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表題作DEADLOCK 3

ディック・バーンフォード,29歳,謎めいた同房者
ユウト・レニックス,28歳,元DEAの麻薬捜査官

あらすじ

大人気キャラ文庫をコミカライズした
囚人たちのデッドエンドLOVE、
クライマックスに向け2冊同時発売!!



コルブスと一致する火傷の跡。
ディック、お前はいったい何者なんだ──!? 

黒人ギャングのBBが巡らせた罠による、
卑劣な暴力とレイプの洗礼──!!
傷つき憔悴する元麻薬捜査官のユウト。
そんなユウトを救ったのは、
同房のディックだった。
「俺はお前を傷つけたりしない。わかってるだろう──?」
親身の介護が続くある日、
レイプの悪夢に取り乱したユウトは、
優しく抱きしめるディックの愛撫に身を任せる──。
ところがその直後、ディックの背中に
コルブスの目印となる火傷の跡を発見し!?︎

作品情報

作品名
DEADLOCK 3
著者
高階佑 
原作
英田サキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
DEADLOCK
発売日
ISBN
9784199608148
4.5

(64)

(42)

萌々

(12)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
288
評価数
64
平均
4.5 / 5
神率
65.6%

レビュー投稿数9

シャワールーム!

雑誌掲載6回分のみ。このころはまだ雑誌で追いかけてなかったから、いやーたまりませんでした。
ほわーとピンク色の溜息しかでない。ディックのカッコよさとユウトの強さで神。美しい。

お話はBBに痛めつけられ→退院後のシャワー(ここ!ここ大事!)→チカ―ノと黒人たちの暴動→ネイサン変化→ディックとユウトの避難まで。ネトもカッコいい・・・目がハートにしかならない。

**以下良かったところ

小説で読んでいたとはいえ、高階先生のディックとユウトがこんなにいっぱい動くと、心は「きゃあああ」です。ああ心臓がドキドキしてしんどい。

特にシャワールーム!!!!!!!
ユウトのなんと初心っぽく色っぽいこと・・・・萌え転がりますよー、皆さま。
そしてネイサンと対峙している時のディックのカッコよさったら!!!!
殺意がほとばしっているんですよう、蒼い炎が出ているかの様。
英田先生のお話で十分ドキドキなんですけど、コミックになると再び心臓バクバクになるってどういう事?です、ほんと。続き知ってるやろ!って思うんですけど、胸がきゅうきゅうです。

正直、購入するかどうか悩んでたんですけど、いやー買ってよかったです!

2

名シーン

コミカライズ版で楽しみにしていたDEADLOCK3、4巻同時発売で嬉しい悲鳴でした。
既に小説では恋人同士となって同棲している2人ですが、このコミカライズ版が出会いとお互いが惹かれる大事な部分なんですよね。
ネトとトーニャといった物語に欠かせないメンバーもここで登場してます。
BBにレイプされた後にユウトとディックが一緒にシャワーを浴びる名シーンがあります。
兆したユウトを手で慰めるシーンが色っぽいです。キスして欲しいユウトにキスするディックに、この時点でお互いが惹かれあってます。

これから脱獄するディックとユウトの切ない別れへの次巻へと続きます。

2

伏線を回収する見逃せない3巻!

『DEADLOCK(2)』の続編です。
小説「DEADLOCK」のコミカライズとのことですが、原作は未読で読ませていただきました。
高階佑先生は絵が美麗で、コマ割りがスッキリしているので読みやすいです。

カルフォルニア州立シェルガー刑務所
囚人 ディック・バーンフォードと同室の囚人 ユウト・レニックスのお話。

前作では、シャワールームでBBにレイプされたユウトは、出血をした状態で気を失ってしまいました。
今作は、その続きから始まります。
治療を受けたユウトが医務室で目を覚ますと、ディックがそばにいました。
ディックは悔しくて泣くユウトに、自分がBBに復讐すると伝えますが断られてしまいます。
自分自身のためにつらくても乗り越えると、ユウトは心に誓ったのでした。

3巻では、とうとうブラック・ソルジャーとロコ・エルマノの抗争が始まります。
それに伴い、コルビスの正体とディックの過去が明らかになる怒涛の展開です。
そして、待望のBLも進展しますよ(笑)
医務室で療養していたユウトがシャワーを浴びることになるのですが、過保護なディックが付き添います。
そこで、髪を洗ってもらっていたユウトは自分の手首の痣を見て、BBにレイプされた時の状況をフラッシュバックしました。
パニックになるユウトを優しくなだめるディック。
「俺は決してお前を傷つけたりしない」
自分より体格がいい黒人のBBに襲われた恐怖は、想像もできないほど恐ろしい体験だったと思います。
ディックに抱きしめられて落ち着いたユウトは、反応していることに気が付きました。
恥かしがるユウトにディックは…。
もうユウトの初々しさにキュンキュンしますよ!
とくに2人のキスシーンには萌えまくります(笑)

シャワールームでディックの背中に火傷の痕を見てしまったユウトは、ある疑念を抱きます。
FBIの捜査対象者リストにはディックの名前はなかった。
全囚人の経歴と身体的特徴を徹底的にチェックしているはずなのに…。
ユウトはディックを調べ始めました。

今作は、今までの伏線を回収しています。
英田サキ先生のストーリー構成がお上手なのも、この作品の魅力のひとつだと思います。
ディックとユウトの甘い関係を期待するも、刑務所内は抗争から暴動に発展してしまいました(汗)
そして、コルビスの正体とディックの壮絶な過去と復讐心を知るユウト。

最後は、刑務所に州兵が投入されるタイミングで脱獄するディックがユウトに伝えます。
「一緒に来ないか お前も」
完全に惹かれ合っているディックとユウトはどうなるのでしょうか?
3巻と4巻が同時発売で良かった(泣)
すぐに4巻を読みたいと思います!

2

ユウトの表情が色っぽすぎぃーー!

小説「DEADLOCK」のコミカライズ版、第3巻目になります。
ちなみに、原作も既読。

この原作小説、電子版で購入しましたが、挿し絵見たさに紙の方も購入したと言う経緯があったりするんですよね。
紙本で初めて高階先生の挿し絵を見て、あまりの美しさにうっとりしたものです。
コミカライズされると知って、あの美しいイラストで二人がたくさん見れる!と、小躍りしたものです。



で、執拗に狙ってくる黒人ギャング・BBに、シャワー室で襲われるユウトー。
と、すっごい所で終わった前巻。

今回、医務室でユウトが目を覚ます所から語られます。

内容としては、まさに怒涛の展開なんですよね。
身体に、それ以上に心に大きな傷を負い、それでも前を向こうとするユウト。
そして、そんなユウトを優しく抱きしめ、初めて触れるディック。
でも、そのディックの背中に、コルブスの目印となる火傷の跡を発見してしまうユウト。

果たして、コルブスの正体はディックなのかー?

そんな折り、刑務所内で暴動が起こりー・・・と言った感じになるんですけど。

原作既読の為、この後の展開等は全て知っています。
その上での感想になりますが、いや、こうして漫画で読むと、また違う印象を受けてビックリ。

えーと、実は私にとって、DEADLOCKがBLデビューになるんですよね。
で、ワケも分からないまま作品世界に没頭したのですが、ユウトがBBにレイプされた時は、それはそれはショックを受けました。
小説版では当然文章で語られるので、ユウトの心情に強くフォーカスが当てられるんですよね。
そこをコミカライズで読むと、今度は傷ついたユウトの表情、身体の傷、そして深く静かな怒りを湛えるディックの表情ー。

いや、静かに涙を流すユウトと、暗く怒りをたたえるディックの瞳と言った感じで、目からの情報がすっごいのです。
原作だとユウト視点でずっと語られる為、ディックの心情と言うのは分かりにくいのです。
それが、この時ディックは、こんなに怒ってたのか!的に、新たに萌えが追加されると言うか。


また、この後ですが、ファン待望の名シーン。
「ユウトのシャワーを介護の名目で手伝うディック」が来るんですが、これがこれが、すごく心を打たれる上に萌えるのです。

えーと、BBに襲われた時と同じ状況に置かれた事で、フラッシュバックを起こしてパニックになるユウト。
ディックの「俺は決してお前を傷つけない」の言葉に、初めて弱音を吐くんですよね。
襲われた時、本当は怒りや悔しさより、大きかったのは恐怖心だった事。
そんな自分が何より一番許せない事。

で、そんなユウトの額にキスするディック。
ユウトを見つめる瞳も、その手つきも、優しすぎー!
ユウトの表情が、色っぽすぎぃーーーー!!

いや、これを小説でも漫画でも読めるって、めちゃくちゃ贅沢だよ!
最高だよ!!

ここから、再びユウトに絡んできたBBに怒りをあらわにし、彼の耳にペンを突き立てるディック。
これをキッカケに、黒人ギャングとチカーノとの抗争に起こり、更に刑務所全体を巻き込んだ暴動へと発展し・・・と続きます。

ユウトが探し続けたコルブスの意外な正体。
そして、ディックの真実と壮絶な過去が分かった所で、以下次巻へとなります。

しつこいですが、イラストの破壊力ってすごいと思いましたよ。
復讐を誓うディックの表情が壮絶すぎて、言葉を無くしました。
高階先生のイラストですが、世界観を見事に表現されてて大好きなのです。
で、ここでもディックの心情をお見事に表現されてて、ユウト贔屓の私ですら、ディックに肩入れしたくなっちゃう。
いや、原作だとひたすらユウトに共感して、ディックにちょい厳しかった私。
コミカライズ版だと、何故かディックの方に共感しちゃうのが不思議で仕方ないんですけど。
これも、コミカライズの面白さかも。

3

すべてを疑ってかかるとはこういうこと

 ネイサンのことは最初の頃少し疑っていたんですが、その後の彼の態度を見てすっかり疑念もなくなり信じてしまっていたので、驚きました。疑いを持ったまま、彼に逃げられることなく密着して、情報を得るところまで成功していたディックは本当にすごいですね。ユウトも麻薬捜査官としてそれなりに危険なスパイ行為はしてきたんでしょうけれど、やはり1人で考えて動くとなると、まだまだ未熟なのかなと思いました。お人好しな性格が悪いわけではないけれど、そういう行為には向いてない。すべてを疑ってかかるディックの姿勢に、切れ者だなと感心しました。

 ネイサンを失うのは残念ですが、ディックとユウトの関係にはいろいろ進展があり、BLとして萌える場面が多かったです。ディックに扱かれ、キスまで受け入れてしまうユウト。まだ2人が出会ってからそんなに日数も経っていないと思いますが、互いに惹かれ合う素質を持っていたんだなと。ディックも、ユウトを守りたいという気持ちをいろんなところで見せてくれますね。ユウト自身のブレない強さがそうさせるのかな。BBの魔の手から逃げきることができるのか、4巻が楽しみです。

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