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良かった!
設定とか話の流れやテンポが、とても良かったです。
28才予備校講師なのに童顔な為、予備校生に間違われやすいノンケの柏瀬惇と、同じマンションの上の階に暮らす27才ゲイの柴崎恵史のお話。
仕事優先で彼氏との修羅場でベランダからパンツ一丁で降ってきた柴崎は、柏瀬に助けられ、お互い一緒に食事をしたり、出かけたりする仲になっていく。
2人がお互いを好きになる過程がとても自然で、読んでいてほっこりします。
柴崎が柏瀬の年齢を勘違いしていて、でも好きになってしまったから、待とうという考え方も、見た目と違い誠実!
大きなトラブルとかで、気持ちが離れたりしてしまうのでは?!とビクビクしながら読んでいましたが、お互いの気持ちを確認する幸せな流れでした。
初のエッチは、さらっと回想でしたが、それも温かみのある書き方で良かったです。
続編があればなぁと感じるくらい、私は気に入りました。
予備校講師の柏瀬と、マンションの上の階に住む柴崎の互いに大きな誤解をしたまま進んでいくラブストーリー。
出会いは唐突で、上の部屋に住む柴崎が柏瀬の部屋に痴話喧嘩を逃れほぼ裸で逃げ込んで来ます。
そこから交流が始まっていくのですが…出会いがインパクトがあったので、最初は柴崎のキャラクターがよくわからないというのが正直な感想。
普通、他人のベランダに勝手に入ってきて、申し訳なさそうにするでもなく1時間ほど家に入れてって言うかしら。
図々しい人だなあ…^^;と思ったのですが、実は面倒見がよくて大人な人間です。
柏瀬も、必要以上の感情は他人に見せない一人が好きな人間で、最初は冷たいのかと思いましたが、面倒臭がりなだけという、こういう地味なキャラクターは好みでした。
ご近所ということでその後、おすそ分けをしてくれたり、頻繁にやってくる柴崎に対し、ゲイであることをカミングアウトされたこともあって、もしかして自分に気があるのかと疑う柏瀬。でも何故か嫌ではない…。
この二人、実は互いに大きな誤解をしているのですが、それがとてもおもしろかった。
最初は地味に淡々とすすんでいくお話に、何か起こるのかな?と、ちょっと物足りなさを感じていたのですが、誤解のとけた後は、そのはもう一度そのオチを知った上でもう一度読み返したくなるお話でした。
後半は付き合い初めた二人のその後、柏瀬が柴崎の仕事のごたごたに巻き込まれるお話です。
ストーリーとしては起承転結があって面白いのだけど、前半がインパクトのあったお話だったので、後半はどちらかというとお仕事メインのお話になっていて個人的にはもっと恋愛のお話のほうが好みでした。
短いお話が二本なので、さらさらと楽しく読みたい方にオススメです。
ココナッツさま
こんにちわ^^コメントありがとうございます。
柴崎ってチャラいのか図々しいのか面倒見がいいのか大人なのか、私の中ではちょっとわかりかねました^^;
仕事中の彼とプライベートな彼って見せる顔がけっこう違いますね。
短いお話だと思ったら、雑誌掲載だったのですね。
私はオチを知らずに読んだので、前半のオチが結構面白くて楽しめたのですが、短くてキャラがすっと入ってこないまま終わってしまった感じもしたので1話がもう少し長いお話だったらもっとよかったのになぁ~と思いました。
こにしそるさま
こんにちは、こにしそるさま(*^^*)
柴崎ですが、彼はわたしの『カッコイイと思う攻め』にかすっておりまして(苦笑)けっこう好きです。
こういうチャラっぽい攻め…他にもいないでしょうかねえ(^^;;
新刊で発売された時に購入してて、ざっと読んで置いたままだったのを今頃再読。
最近、どちらかが過去・トラウマ持ちとかばかり読んでいたので、なんだか安心してほっこり読めました。
最近欲している隣人ワイルド系おっさんではないけど、同じマンションのちょうど真上の部屋と下のご近所さん。
隣じゃないし、おっさんでもないし、むしろ格好良い系なんだけど。
痴話のもつれでパンツ一枚で上の階から柴崎が降ってくるというのが出会い。
面白い設定だなぁと購入を決めたのもこれでした。
お互いが深く素性を知らずに親しくなっていて、柴崎が柏瀬を高校生ぐらいと勘違いしていて、それがわかるシーンなんかは柴崎が可愛かったw
柏瀬の外見がすごく童顔でも中身はきちんとしっかりした大人なのも、読んでいて安心できる部分だったかもしれません。
改めて読んで良かったです。
なんかこういう風に安心して読める本っていうのもいいですね。
斑目ヒロさんの挿絵も好きでした。
「運命かもしれない恋」がとても良かったので、作者さんの他の作品も読んでみたくなり選んだのがこの本でした。
このところ同級生物を読む機会が多かったので、同級生物ではない今作は新鮮ではあったのですが、私は根本的には同級生物が好きなのだなぁ・・・と再確認する結果に。
でも、読みやすくて、読みながら続きも気になる内容になっていて、一気に読んでしまう面白さはありました。
主人公の柏瀬の性格ゆえにこういう淡々としたあっさりな展開になるのも納得で、読後感も悪くないです。
「絡まる恋の空回り」は短い物語なのですが、物足りない部分は「二度目の恋の空回り」で十分満たされるようになっていましたし、このカップルにとって、今度こそ互いに本気になれる相手と出会えたんだなぁ~という事がちゃんと確認できて良かったです。
2人がくっつく道のりもあっさりしているし、とても平凡な淡々とした日常なのだけれども、そいういうのも読んでいてほっとできて良いなぁ・・・と感じました。
ちなみに柏瀬みたいなタイプは噛めば噛むほど味が出るタイプなので、個人的には結構好きです。
渡海さんの作品は最近読まなくなっていました。
主役の性格などが合う合わないが個人的に激しくて、合わないことが最近は多かったもので。
こちらも当初は二冊で迷って、やめた方でした。
その時は表紙に惹かれませんでしたから。(ちるちるさんのスマホ画面は表紙が拡大出来ない)
ただ、購入して手元に届いてビックリ。
イラストとても良いです!
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受けの柏瀬は28歳の予備校講師。
補導されることもある童顔であり、これが一連の誤解へ発展することに。
攻めの柴崎は、柏瀬の部屋の上の階の住人。
なかなかのイケメンで、出会った時は男同士の痴話喧嘩の最中でした。
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出会いはあらすじにも触れられていますが、そこだけでは買うにはいたらなかった作品。
他の方のレビューに柴崎が『柏瀬を未成年だと誤解して手を出せなかった高校教師』という説明があり、それで俄然興味を持ったわけです。
仕事熱心だけど、私生活はだらしない高校教師…良過ぎる!!!
それだけでも先に知っていたら、こちらをすぐに買っていただろうなあと思います。
本編は雑誌掲載のため短いですし、その中に出会い→恋→トラブル→成就と詰め込んでいますので、かなり速足。
柏瀬視点なのですが、柏瀬が柴崎への好意を恋と自覚するのも速ければ、ノンケなのにまったく躊躇していない(多分ページの都合、だって100ページだもの)のもなんとも物足りません。
仕方ないと言えば仕方ないのですが、雑誌掲載の文庫化はこの辺りがいつも不満が残ります。
文庫書き下ろしの部分の方が長く、内容はつきあい出してから体を繋ぎ(本編ではキスどまり)、仕事関係のことでふたりがギクシャクするという流れ。
なんと言いますか朝チュンのように、行動説明の『○○した。』とか『○○を続けた。』とかでフェードアウトし章を終えるところがあまりに多く、結構度々章が変わるので、読んでいて続くと気になってしまいました。
それまでスルスル読んでいても、章が終わる時は必ずそれで微妙に冷めてしまう。
本編の駆け足さと、その辺りの書き方が気になってしまいましたが、柴崎の甘々台詞とか態度とか本当にツボで、全編書き下ろしなどで性急感がなくじっくり書かれていたら神にしたと思います。
出来れば柴崎視点も読みたかったなあ。