電子限定かきおろし付
楢島先生の小説家シリーズ2作は好きでした。
このシリーズは数冊積んでいましてやっと読み始めます。
1巻のみの感想です。
まず、冒頭の無理矢理エロに引きました。
スピンオフでもそれがあり、レイプシーンやエロありきの作品が流行った時期でもあるんですかね。
本当は好きだったと後から理由づけするパターンも正直見飽きていますしそれで許されると思うなよ、となります。フィクションなのでそこを楽しめる人にはいいんじゃないでしょうか。
お仕事BLでもあるのでそこはいいのですが)リアリティはおいておいて)エロからの恋愛への流れのためのとってつけた感があまりに軽い。
佐橋が執着攻めでキザ(くさくて恥ずかしい)×棗がチョロ流され受け←あるあるカップリングで
ライトでわかりやすさ重視なんですかね。
続編も購入しているので読みます。
美容部員という珍しい職業ものなので興味深く読みましたが、二人の関係の始まりは「秘密を知られてからの脅して無理やり」という、昔のAVみたいな安っぽさというか、あるあるな展開。このいまどきのおしゃれな感じと、ドロドロな昭和っぽい感じが混じっていて絶妙です。最初はかなりゲスな入りなので、長く続くシリーズになって両思いになった今改めて読み返すと、この入りは結構ひどいな(笑)と思ってしまいます。
間宮は、憧れの先輩の情熱や真面目な仕事ぶりに学び、努力を重ねてきました。そんな間宮の言動を最初は小ばかにしていた佐橋が、共に過ごす時間が増えて変化し「本気になっていいですか」と頑張り始めるわけですが……。それにしても、最初の入りがひどすぎたので、普通ならリカバリーできないレベルだと思うんです。それを許せてしまう間宮の懐の広さというか、器のデカさには驚かされます。
間宮はずっと先輩が好きで、彼が結婚した時にピアスを開けるくらいショックを受けて、今でも憧れています。それに対して、間宮を好きになっちゃった佐橋の見ている前で、長年の信頼と付き合いのある間宮と先輩がやりとりをする。佐橋が心穏やかではいられない、という(裏)三角関係のようなシチュエーションがおもしろいです。
また、職場でのリアルなトラブル描写も惹きつけられる要因でした。男性BAは少ない世界だからこそ、嫉妬や場所争いが厳しい。柿崎という男が嫉妬から悪評を振りまくという非常にせこいことをやらかしますが、そんな奴には女性の肌に触れてほしくないなと思ったりしました。バランスよく「いい人」と「すごく悪い人」が出てくるのが、この作品に引き込まれた理由だと思います。
間宮のことが心配で、ちゃんと仕事のことで動く佐橋はなかなかに男気が増しててよかったです。柿崎の「客を取られた」発言は、ホストクラブでもあるまいし、良い商品の方に流れるのは当たり前。そういうストーリー展開が不自然すぎずしっくり来て興味深いです。
体から始まったけれど、ちゃんと毎回エッチになだれ込まないで、引いたり押したり緩急をつけられる佐橋は頭がいいと思います。微妙な関係の二人に「突然の雨」という王道エピソードもありつつ、色んなエピソードが詰まった色彩豊かな一冊でした。
大きな声で言っておきますが、このシリーズ、3巻以降はほんとうに大好きな作品なんです!!!
もうすぐ最終巻が出るとのことで全巻レビューを書くにあたり、この1巻にはあえて厳しい評価をつけました。この巻の中でも好きな部分が全く無いわけではない、という意味では「中立」に近いんだけど、可愛さ余って憎さ100倍?いや愛の鞭?という感じで「しゅみじゃない」レビューを書きます。
まず、最初の斗真が最低すぎた。
ムリヤリから始まるパターン自体好きじゃないけど、作品によっては目を瞑ることはできるのに、これはどうしても受け付けない。ふざけた態度と、脅迫と、職場で何回も、っていうのでもう3アウト。
一応3巻でこのあたりの斗真の背景が補足されているけど、それを読んでもやっぱり許せない……。
しかも棗の方も、ここを有耶無耶にしたまま好きになっちゃうのが、感覚ユルすぎて残念。
それと柿崎の件も、気分の悪いエピソード。
柿崎の性格が歪んでいるのはむしろ仕方がないとして、棗やカウンターの仲間の対応があり得なさすぎて見ていられなかった。
棗の仕事熱心さが空回りして窮地に陥ったところを斗真が救う……という展開に持っていくためなんだろうけど、あれでは棗が空回りを通り越して無能みたいに見えてしまう。
棗の、真っ直ぐすぎて不器用で、お人好しで、お節介な性格自体は好きです。そんなところに、才能はあるけど捻くれている斗真が、ベタ惚れして尊敬しているところも。
全巻を通して、この作品のいちばんの魅力だと思っているんだけど……この1巻では棗のいいところより悪いところの方が大きく上回ってしまっているのが悲しいです……。
最初の犯罪行為を除いたら、斗真も好きなキャラです。不遜な性格も含めて、かなり好みの年下攻め。
斗真が棗を見る眼に、愛しさと憧れが滲みだしているのが、すごく好き。
1巻2話で棗が斗真に「俺はお前に上を目指してほしいって思ってる」と言ったのが、巻を重ねるたびにどんどん実現していくという、すごく素敵な関係の二人です。
年上受けが好きな私にとってドンピシャな作品でした…!!パッと見佐橋の方が明らか愛が重そうに見えて実は佐橋の言動で頭を悩ませたり色々お節介しちゃう佐橋に負けじと愛激重な棗さんが尊いです。仕事が出来て自立していて夢に向かって頑張っている2人ですがお互いに相手がいないと生きていけない激重両思いがとっても大好きです。ほんとに私の生きがいレベルで愛している作品だし一生続くと思っていたのにもう完結しているという事実で涙が出てきます。夜も過激です。1巻目からとんでもないです。そこもいい。
ドラマを見て原作を読む…という逆の事している私ですが、漫画の方はドラマよりもかなりえちえちですね!?
男性BAという化粧品カウンターが舞台のこちらの作品。ペア売りでペアを組む佐橋と棗。ある日佐橋に子どもの頃からの想い人、田ノ内さんへの思いで脅され職場で無理やり!?
職場でアンアンやっちゃうところは漫画ならではというか…現実だったらただの強姦だし、そこから好き…という気持ちにはならんだろ〜と思っちゃうのですが。棗さんの絆され具合が面白いぐらい丁寧に描かれていて、さらに攻め佐橋のねっちょり独占欲、執着心が強い所も相まって不自然さなく、ストンとストーリーに納得できました。
お仕事BLみもあるので職場での接客業としてのやり取りや戦略なども描かれており、ただえちえちなだけじゃない所も面白いです。
電子白塗り
