特典付
コウ×日高
当て馬(吉田)がいなくなった。
コウの告白。それでも、
簡単には進展しない恋が読み応えがある。
立場が逆転し、再び一方通行となった恋の行方が、
全く予測できなくて、
画面をスワイプする手が止まらなかった。
恋心がすれ違ったからこそ生まれた、
戻れない友情と進まない恋の狭間で揺れ動く
新たな関係の中での一つ一つの繊細な変化や、
鮮やかに伝わってくる
2人の深く根付いた感情が心にズシンと響いた。
一度失恋し、長い間苦しみ、傷だらけだった日高、
コウに好きだと言われて、
眠っていた気持ちがざわと呼び起こされるみたい・・・確実に痛みが走る。
もうコウのことを好きじゃないという答えが、
ただ解放されたいだけなのか。
奥まで染み込んだ恋がまだ残っているでしょう。
コウ、
失ってから初めて気づいた日高への想いを一気に日高にぶつける。
無神経な男のやり方がそれしかなったけど、
その踏み出せる強さや、
ただ好きになってもらうだけではなく、
日高に合わせて進んでいく姿がなんだかカッコいい。
遅れてやってきた感情が引き起こす涙・・・確かに切ない。
2人が一緒に過ごした思い出に、胸がギュッと締め付けられる。
一緒にいるだけで心が落ち着く絆、
安心感と恋のバランスが納得のいく形で伝わってくるのも見事。
出会って15年、
再び向き合う2人の関係。
エロなしで、甘さも一切見られないのに、
ただ穏やかで力強く描き出された
恋に翻弄されながら、
長年積み重ねられた大きな感情の愛おしさが、
これほどまでにリアルに心を抉るなんて・・・!
秀良子先生の筆致に圧倒されました!
この3巻はコウと日高が今後どうなっても、必要だった巻てなる気がする
コウと日高がいて、守るべき存在があって、そこでコウの自然な優しさと居心地の良い軽さがあの頃みたいに普通にあって
二人が一緒にいたらあんな風なんだ
絶対に読み返す巻だわ
日高はもうコウのこと好きじゃないって言うけれど、無駄にときめかないから解る良さもあるよね
本当は2人には一緒になって欲しいけれど、死ぬまで心の中から出ていかない好きだった人みたいなのも…
たださ、その場合日高は青春を共に過ごした大事な親友をコウから奪っちゃうんだよ
日高は悪くないけれど、コウこそ日高に別に何もしてないじゃん
日高は駿人の家庭教師、なんも教えてなかった時期あったり割と変なとこ多いじゃん?勝手だし
気持ちってままならないものだよな
コウに強引なところが全くないのが少し寂しい
私にはいつのときもコウは優しい人にしか見えてないから、寂しくならないで欲しいんだよな
日高はトラを連れて行くだろうか
寅さんは?日高はまた田舎で素朴な青年誑かしてやめて帰ってきてとかやったりして、意外と寅さんをなぞるのは日高なんじゃないの?
紙本を待とうと思っていたのですが、我慢しきれずシーモアさんで購入してしまいました。
大っ好きなこのシリーズ、日高が幸せでさえあれば&幸せになってくれさえすればそれでいい!!!!! 他になにもいらん、という気持ちで毎回読んでます。
まず、新キャラの子猫・とらちゃん。激かわ…!!!! 犬派の自分もめろめろになりました。
とらちゃんのお世話を通して、二人の間にまだまだぎこちなくも緩やかで温かい時間が生まれるのが尊い…
そしてようやっと!!コウの方から近付いたか!と思いきや、ここでもすれ違うのね( ; ; )
ただ、すれ違いの中にも微かな希望の光は見える。
子猫のとら、の名前に掛けて(?)”寅さんの映画が長い!”という話になるシーン。
主人公がいろいろ旅をして誰かを好きになって失恋したりして…
”でも、なんだかんだ戻ってくる。”
コウにあらすじを説明され、”なんだかんだ戻ってくる”のセリフを聞いて日高の頭の中をコウとの思い出が駆け巡る描写がもう、見事すぎて最高すぎてしばらくじっと見入ってしまいました。
もう、日高が気持ちを押し殺し、”友達”として一緒にいて楽しく笑い合っていたあの頃には戻れない。
でも結局、気持ちも関係も「なんだかんだ戻ってくる」ものなんじゃないか。
戻ってきたその先に、新たな二人の道があるんじゃないか…
156ページの、コウと日高が暖炉を囲み、猫たちが周りでわらわらとしている、日高が思い描いた未来のシーン。最高に胸に込み上げてくるよー…!
実現してくれー!日高よ救われて…!
そんな思いで、本を閉じました。
2巻の切な苦しさがあまりにも心を抉りすぎて3巻が出るまで読み返せないと思ったあの日から約1年、ようやく1巻から読み返せました。
個人的な解釈ですが
今まで付き合って別れてを流れるように繰り返してきたコウにとって恋愛は色んな好きという感情の中でも順位が低く家族愛や
日高に対するかけがえのない親友に対しての友情の方がより価値があり変えの効かない特別な感情だから
日高に対してコウの中では恋愛に結びつかなかったのかなと3巻を読んで感じました。
本編でも一番大事な親友を失いたくない、魂のかけらを失ったまま生きてる。
失って初めて気づくなんて
失うまで気づかない方が悪いと今でも言える程、、
といったように日高の存在は飛び抜けて特別で
コウの中では変えの効く恋人というポジションに
特別な日高を置く違和感。
そしてそんな(コウの価値観では)変えの効くポジションとして日高に見られていた事に対して、自分は性欲うんぬん関係なしに日高という存在自体が心底好きなのにという苛立ち。
だから俺の方がよっぽどお前の事好きじゃね?の域に達したのかと。
恥ずかしながら2巻までではコウの発言の意図を上部しか汲み取れておらず、3巻にしてようやくこういう心理なのかなと考える事ができました。
コウにとっての今までの恋愛の型は軽い気持ちで付き合って、別れや拒否もすんなりと受け入れれ、
引き摺ったり縋りついたりする事なくまた次へといった感じで特別必死に求め狂う様な物でもなくその人じゃなきゃいけない特別な物でもなく、それがコウにとっての恋愛だったから
簡単に付き合って別れてを繰り返せる恋人の枠と変えの効かない特別な日高が
コウの中での恋愛の型にハマる訳もなく、、
初めて人に対しての執着や嫉妬、突き放された事への悲しさを感じても
もがく術も知らぬのか納得したふりをしては
日高と過ごした日々を思い出して切なくなり
ついには涙し…( ; ; )
日高に対しての感情が特別すぎて
それが今まで経験してきた恋愛とは違うから
日高への好きは恋人に対するそれとは違うとあの時判断したのかなとようやく考えつきました。
一方日高も再びコウと近づいてまた傷ついてしまう事への怖さを感じながらもコウの涙を見るくらいなら自分が傷ついて我慢してでもあの時の関係に戻ると( ; ; )
本当健気で愛おしいです。
日高が狂おしい程欲しくて仕方なかったコウの特別な愛情とコウが日高に対して抱いてる特別な感情が2人にとって=ではないからこその
すれ違いで本当に苦しいです。
そんな2人がまた関係を修復していってるかの様な日々を見せてくれてからの
まさかの遠く離れ離れになるのか…( ; ; )
遠距離になってコウは日高への特別が自分にとって一番大切で価値のある変えの効かないたった一つの物だと自覚するのかなー。
日高が我慢も虚勢も張れないくらい
感情剥き出しの本気のコウを日高にぶつけてくれる日がきて欲しい!!
そして何よりも日高が幸せになって欲しい!!!!
長い長い月日で傷ついた心も何気ない言葉で傷ついた心も全部全部報われる日が来る事を本当に本当に願っています!!!
あくまでも自己解釈ですので、秀先生の思惑と一致していないかもしれませんが漫画を読んでこんなに深く考える事なかなかないので本当に本当に感謝です!
よもやよもや……
まさかこんな展開になるとは…。
STAYGOLD読み続けてきて良かったーーーー!!!(=´∀`)人(´∀`=)
覚醒したコウの一挙手一投足に大注目の3巻です。
"好きになってもらえるようにがんばったらいいってこと?"
こんなセリフがまさかコウの口から聞けると思いませんでした。
簡単に言っちゃうと今巻はコウのアプローチ編。そして修行編でもあります。
まったく……コウにはいっつも踊らされますね。
過去あんな風に日高を拒絶しといて、今度はこうきましたか。
あまり日高を振り回してくれるなよ……と言いたいところですが、このコウの変化には内心超ガッツポーズでした(笑)
ようやくコウが動き出したことは嬉しいけど、私はSTAYGOLD4巻の日高の号泣シーンが忘れられません。
コウを許せないと思ったし、日高の心をズタボロにしたツケがいつかくればいいと願ってました。そしてあの日のことを後悔すれば良いと。
でも、なったらなったでこんなにも胸が苦しくなるのなんですね。
過去の2人は日高が追う方でコウが追われる方。
それが今は、コウが追う方で日高が追われる方。
時間の流れの変化ってすごいなと思いました。
コウが日高に割とグイグイ攻めてるのに対して、日高は超塩対応。過去を振り返れば当然です。
形勢が逆転してしまった現在、ホントに今後どうなっていくのか読めないぶん、2人の恋愛模様が面白いです。コウの態度に戸惑う日高の気持ちがありありと描かれており、今度は日高がコウとの関係について悩むようになっていきます。
この巻では2人の関係は進展しません。しないけど、これまでのコウと違う姿は大きな変化。"がんばればいいってこと?"を頑張る姿からは本気が伺えます。
コウって今まで恋愛に本気になったことがなさそうなイメージがあるんですよね。来るもの拒まず去る者追わずって感じで。
だからこの日高との恋愛に向けて頑張ってること自体、実はすごいことなんじゃないかと思うわけです。そうまでして日高を求めたい気持ちがコウに芽生えたんだって思うと、自然と表情が緩みました^ ^
子猫を拾ったことで2人で会ったり泊まったりすることもありますが、恋愛的には全然ステイ中です。日高の心の中がきちんと整理できる日がくるまではそっと見守っていかなきゃなと思っています。
日高にごめんした後のコウの恋愛ってあんま良い恋愛してるって感じに見えませんでした。日高とあんな別れをしたなら、どこぞの女と幸せになってくれればいいものを……そうならなかったことの意味に気付くの遅すぎです。
コウは、あの日流した日高の涙の存在を知らないでしょう。
日高がどれだけ苦しい思いを抱いて今まで生きてきたのか知らないでしょう。
コウはそうした日高の想いの重さを全部ひっくるめて背負う必要があると思います。
今まさにコウの頑張りが問われるとき。
コウと日高の今とこれからの動きからますます目が離せません。