凪良ゆうさんのレビュー一覧

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

フラストレーション溜まりっぱなし

どこまでも甘ったれな諏訪を一発殴らせろ、と思った前半の高校生編。

諏訪の事情はわかりますが、わかった上で甘ったれだと思います。

前半部分は耐えました。
後半、再会してからの高良と真山の再会愛を読みたいがために耐えました。

しかし、いざ後半が始まると。
案外あっさりエッチしちゃって拍子抜け。
あれだけ複雑な関係だったのに、再会してからエッチまで、付き合い出すまでが、あっという…

6

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

高評価の皆さんごめんなさい。

旧版を読んで絶対に再読しないと思っていたのに、SSが気になって読んでしまった。
やっぱり合わないのは読んじゃダメだわ。

再読したことで更に真山が嫌いになった。
高良が本当に惨めでかわいそうで同情。

真山は大人になってから再会しても諏訪を優先してるし、特別なんだろうと思う。
真山が高良を好きだとはどこからも読み取れない。
諏訪が特別で忘れられなくて、そこまで高良を好きになれないの…

11

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

忘れられない恋

今回は母子家庭でバイト三昧な先輩と
成績優秀で真面目な後輩のお話です。

攻様視点で高校時代の
受様との出会いから別れまで、
受様視点で社会人になり
攻様の再会から恋人になるまでに
再録と書き下ろしの後日談を収録。

攻様の家は祖父の代から眼科医院で
父が後を継ぎ、攻様も後を継ぐべく
真面目に勉学に励んでいます。

母親の従姉妹夫婦の離婚話に絡み
同い年のはとこがよく家…

4

初恋姫 小説

凪良ゆう  街子マドカ 

面白い→可愛い→切ない→男前と成長するお姫さま

お姫さま育ちの受けが攻めのところで住み込みで働くことになるものの、何もしたことがないので怒らせてばかりで……という王道っちゃ王道なストーリー。
この手の話は、お姫さまたる受けにイライラしてしまうのはもはややむを得ないものというべきですが。
ところがなんと!
このお話の受けは、もう本当に何もできないし常識もないし偉そうだしで酷いのですが、しかし本当に悪気がないのでイライラしなかったのです!

4

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

Jホラー風味、因習と時を超える禁忌愛

怖い偶然の一致…
というのも、昨日山岸凉子先生の「鬼」というコミックスを偶然読んでて、その、日本の土俗的な、伝承されている隠すべき禁忌のストーリーが余りにもシンクロしてて、心底震えあがった…!
そう、この作品は「和風ホラー」的要素が色濃いのです。
物語の序盤は、異母弟との共依存愛がこじれる話なのかな、と思いつつ読んでいたのですが、七緒が奇妙な夢に苦しみ始める展開になってから俄然面白くなった‼…

3

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

キラキラして、苦しい青春

読んで見たかったお話だったので、新装版が出て迷わず手に取りました。良かったです!!書き下ろしを含んだ三編からなるお話です。


医者の息子の高良(攻)。高良の親友の恋人 真山(受)。真山の恋人だけど浮気ばかりの、高良の幼馴染で親友の直巳。17歳の高良は、幼馴染の恋人として、紹介された1つ歳上の真山に恋に落ちます。幼馴染の恋人だから、恋心を隠しながら、直巳を含めた3人での日々を過ごしていきます…

8

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

切ない萌えの最高峰

前作はつらそうなので未読。本作のみ読んだ感想です。

最初は、この作品もまた凪良先生お得意の、人の心をえぐってくるつらい作品かな、なんて思いながら読み始めたのですが。
つらいけどそれ以上に切ない。
切なくて切なくて、萌えまくりました。

主人公たる受けが暗いし色々と精神的に問題のある人なので、読んでいて最初は全然共感はできなかった(むしろ前半は、救いを求めて藻掻く受けを「つらいなあ…」…

4

天水桃綺譚 小説

凪良ゆう  藤たまき 

泣けました。

天から落ちてきた桃と、桃農園を営む亨のお話。
周りの勧めで一度結婚したが、嫁に逃げられ、両親も他界。
独り身の亨がある日、桃を拾った。
持ち帰ると、桃はなく一人の全裸の少年が。
モモと名付けられ、一緒に暮らすようになり(保護?)モモと亨は、ゆっくり好きあっていくが。。。

モモが可愛くて、可愛くて!健気で泣けてくる!
お別れの場面は泣けました!
最初に、年老いた亨が出てくるので、別…

6

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

一途なわんこ攻めがお好きな方に。

作家買い。

2013年に単行本で発売された旧版に、「グッデイグッデイ」と「さくら」の2編の描き下ろしを加え文庫本という形で出版された新装版。

旧版は既読。宝井さんの描かれた表紙や挿絵は変わらず、本文は修正はちょびっとだけありましたがほぼ変わらず、でした。

内容は旧版のほうでも書いてくださっていますが、一応ざっくりと。








「きみが好きだった」
開業…

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「ここで待ってる」電子限定書き下ろしSS 「真夏の向日葵」 特典

心ざわつく終わり方

中学一年生になった論視点で綴られています。

皆、変わりなく仲良く暮らしている様子です。
飴屋も週一でご飯を食べにやってきて、成田も論の第二のお父さんみたいな存在になっているようです。

帰宅すると家の前に車が止まっていて、そこから母が降りてきて「ありがとうございました」と運転席の男の人に挨拶をさげている姿を見かけた論。
母は論のことを「息子です」と紹介してくれたので、礼をした論ですが…

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