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校内一のモテ男×評判の超変人の肉欲から始まる恋!? 放課後にくりひろげられる秘密のプライベートレッスンv
学校一のモテ男・向井×クラス一の変わり者・勅使河原の取り合わせです。
周りの誰もが向井に視線を向ける中で、
ただ一人自分に見向きもしない勅使河原という男。
自分以外の人間に注がれる熱視線、だけど、そこに自分だけが映らない。
そんなちょっと歪んだプライドが好奇心のはじまりでした。
向井が興味本位から声をかけてみると、
恥ずかしげもなく赤裸々に性の悩みを打ち明けてくる勅使河原。
周囲には変わり者と言われていたが、なんのことはない
無垢で繕うということを知らない素直な性質と己の本能への忠実さ、
封建的な家庭に育ったゆえの世慣れなさが彼を浮いた存在に見せていただけ。
つまりは、変人というより
「ちょっと変わった性癖の箱入り坊ちゃん」といったところでしょうか。
そして、向井もいつしかそんな勅使河原を可愛いと思ってしまっているのでした。
ちょっとぶっとんだ性癖も、こっぱずかしい青春の友情も、
照れることなく真顔で口に出してしまったり、
独特な思考でいつも斜め上の反応をしてくれたり、
面白くて見てて飽きることのない勅使河原。
タイトルの〝エキセントリック〟とは間違いなく彼のことですね。
そして、何よりたまに見せる笑顔がめちゃくちゃ可愛らしいんです。
こんな表情向けられたらどんなモテ男だって、惚れてしまうに決まってます♡
同時収録の『6畳一間まかないつき』は
10年越しの2人の恋のお話でした。
このお話だけで1冊読みたくなってしまうくらい、
内容が濃くて、切なくて、好きでした。
同性愛だと好意を伝えることって下手すれば
周囲との関係を壊してしまうこともあって、
決して簡単なことではないんだよなあ…
と改めてしみじみと感じ入ってしまいました。
でも、口に出さなければ伝わらない。
そこにあるのは好きっていうシンプルな感情なのに、
勝手な思い込みが勝手な結果を生み出して、
上手くいくものも上手くいかなくて、
どんどん複雑になってしまうんだなあって。
そうしてずっと両想いだった2人が
10年間もすれ違っていたと思うと切なくて切なくて…
瀬尾の「長かったぁ…」
「本気の好きを冗談にするマジできつかった…」に
その間の労苦が滲み出ていて、喜ぶべきはずなのに泣きそうになりました。
純が作る家庭料理がどれも美味しそうで、
それを嬉しそうに食べる瀬尾が好きでした。
それだけで幸せな気持ちになれて、読後感もすごくよかったです♬
◆放課後エキセントリック(表題作)
お坊ちゃん育ちでいろんなものを制限されてきた結果、浮世離れしてしまい変人扱いされるようになった残念なイケメン・勅使河原。こういう奇特な設定でも、倫敦先生の手にかかれば宇宙人過ぎると感じさせることもなく、妙なリアリティと可愛げのあるキャラに仕立て上げられていて、さすがだなぁと思いました。
勅使河原は最後の最後まで淡々としていて、それが乱れるのは情事中のわずかの間だけなんです。そこが面白い。攻めの向井はそんな勅使河原に性的なことを教え込むという美味しい立ち位置のはずなのに、勅使河原の感覚が常人離れしているので結局振り回されちゃうんですよね。この関係性がどちらも愛嬌のあるキャラにしているなぁと。もちろん濡れ場の勅使河原はとっても可愛いんですが。くすっと笑いながら可愛い男子高生2人のやりとりを楽しめる作品でした。
◆6畳一間まかないつき
私は料理の描写があるBLが大好きなんですが、この作品も美味しそうな料理がいくつか登場してテンションが上がりました。BL×料理ってとてもほっこりします。肝心のストーリーも、ワンコとツンデレの掛け合いが微笑ましく、中盤からはお互い今まで本音を晒せなかった理由を打ち明け合い、笑いとシリアスのバランスもばっちり。料理上手な男性と、胃袋を掴まれて幸せそうな男性の話は、読んでいるこっちも幸せにしてくれますね。
初読みの作家さんです。絵柄が独特ですね。
タイトルからどんなお話かと思ったらなんとも清々しい可愛いお話でした。
「放課後エキセントリック」
勅使河原の突き抜けたキャラにビシッとお話が締まってますね。
もうソーセージは食べられないかも(笑)
封建的な親から性的な事をシャットアウトされて生きてきた勅使河原。気の毒です。
いつも誰かをじっと見てるのに自分は見られない向井は勅使河原が気になって。
勅使河原の本音を聞いても引かずに逆にラッキーと肌を合わせる向井。
たまに見せる勅使河原の満面の笑顔が急で違和感がありました。
勅使河原の言い分にクスッとなります。
向井が気になってしょうがなくなった勅使河原。でも向井の気持ちには気付かない。
最初に友達だと言われて初めての友達に勅使河原は浮かれて。
自分で気持ちよくなってほしいとか向井を好きになってしまい向井を避ける勅使河原。友達なのに申し訳ないと。
色々あってやっと両思いがわかり空き教室でいきなり最後まで。
門限6時かあ。でも向井ならとことん付き合ってくれそうですね!
「6畳一間まかない付き」
遠回りしましたね!10年愛。
お互いに気持ちを隠して違う人と付き合って、余計な傷を作って。
やっと素直に気持ちを言えて良かったです。
賄い付きの下宿って憧れますよね。
表紙の爽やかさに惹かれて購入。
いやぁ、意外にエロくて、買った自分に拍手しました!
真面目過ぎる受の勅使河原くん。イケメンで人気者の攻の向井くん。
向井くんは、元々勅使河原くんが気になっており、そんな勅使河原くんは性的興奮を向井くんに相談。
こんな高校生いる?!(笑)って思うのですが、この2人のやりとりが、まぁ楽しい!
初々しいくせに、エロい!最高です!
そして、私が気に入った作品が、同時収録されていた『六畳一間まかない付き』です。
長い年月を経て、お互いが気持ちを打ち明けられたのに、泣きそうになりました。
美味しそうなお料理がたくさん出てきて、ほっこりします。
ほんとは神あげたいけど、ぐっとこらえて萌え2にしておきます。
いややっぱ神だ。変更。
巴里子先生の中で唯一といっていいぐらい手を出してなかった作品。
学生ものが苦手なんです。
やたらめったら青臭さを前面に出してるのとか、
「けっ」という気分になってしまう おばはんなんで。
で表紙が青いじゃないですか。てっきりそういう作品かと思って。
なんだけど巴里子さん不足になって
ついに手をだしてしまった訳です。
受けさんの変人ぶりと 攻めさんのその胡散臭い万能な受け答えで
青臭さがぶっとんでしまって
問題なし、大爆笑ものでした!
(ちょっとまてBLでこんなに笑っていいんだっけ・・・)
6畳一間 の方はとっても切なかったです。
10年物?二人して遠回りしてなあ。。。
ま、大人になって自分の人生自分で決めれるようになってるから
二人して自由に生きていけるし、要はハピエンだからいいか。
受けさんの つんつん度合がたまらなくいいっす。
また蹴られてもニコニコしてる攻めも攻めで(笑)
楽しかったです!