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表題作空色スピカ

高科汐見,17歳,生徒会副会長
楠ノ瀬亮人,17歳,生徒会会長

その他の収録作品

  • Fly me to the moon

あらすじ

こんなに愛しいと思うなんて想像もしなかった……

緑豊かな高原に立つ、半寮制の男子校・清泉学院。伝統あるお坊っちゃま学校だが、行事に女の子を招くため、歴代、美形の生徒会長を据えて来た。そんな強者達に並び、新たに任命されたのは華奢で物憂げな美少年・楠ノ瀬。見かけとは裏腹に体育会系な楠ノ瀬を、生徒会の面々は見たまんまの「ギムナジウム風美少年」としてプロデュースすることに。中身とのギャップに苦労しながら、敏腕な副会長・高科に支えられて愛校心と彼女欲しさにがんばる楠ノ瀬だったが、いつしか欲しいのは高科だと気がついて……。
出版社より

作品情報

作品名
空色スピカ
著者
かわい有美子 
イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
空色スピカ
発売日
ISBN
9784773099454
4

(103)

(44)

萌々

(28)

(22)

中立

(6)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
26
得点
404
評価数
103
平均
4 / 5
神率
42.7%

レビュー投稿数26

甘酸っぱい!!

学園もの!寮制!生徒会!
もうこれだけでキュン!!

なとこに、周辺女子を集客するために副会長×会長でBL風味を醸し出そうって!?

このノリが楽しい!!!
高科のちょいS王子様っぷりがすごく様になってて
演技じゃないとこも、特別感さらっと出してくるからクラっとくる。
雰囲気作りとしても「アキ」って名前呼びずるぬないですか?特別感すごい。

だんだんと距離が近くなり、気持ちがグルグルしてくるのが可愛くて可愛くてむず痒い!
爽やかで甘酸っぱさ全開で心洗われました…
手を繋ぐことがこんなに尊いとは!!!!!
キラッキラしてました。

学ランは学ランでもボタンが見えないタイプすっごい好きで、
その制服でミッション系、山中の星が綺麗なとことか、副会長×会長である意味バディもの、設定がツボツボツボまるけ!!

前会長の峰先輩と副会長の衛守先輩にも只ならぬ雰囲気があり、
そこも気になるところ!それはそれで出てるようなので読もうと思います!

0

王道でファンタジー、やっぱりイイ!

BLソムリエをするたびに、オススメされていた作品。そこまで薦めるなら読みたい!と思い手に取りました。
私の好きな、男子高、学生寮が盛り込まれたさわやかなお話。
生徒会長に任命された楠ノ瀬。その補佐役副会長に抜擢された高科。二人ともノンケです。
でも、女子校の生徒を行事に呼び込む為、演技でデキてる雰囲気を醸し出す様にしているうちに、互いにに気になる存在へと気持ちが変化。
何となく自分の気持ちの変化には気付くけれど、すぐに行動ではなく、凄くゆっくり相手のいいところを知っていく感じや、時々接触するのがもどかしいけれど、それが凄く心地良い。
手を握ったとかから始まる恋って良いなぁと思います。
男子寮と言っても、同じ部屋になれても4人部屋で、そうそうイチャイチャも出来ない。
このままHまでいかなくても許せるなぁと思っていたら、ちゃんと最後には。。。

夢のような設定で、そうそうあり得ない所がファンタジーですが、時折このような、ほんわかな作品が読みたくなるんです。
癒やされたい時に読むといいですよ。

0

清泉学院シリーズ(1)

シリーズの記念すべき第一弾です。青春群像劇としては面白かったのですが…うーん、今いちハマりきれませんでした。

シリーズ最初の作品のためか、設定上の説明文がまぁ多かったです。これは私がシリーズの別作品を既読のせいも多分にあるでしょうが、それにしても総文字数の割に二人の恋愛にまつわるエピソードが少なく、代わりにこの世界観における学院や生徒会とそのメンバーのコンセプトみたいなものが何度も語られて、少々疲れてしまいました。読む順番が悪かったのかなー…。大好きな二作目の「流星シロップ」と比べると寮内での描写や二人きりの描写が少なく、これと言った事件も起こらないので、淡々としながらも生徒会役員として忙しく一年が過ぎてしまっただけのように感じました。

笑ったのが最初のイラスト。高科…体育館で学生靴履いてる!笑 体育館シューズ履かなきゃダメじゃん!ちゃんと本文中では靴を履き替えた記述があるのだし、関係者の皆さん、しっかりチェックして~~と思ってしまいました。

作中では楠ノ瀬と高科の一年上に当たる峰と衛守(「流星シロップ」の主人公カップル)が結構登場していて、そのリンクも楽しかったです。

2

王道おいしい

やっぱり王道が王道とされるのにはワケがあるのですねー。
そもそも高校生ものは好きです。自分も通ってきた、一度通過すればもう戻れない時期をキラキラ生きる少年たちに、ふと会いたくなるのです。

飄々とした攻め君はともかくとして、この作品の登場人物たちは行動の動機がほぼ「女子に会いたい」というなんともカワイイものであります。受け君は非常にノンケっぽく、ちょっと小綺麗な普通の男子という感じで、これはどうやったら甘くなっていくんだとワクワクで見守っていました。

事実、小さなエピソードを少しずつ積み上げて、だんだんと恋が始まっていきます。それはある意味リアルではあるのですが、せっかちな私めは、ええいっ何か二人の関係が進展しそうな大事件が起きんかいっと、 ちょっと焦れてしまいました。しかし、それだけこの清泉学院での学校生活を丁寧に追っていけます。丸々一冊かけて一年、体感できます!

たまーにアレっとなる長い文章は、慣れるまでは少し読みづらかったです。が、それは私がアフォだからかもしれません。個人的には、マリみての男子版のような感じで楽しめました。関連作、読むぞー。

2

初々しい!

丸ごと一冊、ひとつのストーリー。

久しぶりに、なにコレ!と叫びたくなるほどの
純情ワカモノ初恋物語、的なお話でした(笑)

いやもう、めっちゃ好きです、こういうの。

たくさん読んでいると、ドロドロしたものとか
どどどえっちぃのとか、色々あります。
もちろんそれらも大好き(笑)なのですが、
たまぁにこういうのを読むと、
ムズムズムズムズする感じで体をよじり、
終いには恥ずかしさと共に隠れてしまいたくなる感じがしますが
そういう感覚がまた楽しいですねw

普段はクールな生徒会副会長なんだけど、会長のコトとなると
なかなかに大胆になる高科くんがイイですね~。
初恋同然でオロオロしているくすのせ君も、
弱い受け・・・というタイプでは全然無いので
まさに「BL」らしさ満載の一冊で、とても良かったです♪

2

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