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表題作恋きらり、陰するり

野上淳
ネコカフェ店員,バツイチ
久米壮太
大学生,ネコカフェ常連

その他の収録作品

  • 日々、きらり

あらすじ

ネコカフェ店員の野上は、彼氏に浮気され帰るところを無くした常連客の久米を家に泊めることに…。
そのうえ酔った久米に迫られ、断りきれずその場の勢いで抱いてしまう。
後日、久米に告白されるがバツイチの野上には彼の気持ちを受け入れることができなかった。
それでも傍にいたいと望む久米と同居生活が続くが――。

作品情報

作品名
恋きらり、陰するり
著者
しっけ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784866534367
3.7

(165)

(41)

萌々

(57)

(55)

中立

(8)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
18
得点
606
評価数
165
平均
3.7 / 5
神率
24.8%

レビュー投稿数18

No Title

 本当に絵が綺麗だ。
 バツイチ年上ノンケ×健気年下ゲイのカップル。
 終盤まで、受けに微塵も好意を抱いてない(嫌っては無いし冷たくもしない)攻め←←←思い込みの激しい受けという一方通行の関係なのが最高に萌えました。
 受けの元カレは実はバイで、ゲイだと嘘をついて受けを浮気相手にしてた。二人で同居してた家に女を連れ込まれて、二人で寝るベッドでやってるところを見ちゃって傷心。
 攻めの言葉をポジティブに捉えすぎて先走り、引越しをキャンセルして攻めの家に住んじゃったりする行動力が可愛い。それをはっきり「そういう意味じゃなかった」って拒否しない攻めも甘くて良かった。

0

相手を大切にすること

猫カフェ店員の野上と常連客の久米。それぞれこれまでの恋愛に苦い思い出のあるふたりが少しずつ関係を変化させて、やがて同じ気持ちになるまでの日々を様々な感情や葛藤を織り交ぜながら描かれていたお話でした。

野上は仕事に没頭すると周りものことが見えなくなってしまうところがあり、それが原因で離婚していて。
久米との生活の中でもそういう場面があって切なくなりましたが、それをきっかけに自分の気持ちに気付いていく展開がすごく好きでした。

野上の言動は自分勝手に映る部分もあるのだけどひとつのことに真っ直ぐ向き合っているとそれ以外を蔑ろにしてしまうことって誰でもあると思うし、その後で久米を大切にするために自分をきちんと振り返ることができているので、きっともう同じことは繰り返さないだろうなと思えました。

最初はふたりに温度差があって大丈夫かな?と思っていましたが、最後にはお似合いなカップルになっていてすごくほっこりしました。

0

最高‼️

これは壮太くんの大優勝です‼️
猫カフェで野上さん見つけてからもうロックオンしてますや〜〜ん!!!
猫と寝てる壮太くんばり可愛いぬーに懐かれてるのいいなあ(≡'・'≡)

野上さんの悪いところは仕事熱心だからこそだと思うけど確かに言わなきゃ分からない一言一言が大切だと改めてわかりました。
たしかに、ハンバーグ作って楽しみに待ってたのに不安な気持ちになっちゃうよね、、ごめん寝第三者目線で、、( ; _ ; )

野上さんは口下手?というか本人には言わないタイプだったけど最後はそれはもう大好きさ丸出しだったのでちょーーーーーー好きでした‼️
てか普通に野上さんビジュアル神ってるかんね???

0

作品自体に萌えるかと問われると……しかし!

初読みの作家さんでした。
優しい雰囲気のイラストに期待しつつ手に取りました。

実に心理描写の上手な作家さんだなと。
セリフにしても
キャラクターの表情一つにしても。

ストーリー展開も無理なく
一つ一つのエピソードを納得しつつ読めました。

ただ、私にはどうしても久米くんの行動が強引過ぎて、
野上さんちょっとかわいそうじゃない?と思えてしまい。
まぁ、野上さんの方もあれだけ強引に来られないと、
落ち込みスパイラルから逃れられなかったみたいですが……

結局は久米くんの思い込みと我儘に振り回されつつも、
その事で野上さんは、
心の傷も罪悪感も癒されてしまったので、
結果オーライでしたね。

完全なノンケとゲイの二人が
恋人になるまでの過程としては、
なかなか説得力があったかなと。
野上さんの押し切られ具合とか、
それでも受け入れきれないもどかしさとか。
久米くんの思い込みと強引さも
あまり綺麗じゃないところにリアリティを感じてしまう。

BL的に萌えたかと言われると、
私的にはこの作品の評価は「萌×1」。
しかし、
面白そうな作家さんを見つけたなというところでは、
萌×3くらいな感じであります!

0

素晴らしい作品

この、『恋きらり、陰するり 』は、しっけ先生の作品で初めて購入させていただきました!
まず、攻めの方も受けの方も、色々あった同士だったので、そんなところに考えさせられながらも、後半ではかなりイチャイチャしまくってて、自分はとても好きな作品でした。
自分が、購入させていただいたのは、表紙がとても素敵だったからと言っても過言ではないくらい、表紙が可愛いです。私的に、読ませていただいてきたBL本の中でトップ3に入るくらい好きな作品です(((
文章がおかしくて語彙力がないですが、参考にしていただければと思います。

4

私は好きでした

しっけ先生の作品の中では淡々とお話が進んで行くのと、攻めの野上が受けの久米を受け入れて行く過程がとても弱いと思いました。

でも元妻との事で傷付いて後悔する姿は、リアリティがあって現実とはこんなものじゃないかと思ったので私は好きでした。

お気に入りシーンは久米が暫くぶりに猫カフェに現れて、見慣れない野上を気にして観察する様子でした。

誤解した久米を断らずに家に置いてあげる野上も嫌いじゃ無かったです。久米が居なくなった時の慌てぶりから、本当の意味では野上の方が頼っていたのかと感じました。

両想いになってからの久米がとても幸せそうな良い顔をしていたのがとても良かったのと、久米のお父さんが良い人だったので読後感は良かったです。

1

しっけ先生の他の作品と比較すると……

しっけ先生の作品は、全て作家買いしております。

今作は正直、あまり印象に残るものではございませんでした。
既に発売されている他のコミックスと比較すると、どうしても見え劣りしているように感じます。
上手く表現が出来ないのですが、物語の展開が急で、読者が置いていかれる感覚がありました。
また、キャラクターの性格や雰囲気が私の好みではありませんでした。

最終話の2人の表情には惹かれる部分がありましたので、こちらの評価に致しました。

3

しっとり。

しっけ先生の、しっとりした恋の話。
おぉー今までの作品とはちょっと違う。
落ち着いたトーンで進むお話でした。

猫カフェが登場するのです。
これ、個人的には猫カフェ登場パターンは甘々か、エロ。
そんな風に思っておりました。
だけど、こちらはちょっと違う。
もちろん、しっけ先生の描くセックスはございます。

だけど、エロ~っていうより色っぽい。
微妙な違いですが、落ち着いたセックスでした。

猫カフェ店員の野上が、流され絆されの良いおにいさんです。ノンケバツイチで、ゲイの壮太が乗っかっていても、びっくりしつつぐいっと気合いで初めてのセックスをやり遂げちゃう。
ここら辺、野上が冷静に考えていてすごいかも。

壮太は、野上を好きだから何とか近づくけど野上は、優しいけど優柔不断。ほんと流されているんですよ…

なんだかんだ気持ちが近づき、ハピエン。
タイトルの「恋きらり」は、私はピンと来ません。「陰するり」は、2人の関係が進むに連れて暗い過去も気持ちも晴れていく経過に合っているなぁと思いました。
パートナーとして成熟していく2人の恋、良かったです。

1

好きな作家様ですが

既刊2冊に大変萌えさせられて、楽しみにしていたしっけ先生の3冊目。
表紙のふたりの距離感や穏やかそうな空気感、ネコカフェのかわいい猫に顔が緩みつつも、今までと違うちょっと陰をはらんだかんじにおや?と、思いながら読み進め…

バツイチ陰ありネコカフェ店員・野上と彼氏に浮気されたゲイの久米。

早々に久米の押し気味なアプローチから身体を重ね、さらには一緒に住むようになるまでの久米の早とちりな行動を制止できず言いあぐねて流されている野上の態度がただただ淡々として見えてしまい、同じ空間で過ごすうちに情が湧いてしまう状態というか、もしかしたら自分は野上の特別な存在になれるんじゃないか?という期待を持っている久米との温度差の違いになんともいえない違和感を感じてしまいました…

しっけ先生の身勝手だったり強引だったりしてもなんだかんだと憎めないキャラが好きなのですが、久米の違うベクトルに突っ走っちゃいがちな所だったり、野上の大切な場面での言葉が足りない傾向の性格が正直に言ってしまうとあまり好きになれなくて萌えメーターが作動せずでした(汗)
野上の顔はタイプでしたが、髪型がちょっと気になり…、描き下ろしの時の髪が短めの野上の方がよかったです。

しっけ先生の絵はとても好みなので、また次回作を楽しみにしています。

4

タイトルに納得

作者さん買いです。
大きな動きがあるわけではないのですが、じわじわと引き込まれていきました。

最初はクールっぽいなあって思ったんですけど、どちらかというと久米は精神が幼いのかな。
人の布団の中に入り込んできたり、急に押し倒したり感情がそのまま行動に出ちゃう。
相手の都合や考えに思考が追いついていない感じがします。
浮気されたり家庭の不仲という境遇、それでも真っすぐに野上に懐いてる様子が痛々しくて、小学生くらいにも見えてきました。
野上に突き飛ばされたときは鼻がツン。
攻めに冷たくされるのは結構ダメージくらいます。
けれど5話のラストページの泣き笑顔に全部持ってかれました。
邪念が吹き飛ばされ心が綺麗に。
最終話で直ぐに戻ってきちゃいましたけど。

野上は段々追い込まれていってます。
自業自得って言ってしまえばその通りなんですけど、気持ち分かるな~
自分の発言が上手く受け取ってもらえなかったり、最初に言い出した身からするとなかなか引き際が難しいよねという。
身体の関係まで持ってしまったら余計ほっとけないし、帰る家がないと分かっている相手に出て行けとは言えない。
頑張りが空回っているようにも見えました。
前妻と同じ過ちを繰り返してしまったのではと後悔し涙するシーンは切なくて。
久米の作ってくれたハンバーグがさらに悲しい。

最終話はほぼえっちっちでした。

描きおろしは
卒業おめでとう久米父に挨拶からの酔いどれエッチ。

5話の笑顔だけ見ると萌え萌えなんですが、何とも言えない精神的な仄暗さを感じたので全体評価として萌えです。

0

静か。つまりテンションは低め

しっけ先生初読み。
だからこれまでの作風とかわからないけど、本作は静かで優しくてしっとりしたお話です。
ならゆっくり進む物語なのか?というとこれが違っていて…
こういうコンセプトの筋にしては、Hが早いというか唐突で少々戸惑う。
登場人物は、ネコカフェの店員さんとカフェ常連さん。
店員さんの野上淳。バツイチ。
常連さんの久米くん。21才大学生、ゲイ。
久米くんが同居恋人の浮気を見てしまいネコカフェに逃げてきて、同情した野上が泊めてあげる、という始まり。
その後、言葉の行き違いでずっと久米くんが居座り。(状況は可哀想だけど図々しいよな…)
初Hは酔ったせいだし。
野上さん…ありえますかね?こんな最初から久米くんと最後まで出来ますかね?ここにリアリティが欠けた気がして、これをずっと引きずってしまった…

ところで、私。家でネコを飼ってまして、ネコ大好きなんです。ネコカフェは行ったことないんですけど。だからネコカフェの雰囲気も味わいたいなぁ、なんていう思いもあって選んだ作品だったんだけど、後半の方はもうネコカフェなんて出てこなくてそこもガッカリポイント。
ラストは、その後もちゃんと付き合ってるのね、というのは良かった。星ひとつおまけで「萌」。

2

傷心2人の行く先

しっけ先生の作品は全て追ってるんですが、どんどんと心情が丁寧になっていると思います。
甘い2人の日常も見たいですが、そこに至るまでの過程も重視したい人にはおすすめだと感じました。

お互いに恋愛に関して傷を負っている2人が一つ屋根の下で暮らせば何が起こるか。BLだからこその展開に萌えました。

しょっぱなから、ゲイの受けを受け入れちゃう攻めの様子は、おや??と少し疑問ではあります。
始まりは唐突に思えましたが、その過程は本当に丁寧で、良かったねと安堵しましいた。

過程が丁寧だった分、2人がくっついた後の描写が少なかったのです。
が、過程に浮き沈みがあっても、ずっと甘い雰囲気が漂っていたので満足でした。

あと猫カフェで攻めが働いているので、猫がたくさんでてきます。
これがまた癒されました......

少し不安定な攻めと案外図太い受けは、結構お似合いだと思います。

2

作者さん買い

「いちかばちか」「セックスドロップ」がすごく好きで、繰り返し読んでいます。
しっけさんの3冊目の単行本、楽しみにしていました!

前作と違い、しっとりと始まった今作。
美人バツイチネコカフェ定員×猫目大学生のお話でした。
表紙から、長髪美人受けかなぁと想像してたのですが、攻めでしたね。個人的に美人攻めが好物なので嬉しかったです。
しっけさんの猫目キャラも好き。

受け君が始めの方はテンション低めな低体温系なのかな〜と思ってたんですが、泊めてもらったノンケの攻め君のベッドに潜り込むは、次の日にはソファで押し倒すはでなかなかの強引君なんですね。
攻めの野上さんに告白して、今はまだ向き合えないって言われてからの、でもそばにいて応援してくれるという話になり…そこから何故か予約してあった物件キャンセルして、野上さんちに同居する流れになったときはアレ?となっちゃいましたね。
ちょっと受け君に共感しづらかったですね。

現在連載中の箱ヘルのお話も追いかけてるのですが、こちらも楽しみにしてます。

4

涙が美しい

「セクドロ」(この語感が好きです)ですごくすごく楽しませてもらったしっけさん。今回は黄色と黒のようなパキッとしたキャラクターや展開ではなく、比較的穏やかで感情の折を丁寧に綴った、BL的強引展開をしつつもより人間味を増した作品でした。
その分前回に比べキャラの弱さは否めません。ちょっと目付きの悪い(?)久米くんとバツイチ野上さん。あまりハッキリと感情を表さないのですが、後半二人の出す涙の美しさときたら…!幸せそうに笑う久米くんがどんどん可愛くなっていきます。猫型クッションをいじるのも可愛い。
お話は上手く行き過ぎている感もあり、二人どちらにも愛着があまり湧かず、読む側としては感情は乗り切れず仕舞いでした。
欲を言えば、猫がただ可愛い風景でしかなかったので、二人の猫カフェや猫好きな台詞、エピソードがもっとあると良かったです。猫好きな割には飼っていないし、野上さんの転職の志望動機とか…
そしてやっぱり、しっけさんの描く行為シーンは可愛いし盛り上がるんですよね。表情が凄く良いし少し丸めた背中や回した手が可愛かったり。でもノーマル野上さんに葛藤皆無なのとか毎度流れが余り好きになれず…
次回作を1話読みましたが、金江先輩がド格好美しいのでまた最高に楽しみです。これからも応援させていただきます。

4

舞台はネコカフェ。

シャム猫(?)のヌーちゃんが可愛かった〜ฅ^ ̳• ·̫ • ̳^ฅ

主役はネコカフェ店員の野上と、常連客の久米。
野上は離婚し、久米は同棲していた彼氏に振られ、傷心者同士の同居生活を描いたしっとりとしたストーリーです。

色合いといいポーズといいほんわかした表紙ですが、内容はわりと低温&低糖だったと思います。
というのも、早い段階で野上に惹かれる久米に対して、野上は嫁に出ていかれたことが根深いトラウマになってしまっているから。
野上は最初から久米に親切だけど、そこにラブがあるかというとそれはまた別の話で、要するに久米の完全片思い。
お酒の勢いで身体を重ねた時も、久米は「慰め合い」だと言うけれど、野上はこんなの「ただの傷の舐め合いだ」と心の中で訂正するんですよね。
ふたりの温度差がよく現れていると思います。
野上にとって最初は慰め相手にもならなかった久米の存在が、その後どう変化していくかが見所です。

とにかく久米は真っ直ぐな子でした。
「好きです」とか「一緒にいたい」とか、自分の気持ちは素直に言葉で伝えるタイプで、甘えん坊だし甘え上手だと思います。
かと思えば無断で外泊したり、夜中に野上のベッドに忍び込んだり、自由気ままなネコみたいなところもあって、そこもまた可愛い。
野上が絆されるのも分かります。

でも、両思いになってからはさらに可愛かった。
嬉しさ余ってキスしちゃうところとか、名前呼びするタイミングも狡いくらい可愛かったです。

数年後のふたりを描いた「日々、きらり」は、ワインに酔った野上と久米のエッチ。
酔っている、ソファーの上、と、ふたりが初めてエッチした時とシチュエーションが同じなんですよね。
でももうあの時とは違う、すっかり甘々なふたりの姿が見れてとてもほっこりしました。

0

甘さ控えめだったかな

なんつうか漫画の世界には簡単に人を拾う人が多くて目新しさは無いかな。

バツイチノンケの攻め様が失恋ゲイを拾って懐かれ、お互いを踏み台?に立ち直っていくうちにお互いがかけがえのない存在になったお話。

受けのは明らかに失恋前から攻め様に興味があったよね。お店に通っちゃってたもんね。
拾って貰ったら嬉しいでしょうよ。

受けの父がちゃんと息子を大事に思ってるのがほんわかと伝わって良かった。
二人の関係にも理解をして認めてくれたようだったし。

個人的に攻めの髪型が好みじゃなかったのよね。知らんですよね。

5

シットリ

おぉーーーーー!?(´⊙ω⊙`)

しっけさん3冊目の本なんですが既刊とは違って、傷ついた者同士が支えになっていくシットリした展開のお話でした。攻めはネコカフェ店員で、受けは甘えんぼうの猫みたいな子で、随所に猫の存在を感じられるのも良かったです♪

紙本は全プレペーパーの企画あり。
内容は両面描き下ろしのアフターストーリーだそうです♪
(応募〆切:2020.12.1/当日消印有効)



さて。内容はあらすじにも書かれているように、バツイチで傷を抱えた野上と恋人に浮気されて傷心な久米が、ひょんなことから一緒に暮らすようになり、少しずつ癒やされ恋になっていくストーリーです。


攻め:野上はノンケ。妻が突然書き置きを残して出て行ってしまい、ソレがトラウマになっていました。完全に吹っ切ることが出来ず少し陰を背負っている印象でした。

受け:久米は猫みたいな子です。フラッとネコカフェに通い詰めたかと思いきや、急にこなくなったり。懐けばベッタリ甘えるタイプっぽいけれど、懐いた人以外には素っ気ない対応をする。掴みどころがなくて可愛い子です。

ズルズルと一緒に暮らすようになる流れは、個人的にはちょっとモヤリとしました。断れない野上の曖昧さも、思い込みが激しくて依存体質っぽくみえてしまう久米も。野上は久米の告白を断ってたのにメンタルが弱いのか強いのか謎…。

でもですね。捨て猫と拾い主みたいなものか…?と思えば可愛く見えてくる妙がありました(﹡´◡`﹡ )野上にだけ懐いて一生懸命スリスリ甘えている久米猫が可愛いんですよ。好かれたくて必死になってて。野上と一緒にいられるのが幸せでしょうがないって笑顔を見せられるとキュン♡ときちゃう。

野上は最初、戸惑いの方がおおきくて(同居は野上が誘ったわけじゃなく久米が勝手にそう解釈しただけという…)、どちらかというと困っているようにも見えたんですが、一度飼ってしまえば情が湧いちゃってですね。久米がいないと淋しくなっちゃうんですよ(;///;)妻に逃げられたトラウマも重なって痛々しかった…。

そんなこんなで久米の片想い&好き好き(スリスリ)から始まるんですが、野上も気持ちを自覚して告白に応えるシーンはウルリときました(;///;)久米の笑顔が可愛すぎるんですよーーーー!!!

久米:「嬉しすぎてキスしちゃった」

の破壊力に胸打ち抜かれた…ズキュン(゚◇゚///)ドキュン
ノンケの野上が撃ち落とされる気持ち分かる…。
可愛いニャンコが懐いてくれる幸せプライスレス…。

野上が働くネコカフェも舞台になっています。ので、猫がたくさん!可愛い!!久米が猫と戯れてお昼寝してるとこ癒やされる~+゚。*(*´∀`*)*。゚+ 久米は他の店員さんとも顔見知りで、彼女達とのやりとりをしてるときが特に猫っぽさが感じられて可愛かったです。野上が猫たちを大切にしているのもたっぷり伝わりました♪

5

追う恋と逃げる恋

しっけ先生の新作、とっても楽しみにしていました!
いつもキラキラな萌えラブを描かれる先生ですが、今回は少し大人なしっとりとした雰囲気です。

妻に愛想を尽かされたバツイチの野上は、勤務先のネコカフェで常連客の久米と出会います。
彼氏に浮気され、行き場をなくした久米を泊めることにした野上ですが、酔った勢いの久米に迫られてーー…!

離婚してやっと自分の失敗に気付いた野上と、ピュア故に男に利用されてしまった久米。
お互いに傷を抱えた二人です。

久米がスルリと野上の生活に入り込み日常を侵食していきます。
あれよあれよという間に居座っている、久米のスキルにご注目!

一定の距離を保ちながらも、本人も気付かないくらい静かに傾いていく野上の気持ちの揺れ、引き出されていく感情の変化がいいの!
同居当初、無断で家を空けた久米を心配しつつも探しに行かなかった野上。
それが後半、すれ違いから出て行ってしまった久米を一晩中探し回るこの変化!ここに萌える!!

心理描写を台詞だけでなく、微妙な表情の変化でも描いているので、1コマも見逃せません。

そして、何より多彩な表情をもつ久米が魅力的なんです!
笑顔、泣き顔、照れ顔……とにかく可愛い♡
猫に負けないくらい久米が可愛い♡♡
一番の推し顔は、5話ラストの泣き笑い!!
これ最高にキュンとした(´>///<`)
真っ直ぐに好意をぶつけるけど、ちゃんと野上を思いやれる所も好き。

「好きになってもらうのが難しくても一緒にいたい…」
久米の一途な想いや、猫みたいな久米が気になっちゃう野上の葛藤が切なくて、心がザワザワしました。

身体から始まった二人が、すれ違いながらも相手と向き合っていく過程が可愛くも素敵なお話。
感じやすい久米がとってもエロくて、お互いにすぐイっちゃうところも好み♡

ただ、ノンケの野上が同性に惹かれていく心理がもう少し丁寧だったら、もっと感情移入できたと思います。
それでも、描き下ろしで数年後もラブラブな二人の姿がみられたのは良かった。
野上がちゃんと覚悟を決めて久米と付き合っている事が分かるエピソードなので、とても安心しました。


※紙本修正:トーン+白短冊(ナイスです!)

9

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