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バニラ・ショコラ・シガレット

vanilla chocolate cigarette

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作バニラ・ショコラ・シガレット

豊橋弥・プログラマー・32歳
高槻和哉 ・小説家・35歳

同時収録作品Vol.2〜Vol.5

我妻 拓海 会社員
椿 遼爾 会社員 26歳

その他の収録作品

  • Smoke Gets In Your Eyes(描き下ろし)
  • あとがきまんが
  • カバー下(キャラ紹介)→電子書籍でも収録有

あらすじ

恋はいつからはじまった?
タバコとキス。ベランダからの風景。
この街の片すみで、ゆっくり恋をする。

転勤で新しい街へとやって来た椿
恋人同士のゲイの隣人、豊橋と高槻
つかみどころのない先輩、我妻
慣れない環境に戸惑いつつ、“はじめて"に自然と構えるこころがあたりまえの毎日に少しずつほどけて、恋を知る――
ひとつの街を舞台におくる4人と2匹の恋模様

601号室 豊橋 弥 徹夜上等のプログラマー
602号室 高槻 和哉 人気小説家。かわいい
603号室 椿 遼爾 営業なのにちょっとひとみしり
椿の先輩 我妻 拓海 仕事のできるいい男

作品情報

作品名
バニラ・ショコラ・シガレット
著者
熊猫 
媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックスequal collection
シリーズ
バニラ・ショコラ・シガレット
発売日
ISBN
9784773071733
4.2

(159)

(72)

萌々

(63)

(19)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
24
得点
672
評価数
159
平均
4.2 / 5
神率
45.3%

レビュー投稿数24

困った笑顔が好き

吾妻と椿の恋のお話なのだけど、豊橋と高槻が居なければ吾妻たちの恋は始まらないというのがとても面白いなと思いました。
どちらかのカップルがメイン、ということでもないのでしょうね。
クドくなくアツくもなく。さらりといい具合に影響しあっているなと思いました。

吾妻は最初掴みどころのない人かな?と感じていたのですが
実ははじめから椿のことをイイなと思っていたのかな、と。
本心を隠すのが上手そうな吾妻に椿への気持ちの始まりを聞いてみたいなと思いました。

熊猫先生の作品は細かいところまでこだわって描かれていてお話以外の部分でも楽しませてもらえます。
こちらの作品も眺めてるだけで癒やされるような可愛さでした。

1

--

関連作品「ビター・シガー」

0

未完成故の魅力

確か、広告で気になった「ビター・シガー」を先に買い、幸せを分け与えてくれるような作風とセンスの塊みたいな画面に惚れ、豊橋高槻も出てくると知ってこちらを追加で買い求めました。

吾妻椿めちゃくちゃ好き……!!

吾妻さんは爽やかでも飄々として今ひとつ何を考えてるか分かりにくい人なんですが、話す相手のことを大切にしてるのが伝わってきます。
豊橋高槻椿が割とキャラ濃いめなので、彼が出てくると程よく力が抜けます。
「寂しい」なんて目の前で言って、誰から見てもイケメンな成人男性なのになんだか初心で素直で思わせぶりな椿くん。そんなのかわいいに決まっている……。
ケーキのロウソクが吹き消された瞬間の見開き、ドキドキしました。騒がしい居酒屋で、なんて静かなキス。映画みたいな画角で最高です。

私が吾妻椿をこんなに好きなのは多分、まだ完成していないからかなーと思います。
豊橋高槻は「ビター・シガー」と本作で関係性として完成したところを見せてくれています。喧嘩しても仲直りする、安心感がある。
けど吾妻椿はまだまだこれから始まったばかりで未完成。想像の余地が無限大で、そこが良い。描かれなくとも、豊橋高槻と方法や進行は違えど、同じように穏やかに丁寧に相手を大切にする二人は当たり前に存在するはずです。
一生手繋いでて……。

……でも恋人してる吾妻椿ももっと見たいな〜!!!吾妻視点の椿くんが見たいよ!!!
未だにこの街舞台の続編待ってます!!!

2

心がすっごく満たされる本

※めちゃくちゃネタバレします※


こういうお兄さんめちゃくちゃスキ!
世話焼きで、ちょっとイジワル

ツバキくんが最初にお隣さんの相談した時は、カマかけられてるとおもったのかあ。それで、あの変な間、ね

ツバキくんは、はじめこそゲイにたいして偏見や恐怖があったけど、トヨハシ・タカツキと関わることで、だんだんと「何も違わない」ことを知る。一緒にいる時間が長くて、似てきちゃったトヨタカめちゃ可愛い

無自覚・無意識で誘ってくるツバキくん(性的な意味でなく)タチが悪いぜ。そんなの、アヅマさんも好きになっちゃうよね〜
「何も」「なかったら」「きちゃだめでした?」
なんだそれ可愛すぎるくるしい
そして!
アヅマさんのめちゃくちゃオシャレなカミングアウト…
「椿くんにできて俺にできないことなんて沢山あるし」
「例えば料理とか」
「女の子を好きになることとか」
このセリフも、ここからの展開も全部まとめて愛しいがすぎる本当にありがとうございます

そのあとツバキくんの相談に乗るトヨハシの「逆に椿くん女の子好きになったきっかけある?」がめちゃくちゃ真理!

全体的に、言葉選びが素敵
エロはほぼゼロです
でも心がとっても満たされます

0

絵も話も可愛い!

1話めが、すでに出来上がっているゲーム会社のマネージャーと作家の話。
一緒に旅行に行くはずはずだったのに会社員の仕事の都合でいけなくなって…っていう。
作家が、顔が可愛いだけでなく、中身も可愛い。その可愛さも、子供じみた可愛さではなく、仕事を持つと言う事がどう言うことかわかった自立した大人の格好良さを踏まえた上での可愛げで、そりゃ会社員もくらっとするわ〜と思いながらよんでました。大人であることと、素直で可愛くあることは両立するんだな、と。

2〜5話は、そのカップルのお隣に引っ越してきた会社員が主人公。最初はお隣がゲイカップル?とうまくやっていけるか不安になっていたものの、異動先の部署のコミュ強の先輩の助言を受け、また実際にそのカップルと交流するようになるなかで、考え方を改めます。
さらに仲睦まじいカップルと過ごすうちに、独り身の寂しさを実感し、身近にいる先輩ともっと近づきたくなり…っていう。
その過程がこれまたきゅんきゅんするほど可愛いし、先輩の距離の詰め方がイケメンでそれもまた良かった!

いずれも日常系の成人男性同士の可愛い恋バナでした。話のトーンと同じくらい絵も可愛らしく、とても調和していました。

最初のカップルの馴れ初めは別作品があってそれも可愛かったのですが、後半のカップルの続きと、先輩の過去話も読んでみたいです。

読後感が良い作品でした。

0

ほのぼの日常だけど全編通しておもしろい!

おもしろい!
絵がかわいい。
服装や部屋の小物まで全部。
(女性が好きそうなファッションや雑貨満載だなと)
「ひとつの街をデザインするようなつもりで描いてました」の先生の言葉に納得。

ゲイCPのほんわかいちゃが微笑ましい。
痴話喧嘩もするし。

女性みたいなキャラあんまり好みでないんだけど、高槻は基本ニコニコしていてかわいらしい。
「かわいい」と言われて素直に喜ぶのもかわいい。

豊橋と高槻の関係を見ていいなと思ったノンケ椿が寂しさに気づく過程がまた良い。

椿が我妻と手をつないであたたかみを感じ、意識し始めるとことか。
我妻が最初、ゲイへ偏見あった椿へ言った言葉もよかったし。

何気ない日常を描きながら、飽きさせることなく、笑いあり、じんわり感動あり、とてもうまいストーリー運びだなと思った。
料理とか食事の描き方も。

ラスト近く、誕生日会でのこっそりにドキドキした。
あの見開きはめちゃ萌え!

熊猫先生初めて読んだけど、めっちゃよかった!
大阪弁が出てきたり、他人丼ネタがあったり、あとがきに神戸ネタが出てきたり、先生のツイートによると大阪在住のよう(関西人なので親近感)
先生の他作品も読みたいので今後ゲッツしまっす。

あ、本作にはビター・シガーというスピンオフ作があったのね〜〜。
今頃気づいた〜一緒に読みたかった〜。
まぁしゃあない。
これから集めますですよ。

1

表紙買い!

おしゃれな表紙に惹かれて購入しました。

あと、表紙の2人のビジュアルがとっても好みだったので。

早速読んでみると髭の男性が...!!おやっと思ったのですが、あとであらすじを読んで納得しました。

シェアハウスでの恋とか、同じマンションでの恋とか、なんとなく運命感じちゃうというか。

結構好きです、そういうの。

途中まで熊猫先生の作品だと気づかなかったのですが...先生の作品によく出てくる関西弁の猫の存在でわかりました。

あのねこちゃんゆるかわで大好きなんです。なんか、見るとホッとしちゃうんですよね。

エッチシーンはほぼなしですが、優しくて柔らかな空気とかわいい絵柄を思う存分楽しめる素敵な作品でした。

ただ、やっぱり人間って欲深いもので。

ちゃんとしたエッチシーンも見たかった...!!!笑

0

NoTitle

『ビター・シガー』より描きこみが丁寧な印象、服がそれぞれのキャラを表現してるのですが椿の派手ソックスは可愛いけど意外な感じです。

熊猫さんの作品では一番好きで我妻の飄々とした雰囲気と、椿のBLキャラと思えない真面目で寡黙な感じが良く合ってます。

元彼が煙草を喫んでたと知って真似しようとしたら「吸わなくていいよ」と我妻がさりげなく言うシーンがあり、小さい言葉で愛情を表現できるのは良い作品だと思いました。

1

可愛いカップル

熊猫先生の違う作品がとても良かったので、購入しました。
2カップルの話で、どちらのカップルも可愛かったです。
ですが、表紙やあらすじを見て買ったので椿(表紙の左)がメインだと思っていたらあまりBL要素が少なくてびっくりしました。もう少し椿と我妻さんの恋愛ストーリーをじっくり楽しみたいなと思いました。
もう一つのカップルの豊橋×高槻はケンカしつつも、お互いがちゃんと思い合っていてとてもキュンキュンしました。

0

恋っていいなぁ

豊橋×高槻は付き合って数年後の日常話で
我妻×椿は付き合うまでのお話です。

どちらかと言うと結ばれるまでが読みたいというか、結ばれた経緯を知ってこそのイチャイチャだと思っているので付き合ってから作品は手に取らないのですが、こちらは豊橋×高槻出会い談のコミックスもあるということで入手しました。

そして最高でした!納得の高評価です!
我妻×椿はもちろん出会いを知らない豊橋×高槻も楽しめました。

豊橋×高槻は初めての二人旅行が豊橋の仕事でおじゃんになってしまう話。
たった1話ぶんなのに二人の信頼関係が伺えて最高に萌えます。
今までもこういった小さな事件は起きていて、そのたびにお互い思いあって解決してきたんだろうと感じさせられる仲の良さに悶えます。
これからも衝突しては仲を深めるを繰り返し、いい年のとりかたをしていくのだろうなとほっこりきゅんきゅんです。
椿じゃないけど二人見て羨ましいと思っちゃいます。


羨ましいなんて言ってる椿ですが、あなたもいい出会いしてるじゃないの!と言いたくなる我妻×椿編。

ノンケの椿がゲイの我妻を好きになって結ばれるお話ですが、人が人を成長させるってこういうことなんだなぁと感動しました。

椿はお隣さんが同性愛者だと分かった時凄く動揺していました。そのため我妻を好きだと自覚した時もっと否定的な感情が湧いたり、そもそも惹かれること自体にストップをかけてしまいそうなものです。
しかし椿は上手に自分の気持ちと向き合えていて、これは我妻の言葉や豊橋高槻の"普通"な日常に触れていたからこそだと思います。
我妻、豊橋、高槻の出会いがあったからこその今の椿なんだなと。椿はとてもいい出会いをしたとこちらも羨ましい限りです。


また、我妻の視点が一切ないためこの人は何を考えているのかとより作品に引き込まれました。
眉間をグッと寄せる笑い方がなんだか切なくて、どんな恋愛をしてきたのか気になります。
我妻×椿の付き合ってからはあまり描かれていないので我妻視点で読んでみたいです。
我妻の心の声を聞いてみたい!仕事も恋愛もそつなくこなしそうですが、どういう風に椿を愛するのでしょう。気になる~!

1

2カプオムニバス

有名作家(女性っぽくかわいいキャラ)と、男臭いゲームプログラマーのカップル。お隣同士というところから仲良く。こちらのカップルのなれそめ編もありますが、そちらがスピンオフなのですね。

個人的にはもう1つのカップルがよかった。
上の二人を見守る役だったはずの椿さん。会社で、人当たり良く人望あり、コミュニケーションが得意な我妻先輩。何かとかわいがられているうちに、ちょっとドキドキしてきてしまう。戸惑いながらも惹かれてしまう。そして二人が、ためらいつつもそっと手が触れあい、みたいな恋のお話がキュンときた。
椿さんがかわいい。

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恋愛の始まる瞬間

「バニラ・ショコラ・シガレット」を途中まで読んで、豊橋と高槻のテンションに椿以上にやられてしまいまして、ちょっと疲れて置いてありました。後日発売の前日譚と知らずに「ビター・シガー」から読んで、その後「バニラ・ショコラ・シガレット」に手を出したら意外にもすんなり楽しめたのでこれでよかった!
たぶんこちらから先に読むと、自分としては「ビター・シガー」の2人の関係性が気になって主役扱いされてしまい、椿と我妻に対する萌が拾いきれなくなっちゃうんだろうな。

萌ピークはやっぱ"ノリ"と言われた後の椿!!別に感情が文字で描かれている分けではないのに、瞬間気持ちが分かるから「あ〜〜〜」と悶えてしまう。

"高槻が女でも付き合った"とのたまう豊橋もよかったです。豊橋のキャラは「ビター・シガー」の頃の方が良かったな。おっさんになってしまったな豊橋よ笑

神寄りの萌2

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きっかけは寂しさでもいい

1カプ目はアパートでお隣同志のゲイということで
ラブラブなのは良い事ですけども
個人的には高槻が女の子っぽ過ぎたかな…。
見た目も可愛くてちょっとわがまま言ったりするタイプが
豊橋は好きなんでしょうね。
口では言わなそうですが幸せにしてあげたいって思えるんだろうな。

そんな二人のまた隣に引越して来た椿は
巻き込まれたりノロけられたりしてバタバタしていましたが
幸せそうな二人が羨ましくなって自分が一人なことを思い知らされる寂しさは分かります。
自分を気にかけてくれる職場の先輩・吾妻は
軽そうなのかなと最初思ってすみませんでした。
飲みの帰りに手を繋いだことで意識してしまう椿だって
きっと誰でも良かったわけではなく
寂しさにするっと入ってきてしまったのが吾妻だったからなのでしょう。

どちらもタチネコが逆だったらもっと萌えていたかもしれませんすみません。
それにしても小物やら何を描くにも可愛らしいってものすごいセンスだなー。

0

雰囲気を裏切らない

表紙の雰囲気に一目惚れして購入しました。
読んでみると雰囲気そのままに、どこかレトロでホッとするようなお話でした。

表紙の2人、我妻と椿のお話はvol.2〜4
vol.1は、椿の隣人・豊橋と高槻のお話です

どちらも一つのアパートを舞台にしており、椿・豊橋・高槻は交流があります。
悪い人が1人も出てこず3人が中心となってワチャワチャしてるだけなのですが、恋することの喜びとか、相手を思う気持ちの大切さとか…そういうものが詰まっている気がしました。

豊橋・高槻CPのお話が読み足りないと思ったらもう一冊発売されていましたので、こちらもこれから読んでみようと思います。

0

2組目のカップルが最高

 同じアパートに住む1組のカップルと、1人の恋の物語です。豊橋と高槻は既にカップルで、甘い雰囲気から始まります。仕事に忙殺されている豊橋に、高槻が文句を言いながらも、最後にはちゃんと仕事への理解も示してあげていて、安定感のあるカップルという感じでした。これからもきっと、豊橋が仕事を優先せざるを得ない状況が度々訪れるでしょうけれど、お互い相手への好意も信頼感も厚いことが十分窺えたので安心です。

 もう1組のカップルは、高槻の隣の部屋に越してきた椿と、彼の仕事の先輩である我妻。引っ越して早々豊橋と高槻というゲイカップルと知り合ってしまった椿は、その戸惑いを我妻に吐き出すんですが、彼は穏やかに椿を諭します。完全なノンケだった椿は、我妻の気遣いを尊敬したり、どんな時でも落ち着いて優しく接してくれる態度に徐々に惹かれていきます。口下手な椿が我妻とのやり取りに一喜一憂したり、一生懸命会う口実を考えたりするのが本当に可愛かったです。我妻も理想的な先輩だし、普段の言動も紳士的でとても魅力的なキャラクターでした。この2人の後日談をもっとたくさん読みたかったなぁと思いました。

0

「誰かと手を繋ぐ」が簡単じゃない人へ。ぎゅーっとなりました。

先日出た新刊(愛は金なり)がとても良かったので、気になっていたこちらも続けてポチッと。
うん、好きだなー熊猫さん♪既刊全部買わなきゃだわ。

こちらは切なほっこりの日常系BLでした。
ひとつのお話の中で我妻×椿、豊橋×高槻、2組の恋愛模様が読めます。
(レンタで試し読みできる1話目がサブカプの豊橋×高槻、ebjやシーモアで試し読みできる2話目がメインカプの我妻×椿です。)

お話の流れがねー、上手いんですよ。
アパートのお隣同士で付き合っているゲイカップルの、ラブラブなんだけど男女カップルと同じようにはいかない日常の些細な切なさを描いているのが1話目。
そこへ人付き合いがあまり上手でなくて恋人ももう何年もいない主人公の〔椿〕が引っ越してきて、隣人のゲイカップル〔豊橋〕&〔高槻〕や新しい職場の先輩〔我妻〕にクローズな性格をグイグイこじ開けてもらっていくのが2話目以降となります。
1話目で豊橋と高槻のお話を読ませてもらっているから彼等は彼等でままならないことがたくさんある状況なのを想像できて、2話目以降で彼等の存在とか言葉の親身さってのがするっと伝わってくるんですよね。コミュ障の椿が2人には自然と気を許していくのも解るなーと思いながら読めるのが良かったです。
んで、豊橋と高槻を見ているうちに独り慣れしていた椿がだんだんと「寂しくてたまらない」って気持ちを募らせてくあたりなんかは、コミュ障目線(私)で読んでてなんかこう、すごーく“解る”感じでした。
そこに先輩の我妻がさらにもう一歩踏み込んで行きます。
イメージは、豊橋と高槻がまず玄関のドアを開けて、我妻がその奥のプライベートルーム(寝室とか)のドアを開ける感じかな?

一番最初にね、手を繋ぐんです。
そして、手を繋いだことで、寂しさを感じたら「寂しいなー」じゃなくて「また我妻さんと手を繋ぎたいなー」って具体的な願望が生まれるんです。
これが大事だよね。一歩踏み出すためには。
椿くん、コミュ障だけどまぁ言ってもイケメンだからね、イケメンなのに手すら繋げずもじもじしてるのがもうすんごい可愛くって!
我妻は隠れゲイだからたまんなかっただろうな。

お話の進行はかなーりゆっくりです。
このゆっくりさが恋愛偏差値底辺の私にはかえってリアルで、読んでてとても心地良かったです。
(欲を言うならエッチまで見たかったけどね…!)

最後に2組のカップルを明るく照らす月が印象的に描かれているのですけど、太陽がマジョリティを照らす光なら、月はマイノリティを照らす光かな?なんてポエミーなことをぼんやり考えてじんわりしました。


作者の既刊を検索してて知りましたが、豊橋と高槻の出会い編が今連載中なんですね!
コミックになるの楽しみです!!

【電子】レンタ版:修正-、カバー下○、裏表紙×、電子限定特典(1p)付き

2

カバー裏のためだけに買っても惜しくない

equal連載時から大好きで、コミックスになったら絶対に買おうと決めていました。
カバー裏が!ご褒美すぎて!!
インテリア大好きなので、登場人物4人の部屋の見取り図とピックアップ家具が紹介されているのがツボすぎました。
地味に人物の身長の記載も好きなので、痒いところに手が届きまくるカバー裏、最高です。

結構長く付き合っている豊橋と高槻が住むアパートの隣に引っ越して来た椿。それに椿の会社の先輩の我妻。この4人の話です。
現段階では豊橋×高槻に我妻は絡んでいないけれど、そのうちここの交流も始まるのも見てみたいと思うほどそれぞれの登場人物の持つ空気感がすごく心地よい作品です。
女性に見えるくらい綺麗で天然風に子供っぽいキャラというのが年齢問わず苦手なので高槻に身構えましたが、周囲もそこまでちやほやするという状況ではなかったので大丈夫でした。
個人的には豊橋と椿が話しているシーンが好きです。言葉数少ない豊橋の言葉は嘘がないし、距離感も近過ぎず、ぼそぼそ2人で話している感じが何かいいんですよね。高槻だと速攻で0cmになる距離が20cm〜30cmは常に保たれている感じが男性の知人同士!という感じがします。
我妻と椿も、「閉じているものを開きたい」我妻と、「閉じてしまったものの開き方が分からない」椿っていうのがすごく良い関係。顔で許されて、顔で契約取れて、顔で好かれてきた椿にとって、「よっしゃ、中も見せてみい」というところまで踏み込んで来たひとっていなかったんじゃないかなと思うのです。回想シーンの彼女もきっと「思ってたのと違った」という場所で引き返しただろうし、実際こじ開けるのって時間も労力も要りますもんね。我妻も最初は単なる世話焼きだったかもしれないけれど、ちょっと下心も混じってきたりしてるところが人間らしい。
たくさんの「ふつう」の家族が暮らす街で、「ふつうじゃない」ひとたちも笑ったり怒ったり泣いたり悩んだりしながら毎日を過ごしている。そんな街の一部分を覗かせてもらったような作品でした。もっと続いてほしい。

些細なことなのですが、1月25日発行のはずなのに、なぜかわたしの手元に届いたコミックスは2018年3月1日初版になっています。こんなところでミスしてるの、初めて見ました。

3

可愛いBL!

絵も可愛く、登場人部も可愛い!特に受け君の高槻君。絵が可愛くて少女マンガっぽいですが、ちゃんとBLで、そこがまた良いです。もう一人の受けの椿君も可愛いです、が、ゲイと自覚していないので、最初は「普通」のリーマンという印象でした。

豊橋x高槻の二人は最初から付き合っていて、途中から椿君視点でこのカップルの日常生活の様子が分かります。そんな二人と交流しながら、我妻x椿の関係が進んでいきます。兎に角可愛いです。

この2組の今後の事とか、過去のことが気になりました。特に、高槻君は両親とずっと話してないみたいな事を言っていて、ゲイだった事で辛いことがあったのかなと思いました。あんなに明るいのに過去に色々あったのかと思うと・・・ホロリ。続編や過去偏ないかな~と欲張りな気持ちになるほど好きな漫画です。しかし、無くても構わない!これ一冊だけで満たされる!既に何度も読み返している作品です。

5

引っ越しは人生の転機

表紙買いですが、その作風・内容が表紙と違わないところが良かったです。

一話目は表紙の二人のお話ではなく、主人公(左側の泣きぼくろの彼)の隣人ゲイCPのお話になります。
隣人CPと右側の会社先輩との交流、それぞれにより主人公が変わっていくのですが、そのじわりじわりな変化がとっても自然なんです。
それもこれも、登場人物が皆魅力的だから。
先輩は良い男だし、隣人CPは仲良しで可愛すぎるし、主人公のヘタレ気味な普通さが愛おしい!
嫌な人間や当て馬など出てこないので安心して読めます。

エロ目的だとかなりガッカリする作品かと思いますが、優しい作品が読みたい・エロは寧ろ不要と思う方にはオススメできます。
読後感がとても良い作品でした。

1

人が恋をして、好きを再確認する瞬間を目撃できる全年齢対象BL

全年齢対象BLです。直接的なエロ描写はないです。
エロのあるなし含めてネタバレだと思ってこのレビュー見てる人ごめんなさい。
1つのアパートに住む3人と途中から登場してくる男1人の4人を軸に展開されていく話です。付き合って長いお隣同士のゲイカップルと、そのゲイカップルの隣に越してきたコミュ障イケメンが会社の先輩とくっつくまでを描いています。作中では2組のカップルがいるのですが、どちらも相手を想って真っ直ぐに『好き』って気持ちを表現していて、そこが読んでいて心地よかったです。相手のどんなところに惚れたとか、どんなところが愛おしいとか、2組の日常の中で生まれる些細なことを丁寧に優しく描いています。読後はきっと『可愛いかよ〜』と口に出してしまうと思います(私は言いました)

8

センシティブ

作者様インタビューを読んで激しく興味を持ち購入。熊猫先生は初読みです。
vol.1はゲームのプログラマーと作家さんのCPが描かれます。
2人は同居してるわけではなくお隣同士で、作家さんはルックスも性格も可愛い女の人みたい。
珍しく同じタイミングで休みが取れそうだから旅行にでも行こうか。ばんざーい!
なのに、急に豊橋(プログラマー)の仕事が入り旅行は中止。そしてケンカ。
でも高槻(作家)にはちゃんとわかってる。隣の部屋から糸電話で仲直り。
あーもう、なんて可愛いんだろう。
するとvol.2から違う人の話になって、え?これ短編集?と思いきや、今度は高槻のお隣に引っ越してきたリーマン・椿のお話。
引っ越しの挨拶で豊橋x高槻と会って、2人が同性CPと知り勝手に戸惑う。それを職場の先輩・我妻に諭されて。確かに話をしてみれば普通のいい人たちですっかり仲良くなり。
同時に職場では人当たりのいい我妻との距離が近づいていく。
コミュ障気味の椿が人恋しくなっていく日々、その心の中に収まっていく我妻、2人の距離感と椿の心のざわめきの描写が凄く上手い!そして我妻の余りにも自然な様子も。
我妻の今までの態度やスキンシップはやはり他意のない冗談だったのかも、とも思える頃、飲み会でのシーンには唸ったなぁ…
やっぱり告白シーンとキスシーンというのはBLを読む上で超〜!萌えるポイントだと再認識しました。確実にキュンキュンできますよ!

「Smoke Gets In Your Eyes」
我妻と椿の初めてのその時。
『がおー』ぐりぐり、が最高!こうやって緊張を解そうとしてくれる我妻は本当に優しい人です。

豊橋x高槻のCPも、我妻x椿のCPもどちらも激しく萌えます。おすすめ!神寄りの「萌x2」で。
あとカバー下もお忘れなく!

5

私もおススメします

絵が好みで皆さんのレビューを見て某サイトでお試しを読んで電子版で購入しました

良い買い物しました

0

お隣同士のラブラブカップルが可愛くて素敵!

お付き合いの長いお隣さん同士のカップルと、そのお隣に引っ越してきて会社の先輩とカップルになるノンケくんのお話。
作者様も後書きで、最初はお隣カップルさんを見守るノンケくんという設定の予定がもう1組カップルを作ることになったとおっしゃっていて、圧倒的にお隣同士のカップルの甘々ラブラブ感が可愛くて萌えました。
お互いがお互いを大切に想いあっていて素敵だなーと思えます。
特に年上の受けが見た目も素直なところも乙女のようなのですが、可愛くて甘え上手でキュンキュン。
ノンケくんは寂しいという理由が大きかったのかなーとかまだまだ恋愛は発展途上な感じでした。
優しい空気感を醸し出している素敵なお話でした。

3

祝・コミック化!

待ちに待っっったコミックス。
単話で全て読みましたが、ほんと気に入ってまとめて読みたかったのでコミックスも買いました。
単話のほうでもレビューしておりますが、大好きな作品なのでこっちにもレビューします。

この作品の一番の魅力は豊橋×高槻といういうお付き合いの長いカプならではの安定感と愛おしさあふれるカプの日常を味わいつつ、我妻×椿というリーマン同士がその距離感や存在にドキドキしながらお付き合いに至るまでの恋の駆け引きが楽しめる点だと思います。
もちろんどっちのカプにもキュンとすること間違いなし!

Vol.1はお隣さん同士に住むプログラマーの豊橋×小説家の高槻という同性カプのお話。
表立って行動できない同性カプならではの切なさを絡めつつ、受けの高槻が破壊力のある可愛さです。これについて語ると長くなるので読んでほしい。
このエピソードに神10個捧げてもいい!と思うほどです。布教したい。

Vol.2以降は高槻のお隣に引 っ越してきた会社員・椿と会社の先輩・我妻が登場してそちらがメインカップルとなります。
最初はあまりにも豊橋・高槻カプが良すぎてメインカプの移行を残念に感じていたけど、何度も読むうちにこっちのカプも劣らずいいっ!と思うようになりました。

イケメンなのに内向的で他人に基本興味がない椿。それが豊橋達や我妻と絡むことにより少しずつ変化していく様子がいいです。
最初はお隣さん(601号が豊橋、602号が高槻、603号が椿)が同性愛者でうまくやっていけるかビビっていた椿ですが、我妻に「先入観で決めつけちゃいけない。オープンにしてるって自分の生き方とか相手とか大切にしててめちゃくちゃすごいことだ」とニッコリ諭されます。
たわいない喧嘩をしながらも仲良くいる 豊橋達の様子を見て、「普通だな」と思うようになり、我妻にも「お互い大事にしてるの伝わってきて、正直羨ましかった。」と言うまでに…。

ニコニコ頼れる先輩でありながらイマイチ捉えどころのない我妻が突然、手とか繋ぐ?と差し出してきて、意図が掴めないながらも繋いでみる椿。
手を離した後もその温もりが心に残ってしまった椿が、ぐるぐる考え始めるのとかすっごくいい。人に興味無いというタイプがあれこれ考えるのって…萌えますね♡

高槻は小説家なので、高槻の小説を読んだ椿が、そこに書かれている主人公の描写に絡めて我妻に対する気持ちは後戻りできないと気づくシーンがあります。
小説が高槻のキャラみたいなゆるふわのライトノベル系かと思ったら、正統派(?)の小説でそのギャップに 驚くと同時に高槻の違う面を知れた気がして良かったし、高槻が小説家という設定が実にうまく生かされててとってもいいなと思います。

描き下ろしは我妻と椿の初エッチでポジションは明記されてるけど、具体的なエロ描写はなくて一冊通してエロはほぼ無いに等しいのでそこは期待なさらないでください。
でもほのぼの&キュンにかけては保証します。

11

この作品が収納されている本棚

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