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『辺獄』と呼ばれる死者の世界。私はここで、愛される喜びと絶望を知った…。
ハジ作品大好きといいつつ、けっこう色々過去作品が読めていない私でしたが、やっと読むことが出来ました。
本作品もいつものハジ作品同様、ス●エニ系の少年漫画のような画風と作風で、しかもひときわ中二病感がつよい! 軍服で死神とは!!
そしてなんと言っても嬉しいのは、2巻もあることですw
魅力的な世界観とキャラクターとストーリーが大変素敵なハジ作品なのですが、残念なのは大体1巻で終わってしまうということです。めちゃめちゃ設定練られてて面白いのに勿体ない~。
でも本作はたっぷり厚みある2巻構成で大満足のボリューム。
うきうきで読んだ私。今回はちょっとセンチメンタルな空気を感じて善きだなぁ~と、うっとりと読み終えたわけですが、次巻では思いもよらないクソデカ感情に襲われることになったのでした……(次巻レビューにつづく)
ハジ先生のこの作品、やっと読めた。
バトルシーン好きなんだわ。
贅沢を言えば、バトルもっと下さい。
あとがきに。中二病とあるが・・・こんな、面白いワールドなら、いくらでも中二病であって欲しい。
死後の世界のファンタジー。
死者の魂の為に用意された世界。
転生を待つ魂の休息場。
そこで出会った、現世では戦闘能力が高い軍人と、病で倒れ〜父親に泥人形として甦させられた青年のラブストーリー。
天国・辺獄・地獄・地上、そこに現れる大口と言う魔物の設定がとても良かった。
辺獄の地で、これから2人が行く末が気になるわ。
さて、2巻へ。
人外ファンタジー商業BL界の雄、ハジ先生です。新刊の「月虹のガラン」の電子書籍が明日発売です。紙から1ヶ月もかかったのね。
こちらもがっつり人外ファンタジー作品。
正直この1冊だと何をどう評価して良いのやらという感じで。恋愛関係はおさまるところに収まったものの、世界の情報をドバッと与えられて、いろいろツッコミどころを抱えながら…でも2巻で解消されるかもしれないしな…という。2巻を読まざるを得ないという意味ではいい1巻かもしれないけど、イマイチついていけなかったというのも本音。ハジ先生好きだから着いていくけどね。
移動能力のあたりで「かもめのジョナサン」を思い出した。
ハジさんのファンタジーワールド全開な作品。好きな作家さんなのでワクワクして読みました。
表紙のかっこいいおじさんが死に神。今生で悪行を積み重ねたらしく、閻魔さま(?)に、地獄より辺獄へ行きなさいと審判を下されます。
わけがわからぬままたどり着いた先は、穏やかな町。何も知らない死に神のお世話係となったマコトが傍で支えてくれます。
二人のラブストーリーではありますが、1巻はお話の舞台が整えられる内容で、濃いラブには至りません。
それでも、お話自体が面白いので全然大丈夫です。
マコトは、死に神ではと、カレンデュラ(キンセンカ)にちなんだカレンというあだ名をつけてくれます。
イケおじに恋したらしいマコト、でもカレンさんの方はどうかな。。というところで2巻へ。
うっかりしていたら、続きものでした。
①て書いてるじゃないか、自分!笑
物語の舞台は死者の世界・辺獄。
目が覚めると、名前から過去、全ての記憶を失っていた死神。
迎えにやってきた青年マコトは彼を「カレン」と名付けます。
物語の舞台は死者の世界・辺獄。
目が覚めると、自分の名前から過去、全ての記憶を失っていた死神。
迎えにやってきた青年マコトは彼を「カレン」と名付けます。
はじめのうちは慣れない世界での生活と記憶喪失のショックから
険のあるカレンですが、甲斐甲斐しく世話を焼くマコトの素直さに
次第に心を解きほぐされ、その世界での自分の役割を受け容れてゆきます。
そして、まっすぐに好意を向けてくるマコトにほだされ、
相思相愛の仲になるのですが…
マコトの悲劇が2人の愛の前に立ちはだかります。
未来に別れが約束されているのに、惹かれ合ってしまうなんて切なすぎます…
マコトが健気であればあるほど、その無垢な笑顔が辛い。
どうか2人がずっと一緒にいられるような最後でありますように…
マコトと父親の関係が愛情深くて素敵でした。
普段はぶっきらぼうですが、本当に息子のことを愛していて、
だからこそ、息子の運命を変えてしまった自分を憎まずには
いられないのが辛い…
また、それとは別に息子が惚れているというカレンに
やたら牽制をかけたり、煽ってみたりとあんな怖い顔で
キューピッド役を務めているのが面白くもありました。
カレンもクールに見えて、息子との交際を報告して、
父上と呼んでみたりと、親公認なお付き合いを
心掛けているのが意外過ぎて笑ってしまいました。
普段は大人の余裕を漂わせ硬派かと思いきや
マコトには甘々な表情を見せたり、初エッチでは色気たっぷりで
エロに貪欲な表情がかっこよくて、ドキドキしてしまいました///