笑
もちろんbl的な部分も大層萌られたので、文句なしの神評価です!
現実世界が辛いとき、心の支えとなっていたゲームのなかの推し。
吸血鬼のドラクル様。
その推しがある日、ゲームのなかで亡くなってしまう。
悲嘆にくれた主人公が酒を買いに出かけた際、目の前に推しのドラクルが現れて?!!
まさかの最推しと共同生活が始まった主人公。
一緒に暮らすうちに、ドラクルの人となりを知るようになり、それは推しへの愛としてだけではなく、恋心を抱いていることにも気付きます。
反面ドラクルは、バ先では器用にそつなく仕事をこなしますが、主人公に世話になりっぱなしの自分を不甲斐なく思ったり、主人公の勤務先の上司に嫉妬したりで、どことなく人間味のあるキャラに愛おしさを感じました。
前半のお話は、受けの主人公視点。
後半のお話は、攻め視点。
どちらの視点からも読めて面白かったです!
とくに後半のドラクル視点では、嫉妬満載でニヤニヤしてしまいました。
ドラクル…めっちゃ主人公のことが好きだなあ( • ̀ω•́ )✧
それからドラクルの眷属であるバーニーの存在すべてが可愛かったです!
平仮名な喋り方がとくに可愛すぎます!!
個人的には、結局ドラクルを死に追いやった裏切り者が誰だったのか。
ドラクルはこの世界で戸籍を取得し、前向きに生きていくことを選んだが故、その辺は敢えてぼやかしたままのエンドだということは分かっていましたが、成敗されたかどうかちょっぴり気になったりしてしまいました。
電子書籍で拝読しました。よくある異世界転生ものと逆パターン!異世界(アプリゲーム)から現代日本に転生者が来ちゃうお話です。
アプリゲームはあまり嗜まないのですが、ゲームはちょこちょこプレイしますので、おたく発言やゲーム用語に「わかるわぁ」と頷いてしまいました。
主人公の推しキャラが日本に転生してきちゃうお話。この推しキャラ、ドラクルさまがとても格好良いです!!!
現代日本に転生し、元の世界に戻れない場合はこの世界で生きていくしかない。ならばどうするか?そう、必要なのは戸籍!
このリアルな流れがとても新鮮で面白かった。転生あるあるな、誰かの中に入り込んだり記憶が突然戻ったりでなく「前触れもなくこの世に現れた者」なドラクルさま(with眷属)。転生チートで戸籍が用意されてたり、そんな都合のいいことはありませんが、ゲームの世界では魔法が使えたり吸血鬼ゆえの特殊能力だったりの影響が薄くなってるので人外だと疑われない、こっちの意味では都合のいいことになってます。
作中でドラクルさまの眷属、蝙蝠のバーニーが言ってましたが「ちーとでなくでばふ」なところ、笑ってしまいました。でもそのおかげで現代社会に馴染めたんですものね。よかったよかった。
前編は人間不信気味の主人公が、推しキャラドラクルさまと出会い、その人柄に触れ思いを通じ合わせるまで。
主人公のトラウマになった原因が登場しますが、まーたとんでもなく嫌なやつで。呪われてしまえ!と何度思ったことか。なんとかなってよかったです本当に。主人公とドラクルさまに関係ないところで誰かに呪われて酷い目にあってしまえ!と思いました。
わたしが呪ってやろうか。
後編はドラクルさま視点。どこからどうみてもスパダリドラクルさまも悩んだり嫉妬したり…ドラクルさまが抱く新しい感情、それらが主人公中心なのでにこにこ微笑ましくなりました。かわいいなぁ!
後編で登場する新キャラマスターのオタクあるある早口口調には笑わせていただきました。わかりますよ!主人公の勘違いで○て○ポジになってしまったと気づいてショック受けてる姿も大変笑わせていただき…!わかりますよ!w
主人公のトラウマ関連以外では、とてもいい人たちばかりです!そのかわりなのかなんなのか、トラウマ元凶はひっどいやつですが。後編ではこれっぽっちも登場しなかったのでスッキリしました。
主人公もドラクルさまと仲睦まじいですし、ドラクルさまの眷属バーニーはとってもかわいく、お仕事のできるうえ空気を読むのも抜群に上手い!子で。
楽しく拝読しました!おもしろかったです!
麻々原先生なのでマストバイ。吸血鬼?と思っていたら、吸血鬼ならではの悲哀などはなくコミカルテイストで楽しかったです。たださらっと読み終えてしまったので萌にしました。本編180Pほど+その続き120Pほど+あとがき。ゲーム大好き♡な方でしたらもう少し楽しめるのでは。
ゲームの中の吸血鬼キャラをめっちゃ推している裕貴。その日更新されたのをプレイすると、なんと死亡エンド!ショックが大きすぎ、気分変えるためにコンビニに行った帰り、通りかかった児童公園に黒い靄が現れ、中からはゲームキャラ、ドラクル様そのものが降り立ち・・と続きます。
攻め受け以外の登場人?物は
バーニー(攻めの眷属、ラブリーこうもり)、千尋(受け勤務先オーナー)、店長、木内(受けの以前の勤め先先輩)、荒川(バー店長)ぐらいかな?
++攻め受けについて
受けは以前人間関係モメて、ちょっとした人間不信になっているドラクル様大好きさん。コミュ障ではなく明るくしながらも深く入り込まないってところです。
めっちゃ課金していたキャラがリアルになって部屋に来た時、ドキドキしながら「きっとドラクル様がお好きな紅茶の茶葉はコレ!」と話題になっていた茶葉で紅茶をお出ししたり、一緒に暮らし始めてお風呂掃除をドラクル様がなさったら感激したりと、とても楽しそう。受けが過去受けた嫌な目にあうのは嫌だけど、推しキャラが家に来て下さるってシチュエーションは羨ましい限りでした。
攻めはゲームで死亡した後、現世にいらしたお貴族吸血鬼さん。労働なんてしたことないのに、現世に少しずつ馴染み受けと同じ店で働き始めます。ゲームキャラそのもので、SNSで話題になるほどのカッコよさ。バー店員の姿の挿絵があるのですが、カッコいいいいいいいいいい!行きたい、このバー!もの静かなしゃべり、静かな振る舞い、そっとショットグラスを出されたりしたら、悶絶する。
もう一つ好きだったのが、バーニー!まーよく喋るコウモリだこと!二人が盛り上がってきたらそっと別空間にある巣に帰ったり、お風呂のスイッチを入れて、すぐ入れるように準備したり、あれこれ二人につくそうと頑張ります!こういうサブキャラ大好き♡麻々原先生もバーニーお気に入りだったんじゃないかなあ?バーニーと受けがきゃっきゃ喜ぶ挿絵が一枚あり、めっちゃ可愛いです!
特に攻めが好みのタイプなのと、サブキャラが可愛かった一冊でした!ドラクル様~♡
異世界転生ものが大好きなんですが、今回は異世界から転生して来た推しということで興味を持って購入してみました。雑誌掲載作の表題作が受け視点で、書き下ろしの「推しが現実(リアル)じゃだめですか」が攻め視点でした。
何で興味を持ったかというと、異世界転生するなら転生者の扱いも簡単だと思うのですが、こちらの世界に転生してくるとなるとかなり難しい扱いになると思ったからです。
案の定ですがドラクルの特殊能力は最小限になって、見た目も人間的になって外国人に見えるようになってました。そして1番の難問である戸籍問題もリアルに処理されてました。
そうなんです。この作品はファンタジーでありながらかなりリアルな現代物に仕上がってました。
表題作も書き下ろしもドラクルの存在以外は普通の恋愛物でした。なので派手なお話を期待していたら肩透かしを喰らうと思います。
裕貴の元同僚だけが胸糞悪くて、こういう奴が逆恨みして相手を手に掛けるのかと、現実の悲惨な事件を思わず想像してしまいました。
この作品の設定ってありそうですが、書くのが難しいのでなかなか無いのだと思いました。これを書こうと思った栗城偲先生凄いと思います。
ただ個人的には荒唐無稽でも良いからもっとドラクルが派手に活躍するお話が読みたかったと思いました。