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パブリックスクール ―ツバメと殉教者―

public school

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表題作パブリックスクール ―ツバメと殉教者―

スタン・ストーク
17歳,ウェリントン寮の監督生
桂人・ヴァンフィール
17歳,ウェリントン寮の監督生

同時収録作品パブリックスクール ―ツバメと殉教者―

スタン・ストーク
17歳,ウェリントン寮の監督生
ニール・メンベラーズ
ウェリントン寮の寮代表

その他の収録作品

  • 寮代表は祈りを捧げる(書き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

キャラ文庫の大人気シリーズ、
「パブリックスクール」のスピンオフ作品が、
書き下ろし番外編を加筆して待望の文庫化!!

由緒ある伯爵家の長男で、名門全寮制パブリックスクールの監督生──。なのに、制服は着崩し、点呼や当番はサボってばかりのスタン。同学年の監督生・桂人は、密かにスタンを敬遠していた。卒業まで、極力目立たず、無害な空気の存在でいたい──。ところがある日、桂人はスタンの情事を目撃!! 見られても悪びれない態度に、苛立つ桂人は優等生の仮面を剥がされてしまう。さらに、二人一組の当番で、スタンのお目付け役を任されて!?

栄えある寮代表(ヘッドボーイ)の座は、誰の手に──!? ノブレス・オブリージュの旗の下、 パブリックスクールを統治する、監督生たちの秘めた激情と恋!!

作品情報

作品名
パブリックスクール ―ツバメと殉教者―
著者
樋口美沙緒 
イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
パブリックスクール
発売日
ISBN
9784199009570
4.6

(182)

(144)

萌々

(21)

(9)

中立

(2)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
24
得点
833
評価数
182
平均
4.6 / 5
神率
79.1%

レビュー投稿数24

文章に圧倒されます

パブスク4作目はエド×礼ではなく、彼らが卒業して数年後のリーストンが舞台です。
別カプですがまたまた家族に愛されてこなかったケイト(父親が日本人)とスタンが主人公。
最初から気になっていたケイトの首の付け根から胸元の傷。
養父からの性的接触、実母からの仕打ち、それを上回るスタンの母の行動。ケイトとスタンの子ども時代の描写は本当に読むのが辛かったです。
が!
両親からの愛を知らないふたりが、たどたどしく愛を育み、愛を分け合うようすが最後に見られたので最後まで読んで本当に良かったです!
エドとデミアンが登場した時はなんだか泣きそうになりました。仲良く?できていそうでよかったです笑

0

最初の印象とガラリと変わる

BL小説界の不朽の名作に名前を挙げられるパブリックスクールシリーズ。
スピン元CPよりこちらの方が好きそうだったので、スピン元未読で読みました。

表紙の謎めいて妖艶な攻めの表情に目を奪われます。
が、最後まで読んでみると攻めスタンの印象がガラリと変わる。
まだ10代だから…いや、10代らしく…?思っていたより若く、傲慢だけど傷つき臆病で、不器用で藻掻いている子でした。
樋口先生らしい独占欲強めの執着攻めだなという気がします。

受けケイトは思慮深く健気。ケイトも最初の頃の仮面が剥がれどんどん素直な感情を表に出すようになり…全体的に涙が多かった気がします。(良くも悪くも)

萌え〜!や感動…!は無かったけど、途中切なくて自分も泣いてしまう場面があり、1冊とても読み応えがあり満足です。
ハッピーエンドで終わっていますが、お互いに愛が重く愛に飢えているので、彼らはこれからまだまだ試練がありそうだなと。
続刊にこのまま進むつもりです。(ちょっとハラハラ)

0

No Title

舞台はまたリーストンへ。今作はスタンと桂人の物語。桂人、アルバート、スタンの過去が壮絶でしんどかった。 スタンもアルバートもちょっとずつズレているが何故なのか…最後に明らかになるけれど…。桂人が愛を知らず、愛を知り、人を愛そうとするところがまた健気で泣けたよ…。そしてスタンの印象が色々と変わっていくのも面白かったです。 メンべラーズはさすがヘッドボーイだけどその観察眼は怖いほどだったわ〜!ある意味エドより怖いかも

0

きつい

 攻めが不特定多数を抱いてる男娼設定はすごく好きです。
 受けは、一巻目の主人公と違って、女々しくなくて外見も女子供っぽくないからまだマシだった。

 ただ読んでるとすごくストレスの溜まる登場人物ばかりだな〜って印象。
 受けは養父から性的暴行されてたからいいけど、攻めが……実の母親とだったから胸糞だった。同性ならウェルカムだけど、母親と息子の近親相姦は気色悪すぎる……。可哀想とか同情ではなくて本当に気持ちが悪い。

1

相互救済ストーリー

パブリックスクール4冊目にしてエド礼ではないCP。作中にエドやデミアン・ヘッジズが卒業生として出てくるので時系列的にも4巻というところなのでしょう。

今回は監督生同士のCPで、スタンと桂人の6年生同士。スタンにも桂人にも過去に親から受けた虐待の記憶があり、その過去にずっと苦しめられていました。でもその過去からどう身の振り方を変えたかというのが2人の選択が逆になっていて、スタンは双子の弟への贖罪から不良を演じ、桂人は目立つ行動は避け常に優等生の笑顔を貼り付けている。交わりようのない2人がある事件をきっかけにお互いの仮面の裏を知るようになって話が進んでいきます。

やっぱり樋口先生は素晴らしいなと思うのは、「人が人を好きになる瞬間」だったり、「相手に惹かれる理由」を疎かにしないんですよね。だからこそ話に大きな説得力がある。スタンや桂人の生い立ちも壮絶ですがそこを抜きにして2人がお互いに惹かれたり思いやることはないわけで、その部分もとても丁寧に描写してあるのですごい吸引力で話に没頭してしまいました。

そして何よりこの本を読み終わっての感想は、メンベラーズ、恐ろしい子…。生まれながらにして人を統べる人間っているんでしょうね。いくら幼なじみで昔から知っていた双子でも、スタンとアルバートの共依存や拗れにわずか14、5歳で気付いてしまう。そしてそんな2人の確執を解消してくれる存在を探し出し、けしかけ、誘導する。今思い出してもそんな恐ろしい17歳のメンベラーズに震えます(笑)。もう影の存在ではないけど、影の主役ですね。BLにはならないのでしょうけど、そんな彼が恋に落ちたお話を読んでみたいとさえ思ってしまいます。

脱線してしまいましたが、そんなメンベラーズの計らいによって結ばれたスタンと桂人がメンベラーズ卒業後も、そして2人の卒業後も愛を誓い合うシーンがとても心に染みました。

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