凄腕弁護士が仕掛ける恋の罠!

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表題作愛しの腹黒弁護士

長谷川忠勝,38歳,先輩弁護士
桐生義孝,33歳,弁護士

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

刑事弁護を得意とする桐生は、久しぶりに再会した憧れの先輩弁護士・長谷川の酔い潰れ弱った姿を見て出来心で、彼を抱きたくなってしまう。欲望のままに彼を押し倒した桐生だったが、気が付けば長谷川の獰猛なキスに翻弄されて抱かれる側に!? 朝方、証拠を隠滅し一人帰宅した桐生だったが、長谷川は何かを疑い桐生へ接近してくるようになる。絶倫で辣腕の長谷川に振り回されるうちに、桐生は自分の気持ちに気付かされて……。

作品情報

作品名
愛しの腹黒弁護士
著者
ゆりの菜櫻 
イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
シリーズ
愛しの官能小説家
発売日
ISBN
9784048652698
3.8

(68)

(24)

萌々

(21)

(16)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
12
得点
256
評価数
68
平均
3.8 / 5
神率
35.3%

レビュー投稿数12

腹黒×腹黒!食べるつもりが食べられて…

官能小説プレイ、ケーキプレイと、プレイの数々に笑った〜!

尊敬する先輩弁護士が酔っ払ってしまったのをいいことに食べちゃおうとした弁護士が、一枚(も二枚も)上手の先輩に逆に食べられてしまうお話。

『愛しの官能小説家』のスピンオフ作品とのことですが、スピン元未読でも問題なく楽しめました。(電子版には巻末に『愛しの官能小説家』の試し読みが付いてました)

なんだろう、BL的な萌えというよりは、プレイに笑い、やり手弁護士のさらに上をゆくやり手先輩弁護士の手腕に感心し…という感じで楽しみました。

みなさまのレビューを先に見ていなかったら、私も途中まで騙されてたと思う(笑)

さすが弁護士!長谷川(攻)の口の立つこと、立つこと!”お見事!”と言いたくなるほどの口の上手さです。これは騙されるわ〜、とニヤニヤ( ̄∀ ̄)しながら読みました。


1

なりふりかまってないわ~(^_^;)

スピンオフになるこちら。
前作を読んでなくても大丈夫で楽しめました。

受け様は弁護士の桐生。
攻め様は桐生の憧れの先輩弁護士である長谷川。

弁護士の交流会で、酔っぱらった長谷川を自宅に送ったら、長谷川の息子が友人の男性とセックスの真っ最中。
親子喧嘩を仲裁し、桐生は動揺する長谷川とホテルへ。

バイである桐生は弱ってる長谷川慰めて、いただこうとしたら、美味しく頂かれてしまう。
肌を合わせる機会なんてもうないかも、と抱かれるのを受け入れてみれば、酔ってるくせに元気過ぎる長谷川。

以降、何かと桐生に声をかけ、息子の事で弱ってる姿を見せ、甘えてくる長谷川ですよ( ̄▽ ̄)

桐生もいい性格してんなぁ、と思ってましたが、長谷川もなかなか。
さすが敏腕弁護士ともなると腹黒でなきやね。

でも、長谷川は腹黒でもあるけど、必死だしヘタレだわ~。
何がなんでも桐生を我が腕に!と気付かれないようめっちゃ頑張ってる。
拒否られるのが怖くて、気付かれないよう頑張ってる( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧
そして、桐生ってば甘いぞ!チョロいぞ!

必死な姿はよいのだけど、桐生の好意に甘えてことに及ぶのは気に入らない。
最初はまぁ受け入れるけど、それ以降は順序を踏んで欲しいところ。
なし崩し的じゃなく、好きだって示して欲しかったな。
ヘタレ過ぎやし策士過ぎじゃろ。

独占欲も嫉妬も溺愛も絶倫も、片鱗見せてもらってたけど、これから全面公開していくのですね。( ・ㅂ・)و ̑̑
桐生、ファイト\(*⌒0⌒)♪

0

痛快!

腹黒弁護士同士の駆け引きがめちゃくちゃ楽しかった。
桐生は自身も認める腹黒、だけど従兄弟の藤沢と静谷のcpをからかいつつ羨ましく思ってるのが可愛い。憧れの先輩弁護士 長谷川を抱くはずが結局抱かれちゃうのもお人好しだなぁと微笑ましかった。
その後も長谷川に翻弄され続ける桐生。前提が違うから仕方ないけど可笑しくて。
長谷川がまた良い!利用できるものは利用して外堀埋めておとしていく様は見事だし痛快!突き抜けてて笑いました。
大変な人に捕まったけど桐生は幸せになれると思う。元気になれる作品でした(≧∇≦)

0

なんという攻め!

怒涛の一週間ですね。
あの桐生がまさかこんなにチョロいとは!

ノンケと信じて疑わなかった憧れの辣腕弁護士長谷川に、なぜか毎回美味しくいただかれてしまう桐生。
同性と結婚すると言い張る息子に悩む長谷川に強引につきあわされ、桐生のぺースは狂いまくり…。
抱かれる幸せを知ってしまって。

面白かったです。なんならスピン元よりも。
桐生は長谷川の好みのど真ん中でずっと狙われてたんですね。何年間?そこが知りたいです。
桐生からは憧れの辣腕弁護士だったのが、魔が差して抱いてやろうかなあとしたのが運の尽き。

物凄い絶倫ですね!巨根で絶倫で脂の乗った38歳の凄腕弁護士。最強じゃないですか!
あの桐生が可愛く長谷川の掌の上で転がされちゃって。

攻める時は短期決戦なんですね。それまでに桐生を気にかけてる描写とかあったらもっと良かったなあ。

2

こんな流され弁護士は嫌だなあ

攻めの属性に惹かれて読んだ一作。ゆりのさん初読みだが、随分素人っぽい文章で読む楽しみはなく、ストーリー勝負かと思えばそれも正直いまいちだった。

内容はコメディなのかギャグなのか。一応真面目に読んだが、細部のツメが甘すぎだし弁護士設定も活かされていないし、全体的にチープ。
最初に引っ掛かったのは結婚をセレモニーと言ってしまう弁護士?というところだが、そこからずっと引っ掛かりっぱなし。息子を見たのに後日言われてから妻の存在に気付いたり、酔いの判断にアルコール臭を全く意識している様子がなかったり、いちいち受けが忘れていた体で同じ説明文を何度も入れてきたり。
何度かあるエロシーンも表現が同じ点があり、この文章前にも読んだな、と一冊の中で何度も既視感を覚えることに。筋肉質を表現するためにジムがどうこうと、それさっきも聞いたよ、もう三回目だよ……とツッコミたくなった。

受けは自分に言い訳をしながらずるずる攻めに流される。いくら色ボケして冷静さを欠いているといっても、前を扱かれながら女と間違えていると思い込むのは無理がある。
恋かもしれないと考え始めるのも、気持ちの流れとして唐突。ポジティブ思考に切り替わるときに、前向きな性格なのだ、とか都度説明するのもクドい。キャラの性格をエピソードで示せないのはただの力不足。加えて前の章で語られたことを読み手が忘れているかのように説明してくる鬱陶しさ。
つじつま合わせのために受けが必死に言葉を尽くして言い訳しているように聞こえるが、それがこの一冊の最初から最後まで続いている感じだった。

弁護士なのも設定だけで、特に仕事がデキるようにも描かれない。やたらと裁判員裁判という単語を出してアピールしているが、本当にただそれだけ。そもそも弁護士に最も必要な論理的思考力がなく適性がない。こんな弁護士は嫌だ。
攻めの語る理想も薄っぺらく魅力を感じなかった。

真面目に読むとこんな感想になってしまうが、気楽に読めば読後感はよく、アホの子がヘビ親父に絡めとられたぽやぽや恋愛ものとして楽しめる。キャラとストーリーは嫌いじゃなく、萌え重視ならこれでいいのかもしれない。
個人的には文章と表現の重複過多で合わなかった。

4

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