SS付き電子限定版
上田にく先生とかウノハナ先生とか須坂紫那先生とか、軽妙なラブコメ寄りのお話がお得意なかたってわたしはすっごく好きです。
事前情報がなくても安心して読める、寝る前に読んでもだいじょうぶ、一言で言うとホッコリ癒されるんですね。
加藤スス先生もその1人。
全作品は読んではいないけどイイですね〜
この作品も今日表紙もろくに見ず読み始めたのですが、えーっとこの黒髪眼鏡の相手ってこの目と眉がくっついてる後輩くんでいいんだよね??
同期の松岡ではないですよね??
疑心暗鬼で読んでいくわたし、だってこの倉木はハイスペックセレブ男しか狙わないとか、後輩より松岡の方が全部上じゃねぇ?
でもわたしは冴えない後輩白鳥を推すけど!
表紙の2人をよく見直し白鳥×倉木で合っていたことを知りました!
この松岡サンはラストのほうでなんだか人に言えない悲惨な?目に遭ったようでご愁傷様です、、
松岡サンのスピンオフはないのでしょうか、かわいそ過ぎる、、
メインのキャラ2人も付き合い始めたのかなんだかまだまだ不安要素がありそうな、なので3話分は短過ぎる、もっと読みたかったです!
わき役の同僚女性陣が巧妙なテンポで喋っているのもこなれ感有ってイイ感じ。
先生の他の作品を読んできて思うに、先生はちゃんとオフィス勤めをなさっていたとわたしは確信しています。
リーマンもの大好きだからいろいろ読んできたけれども先生のが1番リアルに思える描写ですもん。
というわたしがちゃんとオフィスワーカーしてきたわけじゃないのだけど。
でもでも、もし先生がこういう類のお勤め未経験でこんなに描けるだなんてそれはそれで漫画家さんってすごい!
と素直に感激してしまいます。
同時収録の高校のダチが東京のショーパブで働いていたっていうお話。
ずっと片思いしていた女装の元野球部員に対し驚愕しつつ急に恋愛感情を抱く男の心理がよく分からなかったです。
これもページ短過ぎかな。
2篇ともすなおに面白かった。
加藤スス先生のコミックス全部読むぞー♡
二作品収録。
どちらも純粋な心の持ち主に焦がされてノックアウトと言った感じのストーリーでした。
表題作『5時にはおワンナイト』
終始謎の勢いがありました。
かなりの力技で物語が進んで行くのですが、ギリギリ置いてけぼりにされず最後まで読むことが出来ました。
終盤の突飛さが凄かったです(笑)
キャラクターの掘り下げがもう少し欲しかった気持ちはありますが、中途半端に掘り下げるくらいならこのくらい勢いで進んでくれた方が読みやすいのかもしれないなと思いました。
二人のキューピッドだった松岡が石油王をどう乗りきったのか気になるところです(笑)
同時収録『刃渡り20センチのルージュ』
ケンカップルという触れ込みでしたが、元ケンカ相手と言うだけでケンカップル感はそれほど無いかなと思います。
アホの突き抜け方が私の感覚とズレていて、大事なシーンがイマイチ刺さらず残念。
とはいえ相性の良さそうな二人でよかったです。いつの間にか周りにバレていつの間にか受け入れられてそうだなと思いました(笑)
5時にはおワンナイト!
何様のつもりだって感じなんですが、惜しい!
本当に何様?なんですが、設定はすごく良いんですよ。
キャラも良い。
なのにエピソードや話の運び方?がもう少しなんか物足りない。
せっかく良いネタなのに活かしきれてない感がすっごく残念で。
重ね重ね何様ですみません。
倉木と女子社員のトークがとても面白かったです!倉木の合コンスキルも。
そして白鳥の何やってんの?な所とか。
原石を見つけて磨くのもいいですよね!攻めを磨く年上受け。磨けば光る攻め!
刃渡り20センチのルージュ
こちらも惜しい!
せっかく良いネタなのに、元に共感があまりできない…。
突然姿を消した親友を探しだしたら…なお話で、その親友はやっと東京で自由を手に入れてたという。
でも完全な自由ではなくて、やっぱり男じゃどうにもならないこともあったり。
裕は良いキャラなんですよ!だけど元が変わり身が早いというか、なんだろう単純なだけなのかな?
電子版で読了。
倉木さんのOL力高すぎて全然負けてる。
少女漫画(?)読んでるくらいのノリで読めた。
OL力も女力(女子力にあらず)も高いのに、ちゃんと男の子なの素晴らしかった。
合コンに来るようなノンケのお兄さんをフェロモンでバッサバッサなぎ倒していく姿はかっこよすぎる。
白鳥くんは愛が強くて良い。
こういう受けは苦しいほど愛されてほしい。
この2人は永遠に幸せに暮らしましたとさ、が似合う。
5時に仕事を終わらせて、仲良くやれよ!!
2本目の幼馴染モノも良かった。
幼馴染で片方がゲイで、離れたのに追いかけてこられて……は全部性癖。
君たちもよかったね。結婚して。
二作品収録されています。
私は表題作が大好きなんです。
会話のテンポが良くて受け攻めの二人はもちろんのこと彼らを取り囲むキャラも生き生きしてて面白い。
受けの倉木は年収2000万円以上の高スペックイケメンとの玉の輿を公言してはばからない男で、毎日きっちり5時であがっては高収入・高学歴のイケメン求めて街へ繰り出しています。
仕事ぶりは上司や同僚に一目も二目も置かれるほどなので有無を言わさず定時上がりをしているんだけど、たまには「史上最高にいい男を集める合コン」を交換条件に同僚の残量に協力することもあります。
そして社内の女子二人組とは戦友として一緒に男の品評会をしたり、男漁りのために合コンに一緒に参加して情報交換したりするのですが、その女子二人組とのくだりがなかなか辛辣であけすけで面白いんです。
さてある日のこと、残業してくれたお礼に同僚が主催した合コンで金持ちのイイ男に出会った倉木は早速お持ち帰りしちゃいます。
スペック高い男は基本腹黒いのに、お持ち帰りした男はなかなかウブなところもあって久々のヒットだった〜♪とほくほくの倉木だったけど翌朝社内で見かけたのは、まさかの昨日の男。しかもそいつは金持ちどころか冴えない後輩・白鳥であることがわかり…。
そんじょそこらの男には見向きもせず高スペックなイケメン狙いの倉木は当然、フツーの会社員、白鳥なんて眼中になく、お前との可能性は1%もない!!と断言するんだけど白鳥はめげない、へこたれない、そして話を聞かないもんだからやたら前向きでそれが残念なことに全て微妙にずれてる。
このずれっぷりがおかしいんです。倉木の皮肉も全然通じず「倉木さんのため 夢のスイートホームに向けて鋭意奮闘中です!」とかキラキラ笑顔で言ってのけちゃう。
途中、いかにも漫画的展開もあるけどラブコメだものそれでいいじゃない!と思えてしまいます。なんか良い意味で今っぽくない、昭和テイストとでもいうのかな。
タイトルの「5時にはおワンナイト!」かきおろしの「相愛でいナイト!」というタイトルも微妙に昭和感を感じさせる秀逸なものだと思いますし、中身もそれにふさわしい古き良きラブコメって感じです。
電子書き下ろし&カバー下も表題作カプ関連でどちらも面白いのです。
もう一つの同時収録作【刃渡り20センチのルージュ】は同級生同士の再会・女装攻めのお話です。
高校時代、普段は落ち着いているけど誰よりも喧嘩が強くて悔しいけど男として憧れる相棒だった裕二郎。しかし卒業と同時に自分の前から姿を消して4年ぶりに再会したら裕二郎はオネエになっていた…というやつです。
受け視点、攻め視点があるのでそれぞれの事情がわかって好き。
受けが単細胞&デリカシーのないキャラでちょいイラっとくるんだけど、攻めが男気溢れる乙女系で好きです。