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Charaコミックス初登場! ! 草間さかえの芳醇な夜の香り漂う珠玉の作品集。
もうカバー絵があまりにも素敵でとても惹かれました。
ストーリーも、再読してみて、じわじわと沁みてくる余韻がすごい。
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明け方に止む雨
里村書記官
結城刑事
里村の弟の自殺から始まる。
弟の書いた大事なメモを見せられない結城。
弟はゲイ。結城もゲイ。自殺の理由を探る里村。
どんなに近くにいても、わからないことや知らないことはある。
深い部分なんて兄弟でもわからない。
知らないが故に、何気なく発した言葉が相手を傷つけていたなんてことはままある。
真面目で、正しく生きてきた里村だから、余計に苦しむ。
弟に愛されること、弟の気持ちを理解しようとする里村が切ない。
結城がそばで支えて、そして里村の「だけど来てくれて良かった」。
結城は里村に翻弄されながら、隣で見守っていって欲しいです。
草間先生の作品〜大好きです。
何度読んでも、素晴らしい。
前半のストーリーを通しての感想。
タイトルの「明け方に止む雨」
はたして、雨は止んだんだろうか?
晴れたのか?雨なのか?・・・霧雨にも思えたり。天気に例えると、読後に色んな感想になるな。
作中に出てくる「行き過ぎた正義」「先入観は外れる」「正しくありたいと切望したのは後ろめたさの反動」
登場人物の、それぞれの癖のような厄介なものは、紙一重。
これを絡めてくるストーリーに・・・んんんん、唸りました。とても、良かった。
後半の、「歌わない鳥」からの物語は、これまたガラリと話は変わり。
境遇は違っても、アーサーもジョゼも家族の存在が重くのしかかる生活。
逃げたした先での、2人での生活は穏やかで、いくら家族と言えど〜離れた方が正解な時もあるよね。
最後のポールの話で、描かれては居ないけど仲直り出来たんだと、想像してほっこりしました。
許されないって、手に入らなくても仕方ないって思っていたのに、結婚するかも知れないのは耐えられなかったのね
でも、そんな風に伝えるのはいけなかった
ひどいよ
それがまともに伝わってしまっていたら「あなたのせいじゃない」なんて言葉、気休めにすらならないくらいの傷を負わせるところだったじゃない
結城が正しくなくても必要な判断をしてくれて良かった
本人からズバリ明かされるのと他人からそうだったと聞かされるのでは違うと思うんだ
ただでさえ自殺の遺族は辛いのよ
加害者と被害者のどっちもの家族になって、自分の至らなかった点をずっと探してしまう
ほんで、付き合うのはハッピーで良いんだけど結城はむちゃくちゃするのはやめてくれ
山田は大人なのにキスマーク付けさせるのはやめてくれ
フィクションだと言っても生活や体を大切にして欲しいんだよな
とてもとても面白かった
短編3本(うち2本は同じ舞台の別CP)。
どのお話もおもしろかった!好き!
趣が異なるのに、どれも映画を観たような余韻が。
表題作は悲しい話だけど、ミステリーぽく謎解きと共に恋になっていく。
刑事の結城と裁判所事務官の里村がいい。
もう1本は里村の同僚の山田と隣人・高天の話。山田宅ベランダで育ちすぎたバラが隣のベランダまで伸び、山田が高天宅ベランダでバラの枝が吊るされているのを見て「ちゃんとしてもらっているんだな」と思うとこ萌え〜(説明長い)
生真面目な山田がほっとして泣いちゃったり、高天に迫られビックリし「おっ 男ですよ」てかわいいw
里中が山田をかわいがっていて、高天に意地悪なのもツボw
兄弟は?と聞かれた山田が「……天然な姉と 意地悪な姉と 嘘つきな姉が」と言ったの笑ったww
3本目は近代の外国の2人が逃避行して画家になる話。こちらもドラマチックでよかった。
どの話も絡みシーンも好みで、何度も繰り返し見ちゃった✨
草間先生…8作品読んだけど、BLあるあるやベタな展開がほぼなく、いつも新鮮な展開やお話が読めて楽しい。
タイトルのつけ方が秀逸だし、短編なのに展開やまとめ方が気持ちいい。満足感高い。
あとがきの文章もいつもとてもステキでかっこいい。すごい。
明け方に〜の中で、弟が兄を好きだったと知り悩む兄へ、相手が「他人の俺とはできても 自分の弟とはできません」と言ってあげるの…よかった。
草間先生、近親相◯タブー派でよかった。とめちゃ安心した☺️
生真面目ノンケキャラがゲイの相手に真剣にやさしく迫られて、めちゃビックリしてあわてるのってかわいい。萌え〜となる。
特に、ビシッと横分けリーマン眼鏡が年下に攻められるのとかいいですね☺️
生真面目な人は自分のことを「私」 呼びすると尚良い。
三つのCPの話が詰まった短編集。
草間さんの絵と話の雰囲気好きだなぁ、と改めて思った。
山田くん座布団5枚くらいあげたくなる可愛さ。
もちろん里村兄の捻くれ具合も可愛いよ( ^ω^ )
(2013.11.4)
