初恋大パニック

hatsukoi dai panic

初恋大パニック
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神17
  • 萌×220
  • 萌8
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

24

レビュー数
8
得点
192
評価数
49件
平均
4 / 5
神率
34.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥860(税抜)  ¥929(税込)
ISBN
9784813013075

あらすじ

新人ながら初作品が人気の作家・壮介と敏腕編集者の旭は初打ち合わせの時から相性は最悪だった。でも知れば知るほど二人は惹かれ!?

表題作初恋大パニック

藤原壮介,デビュー作がヒットした新人作家,23歳
小宮山旭,攻の担当になった敏腕編集者,30歳

その他の収録作品

  • 初恋ファンタジスタ
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数8

楽しめた一冊

月村先生の作品は作者買いしています。

今作は割とライトな印象の作品でしたが、それでも月村先生ならではの表現や言葉の使い方が素敵で、楽しく読む事ができました。
今回は受け様と攻め様視点が交互に登場しています。そして今回は受け様攻め様共にネガティブキャラです。でも、深刻さや重さはないです。どちらかというとコメディ路線な印象です。
それに、ネガティブキャラとはいえ、攻め様は基本ハイスペックで、ちょいちょい包容力みたいのも垣間見せてくれていますし、受け様もやり手編集者ということで、そこそこしっかりしている部分もあり・・・で、割と安定感を感じるカップルでした。

攻め様も受け様も見た目や行動とのギャップが・・・というのもこの作品の楽しみどころかなと思います。(百戦錬磨のテクニシャンに見える受け様が実は清い体なのだけれども、それをこじらせていて・・・というパターンも月村先生ならではのパターンで、個人的にはとても好きな設定でした。)

0

百戦錬磨のハードル

敏腕編集者の旭が新しく担当することになった話題の新人壮介。
初顔合わせの打ち合わせ直前に旭と編集長の会話を小耳にはさんでしまった壮介は、旭の表と裏の顔に疑心暗鬼。
旭に何を言われても裏をかいてネガティブにとらえてしまう最悪の展開。

一方の旭も、才能あふれる壮介への嫉妬から素直になれず、こじれる二人。
勘違いが勘違いを呼ぶ展開に何度も笑ってしまいました。

しかも旭は童貞にも関わらず、ベットでは百戦錬磨との噂が先行してしまうというハードルの高い展開(笑)
取材がてらに入ったラブホでの旭の動揺っぷりが可愛すぎました。
そしてネガティブな割に、旭への思いに対しては強気な壮介のギャップもよかったです。

面白くてさらっと読める作品でした

0

最初と最後で立場逆転

百戦錬磨と名高いが実は未経験のイケメン編集旭(受)×ニートという以外は家柄も顔面偏差値も才能もハイスペックな壮介(攻)の不器用な恋のお話

私が読んだことのある月村先生のお話では大体受は繊細で過去に傷付いてる子が多いですが、今回は小説家になれなかったという挫折はあるにしても仕事先では優秀でしっかりした受でした。恋愛にうつつを抜かして仕事に身が入らない話は読んでいて腹がたつので、2人ともきちんと仕事している姿は好感が持てました。

ただ、旭が恋愛感情を意識したのが唐突で、気になるという話はあったと思うのに、キスされた途端に好きな相手にされて高揚云々となっていて、あれ?好きになったって言ってたっけ?と前に戻って確認してしまいました。

又、他の方も書いてますが、最初の引きニートな壮介の成長が著しく、え?同一人物?と思いました、成長すれば引く手数多な壮介を捕まえるのを理性で諦めようとする旭にはこれくらい成長しないとくっついてくれそうになかったから急成長させたのでしょうか。
旭も百戦錬磨じゃなくても多少経験があった方が最後の方のものなれなさ全開のやはり同一人物?って感じにならなく続きて良かったのではないかと‥途中で違う話を読んでるのかと思いました。

編集長さんはのんびりした感じでしたが、見てるところは見てる人でした。編集長の一言で旭は救われましたね。
反対に漫画家先生は当て馬のような登場だったのに、壮介に旭の情報を渡すためだけに出てきた人に成り下がって、フェードアウトしてるし、あれ?って感じでした。

イラストに関しては、ファンの方には申し訳ないんですが、あまり私の好みではなかったです。最後のショート漫画は味があって良いのですが、表紙及び裏表紙はどちらもとてもイケメンには見えないというか、特に裏表紙は何だこの気持ち悪い顔はと思ってしまいました。


2

楽しくって、ニヤニヤしちゃう。

後書きで作者がご自分のことを「金太郎飴作家」とおっしゃっているが
この作品も、いつもと雰囲気は違うけれど月村さんらしさは健在で
いつも安心して食べられる金太郎飴、
こういう切り口の違う作品は、テイストが変わってなかなか美味しい。

御曹司だけれどヒッキーの作家・壮介と、その担当編集者・旭。
このえらく有能な編集者の旭くん、恋愛でも百戦錬磨なのかと思ったら
いやいや、これがなかなか(笑)


最悪な出会いに始まって、気になる存在になっていくが
それぞれ屈折した思いや誤解を抱えているのがある日爆発、
罵りあいのに発展。
普段はそつなく優秀な旭が、コミュ障の壮介に対しては
自分の嫉妬や羨望を持て余して、つい感情的になるのが
なんとも面白くて可愛らしいし、
実はハイスペックなくせに中二病をこじらせている壮介が
一途な思いを抱いても、ぐるぐる思いを打ち明けられないのも可愛い。

最後は急に進化した壮介が結構男前ででもワンコな攻めになって終わり、
そこはもっとダメでも良かったかなぁ……と思わなくはないですが、
交互視点のコメディタッチで描かれたそれぞれの思続きいも
やりとりも面白く、ゲラゲラ笑いながら読み終わりました。


何度も登場する「領収書下さい」にまつわる悲喜こもごもが
またなんとも上手い!


巻末には、秋平しろさんの作画による後日談の漫画が。
これがまた楽しくて最後にまたクスッとして読了だった。
秋平さんの絵は割に好みだし、この漫画も良かったのだけれど
全体のイラストの印象としては、微妙に違うかな、という気分も……

7

作家×編集者

文芸部編集者の旭(受け)は、大型新人作家の壮介(攻め)の担当になった。壮介は素晴らしい才能の持ち主なのに、妙に卑屈で扱いにくく、コミュニケーションが取りづらい。そんな中、ついにアクシデントが発生して…。


大型新人作家×有能編集者、23歳×30歳の年下攻め歳の差ものです。
コミカルなのかシリアスなのか、テンションが統一されていなくて読みづらかったです。あと受け攻めの視点入れ替わり方式で、それぞれの感情が理解しやすいはずなのにもかかわらず、ええっと思うところがいくつかありました。
まず受けが、攻めに対する好きだという気持ちをまだ自覚していないはずなのに、攻めに告白されてちょっと手を出され、「初めての両想い」とかいってぐるぐるしているところ。いや、攻めの予想外にかっこいいとこ見てうっとりしたり、他の人と攻めが交流するのが嫌だったり、そういう気持ちはあったけど、まだそれが恋愛感情だとは自覚していなかったはず。なのに急に「両想い!」と言ってるんでいつの間にだよ、と思いました。
攻めも、コミュ障コミュ障言ってて、最初と後とで全然性格が違う。人格すら違う。あとあんまり金持ちの息子だっ続きてことに必然性がなかったような。
あと、受けに言い寄ってた漫画家の鈴木くん。どこ行っちゃったの? 攻めに対して「旭さんに手を出さないでね」とまで言ってるのに、これが途中で消えちゃったらご都合キャラでしかないです。付き合うことになりましたと報告するとか、そこまでしなくても「鈴木くんにどう伝えたらいいかな…」と攻めに悩ませるくらいはしてくれないと、出てきて説明して、都合よく姿を消しただけのキャラでしかないし。

可愛い話ではありましたけど、詰めが甘いというか、いろいろ足りてないところが多かったです。

3

上っ面じゃない貴方が好き

印象が悪いもの同士の恋愛って
惹かれあっていく過程がとても好きなので
読ませていただきました!

自分の担当する作家の性格を見抜き、
うまい具合に持ち上げたり
女性作家には恋愛としての好意を持たれないよう
一線を引ける敏腕編集者の小宮山旭。
小宮山が担当すればヒット作が出ると言われるほどですが
担当を任されることになったのは
初投稿作が文学賞の大賞受賞、両親共に著名人、
恵まれた環境の中で育ったニート藤原壮介。
彼の文才に嫉妬しつつ編集者としての顔を崩さず接するつもりが…。

やっぱりイヤーな初対面で、大丈夫かなって多少心配になりましたww
対人スキルがほぼ無い壮介にとっては
見た目もあきらかにデキる風の旭が自分と正反対で
コンプレックスを刺激され、
作家を目指した過去のある旭にとっては
惹きこまれる壮介の文才に嫉妬して
お互いがお互いの無いものに苛立ちを覚えてしまうのが
第三者からすると楽しかったです。

どうせいいとこのボンボンだから贅沢な生活かと思いきや
自立して当面の生活費以外は親に返したとか
壮介なりにちゃんとしてるところが良続きかった。
旭は大人の余裕を見せていたのに(内心腹を立ててましたけどw)
思ってる事をぶつけ合った後の遠慮の無さが丁度よくて
でも後に明かされる事実のギャップがあって
どちらも“こういうところ知ったらそりゃ気になってきちゃうな”という
無理のないエピソードが◎!

ただ、旭がまだしっかり自覚していなかったはずだと思っていたら
『好きな男にキスされているという、めくるめく高揚感』となっていて
このシーンの前に『なぜか複雑な気持ちになった』とは書いていたけど
好きだから、壮介がTV出演してもっと売れる事に対して
焦りのような感情が生まれたと言い切ってなかったので
ちょっと驚きました。
気になったのは私だけかもしれませんが…。
スカイタワーで男前な対応されたこともあったし
惹かれているのは充分伝わっていたのでいいのかも。

荘介は、いけすかないリア充め!と思っていたのに
それだけじゃない一面を知り
自分には旭の為にも良い小説を書くだけ、なんて健気でした。
小説が手につかないくらい旭のことを考えてしまうって可愛い!
しかも以前の壮介では考えられないくらい口説いてくる必死な様子は
恋ってここまで人を変えてしまうんだなぁと微笑ましかったです。

旭がまさかの誰とも……っていうのは
さすがに無理ないかな??
漫画家の鈴木くんの勘違いを真に受けていた為
旭の初々しさに感激出来て良かったけども…。
ツライ恋のひとつやふたつ、経験していそうだったので。

個人的に気になるところは少しありましたが楽しかったです!

6

キャラブレが気になりました。

この作品のコンセプトは、童貞の大型新人作家と見せかけて実は童貞ではない攻と、百戦錬磨のテクニシャンと見せかけて実は童貞処女の受、というのを理解しても、ちょっと萌えられなかったです。すみません。

なんだかんだで童貞同士の話かと、ワクワクしながらページをめくってたら、結構序盤で壮介が14歳ですでに経験済であることが明かされ「あ、なーんだ」となりました。
一方の小宮山も、人当たりが良く器用なフリしてるだけで本当は腹黒で口が悪いところが可愛いと思ってたのですが、後半部分はただの恋するネコになってて「あれ?」となりました。二人とも、物語の序盤と後半で性格が変わってて、違和感を拭えませんでした。特に壮介はコミュ障でオタクな童貞を貫いて欲しかったのに、実はただのパーフェクトヒューマンでした。
経験の有無もそうですが、基本的な性格までブレてしまっていたのでこの評価です。

5

誤解が誤解を呼ぶ勘違いラブコメ

月村さんの作品と言えば男前攻め×ウジウジ受けというようなイメージでしたが、本書はそうした月村さんの持ち味を残しつつ新しいカップリングに挑戦された、大変意欲的な一冊だと思います。

敏腕編集者の旭(受け・30歳)は、文学賞の大賞をとった新人作家・壮介(攻め・23歳)の担当に。
お互い第一印象は最悪。
しかし相手のことを知れば知るほど惹かれ合っていき…というような話。

攻め受け両視点あり。
お互いのお互いに対する様々な誤解が笑いを誘うテンポの良いコメディです。

旭は、学生時代に小説家を目指すも挫折し、編集者になった人物。
仕事では非常にスマートですが、内心は壮介の才能に嫉妬しており、彼のコミュ障故の生意気な言動や無駄に整った容姿等にもイライラしています。

壮介は、政治家や芸能人を輩出するセレブ一家に生まれるも、コミュ障でずっと引きこもっていたニート。
何気なく応募した小説で文学賞を穫れる程の才能の持ち主なのに、本人はまるで自分に自信なし。
オシャレでイケメンな担当編集者に怯え、彼が自分の作品を褒める言葉も嘘くさいと身構えてしまいます(旭は壮介の才能を妬んで続きいるので、これは遠からずなのですがw)。

そんな二人が、ある日ついにお互いの言動にブチ切れ、腹を割って話し合った(罵り合った)ことで仲良くなっていくのですが、このあたりのテンポの良い応酬が最高。
特に、素(?)の毒舌を顕にした旭が、壮介のことを「おまえ」「中二病」「コミュ障」「黒魔術師」等、ボロカスにけなし始める一連のシーンには爆笑でした。
いつもはスマートな大人の態度を崩さないのに、地雷(作家になれなかったこと)に触れられるとガチ切れする旭は大変面白いキャラですv

旭に惹かれていく壮介ですが、旭が百戦錬磨のゲイであるとの噂を聞き、自分のようなコミュ障は相手にされる訳がないと及び腰。
担当作家とは寝ない、と旭に宣言されていることもあり、なかなか想いを打ち明けられません。

旭は旭で、どうしても壮介にアプローチできないある理由があって……
個人的には、仕事のできるカッコいい年上受けにこういう余計な乙女要素は不要と感じましたが、お互いに誤解し合ったまま展開していく勘違い系ラブコメとしては面白い設定だと思います。

ラストではその秘密も壮介に打ち明け、晴れてラブラブに。
月村さんお得意の男前攻め×乙女受けに落ち着いてしまったのはちょっと残念ですが、仕事面では、旭はこれからも優秀な編集として壮介を支えていくことでしょう。

巻末には、月村さん原作・秋平しろさん作画の2Pマンガが。
初体験の感想をメールにして送られ、職場でムラッとしてしまう旭&そんな旭にベタ惚れの壮介のほのぼの後日談でした。

ラストはいつもの月村さん作品っぽいですが、それまでの展開は一味違っていて大変楽しく読める一冊でした☆

13

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