最新レビュー一覧

きみがいなくなっても教室はそこにある 小説

おにぎり1000米  星名あんじ 

『神の子羊』とか好きな方に

おすすめ! たぶん、ギムナジウムとかでも同じく。

ほんとにめずらしい情景描写が繊細なファンタジー、独特な世界観も楽しい。
設定にあまり触れられないが、著者の『今夜だけ生きのびたい』を既読だとわかりやすいかもしれない。(でなくても大丈夫)
繊細なのは感情の機微にふれて揺れ動くこころや、からだも、双方の視点から、少しずつ寄り添っていくさまも。

長い物語を終えると、すっかりよく見知った近…

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月満ちる第四皇子の婚礼 小説

安西リカ  サマミヤアカザ 

愛情の掛け方間違ってる


大国アスタイダルカの第4皇子ナランツェツェギ(受け)(以下ナラン)は、政略で小国ハドゥマサルの王弟ダムディスレン(攻め)(以下ダムディ)と結婚することになります。
絵姿を見て一目惚れしたナランはダムディと仲良くしたいと思うのですが、自身に自信がないことや生来のいじっぱりが邪魔をしてなかなか打ち解けることができません。
毎朝毎晩食事の度に声をかけようとするのですが、直前で勇気は萎み、優にひと…

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負けイベントで生き残った聖女の息子に闇騎士様との恋愛フラグが立ちました 小説

市川紗弓  北沢きょう 

聖女の息子としてではなく1人の人間として


心を闇に染められた闇騎士と力のない聖女の息子で転生者


聖女の息子であるレビン(受け)は廃教会で幼馴染のテオフィロと共に魔王の闇騎士セト(攻め)に襲われたその時、前世の記憶が蘇ります。
ここが前世の自分がプログラミングしたゲームで、今がテオフィロが勇者として覚醒するための負けイベントで自分が死ぬ寸前だということに気付き、シナリオ通りに死のうと覚悟すると何故か謎の力が発現し、闇騎士の魔…

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恋人は魔性系 小説

川琴ゆい華  桜城やや 

上司と部下の安心オフィスラブ(エロ雑誌編集部)

KindleUnlimitedにて読了。
川琴先生のお仕事BLが好きで色々読んでいます。

無自覚魔性系な受けが、エロ雑誌の編集部に異動になるところから始まります。
そこの編集長がエロ魔神な肉食獣攻め(字面がすごい笑)
でもその実態は受けは健気なピュアっ子だし、攻めは世話焼きでシゴデキな男前。2人のオフィスラブが楽しかったです。

受けの兄が元ゲイビ男優で、攻めがその出演DVDを持っ…

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不埒なこじらせ ~好きで、好きで、好きで~ 小説

バーバラ片桐  小山田あみ 

不器用が故の10年越しの愛

小山田あみ先生の挿絵がきっかけでこちらの本を手にとらせていただきました♡
今回のCPは、高校の同級生同士。卒業後、10年の時を経て、攻の武石が追う保険金捜査がきっかけで、同級生であるホストになった吹雪との再会をきっかけに物語は動き出します。

危なっかしいのは、吹雪はリスクより武石の心を掴みたい為に火の海に何度も飛び込むヤツだってこと・・・
見た目の華やかさとのギャップというか、吹雪の健気…

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買われた男 小説

野原滋  小山田あみ 

通じ合ってからの緊縛プレイ

KindleUnlimitedにて読了。
最近ハマってる野原作品。
今回は小山田あみ先生の妖艶さと闇を感じさせるような表紙に惹かれました。縛られてるし囲われてる~~~。

内容はソフトではないけど、ハード過ぎず…(多分)
1週間好きにして良いという契約で攻め&攻め父に買われたのが受けの主人公。(20万は安いと思うよ…)
脇キャラや攻め父など、攻め以外にもちょっかい掛けられるシーンがある…

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転生妃の大誤算 小説

つぶらか   

もう少し捻ってほしかった。

高評価とランキングに押され楽しみにしていた1冊。
残念ながら私はそこまで嵌まれませんでした。読む前の期待値が上がりすぎてしまったかも…シンプルで読みやすいのでライトに転生ものの恋愛を楽しみたいときにオススメです。

皇帝の元へ嫁いだものの、顔もほぼ合わせず夜の渡りもなく、後宮のドロドロに巻き込まれずにこのまま平穏に暮らしたいと願う主人公(受け)が、思わぬ形で皇帝と出会い気に入られ…もう序盤か…

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言ノ葉便り 文庫版 上 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

幸せと、切なさ薫る「言ノ葉ノ花」番外続篇

『言ノ葉ノ花』刊行が2007年…!
なんと、約20年前の作品なのですね。

こちらの番外篇集は旧版の内容に加筆修正が加えられ、
さらに書き下ろし「言葉のあとさきーさきー」が加わったもの。

旧版の番外篇集は未読のため、全てのお話が初めて読むものでした。
もう、三池先生による表紙と口絵の幸せそうな恋人同士の二人の様子に、
読む前から胸がいっぱいに。

口絵は夏祭りの二人(このシー…

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美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

さすが!

このノンケ男子ふたりが付き合う、付き合わない、の話だけで上下巻。木原先生、さすがです。
もうふたりの心理描写の細かさが秀逸で
胸が苦しくなりましたよ。
寛末さん、もうほんといい加減にして!!!
って何回思わされたかしれません笑
他のBL作品ではなかなか見られない、ただひたすらに葛藤が綴られることで生々しさ、リアルさを突きつけられたというか。
寛末さんの最後の告白もひどすぎて逆に心に残り…

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美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

必読!!

腐友から「是非読んで!早く読んで!」とおすすめされつつ、木原先生は未読でなんとなく痛そうだし…と積んでいたのですが!!
読み始めたら止まらなくて番外編まで駆け抜けてしまいました。
女装姿で出会い恋が始まるんだけど、
ノンケ同士だからまぁ全然うまくいかなくて。
最初の女の子としてあってデートを重ねているシーンからすごくおもしろくて、だから余計にこれどう決着付けるの!?とのめり込みました。

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