電子書籍限定短編
好きな人が振り向いてくれないから、他の男で埋めるのかわいい……。
例のメールの相手はだいたい予想が着くでしょう。ご名答!
香矢が、男の中指に気付いて、そこから男が種明かしをして〜の流れにぐっときた。
香矢は叔父にずっと恋している。でも叔父の怺嗣には3度も振られている。
だけれども諦められない香矢はあてつけのように夜遊びを繰り返していた。
ある時から差出不明のメールが届くようになり、決まりきった怺嗣の説教に耐えかねてその誰かもわからない男とホテルで待ち合わせをする。
男から目隠しをして待てと指示されていた…
メールの相手ももちろんホテルに誰が来るのかもわかってしまいますが、「目隠し」というキーワードにちょっとどきどき。
声も出さず目隠しをした香矢を抱く誰か…
叔父として甥をそんな風にしてしまった罪悪感とそして愛してしまった罪悪感。長い長い間怺嗣だけを想ってでも報われないので想ってもいない相手と遊んできた香矢。
苦しんだのはふたりとも一緒。
だからと言って養子である自分が兄の子にこんなことをしてしまってと最後の最後まで苦悩するのはわかります。
それでもやっと香矢の気持ちに応えてくれたのです。気持ちを解放してからの「繋いでおけばいいんですね?」にゾクっとしますw
困難ばかりの将来かもしれませんが、幸せになってほしいふたりでした。
表紙のイラストが素敵♪ 叔父さんメガネ…萌え度UPです!