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前半は、テロリスト・コルブスの話が中心です。
コルブスの役は、三木眞一郎。
敵役をこんなにも人間味豊かに描写しているBLCDってあるかな?
人間味豊かだからこそ、狂気で哀しい。
引きこまれましたよー。
ディックとユウトの関係は、最後の最後まで焦れますっ!
原作既読なんでわかっているんだけど焦れますw
CDという媒体なので、聴覚だけで楽しむものですが
目を閉じるとぱーっとスクリーンが見えるようなCDだと思います。
1本ハリウッド映画を見たような感覚がしましたよ。
ディックの本名は
Love begets love DEADLOCK番外編という全サCDで聴けます☆
悪役好きと三木眞一郎好きのダブルパンチで、この作品、私のなかで主役はコルブスになりました。
もちろんユウトもディックもロブもいいんだけど、コルブスの存在感が凄かったもんで…。
コルブスの独白の一つ一つが大好きで、切なくて、胸をわしづかみにされました。
三木さんが上手いんだよー!
なんだろう、このコルブスという男は。
あの最悪な刑務所の中がいちばん幸せだったと語る、コルブスの深い深い孤独。
あっけなくてカッコいい死に様。
最期の望みがちっぽけなものだったこと。
最期に、刑務所の気のいい仲間たちに会わせてあげたかったな。
ただ正直、お話的には不満があります。
いちばんの不満は、主役であるユウトの活躍が少ないという点。
経歴がものすごいわりに、すぐにドジッたり守られたり。
どこか一ヶ所でもいいから、主役ユウトの突き抜けた活躍っぷりが見たかったな。
ただまあこれは、ハードルの高い場所での不満ですw
最期のシーンは良かったです。
再会後になかなか本音を話せないでいる二人の距離感。焦らされてる感じがたまらんかったです。
二人がエッチしてるあいだ、涙がポロポロこぼれてました。
男の喘ぎ声を聴きながら泣いてる姿、誰にも見せたくねーなw
骨のあるシリーズ三部作でした。
非常に面白かったです。
ユウト役の中村さんがすごく良い!!
本当にいい声&お上手です(プロのかたに申し訳ない)!!
フリートークがおもしろかったけど、ちょっとだけ残念かな。
仲が良いとか芸歴が長いとかからくるおふざけなんだと思いますが、声優さんがしゃべる分量が多いことにちょっとグチってたのがね。
確かに「DEAD HEAT」は、小説を見ながら聞いたらディックが出てきたのはほとんど終盤からでしたが。
と言いつつ、フリートークはおもしろかったんです(矛盾)!
音楽も良いですね!
ハリウッドぽいです、壮大です。
映画や他のジャンルの小説なら、よくある内容だが
違和感を与えることなくBLを入れた、見事な出来に嘆賞する。
コルブスの過去を知るうちに、カシム・ザ・ドリームという映画を思いだしました。
世界中でたくさんの賞を受賞した実話の映画。コルブスのような
生い立ちの人間が現実にいることを、知らない人には
これを機会に観てほしい。
話を逸らして、すいません。全体的にすばらしいかったです。
唯一の不満を言えば、ロブとユウトの会話は
状況に対して、ありきたりすぎるものが多く
面白みに欠けていたところくらい
出だしの秀逸さは、一気にストーリーの世界へ入れる。
戦闘シーンは、迫力満点でスリリング。
終盤は、絶妙なテンポで問題点を拾っていき快感的。
想いが通じあったところのBGMは聞いてて
照れくさいほどの、甘さと優しい音で胸に響いた。
最後に、名前教えてくれ(笑)