性欲全開お調子者のバンドマン×理性派黒猫のけんカップルv

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表題作ネコジタスパイキー

バンドbabyのギターでバンマス 藤本日和
ベース 三田佳男(みーたん)

同時収録作品あの太陽はきみのもの(表題作スピンオフ)

タルハ 21歳・どこかの国の王子様?
太郎さん ドラム

同時収録作品泣き虫funny days

松平健太郎・高校生
カンちゃん・高校生

同時収録作品舐め猫

ヤンキー
眼帯のヤンキー

同時収録作品Rousalka

フクロムシのウリエル♀とウェル♂
ガンチ・カニの仲間

その他の収録作品

  • 猫舌SWEETIE
  • あとがき
  • インタビュー
  • 秋山くんのTシャツ

あらすじ

日和のライブはいつも、脱ぐは、はしゃぐは、最後はぐだぐだ。
実力派のベース・みーたんの遠慮の無いダメ出しに、ムカつき落ち込むが、気付けば彼のことばかり考えてしまう。
そしてユル~いバンド生活はみーたんの引き抜きの話に揺れる!!

作者インタビューと『秋山くん』おまけ漫画収録☆

おれのギザギザハートよ、君に刺され!

調子コキのおバカ×真面目黒ネコ。
ストレートで乱暴な愛情表現に、にゃんこはなついてくれるのか!?

(出版社より)

作品情報

作品名
ネコジタスパイキー
著者
のばらあいこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
シリーズ
秋山くん
発売日
ISBN
9784893937780
3.6

(62)

(17)

萌々

(18)

(16)

中立

(8)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
18
得点
213
評価数
62
平均
3.6 / 5
神率
27.4%

レビュー投稿数18

かわいいキャラ同士のわちゃに萌え

先生の2冊目の単行本なんですね。
短編集。

「ネコジタスパイキー」
日和の髪型がww 性格を如実に表していてツボです。
みーたんや、バンド仲間とのやりとりがかわいい。
言葉遣いがユニークで好きです。

「あの太陽はきみのもの」
タルハがかわいいったらない。
「コロッケ〜全部あげる」「だからきらいにならないでほしい…」と涙目で顔半分覗き見しながら言うの反則級のかわゆさですズルいw
「たろさん とてもかわいい」と言うのがまたかわいい。

長年重い布団をかぶっていた太郎が、タルハによって、軽くなったのがいいですね。
王子様で、酔っ払った朝に見た光につながって。
こういうとこ、のばら先生お上手です。

「泣き虫 funny days」
マツケンがこれまたかわいい。
カンちゃんが泣いちゃうとこもいい。
マツケンがちゅーしちゃうとこ萌え〜。
こういうかわいい2人もっと見たいです。

のばら先生が描かれる、いじらしいキャラ大好きです。

と、ここまではよかったw

あとの2本は、メリバというか、ブラック入ってて怖かったです(苦手)

カバー下のぎっしり文字も読みました。ルーペを使ってw
それぞれのお話をつくる経緯がわかっておもしろかったです。
バンドものは先生もやっぱり恥ずかしいんですねw
いつも思うんですけど、バンドものって読むの恥ずかしいのなんでやろ?私だけ?と思ってて(たまに例外あり)
やっぱり青春の象徴だからですかねw

0

素晴らしい擬人化があるので是非

◆ネコジタスパイキー(表題作)
 日和のバカさ加減がすごく面白かったです。バンドのライブってあまり観に行った経験がないのですが、ここまでするバンドマンも実際いたりするんでしょうか。多分どこかにはいるんでしょうね。彼とは対極の性格であるみーたんも、日和にすっかり呆れているのかと思いきや、ギターの腕を尊敬していて実は絆されやすくて。ギャップ萌えでした。描き下ろしで喧嘩する2人も可愛かったです。

◆泣き虫funny days
 これも可愛かったなぁ。見た目がふわふわしていて性格もちょっと天然ぽい健太郎は、カンちゃんにからかわれることが多いのですが、本当は根がしっかりしているのは健太郎の方で、昔はカンちゃんの方が泣き虫だったという逆転した関係なんですね。健太郎がいないと不安定になってしまうカンちゃんに久々に泣かれて、キスで宥めてあげる男前健太郎に萌えました。

◆Rousalka
 一番好きな作品です。まさかのカニと、カニに寄生するフクロムシの擬人化。子供の見た目のフクロムシ達に騙されて、メスをナンパする前にすっかり寄生され廃人と化してしまうガンチが哀れでめちゃくちゃ萌えツボを突いてきました。一応愛はあるけれど、まったく異なる生物の卵を抱きかかえて座り込むガンチに何とも言えない虚しさを感じました。のばら先生のタッチが軽いので、できればこれをもっと長編で読んでみたかったです。

0

のばら先生らしさ満載のお得な短編集

久しぶりに読み返してみたら、すんごく私好きだわ。

のばら先生のさまざまな側面を短編で楽しめる、
短編なのに満足度の高い一冊。
BL漫画の中では、一冊に短編が2話収録の物でも内容が薄く感じて物足りないものもある中、こちらはなんと6作品収録なのに1話1話が秀逸。

◯印が秋山くんが好きな人が好きそう
◆印がよこいぬが好きな人に刺さりそう

ちなみに私は◆がど性癖。
巻末のインタビューで、成人漫画も好きでとおっしゃられていて、のばら先生もTwitterでフォローされている某成人漫画家先生の作品に近しいものを感じました。

【ネコジタSPIKY】◯
【あの太陽は君のもの】◯
【泣き虫 funny days】◯
【舐め猫】◆
【Rousalka】◆
【猫舌SWEETIE】◯

1

なるほど!女の子が積極的支配型の意味が分かりました!(フクロムシ)

のばらあいこ先生は作品は素晴らしいのは分かるのですが、私はハッピーエンドマニアでしかも痛い系・病み系は嫌いなので、「寄こす~」「秋山くん」は苦手です。
でも作品が素晴らしいのは知ってるので「ネコジタ~」はどうかな~?と、ドキドキしながら読みました。

はーーーーーーーーーーー良かった、、、ホッ、、
やっぱり軽く病んでるけど、痛い系はほんの少しだったし!!よかった!!
これなら普通に本棚に置けるww
そもそも「秋山くん」は本のサイズがデカイので他のものとは一緒に置けなくて他の本の下敷きになってる。
「寄こす~」は良い作品なのは知ってるけど好きじゃないので本棚の奥の奥にしまわれてる。
はー、、よかった。「ネコジタ~」は初めて普通に本棚に入れられる。
登場するキャラクター達が破天荒だったりもするけど、平和だし。痛くないし(1作品以外)

寄生モノはアンハッピーエンドだけど表現がふわっとしてるので、あまり「ぐぐぐ、、」とはならなくて良かったです。
でも結局内容がよく分からなかったので思わず「フクロムシ」を検索して生態を調べてしまいましたw

1

可愛いカップル

みんな可愛いカップルでした。

みーたんが好きで空回りしてる日和。でもみーたんだって日和を好きで。
バンド物はメンバーの関係性も楽しめていいですね。それぞれの個性や役割。
みーたんも日和のギターが好きでちゃんと聞きたいんですね。日和はお調子者だからいつもまともに弾かなくて。
巻末のショートでみーたんのデレが読めて嬉しかったです。

あの太陽はきみのもの
タルちゃんと太郎さんのお話です。
太郎さんはあの手紙でどうして引きこもったの?新しいお母さんのタイトルで揉めたのかな?
引きこもりは本音を言わず大人を装うことなのかな?
タルちゃんいいキャラでしたね。
家族とうまくいかない者同士、でもタルちゃんが太郎さんの背中を押して一緒に里帰り。幸せになってね!


泣き虫funny days
ヤリチンで二股当たり前のかんちゃん。幼なじみのマツケンのお世話係かと思いきや。マツケンやりよるな。このお話は名古屋でしょうか?親近感がわきました。

ルサールカ
怖いお話でした。宿主の善意につけこんで。
今度は彼がターゲットに?

秋山くんが積んであるのですが早く読まなきゃと思いました。

0

のばらあいこ作品にちょっとでも好意を持ったら読むべし

なにこのレビュー数の少なさと評価の微妙さは。
さすがのストーリー性。それぞれ繋がりはあるけど基本短編なのにぐっと心を掴みます。
メインの日和×みーたんもいい感じだけど、タル×太郎が何しろいいね。
ほっこりする。
短編集だから好きなもの詰めとは限らないけど、すごくいいと思える作品がちゃんと存在を主張してくれてる一冊という感想です。
それだけで神!

2

喜怒哀楽を満遍なく刺激された。

短編6編が収録されています。
・バンドマン(ベース×ギター)
・バンドマン その2(他バンドのアラブ人ギタリスト×ドラム)
・高校生幼馴染(ほんわか×冷めてる系遊び人)
・ヤンキー(真面目×ヤンキー)8Pの超短編なので匂わせて終わり。
・ホラーテイストの擬人化ファンタジー(フクロムシ×カニ)
・「ネコジタSPIKY」描き下ろし
・秋山くんおまけ漫画+のばらさんインタビュー

全体的に明るく楽しい雰囲気ではあるのですが、ヤンキーのお話は痛いし、ホラーテイストのお話は怖いしで一筋縄でいかぬ作品でした。
特に擬人化ファンタジー「Rousalka(ルサールカ)」は後味が悪かった。
でも面白いんですよね。しっかりときめいてしまったし。
神経まで犯されてしまった受けのガンチが「おれの卵さあ……知らない?」と言うセリフにめちゃくちゃグッときました。
ガンチが男前な性格なのでよけいにモヤモヤする展開でしたが、何回も読み返してしまう魅力あるお話でした。

ホラーのインパクトが強いのでそちらにひきずられてしまうんだけど、私はバンドマンのお話が一番好きです。
バンドマンの子達が全体的におバカっぽくて、可愛い雰囲気があって凄く楽しいんですよね。
可愛いだけじゃなく、それぞれの内面もきちんと描かれているので引き込まれました。
みーたんと日和は可愛いケンカップルで、アラブ人タルハとドラムのたろは優しいカップルです。色気もある。
たろがタルハに心を許し、タルハはたろを優しく受け止める関係性にめちゃくちゃ萌えました。
そしてボーカルの子だけがあぶれるというオチが更に良かったw
(おまけの4コマで更に笑いました)
この楽しい余韻のまま最後まで読めてしまいました。
子供や猫が可愛く描かれていた所も地味に良かったです。

カバー下に各お話の解説がびっしり書いてあるのですけど、担当さんから提示されるテーマの膨らませ方がとても面白かったです。
こういう所が描きたかったと一言添えられると、作品の理解が深まりますよね。

3

蟹が怖すぎる

短編集です。バンドマンのシリーズは2カプともかわいかったです。特集用の短編って力量がそのまま表れてしまうものですが、ちゃんと関連付けながらもシリーズとしてもまとまっていて面白かったです。

というか、蟹!
怖かった・・・。恐ろしいお話をほんわかしたきれいな絵柄で描いておられて、なんだか明治カナ子さん系?な怖さがありました。生き物の怖さとか、自然の不思議的なものが好きなのもあって、これが一番印象深かったです。
でもね、やっぱりね、という感もありました。のばらさんの作品に時々出てくる狂気じみた毒、それはやっぱり「秋山くん」と同じものがあるんじゃないかと。
で、私はそういう毒のある作品大好きなので、怖いながらも惹かれてしまったのでした。

毒のあるものを上手に書ける作家さんは面白いお話を書いてくれるので、今後もきっと面白い作品を読ませてくれるに違いない。

私の中で作家買い決定させてくれた作品でした。

0

ポップなものからダークなものまで

バンドもの好きであらすじをみて購入しました。
学生じゃなくて、でも普通の社会人とは違う
大人がいつまでも不真面目に、でも真剣に部活やってるような感じが好きなんです、バンドマン。

メインカップルの受けのみーたんがとてもツボで
ちょっとしたことでいちいち萌えましたw
攻めがお調子者だからか、内に秘めた情熱がより引き立ってかっこよかった。
本編ではキスまでだったけど、他のメンバーの話で押し倒してるところを目撃されてしまうんですが、
これがメンバー目線でっていうのが妙にドキドキしました。

蟹の話は超変化球で、これはちょっと難しかった…

1

そこを突いてくるのか…!

短編集です。毛色も様々ですが、秋山くんで放っていた異彩さをまた別の要素で発揮しているというか…そういう方向から来るのか…とお話によってはぞわっとしました。
ややダークな印象を受ける作品も2編ほどあります、これは人を選ぶかも…と。ですが、のばら先生の描くねちっこく香るエロスはどの作品でも繰り広げられていました。

【ネコジタSPIKY】
攻めの雰囲気が斜め上(とんでも酔っ払いバンドマン! と言葉にするだけだと他愛ないのですが)なだけでなく、受けのみーたんも斜め上です。強気と強気で可愛いくてたまりませんでした。みーたんの吊り目な見た目も好きです。
引き抜き引き抜かれ、そんな世界なのでしょうけれども、なにかに惹かれなければバンドメンバーになろうとかそういう仲間になろうという意識は生まれないですよね。思うに、日和は割と人よりも自分のこと!というタイプに見えたので、そんなみーたんの感情とか、言われなきゃ気が付かなかったのかもしれません。
みーたんが鬼軍曹だったのも、なにより日和のきちんとしたギターメロディを聞きたかったからのはずです。なんだかんだ君たち両思いじゃないかはじめっから!
かわいい二人です。

【あの太陽は君のもの】
このタルハを嫌がる人がどこに居るのだろうか…!!
と身悶えるくらい笑顔の可愛いタルハですが攻めです。なんの問題もありません、なにせ太郎さん想像以上の受け感が出ていました。あれ、あれスパイキーではそんな感じは見受けられなかったのに…!(笑)
たどたどしい日本語で、たろさんが隠す奥底の感情を少しずつ、少しずつ引き上げて包んであたためてそして安らぎをもたらす。そんなタルハとのやり取りに顔がほころびました。
一見頼りなさそうなのに、タルハ自身も色々な軋轢のなかで生きてきたからこそ、芯は強くてとても魅力的な子ですね。

【泣き虫 funny days】
この冒頭の「なかんといてー なかんといてー」がとっても可愛いんです。どちらが、というよりもそうして慰めようとする子供同士のやりとりって、こう胸をくすぐります。
そうしてそれが、結局はカンちゃんの思い違いだっていうのも割とあるあるだと思うんです。自分はこうだと思っていたことが思いこみで、真実は真逆だったとか。カンちゃんはマツケンのことを泣き虫だって(確かに涙もろいですけれども)思いこんでいたけれど、そんなマツケンにずっと優しくしてもらっていたのはカンちゃんなんですもの。
そして高校生になって、なかんといてーとまたこれ口づけるのが、とってもかわいい。ちょっぴりいやらしくって、でもかわいい。この微妙な天秤はのばら先生ならではだと思います。

【舐め猫】
ダークその1。眼帯でヤンキーで肌が見えていて襟足が長くって脱色していて…。のばら先生ご自身、カバー下でもお話されていましたがこういうダーティーな存在確かに…確かに分かる…!
とても短いですが、むんと香る危なさでした。

【Rousalka】
ダークその2。これから蟹をまともな目で見られないというか寄生虫って怖いなとか…人によってはちょっとしたトラウマになるんじゃないだろうかと思いました。
蟹も寄生虫も可愛い擬人化になっていますし、むしろ危うげで淫猥な雰囲気むんむんの作品なので好きな人は好きな作風です。(私はこの短編集内で、一番好きなのは?となると…コレです)
インパクト絶大でした。考えれば考えるほどゾッとします。特に丸いたまごを抱いているところ、そしてパリパリになった殻が散らばっているところ……ハッピーエンドかどうかも怪しいです。しかしこの忘れられない感じがたまらなく好みです。
これほど強烈な作品ですので、イケるかもしれない…という方には一読いただきたいと望んでやみません。

【猫舌SWEETIE】
日和が拾ってきた「みーちゃん」という猫から見た、日和とみーたん。
サカッたりすれ違ったり家出したりでもみーたんと日和の仲を取り持ってみたり…。みーちゃんを通じて、ふたりのふとした日常が垣間見れました。喧嘩しながらも仲良しですね。

秋山くんについてのインタビューと1P漫画も収録されていました。
しかしこの期に及んでも私が言いたいのは、あのダークその2、蟹と寄生虫のお話です。ガンッとくるこれがもうずっとこれからも根強く頭に残り続けると思います…。

1

黒猫ちゃん

のばらさん大好き。
猫大好き。
このコラボ最強過ぎるだろと期待膨らみすぎて、購入してから読まずに寝かし続けやっとよむ決意をしました。

およよというような黒い話も相変わらずあり、それに関しては見なかったことにしましたが

表題の作品は面白かったけ
バンドマンのお話は嫌いなジャンルのため、面倒だなと思ったけど。

けど。のばらさんの視点らしくしれーーと音楽関係なく読める具合でした。

キツネとネコが盛っている。
作品中の言葉ですが、まさにそれでした。

あの太陽はきみのもの
これ1番好き。
片言の言葉で語られる伝えたい言葉はやはり最強。
黒い肌に綺麗な瞳なにやらこの
定義に自分が弱いことを
気づかされた。

普通の日常。ちょっとした時間という描き方がとてもうまいなと
いつも思います

でも、怖い部分がとってもある。
のばらさんは本当は何をかきたいのかな・・・

0

的外れな期待をしていた

前作・秋山くんのような作品か、と勝手に期待していたので、読み終わった後はかなり肩すかしをくらったような気持ちになりました。
あれ・・・? なんか思っていたのと違う・・・? なんて思ってしまって。

(言葉選びが悪いですが、その時の素直な心情としては)かなり期待外れだったので、二度は読みなおす気になりませんでした。
でもまぁ、時間を置いてみたら、『いつまでも秋山くん一本だけな訳無いか』と素直に思えたんですけどね(笑)
逆に、こんなに様々な世界観や色んなカップリングを表現出来る、のばら先生すごいなー、とも思ってきたりしてしまって。

さて、ではではそんな素直な気持ちで感想の方を行ってみます!

【ネコジタ SPIKY】
バンドマンのお話  調子乗りなバンマス×真面目系ツンデレベース
受けのみーちゃんのツンデレっぷりが可愛いんです!
普段、よっぽどのことがない限り、ツンデレなんざみじんこ程も可愛くないとのたまう私ですが、みーちゃんは可愛い!

バンドメンバーに煙たがられるような言葉をバシバシと言いまくるんです。普段からそんなんだから、ポッと湧き出た他の有力バンドへのみーたん引き抜き話にバンドメンバーは「ついにきたか」、と動揺しまくるんですよね。そこでみーたんがポロッと言う今所属しているバンドへの愛とか、攻めのバンマスへの感情とかが・・・読んでて、デレキターーーーー! と、気色悪い笑顔で喜んでしまった私は悪くないと思います。みーたんが可愛いのが悪い。

【あの太陽はきみのもの】
こちらもバンドもの 
中東の国の良家出身のギタリスト×当たり障りなく人と触れ合ってきたドラマー

ネコジタ SPIKY スピンオフ作品です。
受けの太郎さんが、今まで避けてきた心の奥深くまで踏み込むような付き合いを攻めのタルハは望んでいくんです。今までなら牽制できていたのに、タルハには逃げられなくなってしまったのが可愛かったなぁ。
外国人なので、日本語がたどたどしいため幼いような印象を受けるんですが、ちゃんと人間観察できるし、人として大切なことが分かっているんですよね。そこもちょっと目から鱗でした。

前作から時間が経っている設定なので、日和×みーたんカップルの進行具合も見れます。

【泣き虫funnydays】
学生もの 

振りかえってページを確認してみると、意外とページ数は少なかったです。
私がざっくり数えた程度で正確ではないですが、ネコジタSPIKY、あの太陽はきみのもの、Rousalka、猫舌SWEETIEよりも少なかったです。この作品集の中で二番目に短いお話でした。いやー、そんな風には思えないほど読ませる内容のお話でした!

高校生にして立派なヤリ○ンの主人公の幼馴染が試験で学年三位をとり、急に注目されるようになり、嫉妬する話。いままで下だと思っていたのに・・・あれ?、という。流されるままに生きている男なのに、憎めない子でしたw

【舐め猫】
普通の男の子が同い年くらいのヤンキーに気まぐれにちょっかいかけられるお話。ここまでならよくあるBLですが、ヤンキーの男の子が襲い受けっていうのがのばらあいこ先生ワールド!アングラ臭ぷんぷんです!!

【Rousalka】
これは他の方が詳しく面白く感想を書いていらっしゃるので、省略します。

【猫舌SWEETIE】
描き下ろしです。ネコジタSPIKYの続きもの。
みーちゃんと日和がようやくお互いの気持ちを伝えあって、ハッピーエンドに辿り着くお話。日和と日和の猫視点で展開されています。
どうやらあれからは身体の関係から始まっちゃたようで、気持ちを伝えあっていなかったようです。・・・欲望をセーブできない、若さが先走りまくった恋のスタートですね!美味しいです。

2

ネコジタパイスキー

だと、ずっとずっと思っていたですよ。
パイスキーって何なんだってことですよ、
のばらさんだから、ネコ耳つけて乳首攻め?的な、
何か、そんないやらしげな言葉だと思いこんでたですよ。

違ってました。

スパイキーでした
spiky [] 大くぎのある,くぎだらけの;大くぎのような,先のとがった;怒りっぽい ,気むずかしい

それはさておき、

私の、のばらさん初見は多分このネコジタ~だったと思われ、
アホの子攻め故スルーの方向で、、
「秋山くん」の本が出たときも、この時の印象から、けっこう長いことスルーしていたのですが、ああゆう形でブレイクするとは。
なので、「秋山くん」方面からこうやって出してくるのも、当然というか、致し方がないのでしょうね。
あまりハードルあげずに、普通に初期短編集として読めば、十分おもしろいです。」

2

衝撃だった

読んでだいぶ経ってますが、今や思い出すのは蟹の話ばかり…
それほど強烈でしたよ。蟹。
今こうして表紙を見て、あ、えっとバンドの話だったっけね…となっちゃうほど蟹が強烈だったのです。
扉絵のやわらかな水彩画の子どもたちが、可愛らしいのになんだかいやな感じなのが引っかかてっはいたのに、ホラー話が潜んでいるとは予想もしてなかったので油断してました。
しかも寄生もの。
苦手なんです寄生もの。
蟹と寄生虫の擬人化とは…てっきり擬人化特集にでも掲載されたものだと思っていたので、子連れ特集に寄せた作品だと知って驚きました。
そっちで読んでたらもっと衝撃だったかもな(笑)
メインのバンドの話はBLの香り漂う青春ものといった感じでしたが、スピンオフのアラブの王子とバンドメンバーのたろちゃんの話は、我らが期待していた秋山さんらしい作品だったと思います。
「あの太陽はきみのもの」というタイトルがあとからじわりと胸に来るこの感じ!けっこう鬱々としてるたろちゃんのモノローグも良し。
うーん…しかしねえ、やっぱで処女作の印象が強烈すぎて、どうしても次回作は期待してしまいますよね。
なのに古い作品も詰め込んで、帯で煽るだけ煽ったりはちょっとないんじゃないのと。
思ったりしたわけです。
4冊目辺りにこれだったら、なんて思ったりしたわけです。

1

万人受けはしなさそう。

かなり読み手を選ぶ作品集という印象です。
特に、「Rousalka」
平たく言うとカニの寄生生物擬人化もの。
商業誌でこういうのもアリなの?!
逆に90年代あたりの作品にはあったかもしれない…。という感じの退廃的で虚無感漂う作品。
今のBL作品に慣れた身にはかなり衝撃でした。
そんな作品群の中「あの太陽はきみのもの」はかわいらしくてよかった。じんわりくるちょっといい話。

のばらさんの人気作「秋山くん」についての著者インタビューが3Pオマケまんがが1P。ただしどちらも描き下ろしではなく雑誌の再録のようなので、「秋山くん」目当てに買うとちょっとがっかりしてしまうかもなので、『初期短編集』なんだ!という心構えで読むといいかもですw

3

のばらさんは『秋山くん』だけじゃない!!!

という事を再認識したコミックスです。
確かに、『秋山くん』は結構「ぐあー!!」っていう作品でしたが、
ああいう派手さ(衝撃?)が無くても、
若者のパッションと純朴さを感じさせてくれる作品をお描きになるなぁと。
やだもう、読む返すごとにじわじわきて、
温かさとなんとも言えぬ幸福感を感じてしまうんです。
『あの太陽はきみのもの』は特に!!
他の人には見せない自分の中の寂しさを分かち合い、
お互いを必要として生きていくと決めた二人。
切なくて、優しい気持ちになれます。

『泣き虫funnydays』はまさに青春グラフィティ♪
方言萌えもありつつ、キュン……。お上手です。

『ルサールカ』、こういうトーンの作品を描かれるなんて思ってなくて
良い意味で裏切られました!!
ただ、私の脳では理解出来ないというか消化しきれないお話でしたが、
なんか好き…。
じっとりめの、寄生生物の擬人化?かな…。

のばらさんのツンデレって相当破壊力がある気がします。
なんであんなに可愛いの?
色々かわいがっていじめたくなってしまいます(変態?)

『秋山くん』についてのインタビューと、1P漫画『秋山くんのTシャツ』、
カバー裏のあとがき、隅々まで楽しめます♪

ああ、これからまたのばらさんの作品が楽しみです!!!

3

青春バラエティ

商業デビュー作品からBabyアンソロ掲載の作品が集まった短編集。
いろんなのばらあいこさんの顔が見られるけど、やはり全体を通して勢いで突き進む感は満載。
07年~11年の作品と幅があるので、古い作品はごちゃごちゃした詰まったコマとか見づらさもあるかもしれないが、貫かれてる作者魂は一貫しているように感じるのでそれもエネルギーなんだと思えます。
オバカだったりヤンチャだったり、そしてダークホラーだったり、色々なものがあって楽しめました。

【ネコジタスパイキー】
バンド特集の短編。
オバカなバンマス日和と、途中加入してきた真面目で口に衣を着せないみーたんのお話。
みーくんが猫のような発言をされているが、ちょっとツンデレはあるけれどさほどそんな印象はなく、むしろ書き下ろしにそんな雰囲気がただよう。
日和のおバカがはじけてるところが呆れかえるか、面白くおもうか紙一重かも?
でも、深く考えずに「好きー」をダイレクトに表現している彼が愛おしい。
ちなみに、日和はすぐ全裸になるのだが・・・昔海外パンクバンドのライブでマッパのでんぐり返しを最前列で見てしまい、しかもでんぐり返しでバッチリ穴も裏も見えてしまったことを思い出したのでした・・・(汗、、、)

【あの太陽はきみのもの】
表題のバンドメンバーたろちゃんの物語でアラブ特集だった!?
アラブといっても、舞台がアラブじゃなくて中東のひとが日本に来ていてバンドでギターをやっていて、というそういう設定。
本音を言わず、当たり障りのない付き合いしかできないたろちゃんが、居候してきたタルハの純粋さによって、心が溶けるという、なんかいい話♪に仕上がっていました。

【泣き虫fanydays】
これが初登場作品ですね♪何か初々しいです!
幼馴染のお話で、片方は意地っぱり、片方はふんわりの組み合わせ。
意地っ張りが本当は泣き虫だったというかわいいお話でした。
名古屋弁だがねー。是非セリフを声に出して読んでみてください♪

【舐め猫】
ヤンキー受け特集の作品でした。
これといった掘り下げストーリーはないです。
傷だらけのヤンキーがビッチだというただそれだけなのに、それが薄ら寒いです!!
題名はその名のとおりwww

【Rouslka】
子連れ特集で読んだ時、すごく衝撃を受けた作品!
のばらあいこのブラックここにキター!!って感じで、ゾゾっとしたものでした。
なんとカニとカニに寄生する寄生虫の擬人化なんですよ!!
ホラーです、ホラー・・・でもこの作品、実はすごーく好きだったりするのです♪

そして、COMICBeで掲載された「のばらあいこ特集」の時のインタビューとおまけマンガがまるっと掲載。
本の帯にその旨が書かれていますが、それに期待をするとがっかりするので要注意です!
なぜならおまけマンガは1Pだけだからです。
ふゅーじょんさんの雑誌や構成をご存知の方なら多分、お分かりだと思うのですが、きっと単行本しか手にされない方が多いと思うので、この辺りは勘違いされた方が多いのでは?

全編通してエロはなく、エッチもほとんどありません。
あとがきは、カバー裏本体にあるのでお忘れなく♪

2

なんてこったい!!

秋山くんが1Pしかないとは・・・(泣泣)
ふゅーじょんさんにしてやられた感がはんぱじゃない。
帯にも秋山くん秋山くんって煽ってるのに1Pって詐欺すぎる!!!

内容は古めのものから色々入った短編集。
(↑ココにも出版社様の策士を感じます笑)

所々『雑』に感じてしまう部分がちらほらあり
内容が上手く入って来ない読みづらさもあり中立にしました~

雑誌上だと○○特集とかって、縛りがあって大変なんだな、と改めて思いました。

ゴメンナサイ

6

この作品が収納されている本棚

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