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レビュータイトルに迷って、結局読んで感じた事をそのままタイトルにしました。ちなみに「愛」というのは、登場人物達の「友達」や「恋人」に対する愛に、作者さんの作品に対する愛、全てひっくるめてます。・・・と、ドヤ顔で言ってみる(^^ゞ
シリーズ新作ですが、番外編でのあたたかくて楽しい雰囲気そのままで始まります。ルイスとダグの出番は少しですが、とりあえずオールスター勢揃い。
ヨシュアが映画に出演する事になり、撮影の為カリブ海の島国を訪れる一行。そこでクーデターに巻き込まれといった内容です。
手に汗握る緊迫の部分もありますが、そこを除けば終始甘いです。
個人的にとてもありがたかったのが、ディックとユウトが離れ離れにならない事。1冊でスッキリと完結していて、シリーズ前作のように二人が離れ離れのまま何巻も進んでいくという事はありません!緊迫の渦中でも、二人は常に一緒です!!
二人が共に在るだけで、この安堵感(*´▽`*)
そして先生があとがきで書かれている、格好いいディックの復活。
と言っても、彼はいざという時に復活するだけで、やっぱり大半はヘタレてるんですが。
今回もどうでもいい死ぬ程くっだらない事で、ああでもないこうでもないとグルグルやってます。付き合って時間が経つと、普通は落ち着いた愛情にシフトしていくものですが、彼の愛はますます熱く暴走してる・・・。
私はクールなディックより、そんなユウトが好きすぎてちょっと情けない彼の方が好きですけどね。
また、作中でユウトも負けず劣らずディックへの愛情を溢れさせてます。なんかもう、読んでいて微笑ましくて仕方なかったです。
ディックの中には未だに消化しきれてない重たい過去が残っていて、そちらにも触れられていました。この件では、ユウトの心にも傷を残してます。でも二人一緒なら、少しずつでも癒していけると希望を持てる素敵なラストです。
二人のエッチの回数が(普段より)大目なのも喜ばしい事でした。
ついでになっちゃいますが、ロブとヨシュアも相変わらず甘かったです。こちらは安定のバカップルでした。
DEADSHOTから10年ぶりの新作という事に驚きましたが、その間外伝や総集編があったからなんですよね〜。
そんな久しぶりなDLシリーズ、やっぱり戦うディックは格好よすぎでした…!
正直なところ、ディック達が訪れたグアマルカという国の情勢やアメリカの特殊部隊の様子、また武器の特徴等は、真剣に読まないと頭に入ってこない時がありました。
英田先生の取材力や知識、そして創造力…感嘆いたします。
このリアリティさがDLシリーズの醍醐味ですね。
ラブ面では、相変わらずディックがユウトに弱いところが愛おしすぎます。
あーんなに強くて格好良いのに…本当、なんて可愛い男なんでしょう(笑)
ユウトの方は、少し変化がありました。
そんなに親しくはない人にディックとの仲を打ち明けられたり。
ユウトが自身で感じてる『矛盾と葛藤』が、徐々に無くなっていくんだろうな〜。
今作で、パコとトーニャが付き合ってる設定でした。
2015年全サ小冊子でその事が書かれてたそうですが、その時は小冊子応募してなかったぁぁ!読みたかったぁぁぁ!!
英田先生…またいつの日か総集編をお願いいたします…待ちます…(´;ω;`)
まさかまさか、この名作の続編が出るとは思っていなかったので、ホント神様、仏様、英田先生様です!!!
ロスで二人と一匹の生活を始めて、既に熟年夫婦のような落ち着きっぷりを見せる二人ですが、ヨシュアがルイス原作の映画に出演することになり、軍事アドバイザーとしてディックもグアマルカという中南米の国でのロケに帯同することになって、初めて長期間(といってもたった10日ですが…)離れて過ごすことになるんですね。たった10日もユウトと離れたくなくてごねるディックには、もはや1作目の刑務所時代の面影もありません(笑)。ヨシュアにもれなく付いて来たロブを含め、その3人がロケ隊と一緒にグアマルカに先発し、後にユウトもパコとトーニャの計らいで休暇とグアマルカ行きのチケットをゲトし、5日遅れで合流します。
ロスでの日常を含め、サプライズでグアマルカに登場したユウトにディックがそっけない態度を取って(抱きしめるのを我慢するために距離を取ったと後で判明)、不安になって帰ろうとするユウトを引き止めたり(もちろんそのままエチになだれこみww)と、前半は読者サービス?と穿うような甘々な展開が続きます。ただし、グアマルカに来てからのディックはどこか様子が可笑しく、それは特殊部隊時代に共に戦ったことのある仲間に偶然再会したことで、平和な日常によって鈍りつつある自分の闘争本能に不安を感じてしまったからなのですが、そんなディックの様子に薄々勘付いているユウトも胸騒ぎを覚えます。
そんな時に事件が起きます。
ディックやユウトも含めたロケ隊が大統領官邸に招かれていた時にクーデターが起こり、官邸が一部の軍に占領されてしまうのです。大統領とその孫娘を守るために奮闘するディックとユウトの前に、かつてのディックの戦友が立ちはだかります。ディックを戦闘の場に一人残し、大統領と孫娘の安全を優先させるユウト…。シリーズ3作目の『DEADSHOT』ほど手に汗握る場面はなかったですが、そこそこに戦闘シーンも楽しめました。3作目まではディックがひたすらネイサンを追いかけて、そのディックをユウトが追いかける、という流れできていたので、今回が初めての本格的な二人の共同作業だったと思うのですが、ベッドの上と同じくらい息もぴったり(笑)で安心して見ていられました。
「すべて手放して楽になっても、死んだ仲間たちはお前を責めたりしない」とかつての戦友を諭すディックは迷いが晴れた様子で、今回の事件を機にまた二人の絆は深まったようです。
大好きなシリーズなので、何か大きな事件じゃなくても番外編のような形でいいので、また二人の新しい話を読めたらいいなと思っております。
出版社様、英田先生!何卒よろしくお願い申し上げます!!!
大好きなデットロックシリーズです。
ですが残念ながら私は最初に本編を読んでそれほどでも?
と思ってしまいました…
が、「STAY」「AWAY」を読んだ後
読み返したらものすごい感動の波が押し寄せてきました!
10年ぶりの続編でシーズン2だそうです。
主要登場人物が全員登場して、幸福感に満たされます。
映画のロケ地でクーデターに巻き込まれ
要人救出の流れで、ディックとユウトがバディを組む
戦う男は格好いいです。
英田先生は続編を書きたかったけれど
なかなかチャンスが来なかったとか
でも、ファンの方の応援で今に至ったと
やはり声をあげていくのが重要なんですネ。
外伝を一切見ていないので、DLシリーズでの他カプについては番外編の二冊でちょろっと知っているぐらいでした。
他カプがメインの番外編は飛ばしたりなんかもしていて、今作では物語に入り込めないかも、と感じていた自分に言ってやりたい。
そんな心配は無用だ!!
キャラ同士の関係性や性格など、ユウト視点で序盤にさらっと書かれていたので無理なく読めて、理解も早かったと思います。全然知らない情報なんか出てきても納得して読めました。
序盤と中盤はほのぼのとしてディックとユウト、ヨシュアとロブの甘いカップルが拝めます。
内容も濃くて引き込まれました。でも小難しくはなくて、知らない世界を除けて楽しかったです。正直いつどこでクーデターが?と疑問に思ってたりもしましたが、ちょいちょい不穏な影はありました。
デルタ時代のディックの知人、CIAからの意味深な電話等々。
そして満を持して(?)の戦闘シーン!全体でみるとページ数は少なめでしたが、そんなこと感じさせない派手なアクションとドンパチ!格好いいディックがそこら中にいました!
やはりディックは頼れる男です。普通に考えて男前で出来る人間のユウトが、姿を見ただけで安堵してしまうのはきっと恋人だから、とは違う次元なのでしょう。作中の通り、まさにディックはヒーローです!
事件もきちんと解決しました。
今作での一番のお気に入りシーンはユウトの口から出た「ガールフレンド」にディックが固まったところです(笑)
マイナーかな?他にもいいシーンはたくさんあったのですが、ここが一番好きです。今更なんで固まるんだディック!と笑いながら彼の肩を叩きたい気持ちになります。
ユウトも小さな悩みやもやもやを抱えていたり、ヨシュアがどうやら成長していたり、どこにいてもロブはロブだったり、前シリーズと変わらぬ面白さで楽しめました。
最後に、トラブルメーカーなユウトが大好きです!!