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愛で痴れる夜の純情 華園編

medeshireru yoru no junjou

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表題作愛で痴れる夜の純情 華園編

綺蝶,娼妓
蜻蛉,娼妓

その他の収録作品

  • 華園を遠く離れて 前編
  • 華園を遠く離れて 後編

あらすじ

いまから十数年前、売春防止法が廃止され、一等赤線地区が復活。吉原は昔ながらの遊郭や高級娼館が再建され、かつての遊里としての姿を取り戻した。
その中でも一級の存在である男だけの廓・花降楼で双璧と歌われる綺蝶と蜻蛉。禿の頃は仲睦まじかった二人だが、お互いの気持ちを素直に打ち明けられないまま、表向きは犬猿の仲として振舞っていた。
そんな折、綺蝶が実は幼い頃に攫われた元華族の御曹司とわかり、花降楼から出て行くことになる。綺蝶と離ればなれになってしまう辛さに耐えかね、蜻蛉は身請けの話を受けることにしたが、そのままではもう二度と綺蝶と逢えないかもしれないという現実を叩きつけられ、思い余って足抜けを謀ってしまう。失敗した蜻蛉を折檻する役を買って出たのは綺蝶で……!?(カバーより転記)

作品情報

作品名
愛で痴れる夜の純情 華園編
作画
樹要 
原作
鈴木あみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス
シリーズ
君も知らない邪恋の果てに
発売日
ISBN
9784592204435
4.1

(31)

(18)

萌々

(5)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
128
評価数
31
平均
4.1 / 5
神率
58.1%

レビュー投稿数8

美しい2人・・・

花降楼シリーズ第2弾「愛で痴れる夜の純情」のコミカライズ版の最終巻です(コミックスは全3巻)。厳密には第3巻にはその後の綺蝶と蜻蛉のエピソードが読める「華園を遠く離れて」のコミカライズも収録されています。(但し、綺蝶と蜻蛉のお話のみです。)
小説の挿絵と同じく樹要先生が漫画を描かれているので、とても嬉しいです。
もう、綺蝶と蜻蛉の美しいことといったら・・・。
とりわけ綺蝶はため息物の美しさ&格好良さでした。
色子としての綺蝶も独特の色気がありましたが、男姿に戻った綺蝶の美しさと色気がもう本当にすごくて・・・短い髪も似合っていて・・・蜻蛉がドキドキしてしまって綺蝶を直視できなくなってしまう気持ち良く分かります。見ているだけで倒れそうです。
結末は勿論知ってはいても、やはりドキドキハラハラひやひやしながら読み進めてしまう最終巻。
2人が大門を手をつないで出ていくところはもう涙なしには読めません。
とてもドラマチックで素敵なシーンです。
禿の頃の約束が本当に果たされた瞬間です。
しかも二人にとってとても良い形で・・・綺蝶もまさかこんな事になるとは思いもしなかったでしょう。
でも、綺蝶がかつて望んでいた「蜻蛉にいい暮らしをさせたい・・・」という思いがこのような形で一発大逆転で叶って、本当に本当に良かった・・・とあらためて読みながら思うのでした。


3

もう 感無量ですvv

CDで聴いて この花園編のストーリー知っていても やっぱり良かったvv
綺蝶のスーツ姿がカッコイイwwwwwww! CDの花園編で蜻蛉が 綺蝶の髪を切った姿が見慣れない っていうのが画に見れて うれしい~vvvv 
今までが 互いの気持ちを知ってか知らずか・・の交わりだったのに対して今作品は 想い通じ合った姿なので 交わりもより濃厚に感じます♪
足抜けして 丸く納まってからの 二人の濃密な時間がいいなぁ!! なんだ かんだと難癖つけて 蜻蛉を縛ってやっちゃう綺蝶♪ 男だね~vv苛めたいおど可愛いんだねwwwww ここの濡れ場 一番好きですvv ハッピーエンド好きには たまらない感無量の終わり方で 白無垢も良かったvv 数コマですが 弁護士の上杉先生vvvv出てきてるし(媚笑の閨には侍る夜の上杉×華芙蓉大好き♪)大・大・大満足の作品でした! 

2

これが最後の美妓の花道…男が魅せる覚悟の白無垢

二人の娼妓もここが花道、ついに最終「華園編」です。
縁あって出逢った綺蝶と蜻蛉、犬猿の仲で戦友で、
恋らしきものも無きにしもあらず…あぁ、もうどうしていいんだか!?!
そんな二人が、土壇場で結ばれるお話です☆
(↑ただし、周囲には多大な迷惑をかけてますがねぇ。)
年季&気合いの入った運命の糸は、やはり強かったのです。
土壇場で、お姫様・蜻蛉を攫いに来る綺蝶は、さながら王子様のようです☆
(↑いえ…断髪姿は、宝塚の男役風とでもいいましょうか。
  ともあれ男っぷりのいい、爽快な変身なのは確か!)
そして蜻蛉の艶姿の初々しいこと!
さあここは、ラスト付近の白無垢姿にご注目です。
男の白無垢姿です…かなりの覚悟無くしては、普通…着られません。
着物なんて着慣れてる、三三九度なんて仕事で慣れてる…
そういう元娼妓の白無垢・嫁入りって一体どうなんだか???
…そう思う読者の予想の、遙か斜め上をゆくのが、
蜻蛉姫の蜻蛉姫たるゆえんです(笑)
(綺蝶に攫われる少し前の…体を責められての、
 マゾヒスティックな告白シーンとのギャップも含めて!)
蜻蛉という人は何もかもが…とてつもなく初々しいんです。
慣れてるコト(着物&三三九度)が、とんでもなく初々しいなんて、反則です。
これも花嫁になる覚悟がもたらす、魔法なんでしょうねぇ。
そう、やっぱり覚悟が要るんです…娼妓×娼妓の10年越しの恋なんてものは!
物語のラストは、とりあえずめでたし☆ 
甘さ過剰は、御愛嬌ってことにしてあげましょう。
お楽しみのエロですが…蜻蛉の色香は、かなーりマゾヒスティックです。
折檻シーンは、見どころですよっ!

3

せつなさの結末。

これまで散々、自分たちの立場もあって本心を告げられずに擦れ違ってばかりのせつなさを抱えてきて。
そのせつなさに動かされるように蜻蛉は身請けをうけることにしてしまうのだが。
綺蝶がここにきて動き出して。
いや、彼は花降楼を離れることになる時点でここまで考えていたのだろうとは思うのですが。
それまで素直に尋ねたことがなかったような質問をそれこそ必死にも見えるような姿で何度も問い質す姿は、彼の「そうあって欲しい」という想いそのもので。
お互いの想いが通じて幸せな結末を迎えることが出来て本当によかったと思う。
この2人のお話もようやく蜜月です。

綺蝶はもう髪切ってからの方が断然好きです。
つーか、なんで髪切ってからの方が色気がハンパないんだ…。
もう蜻蛉よりも色気ムンムンで参ります。

綺蝶と東院との関係もなんか好き。
この2人はこれまでの関係もあるし、どこか共犯者的なところもあったりして、これからも蜻蛉が心配するような仲であるんだろうなーと思ってみたり。
でも、綺蝶が東院と出会えたこともまた意味のあることだったように思う。


あとは、個人的に上杉と玉芙蓉のその後が垣間見れたのも嬉しかったです。
あー、玉芙蓉さんのCD聞きたくなってきた(笑)

1

完結w
ようやく~な感じですな。
水揚げがきまった蜻蛉。しかし思わぬ言葉を向けられて~の足ぬけ。
お仕置きプレイ~甘い甘いプレイw
エロ多めなこの1冊。
せっかくだから、蜻蛉も髪の毛切ってみてもよかったのにな~と思わなくもないですが、個人的には大満足な一冊になりました。
「寂しいって言えよ」「行くなって言えよ」
綺蝶の、これまでにない必死な表情が印象的。
これまで、自分の気持ちをみじんも見せず、ヘラヘラとかわしてきた綺蝶の本当の表情に思わず(・_・、)ホロ
絵柄が麗しいだけに一層なんかすごいことに。
ちん子ナディフォルメがなんか異質に見えますがwこれはこれでw

加えて、萌えといえば、これまであんまりかわいい表情をみせなかった蜻蛉。
感じすぎてトロトロになる姿がかわいいのですv
言葉では否定していても~な具合がこれまた。
・・・・ほかの男たちにさんざん・・と考えただけで胸が痛くなりますが。。。(や・・好きなんだけど)
後半は甘あまなラブラブっぷりが目にいたい。
髪を切って妖艶さをました綺蝶と、かわいさを増した蜻蛉。
「俺なしじゃいられない身体になればいい」
想い続けてきた時間の数だけ重い言葉。

少なからず
命あるかぎり。共にいきられたらいい。
そう思わせてくれる作品でした。
番外編(小説)の最後の言葉。
私99。あんた100まで。そんな言葉がよみがえりました。
もう一度シリーズを全部よみかえしたい。

1

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