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たぶん10年ぐらい前に読んでいた東京心中が遂に完結!いや〜感慨深いです。完結したら読もうとあっためてる作品が多いのですが、追いかける楽しみは損なってるよなぁ。
最初から面白すぎる。お仕事漫画の導入としても十二分の完成度です。その上でBL要素もあるんだから美味しい。自分は絵柄ももちろん大好きですが、絵柄でとっつきにくいと思っている方がいるなら、これだけの間愛され続けたこの作品にはそれだけの理由が確実にあるし、全く古くなってもいないのでぜひ読んでいただきたい。
BLとして以上に仕事に対する価値観を考えさせられるところが大好きで何度も読み返しています。
自分がやりたいことって何だろう?と考えたり、熱意はあっても才能のある人には届かないと感じてしまったり…仕事をする人間なら誰しもが一度は感じるような不安が描かれつつ、ラブコメチックなテンポの良さで進むストーリーのバランスが抜群!!
これからも、仕事に疲れたときにふと読み返すのはこの作品なんだろうなと思える大好きな作品です。
主人公宮坂がどんどん仕事に前向きになっていくのがとっても良かったです。
矢野の存在が大きいですよね。
矢野に出会って矢野に褒めて欲しくて役に立ちたくて。
これまでの自分を振り返りこのままでいいのか、何がしたかったのか、上京した人はきっと考えるんだろうなあ。
矢野がよくわからない人ですね。
映画が一番、それ以外はユルいのかな?
宮坂にキスしてきたり。決死の告白も「知ってる」で流しちゃって。
でも仕事を覚えて使えて、変な話もできる宮坂を気に入ってはいるようで。
最後はエッチするの?なところで終わります。
あー、レビュー書こうとして受け攻め見ちゃった。
まあ体格的にそうなるよねえ。
本読んで知りたかったな。
宮坂の彼女が我慢強かったですね。あんなにほっておかれても。でも考えさせられますね。
そしてシリーズがこんなに長かったのも初めて知りました。タイトルだけは知ってていつか読もうと思って上下巻を揃えたらまだまだあったよー。
宮坂君のていねいな言葉遣い・優しい口調と、矢野さんの亭主関白っぷり?がツボです。お仕事エピソードにリアリティがあるので、業界経験があるか身内がそちらの作家さんなのでしょうか。命を削るような段丘激しい事件もなく、あったとしても読者がまたまた、もぉーとニヤつきながら読めちゃうほほえましさ。温かみのある絵柄にも癒される、いつまでも2人の幸せが続いてほしいな。
ずっと気になってはいたのですが、絵があまり好みではなくずっと積んでいたこの作品。思っていたよりがっつりお仕事メインのBLでした。
お仕事BLというと、まずスーツでお仕事バリバリ出来ますとか、オシャレな格好で、デザイナーやってます的なモノが多いと思うのですが、この作品はTV業界のADのお話なので、そういったカッコよさはありません。
TV業界と言ってもタレントさんではなく裏方のAD。寝る暇さえない程忙しく、やっている仕事内容も雑用中心で非常に地味。
しょっちゅう無精ひげをはやしている主人公、BLで初めて見たかもしれない(笑)。
主人公の宮坂絢は一番下っ端の新米ADなので、先輩ディレクター、矢野聖司にひたすらこき使われて毎日ボロボロ。
一度は「仕事選び失敗したかな」と後悔しますが、徐々に矢野さんの素の姿、映画に対する強い想いを目の当りにし、いつしか自分も目標を持って仕事をしていきたいと奮闘しつつADの仕事を好きになっていくというストーリー。
ただ、ちょっと気になったのが、矢野さんが一瞬女性と間違える程美人という設定なのですが、まつ毛がバサバサしているという以外あまり美人に見えなくて、キャラとしては魅力的なのですが、BLとしてはうーん、あまり萌えなかったかな…。
そして、宮坂には最初からすごくかわいい彼女がいるんですよ。
仕事に忙殺されてあまり会えなくなって、そのうち宮坂は矢野さんを人として好きになってしまう。一方的に別れを告げられた彼女、なんだか可哀そうだったなぁ。
矢野さんは宮坂が自分のことを好きなのを知っていて、仕事を頑張った矢野に冗談半分なのかご褒美にキスしてくれるんですが、別に2人は付き合っているわけでも何でもない。
仕事以外で人と関わるのが面倒。でも宮坂とは一緒にいても苦にならない。この曖昧な関係が面白いし、そもそも映画より人間を好きになんてなれないという宮坂さんにますます憧れる矢野でしたが、果たして想いが通じる日はくるのやら…。
BLだと思わず、今までどんな仕事も長続きしなかった主人公が葛藤しつつも成長していくお仕事物語…としてはとても楽しく読めました。
ただ、恋愛メインのBLが読みたい!!かっこいい主人公がスマートにお仕事をこなしていくBLが読みたい!という方には物足りないかもしれません。
等身大の登場人物たちが、決してかっこいいだけじゃないお仕事を必死に頑張っている姿を思わず応援したくなる。
そんな、現実味たっぷりのお仕事ストーリーでした。