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表題作STAYGOLD 3

中山駿人、中学生の甥っ子、14歳→16歳(※攻め受
中山優士、叔父(※現段階で攻め受けなし)

あらすじ

中学生編、完結!

「駿人と菊花、連れてくから
今までありがとね」

俺には無理だ。
優士から発された強い拒絶に、
もとの家族に戻ったフリをする駿人。

おかしな空気がただよう中、
中山家を揺るがすさらなる嵐…
母、帰郷。

今は海女をしているという母から、
ここを出ていっしょに暮らさないかと
問われた駿人は……。

駿人の母と優士の過去も明かされる、
波乱と動揺に満ちた第3巻!
描き下ろしも8P収録。

作品情報

作品名
STAYGOLD 3
著者
秀良子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
STAYGOLD
発売日
ISBN
9784396784423
4.5

(199)

(146)

萌々

(29)

(21)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
21
得点
912
評価数
199
平均
4.5 / 5
神率
73.4%

レビュー投稿数21

大河系になる予兆

(3)の大きな転回点は、駿人と菊花の母親(優士の姉)の帰還、でしょうね〜。
この方、何とも自由奔放。
普通に考えれば、「何考えてるの⁉︎」と非難轟々的な。
当然、駿人も菊花も拒絶モードなわけだけど。
子供達がそんなふうでもケロッとしてる弥生サン。
もうホント、この弥生さんぶっ飛んでる。「家族」にはなりたくないわね。
だけど優士はそんな彼女にずっと惹かれてて。
…というところで、優士さんのご苦労みたいなモンがすごく見えてきますね。
ともかく、弥生さんの出現により駿人は「自分が選ぶ」ことを学んだようで、急転直下高校進学を決める、と。
アンタ、お母さんソックリだよ!
…と言いたい。
となると、パワフルで周囲を振り回す存在に心理的に惹かれる優士さんは、この後駿人を意識していくのは必然なんでしょうかねぇ…

0

中学生編完結

2巻の最後の終わり方が切なかったけど、
3巻の最初の始まり方も切なかったです。
日高に「家族がいんだってさ。しょーがねーよな」と言った駿人。
その言葉を聞いた日高のなんとも言えない表情によりせつなさを感じました。
駿人の『家族の顔をしていれば優士は笑ってくれる』と思っている部分もほんとに悲しくて…。
叔父と甥っ子だから仕方ないのかもしれないけど、こんな諦めかた…。
…と見せかけて、諦めないのが駿人なんですよね。
いい。すごくいい。グッときました。

いいなーと思いながら読んでいると、
まさかの駿人と菊花ちゃんのお母さん(優士の義理の姉)が戻っています。
そこからその姉と優士の回想が始まりー…。
優士のお姉さんは自由人で憎み切れない人だなぁと思いました。
自由人なので、その分周りの人は振り回されて大変だけど。
実際今回も優士の心が振り回されて大変でした。


駿人も結局進路を進学に変えて、駿人の誕生日に少しは進展!?して、
最初の切なくて辛い気持ちは駿人の誕生日に吹っ飛びました。
駿人からキスしたのではなく、優士からキスしたというのがすごく大きいなぁと思いました。

3巻もすごく良いところで終わって
もっともっと読みたい!って気持ちになりました。
菊花ちゃんが成長したってことは、駿人も成長したわけで…。
これからどうなっていくのか…!!!(*´∀`*)

0

こんな表紙の子が帰ってきたら!

2巻でフられてしまった駿人ですが、まだまだ諦めてません!頑張れ!家族の顔して想い続けてもう切ない!駿人全力応援の気持ちは変わりませんが、かといって優士に簡単に落ちて欲しいとも思いません。このもどかしさが大好き!
3巻は駿人と菊花の母親問題。全員血の繋がりが複雑で、関係の把握が難しいです。なんでこんな設定に…今後家族とは何か、みたいなテーマも絡んでくるんでしょうか。
母親は自由な人でしたが、過呼吸?起こした菊花の闇が衝撃だったくらいで、母親については何も思いませんでした。だから駿人の気持ちがよく分からないんだけど、菊花のために怒ったのかな。自分が捨てられたとか家庭環境のせいで将来が暗いとか、そういう恨みを秘めてるようには見えなかったので…それだけ隠すのが上手いってこと?
ラストはめっちゃ萌えました!成長して帰ってくる駿人。表紙の色っぽい駿人がここに!ちょっと前までベッドぼすぼす叩いてる子供だったのに(あのシーン大好き)…!
ますます続きが楽しみです。

1

〝家族〟という呪い

優士の拒絶、母の帰還、駿人の進学、と読み応えモリモリでした。
そして、頑なだった優士の変化の芽生えを感じさせる3巻でした♪

「もうやめてくれ。俺には無理だ」
優士に拒まれた夜以来、以前のように〝家族〟に戻ったふりをする駿人。

中学校の体育祭では、保護者として甥の写真を撮ろうと必死な優士と
なんで来てんだよ!と怒りながらも恥ずかしそうに写真を撮られる駿人。
外から見れば普通の家族にしか見えない二人。

けれど、心の中では優士への想いが今も燻り続けたまま。
「家族の顔をしていれば、優士は笑ってくれる」
という駿人の独白がなんとも切ないです…
だって、駿人は優士と家族ではなく、恋人になりたいのだから。
それでも優士のため、と彼の望む甥っ子を演じる駿人が健気でした。

そんな平穏を取り戻したかのように見えた中山家に、嵐がやってきます。
駿人と菊花の母・弥生の帰還!

おおよその想像通り、奔放!!
子どもへの愛情はあるけれど、ただ、母親には向いてないんだろうな…
なにより、菊花の反応が辛すぎました。
母親を目の前にしてパニックを起こし、キャーと叫ぶ姿が痛々しかったです。

優士もまたそんな弥生に翻弄されてきた一人でした。
だけど、新しい家族に馴染めなかった幼い優士に明るく笑いかけ、
血の繋がりの有無ではなく、同じ家で一緒に住めば家族になれると
教えてくれたのも彼女でした。
甥から想いを寄せられた今となっては、弥生の植え付けた
〝家族観〟は呪いのように優士自身を縛り付けるだけですが…

うーん…
悪い人ではないけれど、弥生が何かをする度に
周囲が振り回され、まるで台風の目のような人です。
「駿人と菊花を連れ帰る」という選択も彼女にとっては最善の選択を
したつもりなんだろうけれど、結局は自分が最優先なんですよね。
きっと駿人と菊花、弥生は、離れていた方がいいんだろうな…

突然の母の来襲や進路のこと、優士とのこと、誰にも話せずに
いっぱい溜め込んできた駿人がここにきて遂に爆発します。
そりゃそうだ、まだ中学生なのに色んなもの背負いすぎです。
決して家族の前では涙を見せなかった駿人が日高の前で泣き出し、
弱音を吐く姿に無性によしよししたくなりました…

駿人の質問にバカ真面目に答えてくれ、失恋したら一緒になって
ショックを受けてくれたり、潰れそうになっていたら
「もっといろいろ話をしよう」と真摯に答えてくれる日高だから、
駿人も素直に甘えられたんだろうな。
日高がいてくれてよかった…

その後、遠方の高校に進学を決め、家を出て行くことが決まると、
優士の中では寂しさがじわじわとせりあがってきていました。

寂しそうな優士に「俺は絶対優士のとこに帰ってくる」と
はっきり伝えられる駿人が格好良かったです。
駿人のこのブレなさ、素敵ですよね。
中学生だろうと、こんなのぐらっとキてしまうわ…

でも、その後のお誕生日のプレゼントに自分からキスをせがんだくせに、
いざキスされそうになると照れちゃう駿人は年相応で可愛かったです♪

そして、受験に合格し、家を出て行った駿人。
それから月日は流れ―

2年ぶりに帰宅した駿人。
身長が伸び、大人の顔つきで、めちゃくちゃ〝男〟になっている!
菊花の「おにーちゃんはぜったいに だれよりもかっこよくなるのに」予想も
当ってましたね!さすがは妹!

久々の再会で感極まった駿人が優士に抱きついたところで次巻へ。
驚きからか、呆けた表情の優士。
成長した駿人を前に、優士の中で何か変化は起きたのか…ドキドキ♡

1

駿人がかわいくて男前です

「家族の顔をしていれば 優士は笑ってくれる」
切ないなぁ、駿人の気持ち。

ああ〜まただぁ〜
運動会のリレーで駿人が走る場面で、駿人の独白がかぶってくるのがドキドキして
で、一旦日常の続きを挟み
さっきの独白の続きが…
「あとひとりだったのに クッソ」
と一人になって悔しがりながら
「俺はそれでもあんたが欲しい」
の心の声を重ねてくる。
ぎゅん!とくるよね。こんなん!
先生うまいわぁ〜と思うの何度目でしょう(偉そうにすみません)

おお!出た!菊花の予言。
「おにーちゃんはぜったいにだれよりもかっこよくなるのに」
恐るべし5歳!
私もそう思うよ。

そうか、菊花が変なおじさんに連れて行かれそうになった時、飛び蹴りしてやっつけた過去の駿人、ありゃ、かっこいいわ。いい男になるわね。

わあああ!また!!
嵐がくる 嵐が
で、駿人の母登場ですよ。
憎いねぇぇ、演出が。

駿人母が駿人と菊花を連れて行きたいて勝手すぎん?と思って、駿人も菊花も拒否るの当たり前やしそのまま突っぱねろ〜と思っていたら。

日高先生ですよ!(待ってました)
日高の前で泣いちゃう駿人。
家族の前では泣けないけど、ため込んでいたものがあるわけで。
それをテニスの試合で負けたせいにするのが駿人らしい。

そ こ で
日高が、どうしよう…と戸惑いながら
「かわいい」
と思ったのがツボで笑ってしまったww
そうだ、日高ゲイだもんね。
や、ゲイでなくても駿人はかわいいよ。普段、クールぶってるから泣いちゃうのが余計にかわいい。

おお!駿人、日高に甘えちゃって。
そうよね。家族には素直に甘えられない気持ちわかるよ。
さすが日高!(私は日高ファン)
そこで「もっといろいろ話をしよう」と言うのがいいんですよ。
「進路のことも」にも、駿人は素直に「うん」と答えて、かわいい。

で、駿人はテニスで負けたことを言いながら「許さない」「けど」と言葉とは違うことを考えていて…このパターンきた、と続きにドキドキする。

よかった〜。
駿人も菊花も母親のとこに行かなくて。こんなことを思ってごめんね。
最初は嫌がっていても、菊花はまだ小さいから時間が経てばやっぱり母親がいいってなる展開かな、とちょっと思ったけど杞憂でよかった。

駿人が進学することにしたのは、日高先生のおかげよね。さすが!
(どんな会話があったのか知りたかった)

で、駿人の
「一緒に住んでるとか住んでないとかかんけーないし」
「どこにいたいか 誰と一緒にいたいかも俺は自分で選ぶ」
が、かっこいいし、その考え方好きよ。
そして
「俺は絶対 優士のとこに帰ってくる」
男前!
優士ころっとくるでしょ。
→このセリフが6巻ラストにつながっているとは!!

その後の
「じゃあ 待ってて」
「じゃあ その世界に優士もつれてく」
最高の口説き文句やおまへんか!!
こんなん萌え〜萌え〜ですよ!

わーわーわー!!
優士から駿人へちゅうしたわーー!!!
自分から煽っておいて、照れて逃げようとする駿人、年相応て感じでかわいい。
それを捕まえてちゅうする優士やるやん!!

やっぱ、自分のもとからいなくなると知らしめられ、それでも駿人の気持ちは変わっていない、とさっきの男前な口説き文句を言われたら、さすがの優士もぐらっときますよね。

そのための、ケーキ作りからの駿人の頭にぶちまけちゃって、それをぶうぶう言ってのちゅうの流れ。

優士がちゅうすると思ってからが、セリフも手書き文字も一切ないのがまたいいです。

「思えば この時もう負けていたのだ この14才の甥っ子に」
そうですよ!
だから、今までの義姉についての家族だから…の思いが強いのはわかるけど、でもそこはほれ、駿人の言うことが一理あるわけで、あとは優士がいつそれを認めて素直になるかなんですね。
でも、まだ3巻だし、波乱はありそう。
や、日高とコウのお話を挟めばいいんだよ。

高校進学で家を離れる時、優士に抱きつく駿人がかわいいね。
お互いめちゃくちゃさみしいだろうに。男だねぇ、駿人は(惚れ惚れ)

丸2年も家に帰らなかったのか〜。男だね。

そしてすぐ帰ってきた!
菊花の予言通り、かっこよくなって!
で、優士を見て笑顔になり、抱きついた!!
萌え〜萌え〜!!(うるさい)
こういうの大好きですよ!!

おまけまんがの、優士の夢も。
本音が出ていていいですね。

あ、個人的には優士は短髪の方が好きです。切って元に戻っていたらいいなぁ。

0

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