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しんどいのに大好きな作品です。
パブリックスクールシリーズのスピンオフで、エドと礼の話ではなく桂人とスタンの物語。
1年前に読んだときこのカプが大好きになってしまって、久しぶりに再読したので記録として残します。
まず桂人がしんどすぎる。
父が日本人で見た目がアジア人という理由で陰で差別を受けていて、優秀だから監督生には選ばれるけど居場所がない。
誰かを愛し愛されている“ふり”をして生きているっていうのが本当に切なかった。
しかも過去が重すぎる。
母との関係も養父との出来事も読んでいて何度も無理…ってなったし、それでも強くあろうとする桂人が本当にかっこいい。
愛を捨てたと思っているのに、誰よりも愛を持ってる人なんだよね。
スタンもまたしんどい。
自由気ままで問題児みたいに見えるのに、とにかく困ってる人を放っておけない優しい人。
でも母との関係やアルバートとの事情が重すぎて、「好きでも選べない」理由がつらすぎた。
好きなのに選ばないんじゃなくて、選べないんだよね。
アルバートは読んでる間ずっとどうしようもない!!!って思ってたのに、最後にはめちゃくちゃ成長しててびっくりした。
桂人と腹割って話すところ本当によかった。
あとやっぱりメンベラーズは神では???
どこまで見えてるのこの人…って何回も思ったし、最後に視点の話が読めたの嬉しすぎた。
エドとデミアンが出てくるのもシリーズ読者としてめちゃくちゃ楽しかった。
礼の名前が出てくるだけでも嬉しくなる。
エド礼の物語は「エドがなんとかしてくれる安心感」があったけど、このスピンオフは本当に先が見えなくてずっとハラハラしてた。
でも最後まで読んでよかった。
桂人が本当にかっこよかった。
スタンも不器用だけど優しい人だった。
私はやっぱり永遠を信じたいよ!!!
メインカプよりも、短いもだもだで2人が想いを通じ合うので、こちらのカップルの方が読みやすかったです。
構造やキャラがメインカプと結構似てるなー(総受っぽくなる、攻めこじらせ、受け健気で唯一日本の血など)と思ったので、メインカプが面白かったという方は、確実にこの作品も好きです。
レビューを見て、家族の話や母親との過去がメインと読んで、萌えがほしい私は楽しめるかな?と読むのを見送らせていたのですが、めちゃ萌えるで!!!!!!
むしろ母親との過去があるからこそ、受けの不憫さが際立っていかされて2人の恋愛にも活かされています。
受けと攻めが協同して朗読劇を行うシーンは、すごく感動しました。(ここにも萌えがあった…!)
やっぱり樋口先生の作品は、感情描写の深さが段違いで、満足度高いですね。
受けが前向きだけど自己肯定感低かったりどこか危ういとこがある、身体的に弱い、などが好きな人はぜひ読んでください〜!
今月末に番外編集第2弾が発売される、パブリックスクールシリーズ。
エド×礼の物語しか読了していなかったため、
よし!読むぞ!と気合を入れて読み始めました。(Kindleで全448ページ)
…やっぱり、こちらも素晴らしく深い「愛の物語」でした。。
以下あらすじなしで、感想のみを。できるだけ短めに…
愛することができる強さ・優しさに溢れているのに、それを知らない健気なケイト。
愛おしくて悲しくて、途中涙が止まりませんでした。
実母を恨み、◯んでしまえばいい、と思ったスタンと、自分を愛してくれなくても、憎んでもいい、それでもいいから生きていて欲しいと願うケイト。
二人は正反対に見えるけれど、その心には
実は共通する愛と優しさがある。
それがきっと、二人を共鳴させたのですよね。。
それぞれがそれぞれのやり方で、
寮の中の「弱き者」を助け、
手を差し伸べる様が強く印象に残りました。
終盤スタンを愛し、その輝きを外へと放つようになったケイトが寮でモテモテになり、勉強会への参加者も増えていく様子にはほっこり。
皆がケイトの魅力に気づいて夢中になり、
やきもきするスタンの姿も可愛らしくて
くすぐったくて、辛い展開が続いた分、
込み上げてくる幸福感に酔いしれました。
また、スタンの終盤の告白が泣ける。
ひっそりと木の上に隠れていたケイトのことを
「下りてくればいいのに」「下りてくれば、甘えさせて可愛がって涙を拭いて、笑顔にさせるのに」とずっと思っていたー
胸打たれる告白です。
「幸福な王子」の朗読劇で、ケイトがなんとか絞り出した最後のセリフも、なんとも切なくて愛おしくて( ; ; )
それが、一番届けたい相手、実母には全く届かない事実に胸抉られるのですが…
たとえ親からの愛を与えられなくても、
人を愛することはできる。
愛されることだってできる。
そんな希望のひとすじを見ることができた気がします。
ラスト、メンバラーズ視点のお話がまたグッときます。
そんな早くからケイトの本質を見抜き、
この壮大な計画を立てていたの!?と恐れ慄きますが…
恋情とは違う柔らかな愛で、ケイトのことを見守る姿に胸がじん、と熱くなりました。
できる兄を持ち、また母と兄の秘密を
知りながら見て見ぬ振りをし苦しんできた
アルバートの救済にもまた、胸震えます。
上に立つ者は、必ずしも圧倒的支配者、
強者でなくてもいい。
皆に「支えたい」と思われ、慕われ、愛される存在であったっていいー
スタンとケイトの愛の物語と共に、
アルバートの救済にも心掴まれる物語でした。
そして、更に嬉しかったのは。
…エドとデミアンが、出てきてるー!!ということ。
こちら、確か番外編集1で、一緒に出かけるはずだったレイが風邪?だかインフルだかにかかってしまい、仕方なくエドとデミアンで出かけて朗読劇を鑑賞するー
というシーンが出てきたのですよね。
それをケイト視点で見られるなんて!
読みながらひとり、大興奮でした。
レイと来たかったのにー!と、フンスフンスと文句たらたらなデミアン、可愛いw
ひっそりと陰に隠れていたツバメは
自身が愛されること、愛することが出来るということを知り、愛する王子(スタン)のそばで幸せに暮らすー
そんな光あるエンディングに涙した、
素晴らしく深い、愛の物語でした。
パブスク4作目はエド×礼ではなく、彼らが卒業して数年後のリーストンが舞台です。
別カプですがまたまた家族に愛されてこなかったケイト(父親が日本人)とスタンが主人公。
最初から気になっていたケイトの首の付け根から胸元の傷。
養父からの性的接触、実母からの仕打ち、それを上回るスタンの母の行動。ケイトとスタンの子ども時代の描写は本当に読むのが辛かったです。
が!
両親からの愛を知らないふたりが、たどたどしく愛を育み、愛を分け合うようすが最後に見られたので最後まで読んで本当に良かったです!
エドとデミアンが登場した時はなんだか泣きそうになりました。仲良く?できていそうでよかったです笑
BL小説界の不朽の名作に名前を挙げられるパブリックスクールシリーズ。
スピン元CPよりこちらの方が好きそうだったので、スピン元未読で読みました。
表紙の謎めいて妖艶な攻めの表情に目を奪われます。
が、最後まで読んでみると攻めスタンの印象がガラリと変わる。
まだ10代だから…いや、10代らしく…?思っていたより若く、傲慢だけど傷つき臆病で、不器用で藻掻いている子でした。
樋口先生らしい独占欲強めの執着攻めだなという気がします。
受けケイトは思慮深く健気。ケイトも最初の頃の仮面が剥がれどんどん素直な感情を表に出すようになり…全体的に涙が多かった気がします。(良くも悪くも)
萌え〜!や感動…!は無かったけど、途中切なくて自分も泣いてしまう場面があり、1冊とても読み応えがあり満足です。
ハッピーエンドで終わっていますが、お互いに愛が重く愛に飢えているので、彼らはこれからまだまだ試練がありそうだなと。
続刊にこのまま進むつもりです。(ちょっとハラハラ)
