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表題作グッバイ・ハーレキン

玖保晶之,26歳,高校時代の後輩,デザイナー
志水瑛知,27歳,高校時代の先輩,人気モデル

同時収録作品グッバイ・ハーレキン

巖佐輝未,30歳デザイナー,晶之の異母兄
灰田尋,28歳,クリエイティブディレクター

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

人気モデルとして活躍する志水瑛知は新進気鋭のブランドGallantQuartzのメインモデルに大抜擢される。
しかし、自分を推薦したデザイナー・玖保晶之が高校時代に体の関係を持った同級生だと知り――
俊英・楔ケリが描く、執着と愛憎の渦巻くファッション界。

作品情報

作品名
グッバイ・ハーレキン
著者
楔ケリ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758078085
3.4

(143)

(35)

萌々

(33)

(48)

中立

(12)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
18
得点
463
評価数
143
平均
3.4 / 5
神率
24.5%

レビュー投稿数18

色々と分からなかった

作家さん買いです。
改めて読み返してもキャラの見分けや描き分けサブキャラが多く関係が複雑であまり理解できないままおわってしまった感が否めません

他の方も言われてるように顔の違いが分かりづらい、名前も誰だっけ?と何度も最後のページを見ていました
輝未の髪の毛が急に短くなっていたり、女の女優さんは結局何がしたかったのかよく分からない
あと攻めが受けを君と呼んだり先輩と読んだりするその違いもよく分からなかった…

最初のオナニーして見せてが訳分からんし萌とかじゃなく普通に気持ち悪いと思ってしまってダメでした

0

華やかな世界で輝き続ける二人

開始早々、Dキスがどエロいです、、刺激的。

狂僕(って略すんでしょうか?)で有名な楔ケリ先生の、ファッションデザイナー×モデルの本。先生の描くキャラクターはお顔立ちがとってもゴージャスなので、この世界観がバッチリハマってます。

片や、何にも強い興味を持てずに、敷かれたレールの上を歩いてきた攻。片や、不遇な子供時代を過ごし、人に執着しないと決めた受。不器用同士のカップルで、殺伐とした時間も長いのですが、ラストに向けて互いが互いにとって特別な存在であると明らかになるところが!尊いです!

ラスト、『優勝のご褒美』は眼福の極みなのでぜひお楽しみに♡

楔ケリ先生の絵柄が好きな方であれば楽しめると思います。ただ、パンチは弱めなのと、1巻完結?(続きがあるのかもしれない)なので、二人の人格形成に大きな影響を与えたであろう過去話はサクッと終わるので、人によってはストーリーに物足りなさを感じるかもしれません。

0

広げた風呂敷が大きめ

表紙が好きな感じだったので、楽しみに読みました。
結構いろいろな要素を織り込んでいたものの、回収し切れていない感が拭えず…。

デザイナー一族出身の晶之とモデルの瑛知の話です。
実の親に捨てられて、養子に迎えられた先では養母に狙われ、この世に自分の居場所はないと感じていた瑛知と、妾の母親との寂しい生活で、自分の存在が無意味だと感じていた晶之。
孤独を感じていた2人が唯一無二の存在を見つけるのですが。

風呂敷が大きいです。
気になったことをちょっとあげさせてくださいませ。

まず瑛知に来たドラマ主演の話ですが、原作が「道化」なんですね。
まさにタイトルの「ハーレキン(道化)」なのですが、特にドラマの内容を掘り下げて「俺ってこの主人公と同じ道化だな、はは…」みたいなシーンはありませんでした。スルーです。
さらにラブシーンの撮影で養母のトラウマが蘇るものの、相手役の女優さんの扱いがそれでいいの?と疑問が残る。
初対面で「俺と同じ種類の人間」と今後も絡んでくることを匂わせているのですが、その後は心が通じ合うでもなく、ただ晶之の異母兄のコマとして動くだけの役割でした。この女優さん、出番はちょいちょいあるのに、匂わせたわりに素性が結局分からず。匂わせない方が変な予想とかしないですっきり読めた気がします。
そもそも養母とのトラウマを提示するためだけなら、ドラマも女優も出さずにモデル仲間(女)に襲われるくらいでも良かった気が…。
晶之を敵視する異母兄も中途半端で、キャラがかなり立っていただけにもったいなく感じました。

偉そうにぐだぐだ言ってしまいましたが、もしかしてもっと回数がある予定だったのかなっていうくらい、もったいない要素が多かった。
全部生かせたらもっと胸に迫る作品になってたんだろうなと思うと残念です。

0

ファッションショー

安定のケリ先生。

絵も綺麗でお話しもいいんだけど、ケリ先生のは1回ではすぅーっと入ってこないんだよね。

お洋服がきれいで、読むのが楽しい作品です。
えちも多すぎず、少なすぎず、ちょうどいい。

0

生きる意味を見つける相手

表紙が凝ってますね。シルバーが美しい絵の上に重なって。

お話はなんとか頑張って二回に分けてやっと読み終えました。

色々あるんですが、自分には何も感じられなくて。自分のコンディションの問題なのでしょうが、お話にのめり込めなくて。
お互いに似たような境遇で育ってきたり、強烈に受けを求める攻めとか、必然の出会いと再会とか色々あるんですけど。
どうにも心を揺さぶられず。

生きる意味をお互いの中に見つけたり運命的な物はあるんですが、ファンタジー感が強くて。
あとはこれ誰?なシーンとか、何のこと?なシーンとか、考える気力もわかなくて。

元気な時に読んでたらまた違った感想が書けたかもしれません。

3

ケリ先生の他作品と比較すると、どうしても見劣りする。

ケリ先生が、描きたかったモノを描いたのかな……と感じました。

一人称に関して。
攻:晶之が「僕」受:瑛知が「俺」という点は、萌えポイントかもしれません。
晶之の先輩(瑛知)に対する「執着心」がサイコパスじみていて良かったです。

僕自身があまりファッションに興味がなく、この世界の事情に詳しくないということもあり……
上手く言い表せないのですが、置いて行かれてしまったような感じを受けてしまい残念でした。

『狂い鳴くのは僕の番』シリーズや『制服をまとえば、うまく嘘がつけたのに。』を読んだときのような感動は得られませんでした……

0

難しいキャラ同士を上手く纏めていた

 若干人物の描き分けに戸惑った箇所もあり「この人は誰だっけ」となったりもしましたが、攻めにも受けにも特殊な環境で育ってきた背景からの影響を受けさせながら、1巻という短さの中にストーリーを上手く纏め上げられていたと思います。メインカプ以外にも掘り下げて欲しいキャラが登場したりもして、詰め込み過ぎてちょっと渋滞しているような感じはありましたが。サブカプの輝美×灰田は屈折した雰囲気があって、こちらのカップルに至った経緯も是非知りたいですね。

 メインの2人も相性が良かったと思います。晶之にとっての瑛知は、今そこそこ恵まれた環境にある中で強く欲しいと執着すら覚えた相手であり、瑛知にとっての晶之は、自分の居場所を感じられなかった人生で初めて居心地の良い居場所を与え自分を必要としてくれた相手なんですね。唯一、回想の2人の初めてのセックスで、瑛知が何の躊躇いもなく下に回った時は経験があったのか?と引っかかりましたが、全体的には仕事面とストーリーの波乱と2人の心情とをバランス良く絡めながら纏めてあったかなという印象です。

0

一途ではなく執着

ハーレキンというのは道化のことなんですね。ハーレクインと同語。ここでは仮面の意味かな?

デザイナー晶之と、高校時代の同級生で今をときめくモデルになった、瑛知。
美しくてはかなげな瑛知に強烈に惹かれ、高校のときに一度Hをしますが、それ以来姿を消した瑛知。

瑛知に振り向いてもらうためだけに、父親の仕事であるデザイナーでトップをとろうと血のにじむような努力をし、実際に優秀なデザイナーになった昌之。

自身のブランドのモデルとして瑛知を起用します。兄弟の妨害を受けながらも、自分の出世より瑛知に最高の服を着せることだけをめざす昌之。少し仕事のプロとしてどうかと思いますが、それだけ執着が強いのでしょう。

昌之の、一途というより執着が全編に貫かれた作品でした。

絵が美麗なので、ファッション業界で、キャラが様々なお洋服を着せ替えされているのも目に楽しかったです。

ストーリーとしてはそこまで深くないので、軽く楽しめる感じかな。

0

何故?…らしくない一冊

先に書いておきますが
(狂僕)を気に入って先生の作品を読み始め、
この作品もわざわざ特装版を手に入れたくらいのファンですから!

ですから(狂僕)のレビューをするとしたら萌2確実です。

…が。
どうしてしまったんでしょう…としか書けません。

作中で晶之の名前が[昌之]になっていたり、
[役者不足]等という辞書にはない造語をちゃんとした場面で使ったり、後半も終わりに掛かって突然[先輩]を[君]と呼んだり…

絵も相変わらず美しいんですが、子供が苦手なんですかね?
ランドセルを背負った位の年の筈の晶之顔が大人の時のモノと区別が付かなかったり、施設の前で撮った写真の瑛知も同じに見えました。

フキダシも大事な場面なら効果として分かるんですが 普通の場面でフキダシの中を(わざと?)透けるのを多用したり…←コレはただただ見づらいだけです^^;
誰がどの台詞を話しているのかも分かりづらい。
心中の語りや 台詞がおかしく感じますし、その度に引っかかり話が入ってこず何度か読み直しました。
美しいコマ割りを重視した為か シーンが突然飛んだりするので、肝心の(いつ・どこで・誰が・何の為に・何を)してるのか…
上げればキリがないくらいです。

特装版だからとても美麗でとっておき感満載なのに
とても残念です。


本当にどうしちゃったんでしょうか…
本当に残念ですね…

5

少し、物足りない

「狂い鳴くのは僕の番」からの作家買い。

絵はもちろん申し分なく美しいです。
エロも程よく、悪くないのですが、

なぜだろうか。。。
ストーリーの厚み?に物足りず、
駆け足でたどりつくよなラストに、
少し、消化不良気味な気分でした。

人気モデルの志水瑛知、
モデル抜擢されたブランドのデザイナーは、
かつて関係を持った玖保晶之だった。

瑛知を取り巻く、執着と嫉妬
ブランド同士の争い
愛憎ながらも、晶之に再び惹かれて行く瑛知の行方は?

お話は1冊で完結していますし

今更ですが
これは、これで良いのかもしれません。

鑑賞重視でいける方なら、魅せる一冊かと。

3

深読み必至!

とにかく「狂㒒」という衝撃的な作品から、楔先生の本が発売されれば迷わず購入してしまいます。。

絵は美麗で羞恥…どうしたらあんな魅力的なキャラを描きだせるのか!
攻めは常に美しく尚且つ受けに対して歪みはあれど根は誠実で男前、受けは何とも妖麗で刹那的な美しさと色気が香り漂い…

どの作品も楔先生の描くキャラには見惚れてしまいます。

まあ、それだけで満足なんですが…お話の内容は…う~ん、これは難しい(^_^.)
流石、楔先生ストーリーは一筋縄ではいかない感じで読みごたえあります。
が…どのページも美しく魅せる事に特化して、大事なところを省いてしまっているというか…
登場人物のはっきりした紹介がないので見分けにくい。
場面展開が分かりにくい。
なので、私も途中で何が何だか分からなくなり読み返すことしきり…
私の理解力が乏しいのかしれませんが、読むのに時間かかりますよ。この作品。
時間のある時に腰を据えて読まれることをお勧めします。

まあ、それなりに難はありますが…とにかく盛り上がりの萌え度がすごいんです。
ここぞというところにがっつり読み手の気持ちをつかんでくる楔先生のテクがすごいんです。

脱帽です。
楔ワールドを是非ご堪能下さい。

5

面白くないわけじゃないのですが。

『狂い鳴くのは僕の番』があまりによかったせいか、いつも期待過多になってしまっているところはあるのですが、やはり今回もう〰️ん…。

面白くない訳ではないのですが、話もどこかで読んだような流れだし、なんとなく結末は見えてるし。トラウマになって心を縛り付けているものがあるなら、その辺りをしっかり描いてくれると感情移入しやすいとは思うのですが、さらりと描かれているだけになってしまい印象に残らず終わっているように感じました。

事件が起きたり、横槍を入れるような人物がいたりはするものの、そちらも深堀せずにさらっと流れてしまって、あれっ、これでおしまいにしちゃう?という感じ。そのせいか人物が多く出てくるわりにはキャラ一人一人の個性が感じられず、一読目では途中で見分けがつかなくなってしまい、あれ?この人誰?ってなりました。

ただエロに関しては、やはりそこそこ濃厚なので多くはないものの楽しかったです。華やかな表紙に釣られて特装版まで買ってしまっただけに、なおさら残念でした。

6

盛りだくさんすぎて

表紙がきれーだったので勢いで特装版購入してしまいました。特装版の金箔な感じが好きだったというところもあり、個人的なテンションは表紙がMAXだったような気がします…。正直なところ、軽く消化不良でして、もう少しいろいろな説明がほしいかなぁという印象でした。
二人の過去も現在も近未来も(あと家族も…)1巻の中に凝縮されすぎていて、広げたほうが面白そうなのになぁと思ってしまいました。あ、逆に言えば、1巻によくまとまってる!とも言えますね。(よく考えたらすごいことでした)
きらきらなファッション業界の舞台裏の退廃的な人間関係がスリリングに描かれています。

2

キラキラな表紙にあう

作家さん買い。
元々綺麗な絵を書かれるから今回のお話のファッション業界のお話にマッチしてて衣装を見て楽しみ、男同士の恋模様も読んで楽しみました。

元々仲がいいのかな? と思っていたら悪く、しかも数年後の出会いとか……なんだこれ、堪んねぇ!
拗れた関係で、それでもスカウトしてモデルをして貰って。
晶之くんの執着半端ないなー。歪んでるなー。

瑛知くんは最初は何考えているのか分からないようなキャラだったけど、話が進んでいくにつれて何に恐怖を感じているのか分かってきて、そこからの展開が怒涛でした。

最後のコレクションの際の衣装が本当に素敵で服のデザインに見惚れました。

3

最高でした

楔ケリの作品で、Twitterでも話題になっていたので、アニメイトで見かけて、購入しました。結果的には買ってよかったと思います。
超ネタバレ注意!

take1
同じクラスに編入してきた1個先輩の、志水瑛知。その彼のことをかなり気に入った、玖保晶之。本人に、本気で気に入っていることを告白。すると、志水は、本当に気に入っているのかを、証明しろと自慰を、強制。本当にし始めた、玖保。このことがあって以来、連絡は取れず、学校にも来なくなった。
ここで、本当に自慰をし始めた瑛知には、すごく驚きました。まぁ普通にこっち側としてはうれしかったですが。
take2
仕事で、デザイナーとモデルとして、一緒に働くことになった二人。そこから、ビジネスセックスをするようになった。
こういう、ビジネスセックスみたいな、関係は、何億と読んできましたが、(そんなに読んでないだろ)何回読んでもこういう設定は、ときめきますね。
take3
ジェムコレをすることになり、同居することになった二人。ジェムコレで、優勝できなかったら、先輩との関係を終わらせると宣言した晶之。そして、ドラマ出演が決まった、瑛知。
take3をよんで、、、同居キターーーー。はい。
take4
服のデザイン案が決まる。独占欲と優越感に浸り始める晶之。
服のデザイン案が、部屋いっぱいに埋まっていて、壁一面には、没になったデザイン案を見て、晶之の愛をだれよりも感じていました。
take5
過去の家族関係を、報道された瑛知。行方不明になった瑛知。
ここからお話が、超面白くなってきます。
take6
自分の思いを告げた晶之。ジェムコレで、優勝できた二人。
ここでの感動がやばかったですね。最後のキスなんか特に。

素晴らしい作品でした。


3

光と影が魅力的

デザイナーの晶之(攻)とモデルの瑛知(受)の、10年前からの両片想いこじれこじれカプです(^^)
こじれ系大好きなので、青ざめたり歪んだりする表情にたくさんゾクゾクでき、また、ファッションという華やかな業界と彼らの暗い心の闇が"光と影"のように感じられて面白かったです!

モデルとして色が無いと思われる瑛知ですが、瑛知に色が無い=何色にでも染まれるとも解釈でき、それが瑛知の"本心が誰にも分からない"というイメージと重なって私には感じられました。だから"俺色に染めたい"と強く執着する晶之には、自身を"見透かされている"ように瑛知は感じていたのかなと。瑛知も、晶之色に染まることを望んでいたように私には見えました。

自分の創ったものを"君(瑛知)に着てほしい"と思い続ける晶之と、熱い感情を晶之がぶつけてきてくれて嬉しかった瑛知が、やっと素直になれたなと感じたとき、泣きそうになりました(/ _ ; )グッときたなぁ!!!

特装版を購入したのですが、晶之と瑛知が新ブランドを立ち上げたので対談が載っていて、それがめっちゃ良かったです(^^)"あなたがいてくれたら"ってお互いが言ってるように感じちゃいました(〃ω〃)相手へのメッセージを聞かれて、"(ブランドの)看板でいてもらえれば"と話す晶之に対し"彼の服に相応しいモデルでいようと"と答える瑛知。そんな事言われたら、晶之だって"……"って黙っちゃいますよね(^^)!実は瑛知はかなり晶之が好きだと思います笑!!

読めば読むほどに面白くなってハマる作品だと思いますので、ぜひ(^^)/

2

もう一声ほしい

作家買い。楔さんの新刊はデザイナー×モデル。のお話。
ということで、何しろキラッキラ。華やかな衣装を着ていることもあって絵柄が煌びやかでした。

出だしはモデルの瑛知(受け)視点で始まります。
服を着て、そして写真を撮られる。素の「自分」は必要ない。
そして、だからこそ、モデルは自分の天職だと思える。彼は自分自身に価値を見出していないから。

が、そんな「モデル・瑛知」の本当の姿を知っていると言わんばかりの目をする「アイツ」が苦手だー。

で、ここで過去の回想へと移行します。
過去の回想は、攻めの晶之視点に切り替わる。

この切り替わりがすごく唐突で、一瞬、この人は誰?状態になって読んでしまった…。

楔さんの絵柄はとても好きですが、この作品はすごく読みづらかったな、というのが正直な感想。

衣装がド派手で煌びやか。楔さんが丁寧に描きこんでいらっしゃることもあってか、目がめっちゃチカチカします。

そして、ごめんね、完全に好みの問題かと思うのですが、顔の違いが分かりづらい。
この人って誰だっけ…、と思うことしばしば。あえて辛らつな言葉で書いてしまうと、描き分けができていない、と感じました。
終盤、輝未の髪の毛が急に短くなっていて、「???」となってしまったりもしました。

ストーリーとしてはすごく面白いし萌えツボが刺激されるんです。

晶之も、瑛知も、複雑な家庭環境を抱え孤独に生きてきた。
晶之は愛人の子として生まれ、腹違いの兄弟との間に軋轢がある。
そして、瑛知は親から捨てられ施設で育ち、引き取られた家でも自分勝手な大人の行動に振り回されてきた。

そんな彼らのバックボーンが、現在の彼らを形成し、そしてその孤独さが彼らが惹かれあう原因にもなっている。

そして輝未×灰田のCPにも萌える。
灰田の、献身的な尽くし愛に激萌えしました。

なのだけれど、その伏線を回収しきれないまま終わってしまった、という感じ。
1巻でまとめず、巻数を増やして、彼らが抱える孤独や葛藤、複雑な家庭環境のあたりをもっとしっかり描いてくれたなら、あるいはもっと萌えたのでは?と思います。個人的な好みですが、綺麗な男たちの、イケてる描写だけが読みたいのではなく(もちろんそれにも萌えるけれど)、内面まで描き切った作品が好きなのです。

ということで、続編を激しく希望します。
今作で描き切れなかった彼らの心の機微が、もう少し読めるとうれしいな。

設定も絵柄も良い。
が、もう一声ほしかったな、というのが正直な感想です。

9

ファッション業界が作風にピッタリで眼福+゚。*(*´∀`*)*。゚+

特装版購入。

表紙のゴールドの箔押しがキラキラと目を惹きます。
(通常版はシルバーでクールな印象も良き!)
小冊子はフルカラーのイラスト集。
ルックブック風のデザインで晶之×瑛治の対談も掲載されています。
美麗なイラストが眼福な小冊子なので
ケリさんの絵がお好きな方は要チェック♪


ファッションデザイナー(年下クレバー執着攻め)×
人気モデル(年上ミステリアス空虚系受け) ーのお話です。

晶之(攻)と瑛知(受)は同級生ですが、
瑛知はダブっているので年齢は1つ上。
作中で「先輩」呼びされています。

晶之は瑛知と出会った瞬間、吸い込まれるような衝撃を受けます。
それから瑛知にせっせと話しかけるのですが相手にしてもらえません。

ある日、晶之の真っ直ぐな言葉を瑛知は揶揄で返し…。
勢いでセックスをするのですが翌日から瑛知は登校せず。
同級生といってもほんの一時で、それきり2度と会えぬまま終わります。

目の前からは消えたけれど、街中に溢れる瑛知のポスター。
人気モデルとして着々と階段をあがっていく姿。
晶之も負け時と必死に頑張り、
目標だった瑛知をモデルとして迎えるブランドを立ち上げーーーと展開します。


ファッション業界という舞台とケリさんの作風がドンピシャ!
一般人には到底着こなせないような華やかな衣装がシックリきます。
かっこよかった~!(∩´///`∩)

晶之が若くして成功するのはバックボーンが強いのもありますが、
元々天才型で才能の塊に加えて、服作りに真面目でストイックな努力型でもあり。
イケメン・金持ち・天才という無敵さよ…ヾ(*´∀`*)ノ
やんちゃな性格なのに一人称が「僕」なのも萌えポイントです♪

個人的に一番グッときたのは服作りに没頭したあとの無精ヒゲ姿!
あああイイ~~~~(∩´///`∩)
キラキラした男からのギャップにめっちゃ萌えた!!!

(ただ、このシーンはページめくると無精ヒゲが消えてる…。
場面は同じなので書き忘れ?っぽいのが残念。編集さん仕事してと思った…;)

瑛知は『何にでも染まれるモデル』として描かれています。
個人的には良く言えば無色透明・悪く言えば個性がない、という意味合いに捉えました。

何にでも染まれるというのは
服を”魅せる”モデルとしての才能だと思うのですが、
瑛知自身は自分を空気のように見てるのがなんだか痛々しい…。
それでも晶之に愛されて、愛されて、愛されて、ようやく自分の色を持ち出す。
空虚だった瑛知が変わる姿が良かったです(﹡´◡`﹡ )
(それで「good bye harlequin」となるのですね!なるほど!)

脇の晶之お兄ちゃんは初登場時は普通に女性だと思ってたのでビックリ。
灰田(ディレクターで恋人)とエッチしてるとき攻めてたのも又ビックリ。
女性に見えるけど身体は男でタチしてる色っぽさにヤラれました∑(゚◇゚///)

しかも下になってる灰田が~~~~!!!
仕事中すごくクールで淡々と表情崩さないのに、トロトロに可愛く喘いでてギャップ萌え////
脇CPのエッチシーンはすっっっっごく萌えました(∩´///`∩)
(インタビューによるとリバのようです)
(個人的にはこのまま固定で続編みたい)
(とにかくギャップがエロかった!////)

晶之・瑛知の邪魔しようとしたのは許しがたいけれど、
お兄ちゃんにはお兄ちゃんの苦しみがあったようで、後味が良くない;
(でも寄り添うように支えてる灰田は萌えしかない)
お兄ちゃん救済もあると良いな(;ω;)

7

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