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表題作雪と松(1)

松庵,村医者
雪 (辰雄) ,蔭間上がりの渡世人で殺し屋

あらすじ

「冷てえ目だな…心だけまだ死んじまってるのかね―――温めてやるよ」
雪 降り積もる中、脇差を手に、瀕死の状態で倒れていた美青年。
そんな彼の命を拾った医者の松庵。
互いの名も知らぬまま、結ばれていく二人だが…?

作品情報

作品名
雪と松(1)
著者
高橋秀武 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
シリーズ
雪と松
発売日
ISBN
9784834262872
4.3

(145)

(97)

萌々

(27)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
17
得点
625
評価数
145
平均
4.3 / 5
神率
66.9%

レビュー投稿数17

こういうの読んでみたかった~!!!

…なんと、まぁ!雰囲気のあるコミックスでしょう…‼
作品のお名前を知ってからいつか読みたいな、と思っていてやっと読んでみましたッ(´▽`*)

そしてすっごく好みの雰囲気でした~
純和風なお話しも元から好きなのでここまで絵柄含めて雰囲気がある作品を読めるってだけでもありがたい!しかも3巻もあります‼

無骨で粗野ながらも情を感じさせるキャラって普遍の漢らしさが薫るようで好きですし、そんな男達が求めるのがまた男っていうのもBLの真骨頂だなって思ってワクワクします
読んで良かった~
(いつぞやの掲示板でこの作品の存在を知りました!トピ主さんの既読作品が近かったので好きかも⁉と思ってチェックしておいて良かったです♪届くか分からないけれど、教えて下さってありがとうございます♡絶対に自分じゃ辿り着けませんでした!)

1巻は2人の出会い編です
静かに進むトーンなのですが切なくなり過ぎない、要所要所で挟まれる雪の辛辣なセリフとそのセリフにショックを受ける先生(松さん)の反応にクスっとしながら読めます

そして…!雪の放つ色気がスゴイですし、先生のそこはかとない懐の深さを感じられてとっても良い出会いにワクワクしながらも気になる佐吉兄貴の存在…

1巻でもキレイにまとまっていますが、やっぱり続きが気になりますので2巻、行ってみます!!

0

1巻のみの感想です

高橋先生作品初読み。
雰囲気ある絵で時代モノにぴったり。
雪が色っぽくてかっこいい。
殺陣のシーンの決まり方が好きです。ごちゃごちゃしていなくてスパッと一発で仕止める。一枚絵としても見応えがある。

ストーリーはシンプルなんだけど、だんだん深みが増していき。
少ないセリフながら2人が心の中でぐっときている瞬間、表情が伝わるのがいいですね。

松庵が最初、冷酷非道な奴かと思ったら全然そうではなく。患者にやさしいし、甲斐甲斐しいし。
骸が手に入らずお金は大丈夫なのかなと心配してしまいます。
松庵は最初もっとクールないい男だと思ったんですが、目が丸くアホっぽい顔になることが多くて。もっといい男なところも見たいです。

松庵が雪にベタ惚れで、雪も松庵と離れたくなくて、この2人はちょっとのことでは別れなさそうだけど、この先どうなるのか…楽しみです。

雪がごちゃごちゃ言わない性格なのも好きです。
体を欲しいようにさせてやったり、どうしようもない時は容赦なく斬る。
でも帰るのは松庵のところ、というのがいいですね。

1

ふたりの宙ぶらりん

生き死にが軽いようで重い時代物は面白い。一般漫画でしか見られないような絵柄と内容がBL漫画で見られる稀有な作品。江戸BLは幾つかありますが、その中でも特に異質。一般漫画も大好きですしもともと秀武先生のTwitter拝見してたので抵抗は特にないですが、BL漫画的絵柄ではない。色気はしっかり。今後もちょくちょく現れる雪さんのおみ足が、ぬるっと白く妖艶で。

特に丸っと1ページ雪さんの全裸仁王立ちは美しく力強かった。こんな場面でもゆきさんは一切萎えないのよ、と主張するかの如き中央の一物。電子書籍(ひかり)で買いましたがここは修正無し。これに修正入ったら無粋としか言えない。
雪さんの過去告白シーンでも男根大写しがありますが修正一切無し。レーベルどうのの問題ではない気がするがこの配慮は一体…芸術性?

1

浮き草のように生きてきた二人が出会うべくして出会う

紙本
カバー下…タイトル
カバー折り返し部分…なし
あとがき…なし

0

時代劇人情もの

女郎部屋出身でヤクザだった雪が怪我して倒れているところを、村はずれの医者、松が助けるというところから始まる物語。
高橋秀武さんを読んだのはこれが初めてだったので、独特な絵だなあと思って読んでいました。強弱のある線が時代劇にぴったり。

松も元流れ者のようで、今は江戸から遠い村で医者をしている。助けた雪は男性ながらなまめかしく美人。じきに関係する仲に。

最初、松は雪に「金になるから骸を持ってこい」と無茶を言うが、後でそれは自分のところを去らせないための言だったと白状する。この辺り、当初は本気だったのか、後で甘い設定に軌道修正されたのか知りたいところ。

最初は、一宿一飯のつもりだった二人も、だんだん離れがたくなる。しかしなかなか本心を見せるには時間がかかって、最初は強がりを言い合ったりしている。そんなかわいい二人。

だんだん村になじんでいく雪と、ヤクザであった過去、特に雪に怪我を負わせた兄貴分との関係など読み応えがあります。雪に、あったかい居場所を用意して受け入れ様子とする松庵先生と、その先生にむくいようと昔の男との関係を切り、先生の窮地を体を張って守ろうとする雪。

やむを得ずとはいえ、「え、そっち?」の下りはユーモア抜群で面白かった。

0

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