BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
このDr龍シリーズもあっちこっちしながら17冊目。
今回はこの表紙が出た時に、女子!?
一体どういう関係なんだろう?もしや姐さんの女装とか・・・祐とかエビとか、はたまた新たなキャラなのかと非常に愉しみなので有りました。
冒頭はいつものあの姐さんのあれやこれやで始まります。
一転、病院に袂を分かったはずの名取会長が現れて清和と復縁をとりもってほしいとの依頼があり、氷川はきっぱりと断ります。
そしてリキを好きな警察の正道が現れて、清和逮捕の動きを知らせる。
うう~ん、、名取会長のボンクラ息子の陰謀は真鍋組に大きな影響を残しているんだな、、ということを匂わせながら、
なんとまたここで、一転!
今度は清和君が女性と一緒にいるところを見て沸騰した姐さん。
清和が宿敵・藤堂を殺害したとの情報を得て殴り込みに来た桐嶋と共に、清和のいる箱根に向かいます。(久々の桐嶋登場に嬉しいv)
ま、色々あるわけですが、そこで繰り広げられる実にくわしいデフォルメされた箱根観光の数々。
山梨の石和温泉や下呂温泉の次は箱根温泉かwwww
食べ物情報、観光名所満載で、作者さんの趣味が(爆)
しかし、そんな面白可笑しさに隠れて、実はとってもとっても重要な変化に気が付いたのです!
この箱根行きというのは、真鍋の大切な組員である卓の為でもあり、彼の疑惑を晴らし復讐を遂げる実に壮絶な話がバックでもあったのです!
そして、そこでみられる「核弾頭」と恐れられる姐さんの、今までとは違う、さすが組長代行をしただけはある!というくらいの彼の極道の嫁としての変化を見たような気がしたのです。
きっと今までなら、人を殺めるということについて過敏になっていたかもしれない姐さんですが、
今回は前回のシャチの問題を経て姐さんも成長したのだなと思わせる
大事な家族でもある卓の事でもありました。
ただただギャーギャーわめいて、邪魔をして、ということではなく、祐並みに切れるところを見せ、今回は清和の、真鍋の決断に口をはさむことはしませんでした。
面白おかしい中に、きちんとそういった部分が、シリアスがきっちりとシリアスらしく描写されている部分に、今までとは少し違った色合いを見ました。
そして、何よりも今回は清和君が良く喋りました!
いままでの3倍以上は話てると思います。
だって、今まで「・・・」ばっかりだったもんwww
樹生作品は次を想像するのが大変に難しいですが、多分今回は伏線ですよね。
名取のボンクラ息子との決着も、藤堂の決着もまだついてませんもん!
より成長した姐さんと共に次回期待ですv
このシリーズも気づけばかなり長くなりましたね。
今作で龍シリーズ16巻目、スピンオフを入れると17冊目の新刊です。
氷川先生も変わらずにお元気そうで・・・デロ甘ぶりです。
そして清和君も変わらず無口で、でも氷川先生一筋は
この作品を読むうえでの私の安心材料になってます。
前作でのトラブルも完全解決していないけれどそれなりに
収めつつあるのかと思ったら清和君、海賊さんとも!?
名取グループとの決別はまだまだ尾を引きそうな予感。
やっぱりあの跡取り息子完全に息の根止めないと・・・
でも今回は卓君の知られざる家族のお話でしたね。
箱根を舞台に観光でもしながらスリルを味わうテイスト。
家族問題で何気に樹生毒をまき散らして先生らしさの
出ているお話ではなかったかと思いました。
まだまだ続く事を大いに期待して次回作を待ちます。
次からなにか大きな事件が起きそうですよーというのと、箱根にて卓くんの家族問題をなんとかした巻。
卓くんの家の事は、まぁなんというかあんまりにもお人よしというか、世間知らずな家族だなぁと、卓くんが気の毒だったかな。
極道なケリのつけ方しちゃってたけど、氷川先生黙認しちゃってよかったのか?
問題は山積み状態で。
名取グループ関連、藤堂・桐嶋組長関連、警察(リキのお兄さんとか)関連と盛りだくさんな問題が残ってますし。シャチさんの事もあったか・・・。
ただ、名取は無意味に引っ張らずちゃちゃと片付けてほしいかなぁ。
本編とは関係無いことですが、この作者さんのあとがき未だに慣れないです。