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表題作I HATE

桐谷薫,ホスト
廣瀬希,家具ショップ店員

同時収録作品No where,Now here

陽本赤也、デザイナー
伊月あおえ、役所勤務

その他の収録作品

  • Love is hera…?
  • ABOUT THEM!

あらすじ

お前は俺の味だけ知っていればいい

10年振りに偶然の再会を果たしたヒロと桐谷。
2人は高校最後のひと夏だけ”キス友(フレ)”だった―。
忘れたい過去の記憶。
しかしそれは、27歳になっても誰とも付き合えないという形でヒロを縛り続けていた。
一方、再会後も平然とする桐谷だったが…。

クールな男達の熱い感情が迸る!
超大型新人・ナツメカズキのデビューコミックス!

会いたくなかった
こいつには

作品情報

作品名
I HATE
著者
ナツメカズキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784864422178
3.9

(343)

(123)

萌々

(123)

(69)

中立

(14)

趣味じゃない

(14)

レビュー数
33
得点
1328
評価数
343
平均
3.9 / 5
神率
35.9%

レビュー投稿数33

長い片想いの末に

ものすごく久しぶりに読み返しました。これがデビューコミックスって本当にすごい。

2作品とも好きですが、やっぱり私は表題作カップル推しです。
強引なようで肝心なところで押しが弱い桐谷と、何かとギャーギャーしつつも腹を決めたら男前なヒロのバランスがたまらん…!

10年も片想いし続けていてやっと再会したのになんでもっとグイグイいかないの?と、桐谷に詰め寄りたい気持ちになりつつ(笑)
好きだからこそ臆病になってしまう、そんなリアルな感情に心を掴まれました。
偶然の再会に胸躍らせていたとしても、高校時代のことを思い出せばグイグイいけなかったんだろうな。

今回の再会まで何の接点もなかったのに10年も片想いしていた桐谷の一途さにもキュンとするし、
高校時代に「キスフレ」だった頃から、恐らくヒロも桐谷のことが好きだったのだろうなーという無自覚両想いな感じもめちゃくちゃツボでした。

赤也・あおえカップルのほうも長い片想いの末に結ばれるのですが、ノスタルジックな気持ちにさせてくれるところが本当に素敵だなーと改めて思いました。

何度読んでも新鮮に面白いなと感じて引き込まれ、今回もとっても満たされました!

0

読むたびにギャアアアアって!なる。

8年も前なのかーー!!!

たまに読むんだけど、読むたびにギャアアアアって!なります。

クールに見える男の執着愛。
けっして泥臭いことはしなさそうな男なのに、わざわざ追ってきて10年片思いとか最高。
ようやく再会できた受けを前にして、そばにいれる幸せを噛み締めてる様子とか、ぎゃあ最高。
「ちゃんと俺で気持ちいいか」ってセリフも最高。
基本メンタルつよつよなのに、受けを前にすると弱気なところが出ちゃうとこも最高。

キスフレっていうのがいつ読んでも意味わかんないなって思うけど、チューしたくて必死で考えた策なんだろうなと思うと、萌える。

【No where,Now here】
こっちも同じ世界線で繋がってる別カプのお話。
幼馴染・再会・一途な攻めと萌える題材の盛り合わせ。

いやいや、いくらなんでも単なるチョークがそんな長時間残ってないよとは思うけど、それでも萌える。
特に、あの雑誌のインタビューを借りた全世界への公開告白とか。

素直じゃない受けってあまり好きじゃないのだけど、ナツメカズキさんの描く受けは、素直になれない不器用さが愛おしく感じられて好きだなー。


0

萌えすぎて泣いた!表題作が好き!

表題作の攻めが萌えツボをがつがつ刺激してくるタイプでやばかったです!10年の片思い!執着!わずかな希望に縋って上京、そして再会!学生時代の強引さと嫉妬とか。諦めようとして健気な顔を見せるとか。ちょっと望みが見えたら調子に乗って口説くとか。あぁぁこのカッコ良い絵柄でそんな可愛いことされたら萌えるしかない!
冷静に見れば、なんで桐谷はそこまでヒロが好きなの?って分からないし、短編二話分では足りない物語がたくさんありそうでもったいなく感じます。でもここまで拗らせた桐谷を見てたらもう何でも良くなっちゃったんですよね。そんなに好きならいっちゃえよってなる感じ笑。
ヒロは文句言いながらも束縛されてた方が安定しそうで、なんだかんだぴったりカップルのような。職場のメガネにもっとイジられて欲しい…あのメガネめっちゃ好き。
私的ベスト攻め萌え作品です。桐谷サイコー!同時収録作の記憶がぶっ飛ぶくらい表題作が、主に桐谷が良かったです。番外編とかないのかな…その後の彼らの日常が見たいです。大好き!

1

不器用な男たちの再会ラブ

【ホスト×家具屋】
同級生の再会ラブ。DKのときキスフレだった二人(なんだそれけしからんな)。
独特の線細めの書き込まない絵柄がなんかエロいです。ウ●ハナ先生系。ふつうにおもしろい。

【デザイナー×公務員】
置いていかれる感。わかるな〜。こじれるやつ。公園の絵しりとりが最初から最後まで効いてます。良い。上のカップルと高校で繋がっている。

あとがきでエンカウントして交わってます。ほのぼのムードな後日談?です。

0

初コミックスだなんて…!

ナツメカズキ先生の別作品を読んで
好きだったのでこちらも購入したのですが
こちらがデビューコミックスだったのですね!!!(*´▽`*)
知らなかったです~(*´▽`*)

こちらには2つのお話が入っており2カプとも同じ学校の子でした。
と言っても高校生のお話ではなくどちらも社会人になってから発展するお話です。
どちらも共通点は攻めが高校生の時から受けの事を好きだったということです。

ナツメカズキ先生と言えばシリアスな作品が多いイメージが勝手にあったのですが
こちらの作品は全くそんなことがなく社会人の恋愛模様です。


最初のお話は最後までエッチしておらず
初夜が見たいなぁとなったのですがそれでも可愛いお話で読めて良かったです。

2つ目のお話は個人的には受けの体調悪い時に抱くのは
待ってあげて欲しかった…。と勝手に思ってしまいました。

0

中身はキザでなくてよかったw

先生の初単行本なんですね。
私も初読み。

絵がかっこいい!
クールな絵柄から、少しキザな内容なのかしらん?と勝手に予想したけどそうでもなかった(失礼)よかった。
あまりにかっこいい「だけど」なのが苦手ならものでw

ちゅうがたくさん見られたのもいい。

クールな桐谷の方ががヒロを好きすぎて、10難関こじらせて、再会後もやっぱり好き…と悶々としたり、受け入れられて喜ぶのが萌え。
(好みのイケメンが片思いしている姿が好きなので)

ヒロがなんやかんや言いながら桐谷を受け入れた後も、まだ抵抗感があったのは、往生際がわるいわね〜と思ってしまったw

描き下ろしで、もう1編の元同級生CPとの共演、こういうの好きです。
2CPのやりとりが楽しい

気になることが1点。
絵がめちゃくちゃかっこいいけど、メンズの腰が幅広めなのは作家さんのこだわりなのかな。その方がリアルとか。
個人的には少しくびれがある方が好みだなと思った(せめて受けだけでもw) 

他作品も読んでみたいです。

0

ホモ率4/4の突発的同窓会

困ったことになりました。
ナツメカズキさん、大好きになってしまった。
注文していた4冊が今日届いて一気読みしておりますが、全部好き。
もう残すところ1冊なのが悲しいくらいに全部好きだー!

2CP、しかも全員が高校の同級生という1冊。
こういう別の話の登場人物同士がつながってる設定、好きです。

「l hate」「I love」
高校時代、手の早い桐谷に圧されるままにキス友をしていたヒロ(廣瀬)。
あるときを境に桐谷を避け、逃げるように上京したのに、仕事で桐谷と再会して…。
桐谷、ホストになってました。
1話目はヒロ目線、2話目は桐谷目線なので、2人の気持ちが余すところなく描かれています。萌えます。
桐谷のキスが気持ち良くて、でも同時にぐいぐい来られた瞬間の桐谷が怖くて、トラウマになって、女子とキスができない=童貞状態のヒロ。
トラウマ回想の時点でわたしたちはもう「はい、来た!溺愛執着系!」と思うわけで。
モテチャラ男の一途なんて、大好物でしかない。
というわけで2話は10年片思いを続ける(と言っても対女子は手が早いようです)桐谷の、もはや変態っぽさまで醸し出されたヒロが好きでどうしようもない状態が拝めます。
とは言え、能天気に「好き好き」になるのではなくて、桐谷の方にもトラウマを持たせているのが説得力増量でした。あと好きな子のことはどんな些細なことでも覚えてるというエピソードが盛り込まれてる辺りも、好感度が上がるポイントでした。
ちゃんと人間の内面を平面じゃなく立体で描ける作家さんだからこそ、登場人物が愛おしく思えます。

「no where now here」(1、2、last part)
こちらは3話構成。
幼馴染みでずっと一緒だった赤也(あかや)とアオエ。
社会人になった今、アオエは地元の市役所勤務。赤也は雑誌で特集が組まれるほどのデザイナーとして東京で活躍しています。
5年振りの赤也の帰省で2人の関係に変化が起こるのですが、こっちもものすごく人物の描き出し方が良いです。
地元に残ったアオエにとって、自分の日常である地元のことを懐かしい思い出として語られるのは、今生きている自分さえも思い出の一部にされたみたいで気分の良いことではないという辺りとか、しみじみ感心してしまう描写でした。
公園の遊具に描いた絵しりとりのエピソードもすごく効果的に使われていて、一体どうやって思いつくんでしょう?すごいとしか言えません。

巻末にはショートストーリー的に2CPが対面します。
その後のいろいろもちょこちょこと読めて楽しい。

最初のCPを見たとき、わたしの目測では桐谷が185くらいで、ヒロは172、3だと思ったのですが、これが何と後半の2人の情報で桐谷186、ヒロが178の「デカイ2人組」と判明したのが一番の驚きでした。
ヒロ、小動物系にしか見えませんよね?

いずれにしても、買ってよかった!
ナツメカズキさん、出会えてよかった!

1

クールな男たちの乙女心

クールな男たちの大人な恋愛ものに違いない…と思いきや、
見た目に反して純愛を抱える男たちの恋物語でした。

長い間、秘めてきた恋心が報われる瞬間の幸福感ったら
もうなんと甘やかなのでしょう。
これから始まる幸せの日々を思うとニヤけが止まりませんでした。
後日談、後日談がもっと欲しい!笑

『I HATE』
ヒロには忘れたくても忘れられない、過去の記憶がある。
それは高校時代の親友・桐谷とひと夏の間に何度も交わしたキス。

桐谷の〝キスフレ〟という言葉を信じて、気持ち良さに、
その行為の意味も考えず、流されるままにキスをした。
けれど、彼から向けられる真剣な眼差しが怖くなり、逃げ出して…

それから10年、高校卒業以来、桐谷とは音信不通になり、
他人とキスが出来なくなってしまったヒロは今も恋人ができないまま。

そんなある日、トラウマの根源・桐谷と運命の再会を果たします。

意識しまくるヒロに対し、昔のことなど忘れたかのように接してくる桐谷。
だけど、その内心は実はすごく乙女なんです。
桐谷は高校のときから、ヒロに拒まれた後もずっと想い続け、
ヒロに一目会うために地元から東京に出てきたという一途さ。

昔話した好きな建築のことやヒロのコーヒーの好みを未だに覚えていたり、
クールを装いつつ、会話や行動の端々から好き好きサインが溢れ出ちゃってます♡

それなのに、いざヒロを目の前にすると強気になれず、臆病で、
普段の俺様っぽいクールなホストの顔とは全然違うんですよね。
それがヒロに対してだけ、という特別感がまたいいのです。

図らずも、押してダメなら引いてみろ作戦が功を奏し、
念願の恋人同士になるものの関係はなかなか進展せず。

本当はもうとっくに我慢の限界にもかかわらず、10年前のように
ヒロを失うのが怖くて手を出せないところとか、可愛いなって
思っちゃいました。

ヒロに触れるときに「ちゃんと〝俺〟で気持ちいいか?」て
わざわざ確認しちゃうとことか、自信なさげで健気なんです…
余裕なくって、愛の重みを感じて、キュンってきちゃいました。
初回から挿入しないところにも愛を感じましたよ。

あと、市子さんが男♂なのは全く気付けませんでした(笑)

『No where,Now here』
幼馴染同士が再会して、長年の恋心が成就するまで。

少しずつ変わっていく、生まれ育った街並み、友人たち、
そして、幼馴染の赤也。
あおえは自分だけが変われないまま、取り残されてゆくと思い込んでいて…

赤也から告白されても〝変わってしまった〟と戸惑うあおえ。
だけど、最初から好きだったんだから何も変わってないわけで。
それに、きっと無意識下ではあおえも赤也に対して友情以上の情を
抱いてたと思うのです。

最後はあおえの予想外の行動力にびっくりでした(笑)
このままフェードアウトなんてことないよね…と思ってはいたけど、
動いたのは赤也じゃなくてあおえでした。

はじめは可愛げのない受けと思っていたけれど、本当は寂しがり屋で
臆病で素直になれないところとか守ってあげたい欲を刺激されちゃいました。

番外編でも桐谷&ヒロに人見知りしたり、二人の同棲を羨ましがってたり、
もう可愛いの塊でした。

1

イケてるメンズ(by 居酒屋店員)達

萌と萌2の中間ですが、商業デビュー作とは思えない完成度で上に振りました。

絵が上手い!
高校の同級生が大人になって…の王道ストーリー2作品の収録ですが、絵と間を取るコマ使いが上手いので、お洒落な感じでお話が進みます。スマホを使った演出もいい。王道だからこそナツメ先生らしさが分かる。
描き下ろし部分で本編ではあまり出ていなかったキャラの個性が見れて嬉しかったです。本編で描かれるとなお嬉しい。

(もやっと点)
髪型違うだけで顔面が皆同じに見える

※電子書籍 ひかり/修正薄め カバー裏・裏表紙無し

0

絵柄・作風ともに大好きです

「 I HATE」
高校生時代の関係が忘れられずに再会するまでずっと引きずっていた受けと
再会するまでずっと受けの事を想っていた攻め。ステキです。
タイトルがHATE(嫌い、嫌悪などの意味があります。)
なのでもっとギスギスしてるかと思いましたがそ
んなことはなかったです。
挿入無しでこれからの発展を想像させる感じがよかったです♪

「No where,Now here」
小さい頃からの幼馴染カプ,
昔から攻めに好意を寄せていた攻め×不器用で周囲から誤解を受けやすい受けです。
序盤の何気ない台詞や描写がとても良く,後半では
受けの心に居続けている攻めを掻き乱している描写が大好きです。

描きおろしは二組のCPのちょっとした小話です。

全体的にとても好みでした。

1

Hate要素はどこに?

 2CP収録されていたのですが、どちらも十分美味しいキャラ設定なのに、なんだかあまり掘り下げられた気がしないまま終わってしまって非常にもったいないなぁと感じました。どちらも学生時代から攻めが一途に受けのことを想っているのは共通していて、回想シーンは魅力的でした。ただ、大人になって再会して、どちらかが相手に想いを吐露して、という流れが結構唐突だったように思います。この尺の中に起承転結を入れないと、という意図を感じてしまうというか。長い片想いを打ち明けるわけですから、そこに辿り着くまでにもう少し物語があってもいいんじゃないでしょうか。特に表題作はもっと長くても良かったと思います。タイトルやあらすじから期待した分、あっさり想いを伝えてくっついてしまうところが残念でした。

1

絵がとにかく好きです!

MODSから入りました。私はナツメカヅキ先生の絵がとにかく大好きです。かっこよくて雰囲気があるし、骨ばった手の感じなども…。

内容ですが…二組のカップルは同じ高校なんですね。お話の流れとしてはあかあお組の方が好みでした。あおえくんのいきなりの行動力も可愛い。ただ、ひらがなだと名前が見分けにくいんですが、あえて?なんですかね。

描き下ろしの四人出てくるお話も微笑ましくて、読後がすっきりでした。

次回のコミックスが楽しみです。

1

長い片想い

これがデビュー作なんですね。絵がハードボイルドっぽいです。

I HATE
高校時代のキス友の桐谷とヒロ。
ヒロは桐谷から逃げて上京、桐谷も追いかけます。そして10年後に運命の再会。

再会しても桐谷は何の反応もないがヒロは動揺しまくり。桐谷とキス友だったせいで桐谷の顔が浮かんで誰ともキスできず童貞です。

桐谷は10年片想いしてたけど(でも女とはやりまくってたっぽい)、ヒロは桐谷に囚われてたとはいえノンケ?なかなか一気に距離は縮まりませんね。さわりっこまででした。
どっちがどっちかたまに絵がわからなくなりました。

No where,Now here
幼なじみのあかやとあおえ。あかやは東京へデザイン事務所を立ち上げる夢を叶えに上京してしまい5年ぶりに帰省します。
あおえは地元に残り市役所?勤め。コミュ障気味です。

あかやは子供のころからあおえが好きと言ってましたがあおえは冗談としか思ってませんでした。
夢を叶えたあかやが帰省してキラキラ見えます。

再会して思いでの場所であおやはキスと告白をされますが、いきなりで逃げ出してしまいます。

なんというか上京して夢を叶えてキラキラして変わっていく幼なじみに対して、地元に残って代わりばえない仕事して変わらないままの自分を思いしってコンプレックスもあったのかな?

雑誌であかやの気持ちを知って東京に会いに行ってからの怒濤の展開!一気にそこまでいっちゃうの?ノンケだよね?まあそうしてくれないと私も物足りないけど。

両方とも攻めの長年の片想いですね。実って良かった!

全体的に顔がみんな同じに見えました。

2

この作品から読めば良かった・・・のかも?

高校時代キス友だったヒロと桐谷は、10年ぶりに東京で再会。
ヒロは桐谷を忘れたかったのに、ずっと忘れられずにいて・・・。
そして、二人と同級生で卒業後上京した赤也と地元に残ったあおえ。
5年ぶりに帰ってきた赤也に告白されて・・・という2組のカップルのお話が収録されています。

「MODS」が素敵だったので、こちらの作品も読んでみたのです・・・が、期待しすぎたせいか、今一つハマりませんでした。
面白くないわけじゃないんです。
登場人物はイケメンだし。大人になって再会、しかもずっと好きだった!という設定、そこは凄く萌えるんです。
セリフや小道具の使い方も印象的で素敵なんですけど・・・今一つ入っていけない、共感できませんでした。
この作品は合わなかった、と言ってしまえばそれまでなんですけど。
・・・あえてハマらなかった理由を挙げるなら、主役カップル2組も脇役もとにかく登場人物全員が同じタイプのイケメン。ちょっと油断すると見分けがつかなくなる外見だけじゃなく、性格も同系統で似ているように感じました。
あと、ちょっと説明過多というか、もっと心情を想像させて欲しかったかな・・・そしたら感情移入できたのかも。オーナーが桐谷を拾ったシーンは、オーナーの心情を深読みしてちょっとオーナーに惚れかけたので(笑)。
とは言っても、ハマりきれなかった一番の原因は、作品を発売順と逆に遡って読んでしまったことでしょうね。発売された当時に読みたかったです。

1

最高の幼馴染BLです。

幼馴染BLはたくさん読んできましたが、その中でも最高クラスです!!
行為の描写が少なめで、ストーリー重視。
絵柄も僕の好みとベストマッチしていました。

オススメは後半のお話『No where,Now here』

あおえとの『絵しりとり』は赤也がデザイナーを目指すきっかけで、それはあおえへのラブレターだった……そのことを知った直後、ケータイショップでのあおえの台詞
「ここから……東京までの距離……」
思わず、ウルッと来てしまいました……

ナツメカズキ先生 これからのご活躍を楽しみにしています♪

2

今後に大期待!

絵も設定もストーリーの流れもすごく好きです。やはりいろいろ荒削りとは思いますので、今後に大期待です。一つここだけは本当に気になるという点は、キャラの描き分けがあまい点でしょうか。髪型も似ているので髪の色とかホクロとかメガネでしか、ほんっとに見分けられません。まだまだこれからどんどん洗練されていくでしょうから、本当にこれからが楽しみな作家さんだと思います!

3

あっさりな展開

表紙の絵に惹かれて手に取りました。

高校時代キスフレだった桐谷とヒロ。
でもヒロは桐谷の本気のキスに恐怖を覚え、大学に進学すると逃げるように東京に上京します。
それから10年後、二人が再会してからのお話。

昔を引きずってまともに桐谷と向き合えないヒロ。
そんなヒロの態度を見て、桐谷は「ごめん」と昔のことを謝罪し「仕事以外では関わらないから」と告げます。
居場所も分からない、ヒロに偶然会えることを願って上京していた桐谷を思うと切なかったです。

話は面白かったのですが、後半は別のカプのお話だったので、ちょっと短くあっさり終わってしまったのが残念でした。

2

呆気ない…

はっ…すぐに読み終わってしまった。

イマドキ男子二人の再会モノです。うーん…同級生とのキスが10年間もトラウマになって未だに童貞って、萌える前にひいてしまいました。余程ひどいことをされたのかと思えばそんなことはなく、思い出して「気持ち良かった」とか言ってるし。二人の再会も本当に偶然で、その後は展開らしい展開もなくメデタシメデタシ。えー…?

こういう演繹的…というか、運命で結ばれた両片想いの二人であることが大前提で10年分の善意も悪意もトラウマも一瞬で吹き飛ばしてしまう展開の作品って、まあBLでは結構ありますが、久しぶりに読んだせいか随分あっけなく感じてしまいました。

同時収録の「No where, No here」はデザイナーの赤也×市役所職員のあおえのお話です。こちらの方がページ数が多く、二人の心情の変化が丁寧に描かれているので、私はこちらのほうが好きでした。

7

絵柄がまず好きだわ

発売当時読みたくて衝動買いしたにもかかわらず積んでました。
もっと早く読めばよかったー(>□<)ノシ
俄然絵がド☆ストライク!!攻のフェロモンがむんむんでエロス。
割と肉食系なんだろうなーな攻が、本気の相手に対しては及び腰。
そんな姿に激モエでした。あざっす!

□キスフレカップル
「キスフレってしってる?」から始まった
チュゥチュウな関係w
気持ちよくてやめられず・・・・
ところがある日・・?!な展開なのでございます。
そのキスのせいで結局童貞のままの受がおいしいw
ある意味、攻君いがいに強姦とかされてればよかっt・・・(殴

とはいえ、結局そのキスが原因でほかの相手と
ちゃんとお付き合いができずな受はかわいくて。
その受を結局追いかけてきて、めろめろな攻が良かった。
エロがちょっぴり足らないなーとは思ったのですが
絵柄がなにぶん好みなので十分補填。

□おさななじみーなカップル
シリトリがすごくかわいかった!
雑誌の記事で語られていた言葉。
その言葉をみて走る受。
かわいいじゃないの!思わず涙がこぼれた(゚ノω`゚)゚。
一緒に暮らし始めるのもすぐかなーな甘さがおいしいラストでした。
次回作も楽しみだなー

4

キスフレというのは良かったのですけれど…

100%作家様の萌えで出来上がっている感じの1冊でした。
登場人物達のセリフひとつ取っても、全てが“いかにも”なのです。
言葉で説明しにくいのですが、漫画を読んだというより、友達の腐妄想を読んだような気分。
デビューコミックらしいといえばらしいのかもしれませんが、そうはいっても商業作品にしてはあまりにも稚拙な気がします。

絵も、顔は良いのですが、身体を描き慣れていらっしゃらない感じがします。

レビューが他の作品ではあまり例がないくらいずいぶんと賛否両論だな〜と思いつつ、題材に惹かれて買ってみたのですが、残念ながら私は面白いと思えずでした。

12

キス友ってなんかエロい

この作品は、表紙&あらすじに惚れて買った作品。
表紙の絵がすごく綺麗なだけに、いざ本編に入ってみると、あれれ?ってなっちゃいました。いや、綺麗なんですけどね?個人的にはなんか読みにくかったです(^^;;表紙が好みだっただけに、期待しすぎたのかもしれませんが…

設定は、すごくイキイキしてるなと思いましたね。
桐谷とキス友だったせいで、廣瀬は彼女ができてもその子とキスできない、と。(キスしようとしたら、桐谷を思い出してしまうから)もう、可愛いな!嫌とかなんとかいいながら、なんだかんだ高校生のときから桐谷が好きだったんじゃないの?廣瀬。そう思いました笑
あと3年で魔法使いだった廣瀬ですが、きっと桐谷が脱魔法使いにしてくれるんだろうな、と思います笑

この作品は、表題作含め2つの作品が描かれているのですが、私はもう一つの作品も好きですね。攻めが受けのことを好き好き♡って感じが可愛いです。

あと、なんといっても、エッチとかキスとかが、エロい!
重要っすよね、ここ笑
エッチは最後までいってはないのですが、エロいですね。読んでみれば分かります!(局部まできっちり描かれているので、苦手な人は苦手かも。私はその方が好きなので問題ないですが笑)

3

煽り負け

好みの作画につい表紙買いしそうになりつつも思いとどまれていたのですが、萌え不足となり購入。
評価の高さも目立っていたので安心していましたが、表題作はあらすじにある内容だけが描かれているだけで想像以上に、びっくりするほど浅かった。
作画は確かに雰囲気があって良かったのですが、気づけばもう終わり?
そんな軽さに物足りなく感じてしまいます。
唯一、せっかく張り切ったアレが必要以上にしっかりと描かれていたのが逆に違和感となり、それだけが記憶に残ってしまいました。

同時収録の「No where,Now here」
こちらの方がページ数も多く読み応えのあるお話しでした。
ただ、あっちこっちと慌ただしいせいか、せっかく胸きゅんするはずがその前に力尽きてしまい今ひとつ盛り上がりきれなかったのが残念です。
キャラの印象か、似た雰囲気のせいか、4人揃ってしまうといまいちどっちがどっちなのか判断出来なくなり、萌え補給としては役不足な作品となってしまいました。

4

キスフレの設定は面白いけれど。。

ちるちるさんの作品紹介を見て、気になってました。
キスフレなんてあるんだーとどんな感じか興味津々。
なんですが、イマイチ萌え切れなかったのは10年も気になり続けているのにお互い必死で探していなかった感があって、萌えが減退したのと、攻めがホストという設定が特に活きてなかったように感じたのと、絵が雑に感じたせいだと思います。
絵柄は好きなんですが、なんだか雑なのと、目元の表情が変わらな過ぎ。
2作品目の方が長かったので、表題作をもう少し読めたら更に満足だったかも。。

7

ほわきゅん。

表紙で一目惚れして 手にとった作品!
短編で各々が繋がっていて 楽しかったです!

とにかく 絵がすごく好きですwww

でもなんだかちょっと物足りないかな?というのが
わたしの感想(>_<)
あともうちょっとなにかが欲しい!!
ということで評価は萌萌ww


わたしは最初の桐谷×ヒロ の話が
1番すき!です!www
純粋でちょっと臆病?なヒロが可愛い、、
全然萌えますwwww
キスフレ からのふたりの進展に
どきどきしちゃう!そんな作品でした!



1

キス萌えっていいですね。

節ばった手に色気のある表情。(*´д`*)ハァウ
完全に表紙に悩殺されて購入。

わくわくしてページをめくっていくと。

あ・・・・れ・・?
ヒロ(受)が思ってた以上に小柄・・・・。 ∑( ̄ロ ̄|||)


表紙を見て勝手に桐谷(攻)と同じ体格くらいのカプだと
思い込んでおりまして、
しばらく萌えないなぁ~なんて思っておりました。

が。

小さいヒロかわいいじゃないかぁーーーーーーー!ムキャッ(≧∀≦)ノ


高校生の頃のキスフレがトラウマで魔法が使えるようになるまであと3年のヒロ。
桐谷に再会しちゃったので魔法使い確定ですね。笑
ショジョソウシツは早そうですが。

割と王道な同級生の拗れらせ再会モノでした。

攻めの俺様なのに実は一途なヘタレ気質ってのもイイです♪
さらに、そんなヘタレな顔を見て“かわいい”と言って受け入れてしまう
普段は意地っ張りの受けが以外にも男前ってのもこの上なくイイですっ♪
なので、読後感がよいんですよね、後引く感じで。<続きが気になるという意味で

いや、もう、桐谷のヒロにめろめろすぎて臆病になっちゃうくだりは
切ないやら可愛いやら脳内大変ですっ。
ヒロはヒロで普段は意地っ張りで臆病でダメダメなのに、ここぞ!って
ところで殺し文句が出てしまう、天然誘い受けちゃんだしっっ

そんな二人の初エチシーンもえろっちぃです。(*´д`*)ハァハァ
挿入シーンは(残念ながら…)ないのですが、きちんとtnkが描かれておりまして。
久々に濃いめのトーンを使ってるの見たけど、これはこれでえろいですねぇ。
そこだけ妙に色がつくので、普段は色の濃いトーンってあまり好みではないんですが。
ちょっと濃いめのグラデーショントーンなんで、先が白くて根本が黒っぽくなるんですが、先端の蜜があふれてる感とか、それがつーーって流れるのがわかってめっちゃ悶えます!
よーぉっくみると、尻付近に蜜がたまってるのがわかりますっ
(*゜∀゜)=3 ムハー
手コキであんだけ怯えちゃうヒロだから、挿入した日にゃぁ・・・ってぐふぐふします♪
桐谷は絶対変態っぷりを発揮するんだろうなぁ。(*´エ`*)ウットリ


一冊まるまる表題作かと思いきや、もうひとカプのお話がありました。
桐谷達と同級生の別の幼馴染カプ。

一途ワンコ攻めの赤也ととコミュ障健気受けのあおえがただの幼馴染から
恋人になるまでのお話。

想いを伝えるつもりがなかった赤也が思い出の場所でおもわず
あおえにキスをして想いを吐露してしまうわけですが。
小学生の頃からことあるごとに『 あおえが好きだから 』って言い続けてたよね。。
しかも不特定多数の人が見る雑誌に初恋の人として絵しりとりの話を掲載したら確実にあおえの目に入るよね。。。
全くあおえは気づいてませんでしたが。。苦笑
赤也は確信犯なんじゃないかって思っちゃいましたよ。笑

赤也の気持ちを知って、やっと自分が赤也のそばにいたいことを
自覚するあおえがかわいーんですvv
風邪をひいている赤い顔で『 …行かないで …くれ… 』なんて
言っちゃうもんだから、赤也ががっついてそのまま挿入されちゃうんですヨ・・・・。
桐谷だって初エチは手コキとまりだったのに、風邪ひいてる子になんてことすんだ、と思ってしまいましたよ?。笑


どちらの作品もキスシーンがとにかく萌えでした。vv
キスだけで萌えれるって素晴らしい。(*´エ`*)ウットリ
ただ、線がちょっと雑かなぁ。
最初読んでるときはあれ、これどっちだ?って思うこともしばしば。
もうちょっとこの絵柄のまますっきりとした線になると読みやすいかも。
内容はちょっと展開が早くてもったいない感じはしましたが、
出てくるサブキャラとかがすごくいいので、読んでで飽きることはなかったです。
個人的はあおえの会社の「語彙力の少ない大人達」のコマの2人が好きです。

2カプの今後のお話が楽しみです♪

7

やっぱり絵が魅力的

コチラの本、よく行く都内の某アニメイトでは、
大きなポップが掲げられて大々的に展開されていましたが、
少し前までしばらく売り切れになってました。
デビューコミックですが、
きっとかなりヒット作になったんだろうなぁ~
すごく目を引く絵だもんなぁ!
かくいうわたしも、その絵に惹かれて購入したひとりです。
なんでしょうね、
クールさとワイルドさと同時に、色気が香り立っていて、
つい引き寄せられる…
そんな強いインパクトと魅力を感じます。

なんですが、
中の絵は、若干、雑さを感じてしまった…というのも正直なところ。
時々、受けと攻め、
これはどっちの顔だ?と見分けがつきづらいカットがあったり、
ちょっと線がごしゃごしゃして見えたり…

と言いつつも、
それでもやっぱり、絵にキュン!となるんですけどね。

特に表題作の攻めの、
強い眼差しと、いつもクールなのに、
受けを押し倒したら急に不安気な顔になるのとか、堪らない…

『No where,Now here』の攻めの、
くしゃっと笑う笑顔とか、子供たちの純真な様子もいいな。

お話の展開は、
もうちょっとスッキリ分かりやすいほうが好みですが、
時々グッと引き込む力強さがいいなぁと思いました。

次作がとても楽しみです。

7

俺だけのもの

甘さ控えめでクールな絵柄からセンスの良さを感じる
ナツメカズキさんの初コミックス。

表題作『I HATE』とつづく『I LOVE』は
高校時代の”キスフレ”という設定を軸に、
展開としては至って王道の再会もの。
それでも魅力的な面白さを感じるのは、攻めの桐谷(ホスト)の脳内が
あまりにも受けのヒロでいっぱいだから、でしょうか(笑)

ヒロに拒否されるのが怖い、彼を失いたくないと感じる
恋する男子の一面で読み手を萌えさせつつ、
基本押せ押せの桐谷の攻め顔が何だか憎めません!

又、桐谷としかキスできない自分と
桐谷の気持ちの両方を受け止めて、一緒にいることを選んだヒロが
桐谷の切羽詰まったキスに
両手いっぱいの抱擁で応える踏切りのシーンや、
不安そうに押し倒してくる桐谷を『かわいい』と言って
キスだけでなく体を重ねることを許すシーンには
桐谷に対するの想いの成長が見られて、読み応えを感じました。

ただ、テンポが足早に感じたので、
もう少しじっくりと描いていただきたかったというのが本音。
脳内ヒロだらけの桐谷だけで丸ごと1冊楽しめたと思うので
それを考えると、ちょっとあっけない印象を受けました。

同時収録作品『No where, Now here』は、
桐谷とヒロの高校の同級生でもある、幼なじみの再会もの。
幼い頃に交わした”絵しりとり”が
可愛くてロマンティックなエッセンスとなっていて
切なく読ませる描写は味わい深かったし、
ノスタルジックな想いだけではなく
まるで勢い任せのような、受け攻め共に必死なセックスシーンは
臨場感が漂っていて惹きつけられました。

こちらは幼なじみのわんこ攻め、体格差あり、
受け攻め共に短髪というとても好みの設定♡
これで年下攻めだったら、小躍りしていたと思います。(個人的趣味で)

2作品共に、センス溢れる絵柄がしっかりと活かされた作風で
変にカッコつけないエンディングも好印象。
脇役キャラたちも設定がしっかりしていて良かったし、
楽しい巻末描き下ろしもカバー下も要チェックです!

評価は萌×2寄りの萌。
ナツメカズキさん、早くも次回作に期待を寄せています♪

5

タバコをくゆらす、臆病な君たち。

スタイリッシュ。クールだけど、ぐちゃぐちゃしている。かきみだされる、そんなお話。
ふたつのカップルのストーリーが収録されています。

どちらも高校の同級生が社会人になり、その後。
ホストの桐谷×家具屋のヒロヤの10年ぶりの再会になる『I HATE』『I LOVE』
いまは都会と地方でそれぞれ暮らす、デザイナー赤也×公務員あおえの幼なじみの成り行きをおう『No where,Now here』
ほら〜、もうこのタイトルのつけ方が超COOOOL!

背が高く細身で、イケメン同士のLOVEというだけなら、シラケてしまうのですが、そんな彼らが不器用MAXなのが萌えポイント。
口ベタで肝心なことは言葉にできず、そのくせ片思いの相手の珈琲の好みは気遣う桐谷。(このひとはきっと「ヒロ」と名前を呼ぶことさえ、じつはすごく意識していそうな…)
軽口で「好き」とは言えても、マジ告白はできず、少年時代のしりとりの落書きをラブレターがわりに、大人になってひっそりとその続きを描く赤也。

”タバコを吸う=本当にいいたいことをひた隠している”暗喩という説を読んだことがありますが、まさにそれ!
多くを語らず、タバコでごまかし、クールに見えて、実は熱い想いをひた隠す臆病な攻めに、その熱さに触れ自分が自分じゃいられなくなる受け。
大人となった今となっては、コッ恥ずかしくなるような青い高校時代もブレンドされていて、彼らのカワイさがさらに倍増されてます。

かなり個人的見解ですが、作者のお名前のカタカナ表記といい、タイトルの付け方といい、出てくる登場人物の雰囲気といい、タバコというアイテムといいミッシェルガン◯レファントを喚起させられます。
ですので、ミッシェル好きには、オススメです。
タバコの煙、ちょっとかすれた声を思い浮かべると、彼らのうなじ、首、手からはそこはかとない色気が漂ってますわ〜。

4

カッコいい絵柄でありながら可愛らしい男たちに萌えまくり

ちるちるさんの作家インタビューでお見かけして、面白そうだなと思って手に取ってみました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

絵柄は葛西リカコさんのような繊細で綺麗な絵柄。表紙の二人がカッコよくて、硬派でオシャレなお話かなあと思って読み始めましたが、いい意味で、期待を裏切られました。何とも可愛らしい二組のCPが出てきます。

高校時代、友達なのにキスだけする関係だったヒロと桐谷。桐谷に押し切られる形でキスを許すヒロですが、その先まで望む桐谷の雰囲気を感じ、怖くなって逃げてしまう。それ以降、キスをしようとするたびに桐谷を思い出して、他の女の子とキスをすることが出来なくなってしまうヒロですが。
なぜキスだけとはいえ桐谷にキスをすることを許していたのか。
なぜ桐谷以外の人とキスが出来ないのか。
傍から見たらその理由ははっきりわかるのに、ヒロだけ気づいていないところが非常に可愛らしかった。桐谷に対するヒロの気持ちが、追いつかないところが何とも可愛らしい。
対して桐谷も「俺さま」の態度でいながらも、ヒロの態度に一喜一憂し、ヒロに嫌われたくない、という彼の恋心にズッキュンとやられました。

後半はヒロと桐谷の高校時代の同級生の赤也×あおえのCPのお話。こちらの二人も良いモダモダ感を醸し出してました。
あおえ→赤也の関係なのかと思ってましたが、実は…、という展開が非常にツボでした。
イケメンふたりの「しりとり」のやり取りが何とも良い。二人の歴史、関係、そして恋心。それらが端的に表されていて、すごく良かった。
「す」で始まるあおえのターンの言葉は確かに絵で描きづらいwww
無口なあおえが、その言葉を寝ている赤也にこっそり告げるシーンは激萌えしました。

どちらのCPもすごく良かった。絵柄もきれいだし、設定も非常にツボでした。ただ、欲を言えばそれぞれのCPで丸々一冊のコミックにしてほしかったな、と。もう少し、じっくり進む展開だったらなお良かったと思いました。

しかしこれがデビュー作とはびっくりです。次回作も楽しみです。

6

過去も未来も、気になる2ストーリー

カラー絵が、スタイリッシュで好みであります。
挑発的な表紙絵に対して、甘めな裏表紙。更には、刺激的な扉絵。

2つのお話が、設定、テンポ共に巧く似せていて、尚且つ1冊にまとまっているので、面白い作りになっています。
似ているからといって飽きるわけではなく、妙に心地良い感じ。

ホストなのに、雑誌に載るような著名人なのに、勢い余っちゃう2人がなんとも可愛い。そして、純粋で一途なところがまた素敵です。
更に、一途過ぎて、不器用なところがいい味出してます。
そんな2人に絆されない訳ないし、思いが返ってこない訳もない!
押し切られる2人は、これまた不器用で、どちらかといえば内気で、奥手。押す2人の思いなど露知らずな鈍いところが、なんとも焦れったい。

再会や再開が好みの設定な方は楽しめると思います。かく言う自分が好みの設定でして、かなりツボです。
途切れた時間を紡ぐ2人も、消えそうな思い出を掻き寄せる2人も、その先が楽しみな2ストーリー。
変なイヤラシサがなく、爽やかでフレッシュな1冊です。

桐谷が荒んでいたであろう時期のお話を読んでみたいですね。どんな思いで東京に出てきたのか、それからどんな思いでヒロを反芻していたのか、、、。

4

キスシーンに萌えたっ(///Д///)

想像してたより萌えまくりでした!!
ガサガサっとした線でヒリヒリした感じのオシャンティーな絵だったので
もっとセンシティブで難しい感じのお話なのかなー?と思ってたらですね。
オシャレイケメン共が学生時代の思い出や片思いを引きずって、追いかけたり追いかけられたり青春してました!!ヾ(*´∀`*)ノ(*´∀`*)ノ
ニヤニヤキュンキュンです(///Д///)

◆桐谷×廣瀬( I HATE)
現ホスト×家具屋の高校時代の記憶を拗らせまくった再会ラブ。
回想で高校時代の色んなシチュでのキスシーンが出てくるんですが、それがもうもうっ(///Д///)
階段で、道で、本を読んでる時に、教室で。
いろんなアングルからキスシーン。
絵が素敵な作家さんのなので、正直このページ眺めてるだけでも萌えたw
攻めがグイグイ迫って受けがギャーギャーしてたのに、最終的に気持ち良さげにキスしてる顔もイイ!!(・ω・)b
1話目は受け目線で話が進み、この頃の記憶が忘れられないまま拗らせ童貞なのに、再会して動揺してる割りに好きという自覚はもてないままなのねー!と少々もどかしさを感じました。

で。2話目。こちらは攻め目線です。
上京シーンに1キュンっ(//Д//)
キスフレ回想攻めver.に2キュンっ(//Д//)
寝顔を見てるだけで幸せそうな姿に3キュンっ(///Д///)
気持ちに素直でガツガツ攻めてる割りに、高校時代逃げられたトラウマからチョコっと臆病になってる所に∞キュンっ(///Д///)
表紙黒髪が攻めなのですが、もっと俺様かと思いきや一途に片思いを10年続けてる健気なお人なんですよー!!!(激萌!片思い大好き!)
2話目の攻め目線のお話、スゴく良かったー(*´∀`*)
そしてエロかった。この2人はキスシーンだけでも結構満足できてたので、エロは期待してなかったけど、やっぱあると良いですね!つか、思った以上にガッツリtnkでビックリ(ありがとうございます!!)
ただ、そこまでしたなら挿入欲しかった…な…(泣)

◆赤也×あおえ(No where,Now here)
幼馴染が出来上がるまでのお話。
こちらも攻めの片思い(自覚あり)と自覚なしの受けです。
攻めからの突然のキスにビックリして逃げちゃって、そこから揺さぶられながら徐々に気持ちを自覚していく過程が描かれています。

攻めの告白がカッコ良かったー!受けは逃げてメールも電話もシカトしちゃうけど、次の日に会いに行ってもう一度キチンと気持ちを伝えるトコにグッと来ました(=´∀`)男らしい!!
タガがハズレてガツンとヤッチャうとこも(=´∀`)男らしい!
なのに次の日罪悪感もちゃってギクシャクしちゃうとこは(#`Д´)情けない!
でもココから受けが懸命に気持ちを伝えるトコは萌えた!

◆描き下ろし
偶然会って一同に会した4人のソワソワした空気が面白いw
あと改めてどちらのカプもケッコー身長差があるなーと。
攻め×2 大っきいです!体格差萌え!
ここでも桐谷×廣瀬カップルのキスがあるけど、やっぱりこの2人のキスは良い!(・∀・)b 赤也×あおえカップルはただのバカップルになってて可愛いですヾ(*´∀`*)ノ

想像よりピュアだったのでギャップ萌えも発動して萌えまくってニヤニヤしながら読みました!面白かったー!
評価は悩んだのですが、2作目がチョコっとキュン度低かったので、少し抑えて限りなく神寄りの萌×2です(^ ^)

6

セフレじゃなくてキスフレ

キスフレ、男二人、キスをするお友達。
男子高校生二人が、人目を忍んで幾度となくキスだけしているって可愛いです……。
それ以上はしないのです。キスだけ。
セフレよりもずっとピュアなのに、どこか背徳的な雰囲気も醸していて、最初抵抗していた受けが「気持ちいいかも…」って大人しく受け入れるようになる変化が…!1ページに凝縮されていて…!ギュンっと萌えます……。

そんな二人の、10年後の再会ラブ。
ホストなのに10年間受けのことが好きで好きでこじらせている攻めと、
家具屋をしながら攻めとの気持ちいいキスが忘れられなくて、女の子とすらキスできなくなった童貞受け。

二人とも見た目はスタイリッシュでイケメンで女遊びが激しそうなのに、ひたすら一途で奥手になったり、童貞だったり、なんてピュアなんだ!
さすがピュアピュアキスフレンド!
そして最後も、擦り合いっこだけでいっぱいいっぱいな受け。
冒頭からスポンと挿入に至ることのままあるBL界で、清らかさと純粋さの生き残りを感じました。

後半は別のカップルの再会ラブ。こちらは小学生からの幼なじみもの。
10年どころではない、20年越しのラブ……?
公園の中で絵しりとりをし合っているショタ二人が、そして高校生になった二人、大人になった二人がそれぞれ可愛かったです。

どちらの作品も受けが素直になるまでが少し焦れったく、しかし途中から性急な感じがあったかなぁ、と。でも”キスフレ”だったり”絵しりとりするショタ”であったり、設定も、場面展開や回想も、非常にセンセーショナブルでした。デビュー作ということで、これからのご活躍に期待大です!

4

短髪オールスターズ

初コミックスだそうですが、オサレでスタイリッシュな絵だし、ファッションとかもセンスがいいです。
またまたレベルの高い作家さまが出てきましたね。
特筆すべきは短髪受け×2!
2カップルのお話が入ってますが、どちらも短髪受けです!というより短髪キャラが多いので、作家さまの好みかな?
この2カプはリンクしてます。

『I HATE』『I LOVE』
ホスト•桐谷×家具屋•廣瀬(ヒロ)
高校時代、キスフレだった仲のふたりが再会するお話です。

桐谷というトラウマのせいで、女の子とキスできなくなり、27歳にして童貞のヒロと、実は10年間ヒロに片思いしていた桐谷。

キスフレ時代、徐々にエスカレートする桐谷がヒロの彼女作る発言に思わず襲いかかってしまいます。それ以来、逃げるように上京したヒロは、10年ぶりの再会に戸惑いますが、あの事件のことを謝り離れようとする桐谷に思わず自分の気持ちをぶつけます。
自分のせいで他とキス出来ず未だに童貞のヒロに、じゃあその先も俺が教えてやるよと晴れて?両想いに。

このイケメンホストの桐谷が意外と一途で好印象!
10年片思いしてて、上京したのもヒロに会えるかもと思ったからで、ヒロと同じ目元にホクロがある女とばっか付き合ってたらしいです。
両想いだとわかってからも、またガッついてヒロに逃げられるのではと臆病になってるとことかギャップ萌え。
逆に不安がる桐谷を受け入れようとするヒロが男前でした。

エロは挿入はなくフェラと手コキ。泣
でもこいつらいいモノもっていやがるー!!
絵柄から、tnk描写はアッサリめかなと思ってたら、予想を裏切るしっかりtnk!このtnkが尻に入るシーンが見たかった…!
童貞故に戸惑って泣いちゃうヒロと好きな相手には一生懸命でいっぱいいっぱいの桐谷に萌えました。

作者さま曰く、リアルな男同士のキスフレなるものがホントにあるそうで…なんか…三次元だとセフレよりエロく感じるのは私だけでしょうか…

『No where,Now here』
デザイナー•赤也×リーマン•あおえ
このふたりは幼馴染で、桐谷×ヒロカプとは高校の同級生ということで繋がってます。

小さい頃から孤立ぎみだったあおえをずっとひっぱってくれたのが赤也でした。ですが、デザイナーを夢に赤也はひとり上京します。
ふたりは数年に1度は再会しますが、デザイナーとして成功の道を歩んでいる赤也や、ふたりの地元の思い出の場所の都市開発など、周囲が変化していく反面、変わらないのは自分だけとあおえは寂しさを感じているのでしょうか。
赤也は子供の頃からあおえが好きで、いまも変わらない気持ちに気付いたあおえが赤也を追いかける形で両想いになれます。
アッサリだけど、挿入エロあり。

個人的に表題作のほうが単純というか、わかりやすくて好きでした。
『No where〜』のこじらせカプは、キャラの機微をうまく感じ取る技量が私に足りず、萌えきれなかったかな…

書き下ろしで2カプが絡んできます。
やっぱり表題作カプの、とくに頭ん中ヒロヒロヒロな桐谷がいちばん好きです。

ナツメカズキ先生、主人公もそうだけど、存在感のある脇役を描くのがお上手ですね。気になるキャラがたくさんいました。
特に気になったのが、桐谷のホストクラブの客で今は女だけど、20代の頃は元ヤンバリネコクソビッチの市子さん(本名:市之助)。ここもやはり短髪な市之助時代のクソビッチぶりを見てみたいです。

短髪受け好きなので、次作も期待します。特にハッキリtnkのガッツリ挿入エロを期待します。

9

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