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表題作龍の憂事、Dr.の奮戦

橘高清和,眞鍋組を追われた二代目
氷川諒一,内科医で清和の嫁

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

眞鍋組の組長・橘高清和の恋人、美貌の内科医・氷川諒一は、敵の企みにより組長の座を追われた清和と一緒に逃亡生活を送ることに!?

(出版社より)

作品情報

作品名
龍の憂事、Dr.の奮戦
著者
樹生かなめ 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
シリーズ
龍の恋、Dr.の愛
発売日
ISBN
9784062867382
3.7

(10)

(4)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
36
評価数
10
平均
3.7 / 5
神率
40%

レビュー投稿数2

夫婦愛!?

やはり物語展開的に一連となると、その続きは出るのが早くて嬉しいですが、まだこの巻では収束しておりません。
収束の手がかりを得たところで終わっておりますので、期待していた方にはええ~!って感じかと思いますが、それだけに続きはきっと早く出るに違いないと信じてw

清和と結婚手前まで行きながら、氷川が現れたことで破談になったことを逆恨みする京子が、組の加藤をそそのかし、姪であり、罪悪感をもっていることから先代姐も反論ができず、彼等に組を乗っ取られ、追われることとなった清和と、その舎弟たち。
小田原から箱根の仙石原に身を潜めておりましたが、そこも襲われて、諜報部隊の船に移ります。
加藤たちは能なしで、眞鍋組のシマは他の組織に乗っ取られかねない勢いで衰弱している様子に、先代姐も何とかしたいと妥協案を清和に提案します。
それは黒幕である京子の修羅を解くために、一時氷川と分かれて京子と一緒になってくれというものでした。
人質を取られ、今まで影を潜めていた藤堂がロシアンマフィアとともに再び姿を現したことも、桐島のこともあり、氷川は先代姐の提案を受け入れざるを得ません。
策士・佑の案で、氷川は佑に払い下げられたという設定の元、佑の部屋に住み再び病院勤めの日々が始まるのですが、清和への思いは捨てがたく。
そんなときにロシアンマフィアの息子が氷川に猛烈アタックを仕掛けてきます。

と、まあいつもの如くにシリアスなのにそれをシリアスと感じさせない愉快さを含めながら、実は氷川の立場になればちょっと切なかったりもして、いろんな要素はてんこ盛り。
前回の折に、清和がしゃべったー♪と書いた自分ですが、今回も前回よりは少ないですが、彼の意思表示は言葉によって行われております。
いつも寡黙だから、清和は氷川が好きだとは思うけどその実感が今イチわかりづらかったのが、姐の持ち出した京子との復縁に、絶対的に拒絶する姿♪
そして何より、ロシアンマフィアに襲われかかった氷川を助けるときの、ものすごい殺気!
もう、氷川への執着愛のなにものでもないです!
合体ですよ、合体♪♪♪
シリーズ十数冊目にして、やっと激しい清和の氷川への思いを見たきがして、、、、お母さん嬉しいよ(w)

そして、今回は氷川はやけに清和の赤ちゃんだったときを思い出すシーンが多くてw
最近、このおむつ時代(笑)の話が少なくなっていたので、、、
この話が出るときは氷川がどれだけ清和が好きかっていうときなんですよね♪

この復讐劇に収束のめどがついた!という終わりですが、本当に一筋縄でいくんでしょうか?
ドンデンとか待ってないでしょうか?
姿を消していた藤堂が再び現れたのも気になるし・・・やはり龍Dr.は目が離せないのです。

4

姐さん捨てられる??

溺愛型ヤクザストーリー、姐さん氷川と年下組長の清和くんとの今回のお話は
前回、いきなり組を追われ、昔の恋人の京子と3代目組長を襲名した加藤から
様々な迫害や、命を狙われる危険を掻い潜りながら、人質に取られたものを奪還すべく
残りのメンバーで起死回生を模索しているところで終わった前回。

今回は、清和くんと氷川姐さんが別れる事になるんです!!!
もちろん、敵を欺くためだけど、初代姐さんに頼まれ、氷川も迷いながらも結局は
清和くんが了承したと知らされ、形だけの別れをのむ。
でも、清和くんと離れた氷川さんは、思った以上に悲観に暮れるのであります。

そして、今回はロシアンマフィアや清和くんと敵対している相手も再登場していて、
バイオレンスじみた設定も前作同様にありますが、少しトーンダウン。
今回も清和くん可愛い可愛いの氷川さんの溺愛ぶりがお話の和みになります。
そして、ついに状況が明るい方へと動き出す予感ありで、次回作がいよいよ楽しみです。

1

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