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生まれた意味は、あなたとともに!
奈良千春さんの絵、とても素晴らしいです。
この頃の奈良さんは自分にとってかなり神。
今の画風がお好きな方もいらっしゃるでしょうが、わたしはこの頃の奈良さんが清和を描いてくださったのがとても宝物のような気持ちです。
今回も攻めは眞鍋組二代目組長の清和で、大学病院で働く医師の氷川が受け。
メインはこの二人ではありますが、今回スポットライトが当たっているのは眞鍋の虎こと、清和の腹心の部下である力。
この力の兄が現れることで、氷川の『兄スイッチ』がオン!されるわけです。
氷川にとってみたら力の兄は自分に重なる部分もあって、出来れば和解させてあげたいと思ってしまうわけです。
なんだかこういう辺りも、氷川は女性脳(というか母性本能?)な感じがしますね。
ただその反面、清和の生きる世界で彼が闘うためには力は必要不可欠なこともわかっています。
同情と愛情の狭間で、今回の氷川先生も斜め上へ突っ走っております…
そしてその斜めっぷりが、この作品に距離を徐々に置き始める原因だったりするのです。
このシリーズは、奈良千春さんが挿絵を描いているのと、最近出版されている巻がなかなか人気のようなので、気になって読み始めました。
相変わらず氷川は清和を子ども扱いで、清和の食べるものにまで口を出すお母さんのようです。(おせっかいとも言う・・・。)
清和は氷川に対しては遠慮がちであまり口をきかないから、考えていることがいまいちよくわからないし、氷川に対する態度もなんとなく淡白な感じを受けるのですが、それが氷川を大事にしている表れみたいです(笑)。
今回は、リキの実兄が登場して、なんとかリキを連れ戻すために氷川にかなりひつこく絡んできます。
氷川はリキは清和の優秀な部下で、清和を守るためには必要な男と思っているので、リキが実家に連れ帰られるのではないかと心配します。
その過程でリキの秘密も明らかになり・・・。
清和がいつも氷川に遠慮しているように私には感じられて、なんだかじれったい。
そこは男らしく攻めろ!と思ってしまうのですが・・・。
その分氷川の方が恋愛に対しては積極的なので、ヘタレ攻め、襲い受けがお好きな方にはいいかもしれません。
氷川先生の執念深い感じが……恐い。
無言で逃げようとする清和くんを捕まえて「いいこ いいこ」する氷川先生は何かの呪文を唱えているかのよう。
これが、女だったらドン引きですが……BLなので許せます。
そして、この2人のやり取りがあっての面白さというか、龍シリーズの良いところだと思います。
萌えかと言ったら萌えではなくお笑いに近いと思います。
氷川先生、一歩間違えたら清和くんを刺しちゃいそうですね。嫉妬深さから。
氷川先生は痛いなと思うけど周りがかっこいい良すぎです。
人気のシリーズだしこんなに長く続いているってことは求められているからで、絶対に面白いだろう!と思って3冊購入したんですけど、稚拙…。稚拙すぎて驚きました…。こんなやおい文は久し振りに読みました…。設定からしてツッコミどころ満載。19歳の子供が組長になるわけないし…。氷川先生もほぼ女。男同士の恋愛が好きでBLを読んでるのに女と変わらないんじゃ意味が無いとゆうか…。しかも何故内科医?内科医にする意味ってあったんですか?外科医にした方が組員が怪我をした時だって氷川先生も一応役に立てるのに…。どこに行ってもお荷物とゆうかなんとゆうか。舎弟達も皆若くて極道とゆうよりはギャング。争いの種も小さいし…。あと不必要な描写がとても多かったです。これいる?ってゆう。何かの伏線なのかなって思ったけど何でもないし。私はシリアスで重厚感のある文章が好みなので合わなかっただけなのかもしれないですが、とにかく文章もキャラ設定もストーリー設定も全てが無理でした…。3冊でも苦痛だったので続きは控えさせていただきます…。