極道さんは運命のパパで愛妻家

gokudousan wa unmei no papa de aisaika

極道さんは運命のパパで愛妻家
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

115

レビュー数
3
得点
42
評価数
11
平均
4 / 5
神率
45.5%
著者
佐倉温 

作家さんの新作発表
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イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784041095454

あらすじ

佐知を庇って怪我をした賢吾は一命をとりとめるが、目覚めた賢吾は佐知に対して、「てめえ、誰だ」と警戒の眼差しを向け…!? 賢吾は佐知の記憶だけを失っていた。見たことのない極道らしい冷酷な態度を見せる賢吾に困惑しつつも、生半可な覚悟で共にいる誓いはしていないと気丈に振る舞う佐知。「パパの頭の中には佐知の思い出が詰まっているから“いまはからっぽなんだね”」という史の言葉に、改めて自身の気持ちに気付く。一方、賢吾も無意識に佐知に近づく男に嫉妬して…?

表題作極道さんは運命のパパで愛妻家

東雲賢吾,30歳,東雲組若頭で次期組長
雨宮佐知,雨宮医院三代目

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

攻めと受けの愛の強さ

このシリーズは安定して面白く、溺愛攻めが好物の私が毎巻購入するシリーズの一つです。今回は攻めの賢吾が記憶喪失になるという設定です。しかも最も大切な佐知の記憶だけプツリと消えてしまうという読み手には堪らないシチュエーションなのです。もうあらすじだけで滾りますね。
記憶喪失を設定とする作品では攻めの記憶が消えて拒絶された受けが身を引くパターンがありますが、そこは互いを知り尽くした安定感抜群の幼馴染みカップル。記憶喪失の賢吾をまるっと佐知は受け止めてしまいます。そんな佐知に戸惑いながらも惹きつけられる賢吾。佐知の記憶が消えたことで、佐知と出会えなかった賢吾の姿も描写されます。冷酷無慈悲で愛を知らない賢吾。佐知と出会えたから、佐知を愛し、そして愛されたからあの賢吾なんだなぁ。と思いながら読んでいました。

2

記憶喪失ものが好きかどうかだと思う

大好きなシリーズです。
今回は、まさかの記憶喪失編ということで心配していましたが、やっぱりあまり好きじゃなかったです。
あくまで個人的な意見ですが。

佐知を庇って怪我をした賢吾が目覚めると、佐知と佐知に関する記憶だけがなくなっていて……という展開。

まず、なぜ佐知の記憶だけが抜け落ちてしまったのかということですが、ここは明らかにされません。
なんか忘れてしまいたいことでもあったの?と思ってしまう程、佐知の事だけ忘れるっていうのが不自然。
作品を盛り上げるための無理な設定としか思えなかったです。

ただ、記憶をなくした賢吾に対して、記憶喪失?クソくらえ!という佐知の男前さ、愛の大きさは十分伝わってきました。
たとえ過去をなくしても、未来は残っているという考え方ほ好きでしたね。

じゃあ、これは二人の関係の再構築か?リスタートか?というと、それは違うと感じました。
だって、賢吾は頭で忘れていても、体や心の奥の方では佐知の事を覚えてるんです。
佐知にしっかりヤキモチ焼いて、佐知に近付く男には牽制する。
記憶喪失=もう一度、何度でも好きになる。恋をやり直す。
そういう展開だと思っていたのに、最初から佐知のこと好きなんだもん^^;
この辺も中途半端に感じてしまいました。

記憶を失った賢吾が伊勢崎や組員たちに当たり散らすところも見てられなかった。史に対する態度もね。
そこが賢吾の葛藤の表れだと言えばそうなんでしょうけど……
記憶が戻る場面もありきたりだったかなぁ。

とはいえ、記憶を失った事により知れた佐知への想いや愛にはしっかり萌えさせて頂きました。
でも、一番萌えたのは伊勢崎の忠誠心とカッコ良さかな♡

1

シリーズファンは、絶対購入して!!

アットホームヤクザもの・「極道さん」シリーズの第9弾になります。

このシリーズ、ずっと追いかけてるんですけど、今回は記憶喪失もの。
シリーズものでこれが来ると「ネタがつきたか」と、ちょい意地悪な見方をしちゃうんですよね。
とは言え、何だかんだ言いつつも記憶喪失ネタは大好物な為、いそいそと購入。
そしたら、良かった。
もう、めちゃくちゃ良かった。
佐知が声をあげて泣くシーンでは、私も一緒に泣いた。

これね、「ネタがつきたか」なんて言っておらず、シリーズファンは絶対購入して!!と訴えたいです。
あと、「そんな意地悪な事を言ってるのはお前だけだよ」って事でしたら、どうかご容赦下さい。

で、ザックリした内容です。
車に轢かれそうになった佐知を庇って、重症を負った賢吾。
なんとか一命をとりとめますが、目を覚ました彼は、佐知の記憶を無くしていてー・・・と言うものになります。

まずこちら、佐知が轢かれそうになった件ですが、偶然では無く故意になります。
今回ですね、この事件の解決部分だったりはありますが、基本的には記憶を無くした賢吾と、佐知がいかにして絆を取り戻して行くかー。
そう、これまでとは全く異なる二人の関係に焦点を当てたお話になるんですよね。

で、これがめちゃくちゃ萌える。

や、記憶が無い賢吾なんですけど、冷酷で狂暴でと、もう手に負えない状態なんですよ。
いや、ビックリ。
普通なら「佐知にこんな態度をとるなんて、賢吾のヤツめ!」と腹が立ちそうなものですが、もうそれ以前の問題。
賢吾、一体どうしちゃったの?しか出てこない。

これな!
実はもう一人の賢吾なんですよね。
佐知と出会ってなかった。
賢吾ですが、佐知と出会った事により愛を知った。
だから、「佐知と出会ってない」この賢吾は、愛を知らない男なんですよ。
愛を知らない賢吾は、これほどまでに冷酷で狂暴な男だったんですよ。

いや、何だろう。
ただただ胸が痛い。
もう、何てこったい!しか出てこない。

う~む。
実は前作ですが、賢吾の深い愛に感動した巻だったんですよね。
が、今回は、佐知の強さに胸が熱くなるターンだと思うのです。

えーと、窮地に陥った時こそ、その人間の本質が分かると言いますよね?
佐知ですが、この状況で驚きの強さを見せる。
賢吾の冷たい態度に萎縮したり、逃げを打ったりなんてはせずに、ただ変わらずそばに居続ける道を選ぶんですよね。

もうさ、これがただただ胸アツで。
えーと、佐知にとって、賢吾が生きてる事こそが重要なのです。
佐知を忘れていたって、賢吾が賢吾なだけで十分なのです。
だから、例え記憶が戻らなくても、過去を失っても、未来までは諦めないのです。

これね、作者さんが「前向きな記憶喪失ものを書きたい」との思いだったそうです。
人生では失われるものもある。
そんな時に、どう向き合って行くかー。

確かに、その深いメッセージ性が心に響く、すごく感動的な話になるんですよ。
佐知。
1作目の時から比べて、何て強くなったんだろうと。
また、今の佐知を形作ったのは、賢吾とのこれまでの日々なんですよね。
賢吾の深い愛でなんですよね。

また、佐知がですね、まだまだ頑張れると自然体で思うシーンが、とにかく印象的で。
賢吾が記憶を無くしても、自分の事を好きじゃなくなっても、これまで彼が与えてくれたものが、佐知の中にはある。
だから、頑張れると。

いや、すごく爽やかで素敵なシーンなのに、何故か泣きそう。
色々な感情が込み上げて来て、マジで、泣けてきちゃいそう。

ちなみにですね、記憶喪失ネタとしてはテッパンの萌えも、もうこれでもかと投入されてたりします。
最初こそ、めちゃくちゃ狂暴だった賢吾。
佐知が変わらず自然体で接するうちに、どんどん変化して行くんですよね。柔らかく。
また、記憶は無いくせに、佐知に他の男が近付けば、無意識に嫉妬して引きはなそうとする。
そう、本能の部分で、佐知を愛してるんですよ。
そして佐知が、賢吾が賢吾である限り愛し続けるように、彼もまた、佐知が佐知である限り、好きになるんですよー!
いやああああっ!
最高じゃないか!!

と、そんな感じで、とにかく胸アツなんですよね。
二人の愛に、めちゃくちゃ感動なんですよね。
マジで、シリーズファンは購入して!

9

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