BUDDY DEADLOCK season2

BUDDY DEADLOCK season2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神72
  • 萌×213
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

1

レビュー数
15
得点
421
評価数
88
平均
4.8 / 5
神率
81.8%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784199009877

あらすじ

ユウトに新しい相棒が登場!?
LAを舞台に繰り広げる
DEADLOCKのセカンドシーズン、第3弾!!

ロス市警麻薬課に入って2年が過ぎたユウト。ディックとの生活は順調だが、最近の悩みは、
新しく組むことになった相棒・キースのことだ。
ライダースジャケットに武骨なブーツ姿。
一匹狼のように振る舞う3歳下の相棒は、
なかなかユウトに心を開いてくれない。
距離感に悩んでいたある日、キースと組んでの
密売組織への囮捜査を命じられ…!?

表題作BUDDY DEADLOCK season2

ディック・バーンフォード,警備会社勤務
ユウト・レニックス,ロサンゼルス市警

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数15

すみません。ちょっと辛口で。

このシリーズのファンで、番外編や他のカップルの作品含め、全シリーズ読んでます。
今回は、ユウトの新相棒との確執と麻薬密売組織を絡めたお話。ネタバレになるのであまり詳しくは触れませんが、シーズン1でのコルブスとの因縁に関連する部分も少し出てきます。

もちろん、英田先生の御作品なので、事件を絡めたお話の展開としては、BLの枠を越えた面白さがありますし、今回の事件を通してディックとユウトの絆が更に深まり、BLらしいところも存分に楽しめました。
しかしながら……、これ一冊だけであれば十分に満足できたのでしょうけど、どうしてもシーズン1を引きずってしまって……、つい物足りなさを感じてしまいました。
漠然とした感覚なのでうまくは説明できませんが、アメリカ社会のダークな部分への考察だとか、個々の人物が抱える事情だとか、それをふまえた心の通い合いだとか……、細かいところでちょいちょいシーズン1に比べて物足りなさを感じてしまい、やはりあれを超える感動はもう来ないのかなと寂しくなってしまいました。

今回は1冊で完結ですし、作品容量的には仕方ないところはあると思います。
もちろん、これ1冊だけで考えれば、十分に満足できる一冊でした。

2

あのプレイ

耐えきれずに読みました。本当は途中読みの小説やいわゆる"積んである"本が沢山あったので、もう少し後でもいいかな〜と思っていたのですが、初動への貢献は大事!!

season2の一冊目が非日常で起こる事件だったので、ディックとユウトの日常の中で起こる事件が読みたいな〜と思っていました。時間差で念願が叶って嬉しいです。

書きたいポイントは沢山あれど、今回自分にとってかなり重要だった点…こんな素晴らしい作品のソコですか?!ってぐらい下世話で申し訳ないのですが、SM嗜好のない2人のイラ◯チオ!!!文脈含めてとっっっても好きでした。
SM的な要素のある作品、あるいはビッチ受けや俺様攻めではまま見るこのプレイ、それをこの2人で見られるなんて。
さらに良かったのが、ディックも言及している「ユウトが自虐的にこの行為に及んだ」可能性…大好きなんですこういう展開。少なからずそんな意図もあってした行為でユウトが興奮して、かつ、それに戸惑いつつ男のサガに抗わないディックというこの構図。さほど長くはない(短くもないけど)この描写に振り切れる萌がありました。すぐに謝るディックが堪らない。この良さは1冊の小説では出しきれない、シリーズの長きにわたり書かれてきた2人の人間性の土台によるものであるところも重要です。

早く寝たいだの寝たくないだのでユウトが怒ったり、それにディックがひたすら謝ったり、あ〜こういうことか〜と。番外編2冊で語られていたディックの立ち位置が本編で書かれる喜び。
ラストの展開なんてディックの振る舞いはほぼ狂気なのですが、"罹患者"だから手の施しようがない。

この1冊で気になったのが、ディックの狂気とユウトの違反行為です。ユウトが十字架を背負い続ける覚悟をする形で終わりましたが、それにしてもギリギリのラインを超えることに慣れてしまうユウトは見たくないなと。休み中に囮捜査した挙句のコカイン吸引で既にかなりの暴走だと思っていた自分からすると、ラストは完全アウトでした。ここから転落の一途を辿るタイプではないでしょうが、自分とパートナーの立場を危うくする行為で、軽率としか言えない。人に言えないことは多くなればなるほど、自分も辛いし、他人に付け入る隙を与えるのに。ユウトには大切にしているこの職を失って欲しくない。ディックに比べてその辺のポリシーがユウトは緩い気がするんですよ。

キースについて書くスペースが無くなりました。トーニャ初対面の辺りから、嫌いじゃない笑

3

ここから読んでもイケる。

さすが安定の面白さ。
レビューのタイトルとして「ここから読んでも」と書きましたが、本作は「DEADLOCK」シリーズとして10作目、しかしながら「もう手を出せない…」と思っている未読の方こそ読んでほしいと思いました。
実は「DEADLOCK」のシーズン1、元々の始まりは非常に硬質で乾いていて、陰謀、テロ、死、復讐が中心の一種怖い話、暗い話なんですよね。
だけど今のディックとユウトの間には固い信頼と愛情があり、非常に甘い空気が流れている。特に本作の冒頭は、サーフィンをするディックを見て何て自分の恋人はかっこいいんだろう…とまた恋心が疼くユウトの内面から始まるので、読みやすさも満点。その上これまでの登場人物も揃っていて、その関係性や今の安定も描かれているので本当に安心して読める。
本作の視点はユウト。LA市警麻薬課所属のユウトに新しい相棒があてがわれるが、彼・キースと気が合わずに最近のユウトは滅入っている…という設定。
しかし、キースは昔の自分なんですよね。他人と距離を置いている人間。そこを思い出しながら、自然にあの「DEADLOCK」本編での刑務所、そこでのディックとの出会い、コルブスの事件を織り込んでいく。
冷たく復讐を遂行する鉄の意志を持った男・ディックが自分との愛で変わっていったこと、それでもディックの心の中には今までの罪を抱え込んでいる事、ユウトのためなら文字通り死を怖れない極端な心、なども。
私の話なのですが。私って、シリーズ作品読む時できるだけ発表順に読みたいタイプなんですよね。だから当然「DEADLOCK」も1作目から順に読んでるんだけど、正直暗いし重いし残酷だと思っていて。
だけどこの作品から入れば逆にあの暗く悲しい「DEADLOCK」の印象が良い方に変わるような気がしてる。
また、囮捜査でのクライマックス、銃撃戦でユウト達は結局助かるんだけど(ネタバレですみません…)、そこにあのコルブスの記憶が絡まってくる…そんな構成もとても良くて、ごく自然に「DEADLOCK」全体を包括するような作品になっていると感じます。
もう今からじゃ…と思っている方、本当にここからで大丈夫。そして遡って読んでみて下さい。「DEADLOCK」の世界にハマること請け合いです。

6

わんこディック

DEADLOCK10冊目、おめでとうございます!「ユウトと新相棒の活躍~わんこと化したディックの愛情ソースを添えて~」という感じのお話に加えて、懐かしい方の香りが少ししたり、正しいことって何と考えさせられるところもあり、色々沁みましたので萌2にしました。圧倒的なインパクトあるものがバーンと出てくるというよりは、じわじわキた印象です。本編290P弱+あとがき。

ロス市警に入って2年たったユウトですが、相棒デニーが異動になり、新しく年下のキースとペアを組むことに。このキースが不愛想極まりない男で、ストレス満点の日々。ところがある日、二人で見張っていた時に捕まえた男から大物へのつながりをつかむことができ・・・と続きます。

攻め受け、既刊で出てきているメンバー以外の登場人物は
キース(ユウトの新相棒)、モレイラ(薬関係の大物)、クロウ、カミロ(モレイラの仲間)、他、ユウトの刑事仲間複数。クロウ、また出てきますかね・・?

++以下内容に触れる感想

好きだったのはディックの「ユウトが好きすぎる病」。今までもヘタレわんこ化していたことのあったディックだと思いますが、今回その病が重症化したのではと思います。もうヘタレってるディックが可愛くて可愛くて。ユウトはまじで今回危ない橋を渡ろうとするので、ディックがハラハラ心配するのはごもっとも、こっちもドキドキします。全体としてはシリアス事件でうっかりすると重くなるかと思うのですが、そこをディックとユウトの可愛らしいやりとりで救われた心地なんです。ディック有難うね。

それ以外では、今回、ユウトのお仕事悩み部分にシンクロしたり、最後の方に懐かしいコルブスのエピソードが出てきて半泣きになったり、「何もかも正しいことが良い事とは限らない」と感じて複雑な思いを持ったり、色々読み応えあって、とても良かったです。スルメみたいに読めば読むほど色んな味わいを何度でも楽しめそうです。

そして先生のあとがき。執筆中の様々な事を振り返っておられるくだりでは、「書き上げてくださって有難うございました」と本当に頭が下がる思いでした。他のカプたちも大好きですし、勿論ディックとユウトとユウティも大好きなので、一人でも多くの方にDEADLOCKを読んでいただけると嬉しいです。長いシリーズですが、警察ものがお好きな方でしたら、是非1巻から。どうぞよろしくお願いいたします。

6

今回の表紙!

大好きなシリーズがこんなに長く続いてくれて嬉しいです。物語の最初は仲良し美形ゲイカップル仲間達のビーチでの集まりから。「うちの彼氏かっこいいでしょ?」「うちの彼氏の可愛さは神」みたいな彼氏自慢をお互いに始めるバカップル達。

でも今回の主役はロス市警に勤めるユウトとちょっと生意気な新入りの相棒・キース。なんと「バディ」という副題でこのキースとユウトの2ショットが表紙です。BL小説だというのに。ディックがこの表紙を見たら嫉妬で発狂しそうです。でも巻頭カラーがディックとユウトと愛犬ユウティの海辺での3ショット。幸せファミリー感が出てます。

ユウトのお仕事シーンがメインで相棒と囮捜査をやったり作戦中の味方に死者が出たり、ユウトって危険な仕事についてたんだと改めて思ってしんみり。でも何度もこっそり任務についていってユウトを守りたがる心配症のお父さんみたいなディックにはちょっと笑ってしまいました。

家に帰ってラブラブな2人のシーンもしっかり書かれていて良かったです。

4

指折り数えて待っていた1冊

初回限定ペーパーにつられてAmazonさんで予約して、楽しみに待っていた本です。発売日に読むには何とか便というのを指定しなければいけないと知ったのは発売日を過ぎて3日目、到着してからでした。

まあ、そんなことはどうでもよくて。
二人で暮らし始めて2年のディックとユウト、相変わらずのラブラブっぷりですが、実はディックが不治の病に侵されていると判明。ディックは「このままでいい」と言うのですが、そのときユウトは!?

という話のわけがない(笑)
いやー、つい限定ペーパーから読んでしまって(だって表紙をめくったら挟まってたんだもん)ユウトの仕事上での相棒、キースに嫉妬をメラメラ燃やすディックが可愛くて可愛くて。
でも本編を読んでいると、キースの愚痴を零すユウトに対して、なんとかなだめようと苦心しているディック。おいおい、と突っ込みつつ、後にそれは建前だったと判明します。
だよねー、メラメラディックの方が可愛くて私は好きです。

さて、冒頭はオールスターズのビーチでのシーンから始まります。
なんと、ネトが帰ってきてる!! もう、ここで私は狂喜乱舞しましたよ。ああ、ネト~。
皆さんが相変わらずイケメンでカッコよくて毒舌でキュートで優しい。いいなあ。
こうして相変わらずのみんなに会わせてくれるのが英田サキ先生の優しさですね。有難うございます!
そして今回の「BUDDY」初登場のキースですが、やっぱりイケメン。後に、我らがユウトに転ぶのか、転ばないのか!? その辺が気になりますが、本冊ではノーマルのままです。
うん。ユウトはやめた方がいいよ。ディックに暗殺されちゃいますからね(笑)。

あらすじは割愛しますが、今回、裏テーマ(?)は罪。
過去に犯した罪と向き合うディック。どうしても断罪できずに罪を隠蔽してしまったユウト。家族を裏切ってしまったと自分を許せないキース。そして親への思い。
なかなかに重いテーマでした。
愛する者を守るための殺人は許されるのか。
でも、私も子供がいるので、目の前で子供が殺されそうで、犯人を殺さなければ助けられない、となったらためらわないかも。
考えさせられる一冊でした。

読後は上質な洋画を観たあとのような感じです。
キースのその後も知りたいのでぜひ続編を!!






12

大人だ

このシリーズ、2012年刊行の『HARD TIME』までで止まっていたんです。
アクション洋画まみれで青春を送った私にとっては「本編の物語運びがとてつもなく神!」であったばかりに、それが解決してからのお話は若干、物足りなく感じてしまいまして。

今回、新刊を手に取ったのは、現実社会寄りのアクションものが読みたかったという理由(多分、ファンタジー疲れだと思う)なんですが、久々にお会いしたDEADLOCKという物語の手触りが、私が覚えていたのと違う……
『ちょっと見ない間にぐんと大人になっちゃった』っていうか。
読んでいて『最果ての空』とか『遠い岸辺』を思い出しちゃったんですよねー。

で、私にとってはこれが良かった。
読んでいない番外編とseason2の2冊を大人買いしてしまいました。

多分人生観について触れられているからなんじゃないかと思うのですよ。
ユウトってなんかいつも正義について悩んでいる様な気がするんですが。
今回のお話のラストでユウトはその悩みに決着をつけることをしないんですね。
『悩みの中にあり続けることを選択する』とでも言うか。
そしてロブに「理性で物事を判断できる人間は、幸せな場所にいる」って言わせちゃう英田さんに激しく萌えた。

そうなの。
物語の登場人物にじゃなくて、英田さんに萌えたの。
英田姐さん、大人でカッコイイです!

11

凄まじくて2400字で納まらないんだけど

レビューなっが!と思った方には申し訳ない
作品が凄まじすぎました

① ご褒美みたいな作品

シリーズを読んできた分だけ面白くなるよう設計されたストーリーデザイン。
よくある「シリーズものですが今作だけでも楽しめます」の真逆を行きます。

皆のこと ちゃんとわかってる?
あのシーン ちゃんと覚えてる?
という問いが散りばめられ、その問い自体にもワクワクし、
シリーズを咀嚼した自分の答えが上手くハマった時、ご褒美みたいな面白さを体験できます。

1想起

わかりやすい所で言うと、冒頭のビーチや中盤のホームパーティーシーン。
シリーズのイケメンたちがわんさか出てくるあの場面です。
忙しい本編では彼らのカッコよさを一から説明する暇など無いのが正直な所。
ゆえに初見さんにはおよそ伝わりきらないであろうサラッとした描写が並びます。
特にヨシュアやルイスなんて、いくら「その美貌が」と書かれていても魅力の半分も伝わらないのでは…と心配になるくらい。

でも、シリーズ読者にはこれで十分なんです。
だって彼らの溢れる魅力をその数行で瞬時に想起できちゃうから。
例えばヨシュアの過去、ロブとの出会い、俳優転向までの道が自然と脳内に描けちゃうから。
その瞬間ビーチもホームパーティーも顔や上辺だけじゃない、生き様まるっとカッコイイ正真正銘のイケメンパラダイスになります。
そのオールスターぶりに眼福を得つつDEADLOCKの新たなストーリーも進むことができる。
まさに過去作を読み込んできたご褒美のような贅沢時間です。

2熟慮

でも、こうしたキャラプロフィールなどの表面的部分に留まらず、今作にはもう一段深い問いも組み込まれています。
過去の出来事、当時の彼らの感情思考、その後の変化をきちんと覚えていますか?
それが今の彼らに与える影響は?という問い。

ユウトが囮捜査でギャングと初接触する緊迫のシーン。
敵の部下カミロからシェルガー刑務所にいたことを指摘され、驚くユウトと読者。
まさかネトと一緒にいたところを目撃されていたなんて。
その瞬間思い出すのは、あの塀の中のスリル溢れる空気感。
プリズンギャングたちと交わした激しい言葉の数々。
ネトと親しくなるまでの複雑な経緯。
当時のドキドキと今のドキドキが見事に重なる瞬間です。
それは作品の立体感、そして読者との一体感が生まれる瞬間でもあります。
このシンクロ体験も過去作を読んできたからこそ味わえる特典です。

また、思わぬ形で話題に上る過去のジム・フェイバー殺害事件。
今度は当時のディック、ユウト、ネトの困惑と痛みを思い出さずにはいられません。
複雑な心境で会話に参加する彼らの視線に息をのみ、改めて紐解く正解のない答え探しにうーんと唸る。めちゃ深い。
こちらもシリーズを読んだからこそ、より心がザワつくシーンでした。

そして決定的だったのは、クロウとコルブスの繋がりにより今作の運命までもが動いてしまった点。

コルブスは、死んでいる
しかし、死んでなお生きている
ユウトの中で、ディックの中で、元ホワイトヘブンの中で、彼らを巡る運命の中で。
書かれてはいないけれど、シリーズを通してそう感じてしまう。
いつの間にか読者もコルブスに囚われ、この命題に関してイケメンもBLも関係なく夢中になってしまう。
DEADLOCKの一つの究極はここなのかな
と思わず考えさせられる深みのある展開でした。

3予感

さらに言うと、脳内で過去と今をリンクさせたからこそ気付くものもあります。

それが、未来への予感

キースもきっとこの出会いで変わっていく

その根拠はBUDDY一冊では足りないかもしれない。
でもシリーズを通し、出会いで変わった皆の姿を見てきた読者には無理なくそう思える。
ああ、これは過去シリーズを燃料にどんどん前へ進む物語なんだなぁと確信しちゃうんですね。
こうした素敵な余韻も、過去作を読んできたご褒美に他なりません。

② BLとブロマンスの有機的な融合

一方、BUDDY単体での魅力も恐ろしいほど素晴らしい

今回のテーマ、バディ。
ディクユウが大好きなので、ユウトとキースの関係性を受け入れられるか正直不安でした。
が、これが想像以上に良かった。

まずバディもの特有のブロマンス感自体が良い。
特に中盤以降。
コカイン吸入事件からキースのマンションに至る一連のやり取り。
苦しみも含めて過去を開示し深まる理解。
相手の中に自分を見つける真剣な眼差し。
最後も名前で呼ぶとか呼ばないとか。
縮まる距離がめちゃめちゃアツい。
しかし誓ってセクシャルなものではない。
そんな描写は出てこない。

それに対してディックとの親密さはもう完全にラブなわけです。
それも尋常じゃないラブ。
ユウトが病的と言っちゃうくらい。
ディックの描写はいつだって心も身体もユウトにメロメロ。
エッチも激しく、二人はラブラブでエロエロ。

もうね、この対比が良かったということに尽きますね。
人間関係を何でもかんでもセクシャルラブにブチ込まない上品さを感じつつ、ディックが嫉妬する十分な理由にもなる。

ラブじゃないのはわかるが、ブロマンスは否定できない現状。
その先を勝手に勘繰れる要素だけは揃っている。
カレーとシチューみたいに完成品は違うけど、材料が似てるんですよね。
実物・現実ではなく、その匂いたつ関係への嫉妬っていうのがね、BL作品ではちょっと斬新。
だけど わかる ディックの気持ち。
正直ダブルで萌えました。

ユウトとキースのブロマンスについて、あえて絆を弱めることなく、ラブに歪めることなく、真正面から描くからこそ引き立つディックの激しすぎる愛情。

当て馬や横恋慕ではなく、こういう見せ方もあるんだなーと
男性同士の関係性の超複雑構造に大満足です。


他にもこの本やばばばと踊り狂いたくなる所が多々ありましたが、文字数制限のため書ききれません。

でも要するに、このシリーズ本当面白いよっていう話です。

まだ読みたい。
また読みたい。

そんな作品って話です。

23

ヒータン

このコメントにやられちゃいました。私が言いたかったこと、感じたこと、的確にコメントしてくださって、本当に有難うございます!!

面白い!

この作品が素晴らしいのはどのカップリングも萌えること。

ユウトとディック、ロブとヨシュア、ダグとルイス。
どれも萌えます。

今回はユウトの新しい相棒が出てきます。ネタバレを避けたいので詳しくは書きませんが、もう最高っ!でした。このシリーズが好きな方は絶対嵌る作品です。オススメしますよ。高階さんのイラストも凄く綺麗です。

こんなご時世ですから、1から読み直してもいいかも知れません。
私も読み直して、この世界観にどっぷりと浸りたいです。

9

読んでて楽しかった

やっぱり大好きなシリーズだと再確認しました。

冒頭のビーチでのいつものメンバーの楽しいやりとりに加えて、終盤のロブの家での集まりにはユウトの新しい相棒のキースまで参加していて、新しい登場人物にシーズン2のこれからにとても期待が高まりました。

無愛想で取っ付き難いキースと振り回されるユウトが、段々と相棒としてしっくりとしていく様子が事件を通じて丁寧に書かれていて、とても面白かったです。

ディックがユウトを心配しながらも、じっと家で待つ深い愛情に感動していたのに、最後は我慢できずに隠れて援護していた事がユウトにバレバレだったのが最高におかしかったです。

途中同僚が亡くなる悲しい出来事もありましたが、お互いにべた惚れな2人を読む事が出来て良かったです。

キースに嫉妬するディックに人生の相棒で、唯一無二のバディだと宥めるユウトは男前でした。


9

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