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「いつか恋になるまで」を先に読んでしまったのだけどこちらがスピン元。でもこちらの方が時系列的に後のお話。
付き合って8年になる千秋と和馬のところに幼馴染の巴が子供を連れてやってきて、そのまま預かる事になり突然パパとしての生活が始まって⋯。
育児に奮闘しながら2人の関係もどんどん深まっていくのだけど、本当に家族って血の繋がりよりも一緒に過ごした時間の流さや濃さなんだと思う。
こちらから先に読んでいたら娘を置いて行ってしまう巴は身勝手に見えてしまった気がするけど、先生との関係とかいつ恋を読んでて引っかかった部分になる程と納得できた。
あゆちゃんがとにかく可愛くて、素直な良い子に育ったのは千秋たちの愛があったからこその部分もあると思う。プロポーズ、入籍⋯そこにある家族の形と幸せに胸が温かくなる素敵な作品。こちらを読んでからまたいつか恋になるまでを読むと、更に思い入れが深まった。
幼なじみのカプ、ちあかずシリーズの第一作目です。
時系列的には1番後、2人が社会人になってる時のお話です。
私は時系列順に、「いつか恋になるまで」からスタートして「明けても暮れても」を読んでいったから特に何の戸惑いもなく、説明も要らずで読み進められたけど、これが1作目と思うと、普通に2人が付き合ってて、巴は海外にいて、和馬は同居に踏み切れずにいて、みたいなところがアッサリと描かれてるので、そのへんは大丈夫なのかしらと、いらんお節介を感じてみたりしました。きっと大丈夫なのでしょう。
お話としては、海外を飛び回りたい巴の子を2人が預かることになり、今までの長い付き合いの中でも避けようとしていたことに踏み出すっていう話。
いつか〜、と明けても〜、からのこのお話を読むと、2人の成長というかあの時に悩んでいたことや心配していたことを2人でたくさん乗り越えてきて、お互いを思いやって、ふたりでこれからの未来を形作っていった感じが本当に良いなぁと。
結婚パーティー(じゃないけど)で2人のお母さんがしっかり背中を押してくれてたのもすごくよかったし、千秋のプロポーズも本当に本当に良かったなぁって思いました。2人らしくてすごくよかった。
この作品からスタートして、高校生編、大学生編へと繋がっていったと思うと、この最高のエンドにつながっていくという倉橋先生の構成力というか、伏線回収というか、描いていたストーリーが素晴らしすぎてとにかく何度も読み返したい神作だなぁと思わされます。だいすきです。
いつか恋になるまで がTHE 爽やか アオハル DKと自分の萌えにピッタリ嵌まったのでこちらも購入。
エロは満足。
だけど、これは評価が別れますね。正直言うと、自分の地雷をガンガン踏んでしまった感覚。
あー、私BLに子供と女の人は駄目かもしれない。
これはファンタジーだと何度も分かってるけど、許可も取らずにほぼ強引に一歳の子を幼なじみカップルに預けるのだけは無理無理。理由も納得出来ない。今じゃ無くてもいいんじゃない?いくら家族同様と言っても流石に相手の迷惑も考えるべきだと。実際寝不足やら仕事に支障きたしてる訳だし。巴も先生の不幸で可哀想だとは思いますが…うーん。まぁ子どもも幸せそうだし良いのかな。もう少しやりようがあったような。逆に2人の好感度は爆上がりました。良く頑張ったね!
そこさえ乗り越えればとても良い作品だと思います。
もしこの作品が合わない方にも いつか恋になるまで は倉橋トモ先生の素晴らしい所が圧縮された様な作品なので是非読んで頂きたいです
