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表題作くちづけは嘘の味 2

和智大介
青年実業家
槙尾ひじり
バーテンダー・元詐欺師

その他の収録作品

  • 空港にて
  • キス・マーキング

あらすじ

人を好きになると、どんな些細なことでも知りたくなる―――
経営者としては優秀だが、情が薄く人間的に難アリの青年実業家・和智を虜にしたのは、
元詐欺師で現在はバーテンダーとして店を構える槙尾だ。
だが、和智の部屋で一緒に暮らし、幾度も身体を重ねているにも関わらず、
束縛を嫌う槙尾の行動は謎だらけで、和智は翻弄されてばかり。
ある日、槙尾を尾行した和智は、何者かに襲われて―――!?
薄情な青年実業家×元詐欺師のしたたかな恋の駆け引き!

作品情報

作品名
くちづけは嘘の味 2
著者
サガミワカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
くちづけは嘘の味
発売日
ISBN
9784796407182
4.1

(121)

(56)

萌々

(40)

(20)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
12
得点
503
評価数
121
平均
4.1 / 5
神率
46.3%

レビュー投稿数12

好きすぎる神作2巻

今回も始まりからハラハラドキドキする展開。槙尾の有無を言わせぬ空気感、色っぽさ、本当に好きです。槙尾の顔が、性格が、ギャップがツボすぎる〜!ほんと、ギャップのオンパレードで気が狂いそうになる。和智は和智で槙尾のことが知りたくて必死でかわいい!この2人に幸せになって欲しいー。お邪魔虫役(?)もいい味でてていい感じでした。イケメンしか出てこないー伊勢さんもいい人だし、どの登場人物も魅力的で大好きです。

0

ワンコ度が増した二巻


一巻から設定がツボで迷わず二巻も購入。
受けが攻めを掌で転がす感じが万歳だった一巻に比べ、二巻は槙尾の態度が少しずつ変化していった気がします。
それでも全然、和智の方が槙尾への思いは強いですが…それがまたいい!

今回新たな刺客として登場した人物を巡り、言い争ってしまった後、槙尾の帰りを待つ和智のシーンがすごく良かったです。
まさに一途で恋しがるワンコ攻め。

また、一巻ではあまり知られなかった槙尾のことが少し明るみになり、益々面白くなっていきそうな予感。

0

信じるか信じないかは

槙尾の反応次第です。

というわけで2巻。
同居生活が始まって、ますます槙尾に夢中な和智です。
一緒にいれば自然と分かることが増えるのがふつうのCPですが、槙尾の場合は逆で、いればいるほど謎が深まる。無理に知ろうとすれば扉が閉ざされる。
だけど和智のことを単なるカモと思っているわけではないから、ちらっと素を見せる。
この駆け引きが引き続きたまらんのです。

和智はもともとお金持ちのぼんぼんっぽくて、育ちもいいし、身のこなしもスマート。絶対いい匂いのするタイプ。
これだけなら槙尾にとってカモにはなっても面白みがないけど、能力があって理性的で頭の回転が速い和智が、槙尾にだけは熱くなって執着してくるのが楽しくて仕方ないんだろうなというのが端々に感じ取れます。

今回、槙尾への執着が高まりすぎて尾行した結果危ない目に遭ったり、槙尾を手に入れたい関西の企業詐欺師・清丸が仕掛けてきたり、波乱万丈です。
どっちが上手か、騙し合いみたいなゲームがあちこちで勃発するものの、名うての詐欺師にかかっても上手を取れる和智に惚れます。
「俺に偶然はない」という台詞が最高。
そもそもひとを信用していないから、騙されるようなタマではなくて、惚れた槙尾限定で信じて転がされてるわけで。敏腕経営者は名ばかりではないんですよね。

描き下ろしのキスマークの話ににやにやしつつ、2巻終了。
今回は尻尾を巻いて逃げた清丸のバックにも誰かがいて、槙尾も暴力団とつながっていたりと穏やかではありませんが、少しずつ自分の仕事のことも和智には話して、事務所にまで連れ込んだ槙尾。
3巻ではこの関係のパワーバランスがどうなるか、見ものです。

0

嘘も真実も。清濁併せ呑んでこそ。

分からないものは怖い。和智さん相変わらず槙尾に執着しております。
1巻に1事件って感じで進んで行くのかな。
本作は和智に近付く詐欺師・清丸と槙尾との対決。

槙尾に執着している和智さんは、まだ槙尾が詐欺師という事以外何も知らない。
槙尾の事が知りたいという一念でストーキングまでしてみるが、途中暴漢に襲われ大怪我をしてしまう。助けてくれたのは銀行のアナリストを名乗る清水という男だった。
和智さんも1巻で学んだと見えて、そうそう詐欺師には騙され無いんですが、槙尾については謎のまま。1巻の終わりで、槙尾が暴力団の組織と繋がりがありそうだという事が分かりますが、本作ではまだ不明。槙尾の言うには情報屋との事なんですが。

和智さんは自分が一方的に振り回されていると思ってるみたいですが、槙尾はもうとっくにほだされてるし、和智を特別に想ってもいる。そんなダダ漏れ感も可愛いくて。バーテンダーの時のソツのない美人っぷりと普段の乱暴な言葉使いのギャップとエッチの時は格別おねだり上手。エッロエロです。ふはっ。これはたまらんよね。
槙尾の何が真実で、何が嘘なのか。男前なら清濁併せ呑んでこそ。
和智さんの男前度が試されて行くんでしょうな。

あとがきによると作者は関西で活躍(?)しているチャラいイケメン詐欺師・清丸を気に入ってるとかで、再登場の予感。
本作はイケメン和智さんも美人の槙尾も顔をボッコボコに殴られシーンがあって怪我してるので、台無しなんだけど、作者はそれが楽しかったみたい。もー見てるだけで口の中が切れてそうで痛いんだけど。
カバー下、攻めしか入れないサウナ。むさ苦しくて可笑しみ。

3

攻めが成長してしまった寂しさ

いつのまにか一緒に暮らすようになっていた2人。ある日槙尾の行動を不審に思った和智が後をつけると何者かに襲われてしまい…。

今回は槙尾絡みの事件がメインでした。清丸という詐欺師も登場し騙し合いは前回より大がかりに。
和智も巻き込まれた事で、槙尾の本音(デレ?)が垣間見えるようになってきて2人の関係として一歩進んだ感じ。

なのだけどなんとなーく全体的に物足りない。何故だろう。
事件に関して言えば大がかりにはなったものの、裏をかいてしてやったりのパターンが前回と同じような内容だったからかな。new詐欺師のキャラは良かったのですが。

和智と槙尾に関しては私が前作で好みだった「おバカな和智さん」が鳴りを潜めてしまったからかも。振り回されっぱなしの大きいおバカワンコから普通の攻めに成長してしまったような寂しさ…。
まあそれは2人の関係が進展したって事なので喜ばしいのですが、心の通ったイチャイチャは増えても個人的にいまひとつ萌えられませんでした(*´-`)

1

恋と謎が深まり駆け引きは続く

2巻ですね。1巻でもうまくまとまっていましたが。
新たな登場人物や槙尾の仕事が少し明らかになってきます。

槙尾がいつも何処かへ出掛けて帰ってこなく和智は気もそぞろです。
関係ないとか言われちゃって。
でも誰かを待つ夜の長さを知る和智。会社の同僚も言ってましたが変わりましたね。

槙尾を狙う新手の詐欺師にカモられそうになる和智。
しかし今度は引っ掛かりません!偶然は2回も続かない。学びましたね!

和智を巻き込まないようにしてた槙尾。槙尾も和智を大切にしてて嫉妬までしちゃって。職場?があるのに和智と半同棲してるのはやはり?
束縛を嫌いそうな槙尾の全てが知りたくて欲しい和智。恋してます!

0

自認カモ×詐欺師の神シリーズ!

受けが圧倒的イニシアチブを握る、私的神シリーズの2巻目。

新たな詐欺師に和智・槙尾さんが狙われます。
和智は暴漢に襲われ、槙尾さんは拉致・監禁され、なかなかバイオレンスな展開…

和智はドライな人でなしなのに、槙尾さんの正体(謎)がわからないのが不安で、帰ってこない槙尾さんを待って眠れない夜を過ごしたり、まるで恋する乙女!こんな風に誰かを求めるのは初めてで、ある意味、初恋なのかもしれない。
でも、ただ恋してるだけじゃない、槙尾さんと出会ったことで、人を見る目や判断力が研ぎ澄まされてます!

そして槙尾さんにも変化が!
疑心暗鬼な和智に拒否られイラついて自販機を蹴ったり、和智をターゲットとしてる詐欺師に「あいつには手を出すな」と言ったり、槙尾さんの中にも和智に対する”情”があって、冷静じゃいられないくらい大事に想ってるのが伝わってきます。

騒動の後、槙尾さんは初めて自分や仕事のことを和智に話す。
槙尾さんの過去、情報屋への依頼人、バッグにいるだろう組織、まだまだ謎は多くて、和智も全てを明かされるほどじゃないとしても、想いは一方通行ではなくなり、二人の距離がグッと近づいた2巻でした。

槙尾さんはネコ科の猛獣のイメージ。
優美な槙尾さんが、和智をなだめるために自分から軽くキスしたり、和智に頬を摺り寄せて甘えたり(それもエッチ中に♪)…
猛獣が気まぐれに心を許してる瞬間がとても好き♪
ずっとずっと続いて欲しいシリーズです。

ただ海王社の電子化ペースには文句を言いたい!
2巻の電子化は紙本から1年後、3巻は紙本から1年半後…待たせ過ぎ。
すごく好きな作品だからこそ、(読めなくても)いつでも持ち歩きたいって気持ちがあるんですよ!
紙電子同時発売じゃなくても、せめて1~2ヶ月遅れ程度で電子化して欲しいです。
3巻は9月に電子化されますが、同じ頃に発売される4巻はいつ読めるんだろう?

5

気になる謎がひとつ


「俺の前で他の男を褒めるなよ」
帯にもありましたがグッときました〜!!ACT.2の幕の引き方、槙尾(受け)の真意が見えないままえちもお預けになってしまって…なところで、槙尾が思い切り苛立ちを見せて自販を蹴って「クソッ!」、の展開も面白かった。えっ何で槙尾…と。

BLのLじゃない部分でもこれからどうなるの…!?というどきどきわくわくでスラスラ読み進められました。和智(攻め)は相変わらず槙尾に盲目で、槙尾を追い掛けるワンコ攻め〜という感じがしますがちょっと天然なところが魅力的で。槙尾はそんな和智になんだかんだ心を許していて笑顔や照れ顔がとても可愛い。仕事(?)中は和智よりもできる男感があって格好良いですが、やっぱり受けとしての可愛さ(ツンデレっぽいところもありつつ)があってよかったです。
最後の最後にデレる受けは自立した受け……いいですね;;

今巻掻き回してくれた清丸さんは、ノンケか否か…。バイ有り得そう〜と思っていたらカバー下。あっ攻め…!ですよねでも受けでも全然…(小声)となりました、笑

顔が売りの槙尾は和智より顔の怪我の治りが早い…も笑いました。成程最高。
清丸も続きも楽しみです!最後に。
描き下ろしラストの和智の腰のキスマーク…。い、つ、付けたのか、とてもとても気になります…!!笑

ど、どういった状況、体勢で……?//震

3

和智さんもカッコいいのよね

二巻は槙尾さんよりも和智さんが活躍してますね。メロメロで相変わらず槙尾さんに振り回されっぱなしかと思いきや、さすがやり手の社長。槙尾さん以外の詐欺師にはひっかかりません。お話としては槙尾さんの素性が少しわかって面白かったけど、槙尾さんの色っぽいシーンが少なくなってたかも。
槙尾さんを救出してエッチのあとの槙尾さんが後ろ向きでベッドに腰かけて煙草を吸ってるシーンが綺麗でした。あの、肩まわりの肉のつき具合とか、ローライズの下着の上に見える腰の窪みとか、好きな体型です。

2

思ってたより・・・

1巻めのドラマCDの評判が良くて、気になり原作を読んでみようと1巻と2巻購入してみました。

酷い男×悪い男のコピーですごく楽しみにしてたのですが、わたしの思ってるような酷い男と悪い男ではなかったです。
もっともっと酷い男と悪い男を想像してたもので。
この絵柄からするとちょうどいいのかもしれません。
わたし的にはわりとほんわかした気分で読めました。
和智は、情が薄くて人としての感情が希薄で酷いというより可哀想な人なのでは?と思いました。
でも、槙尾と出会ったことで、人間らしい感情を表していく様は読んでてニヤニヤしました。
それは槙尾も同じで、真っ赤になる槙尾とか。
お互いがそれぞれに執着してるのを端から見るのは楽しいですね。
今後どういう展開になるのか続きも楽しみです。

5

魅力が増す2巻

恋に本気になったことのない青年実業家 × 元詐欺師のバーテンダー
攻めが受けに何度もカモられて、騙されて、
でもそんな受けに攻めはハマってすっかり虜で…というお話の第2巻。

このシリーズ、
ストーリーは受けの詐欺師テクに引き込まれて面白いですし、
受けの魔性さと色気、それでいてちゃんと男を感じるところが素敵です。
CDもとてもいいので、ぜひ多くの方の読んで&聴いていただきたいな☆

この2巻では、
受けが攻めの家に転がりこんで同棲状態中、
他のバーの客とは明らかに違って、攻めは別格扱い、
エッチでは攻めがSっ気を出して強気に責めてます。
……が、
相変わらず攻めは受けの槙尾に翻弄されるばかり。
槙尾は相変わらず気持ちも行動も秘密主義で、
最近は家に帰ってこない夜が多いのです。

それで攻めの和智は、槙尾が何を考え何をしているのか気になって尾行、
すると何者かに襲われて、
「これ以上、あの男の邪魔をするな、次は殺すぞ」と脅されてしまう…

誰が何のために和智を襲った?
そして、その時に助けてくれた人当りのよいイケメンの真意は…?
和智が初めて、受けの槙尾からのエッチの誘いを断ったり、
ふたりはしばらく会わなくなったり、そしてその間に……

今回も、どうなってるの?どうなるの??という展開で、
とても面白かったです。

そして、1巻ではひたすら騙され翻弄されまくりで、
チョロい印象だった攻めの和智がこの2巻では、
槙尾への執着心と共にキレる頭と冷静さも見せて、なかなか格好いい。
受けの槙尾も、
相変わらず和智につれない態度を示しつつも、
本音がチラチラを見え隠れして、
和智を手放したくないという思いが伝わってくるのがいい。
最後、和智への気持ちを図星さされ、
顔だけじゃなくて肩まで真っ赤になってる姿は、すごく可愛いかったなぁ。

キリよく2巻は終わってますが、まだ続くようなので、
次巻もすごく楽しみです~~
そして、この魅力が増した2巻のふたりをぜひぜひ、
帝王×興津さんのお声でも聴きたいなぁ~~CD第2弾も切望です☆☆☆

7

スリリングな展開。パワーアップした魅力

一巻に比べ、もう少しだけ素顔を覗かせるようになった槙尾。ますます魅力が増しています。
一巻の槙尾は最後まで食えない人物という印象が強く、くるくる変わる表情は本心なのか演技なのか、読者目線でも図り切れない。しかし二巻では、槙尾の本心に近いような表情がいくつか見えて来たのでは。それは誘うような色っぽい顔でも、詐欺をはたらくときの悪い顔でもなく、和智を見詰めているとき、和智を思い出しているとき、時折見せる槙尾の少し幼い表情。それを見ると、ああなんだかんだで槙尾も和智にべたぼれなんじゃないか、と。そういった細やかな表情の描き分けは見事としか言いようがないです。
そして和智。和智は単にひどい男なのではなく、ただ自分の価値観にしたがって、正直に、素直に、かしこく生きている男なのだなあという印象が強まりました。その素直さが槙尾にとってはとても心地よいものなのでしょう。恋という感情は知ったけれど、和智本人も言うように、人間的に大きく何かが変わったわけではない。むしろ変わったのは槙尾の方なのかもしれません。和智の存在が槙尾にとって大切なものとなったのだとしたら、きっとそれは槙尾の最大の弱点となるのではないでしょうか。
最後までハラハラドキドキさせられ、一巻に続きとても面白かったです。ふたりともなかなか危険な目にあっていた2巻。3巻では一体どんな展開が待ち受けていて、ふたりの関係がどう深まっていくのか期待です。

14

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