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表題作 是-ZE-

三刀彰伊 → 森川智之

阿沙利 → 千葉進歩

近衛 → 中井和哉

三刀琴葉 → 緑川光

その他キャラ
三刀彰伊(少年時代)[近藤隆]/ 吉原和記[一条和矢]

あらすじ

阿沙利-…。
約束の言葉を、聞かせてくれ。
白紙になった阿沙利を呼ぶ、彰伊の声は届くのか……!?

プチコミックス5付き、初回限定版

作品情報

作品名
是 -ZE- 5
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
海津賢、渡辺いさき、ミズグチコウジ
脚本
佐々美紗
原画・イラスト
志水ゆき
オリジナル媒体
コミック
メーカー
新書館〈CD〉
シリーズ
収録時間
78 分
枚数
1 枚
ふろく
(初回特典)プチコミックス
発売日
JANコード
4560219322042
4.6

(45)

(36)

萌々

(4)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
205
評価数
45
平均
4.6 / 5
神率
80%

レビュー投稿数12

号泣でした

原作も号泣でしたが、CDもやっぱり泣きました。CDを聴きながら泣いたのは初めてでした。

近藤さんの「がんばる」もよかったけど赤い糸で縛る~のところがたまりませんでした。まさにきゅんきゅんきましたw 原作を読んでる時よりも、近藤さんの声で聞く彰伊は悲しかった。普通の感覚を持っているがために苦しんで、心の拠り所も逃げ場も無い、たった一人の彰伊がそこに見えるようでした。音で聞く分ダイレクトに伝わるっていうのもあると思うけど、やっぱり近藤さんの力だと思います。がんばるってほんとは安心する言葉じゃないと思うけど、やっと拠り所を見つけた安心感を纏って聞こえました。

森川さんの「愛してる」と「阿沙利」は何度聞いたかわからないほど聞いたのに、すべてが違って聞こえました。さすがの一言。さすがといえば涙声の「阿沙利」にはほんとに泣かされました。少年彰伊を演じていたのは森川さんじゃなくて近藤さんなのに、少年彰伊の顔すら浮かびました。これまでのすべての瞬間を繋ぎ合わせるような「阿沙利」に号泣。ラストの阿沙利の手を掴んで一人にしないでくれ~の辺りは、成長して阿沙利を守るほどの男になったのに、素直で幼い彰伊を初めて見たような気がしました。いやー森川さんすごいですね。

そして千葉さんの阿沙利。阿沙利は是の中で一番好きなキャラで、もうほんとに大好きなんですが、千葉さんの声質と声の高さがまさに阿沙利のイメージそのものでした。発音に関してはこちらだけでなく厳しい意見を目にしますが、ネイティブな関西弁にこだわらずにキャスティングしてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。わたしは2年ほど関西に住んでいたので、発音が違うのはわかります。ドラマCDがそういうことに関してどれだけ時間やお金をかけるものかわかりませんが、方言指導の方に入ってもらえば声優さんにも聞き手にもよかったんだろうなと思います。とはいえ、関西の方にとってはメジャーな言葉でしょうが方言には違いないので、こんなことはよくある事と、あまり気にならず存分に世界に浸れました。森川さんのところに書いたラストシーンで、「おるよ。ずうっと。お前のそばに」の声があまりに優しくて、あのシーンの彰伊に感じる幼さと相まって号泣でした。千葉さんの受の声は透き通るような感じがすごく好きなんですが、こんなふうに優しいと感じたことはあまり無かったので新鮮でした。阿沙利は男だけど母性を感じたw

和記は最初の頃と違いますよね。一条さんの声と合ってると思うんですが、もうちょっと飄々とした感じがよかったかな。最初の頃はイメージどおりだったんですが…。話し方がスローになった分迫力や不気味さが増していて、逆にそれが見えちゃってる分得たいの知れなさが薄まったような。良く見えたり悪く見えたりしてこっちが混乱する感じが良かったように思いました。次はメインですね。楽しみです。

8

秀逸!

非現実的な題材ということで多少警戒していたものの、
哀愁的な音楽と、優しく語りかけられるようなモノローグで
すっかり世界に引き込まれてしまいました。

森川さんの愛惜漂う語りは、いつまでも聞いていたいと思うほど耳に心地いいし、
千葉さんの中性的な声質は阿沙利に合ってて凛とした色っぽさがあるし
近藤さんの、感情を抑えつつ葛藤する演技も素晴らしいです。
うっかりすると涙腺ゆるんでちょっとヤバかったです。

千葉さんのなまりは、そういう国の言葉なのかなあ、と思えば
それほど気にならなかったです。
それよりも、言葉ひとつひとつがきちんと意味をもって
ここまで凝縮されている作品も、そうないかと…

これに、CDシリーズ1に収められている二人の短編がついていれば
もっと良かったなあ。
愛してる、という言葉を使うこと自体を躊躇う彰伊と、
「二人でイチャイチャするのも久しぶりやなあ」と、
と彰伊をからかう阿沙利。
この頃の、終わりの時が近づいていることを感じながらも、
互いを思いやり寄り添う二人が妙に愛しいです。

8

入り口で飲み込まれた!


原作既読です。
『是-ZE-』、彰伊×阿沙利がメインのこちら。

二人の気持ちが近付き、近付き、重なった晩――阿沙利は涙を流す。
「逝きとぉない」、その言葉を繰り返し、彰伊の傍に駆け寄り、花びらの如く舞い散る阿沙利。
そこからスタートする本作です。

……これ、初っ端から思い切り持って行かれました……!

『是』のドラマCD全般に言える事ですが、まず音楽が作品の雰囲気にピッタリ合っていて、不思議で妖艶な気分を高めてくれる。
そして、今作では彰伊のモノローグからスタートしますが、彰伊役・森川智之さんの落ち着いた低い大人の声が最高に合っています。
どこか冷たいのだけれど、奥には熱がこもっていそうなお声にクラクラ。

一方、阿沙利を演じる千葉進歩さん。
「聴いていく内に慣れた」という表現をどうしてもしてしまうんです。『是』キャストの中で一番微妙なキャストかな、というのが正直な私の感想。
言葉遣いが云々というより、イメージがどうしてもカチッと嵌らなかったんですよね、千葉さんと阿沙利のイメージが。

この組み合わせだと萌評価、けれどドラマCD全体だと神評価、という感じでしょうか。


小さな頃から可哀想な男だった彰伊。
自分の意思も何もかも無関係で、言霊師の本家の生まれだからこそひかれたレール。
母親もなく、自分の紙が居るとは知らされてはいたものの、目の前には現れてはくれない相手。
そんな切なく不憫な幼少時代を近藤隆さんが演じているのですが、男の子らしい可愛さの中の哀愁さがふんだんに表現されています。


森川さんのモノローグ。
和記との会話。
悲痛な声。
阿沙利を呼び戻す叫び。
もうどれを取っても涙しか流れてこないくらい、心が揺さぶられる。
そして、少し違和感の残っていた千葉さん。
阿沙利が戻ってきて、一気に記憶が戻る、あの二人のシーン。
思い返しても鳥肌が立つのです。
それまでは飄々を装って生きてきた、力一を亡くしてから最後にかけられた言霊によって縛られ、紙として生きる事に価値を見出していなかった阿沙利。
それが、しっかり彰伊の紙としての自分を自覚したその瞬間が、千葉さんの演技でぶわりと脳内に描かれました。

たった1枚で表現される、色濃い二人のお話。
短いと微塵も感じられないのは、森川さんと千葉さんの演技に圧倒されたからだと思います。

このドラマCDは、聴けば聴くほど涙が流れてしまうほど、『是』の世界に入り込んでしまいます。

7

原作の良さが表現されてる

切ないストーリーで初めに聞いた時は泣けました。・゜・(ノД`)・゜・。
原作の雰囲気がよく表現されています。
個人的にファンタジーのBLはあまり好みじゃないのですが是は別格で、めちゃめちゃ話に引き込まれるのですが音声で聞くと本当ヤバイですねー
森川さんと千葉さんの迫真の演技のおかげもあり、完全に心を持ってかれます(;_;)

個人的に是の受けキャラで一番阿沙利が好きなのですが、千葉さんの女王受けはよくハマっていたと思います。
千葉さんって普段は喘ぎ方が結構盛大で、他の作品では「ぐぁっ・・・」「あ゛ぁ゛ー・・・」とか派手な声を出してるのに、是ではそれが一切なくて耐える系の喘ぎが色っぽくてすごく新鮮!!
そしてそれがすごくいい!!(≧∇≦)

関西在住の方は阿沙利の関西弁に違和感を感じているようですが私は平気でした。
私は兵庫県の隣の県に住んでおり、職場に関西の人もいるので関西弁もよく聞きますが阿沙利語だと思えば納得できるし、この関西弁がいい味出しててクセになります(^_^)

2

本当に良かった!

初めてレビューします。ドラマCDにハマったきっかけになった作品です。
集中力が低く、落ち着きがない性格のため、集中してドラマCDを聴くことが苦手でした。
ですが、そんな私を変えたのが「是」です。
友達に強く勧められて、 なんとなく聴き始めたのですが・・・
泣きました〜(>_<)ドラマCDでこんなに泣くとは思いませんでした。
最初にこの阿沙利と彰伊のお話を聞いて、感動して、その後1から聞き直しましたw
身内に関西人がいるので、最初阿沙利 のイントネーションが気になりました。でも、最後にはそのイントネーションすら阿沙利という人格を表しているように感じました。
情が深くて美人で強気。彰伊の不遇な生い立ちも涙なくては聴くことはできません。
原作を知っていても、最後の最後、氷見と同じ道をたどるのでは・・と心配になってしまいましたが、あの結末はこの二人の結末を引き立て、そして、氷見と弦間の結末の切なさを引き立たせていた気がします。
本当に素晴らしい作品です。

1

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