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性癖こじらせ男子を描く名手、参号ミツル先生の作品です。
大学デビューに失敗した、見た目だけがんばったけれど、オドオド奥手、妹溺愛の19歳男子、柳遥一郎。
見た目も言動も一軍の中の一軍、どこにいてもカースト上位であろう、21歳男、五十嵐隆。
まったく違う2人ですが、2人ともけっこう変。
苦手な先輩の笑顔の八重歯に魅入られて、直接、触ろうと思わず手を伸ばしてしまう柳はかなりおかしいし、その手をついつい噛んでしまう五十嵐もおかしいです。
バイトが一緒であっても個人的なやりとりがなかった2人の初やりとりが、これ、はなかなかに強烈です。
そのあとの2人のやりとり、エピソード、すべて強烈なものばかり。
強めの性癖を持ち、若さゆえ体力も精力も性欲もがっつりある2人が一緒にいたら、それは化学反応的にあれこれ起こるでしょうよ、という感じです。
参号ミツル先生の描く強め性癖男子ってやっぱり強烈だな、と感心させられる作品でした。
ハマる人には背筋ゾクゾクするほど劇ハマりするでしょうが、苦手な人もいるであろう、強烈さがありました。
バイト先のモテモテ先輩に苦手意識を持ち、モブ顔だからと大学デビューで金髪にしている柳君。
モテる先輩五十嵐は、付き合ったコには噛み癖が発動してフラれるが、柳に対しても噛み癖が出てしまい、気づけば身体の関係も。。。
五十嵐のひょうひょうとした態度や、言動が前半は怖く感じます。柳君を好きと認識するまでホント怖いんですよ。
ただ、柳君も言いたいことをガッと言えるコだったからこそ、五十嵐の気持ちが変われたのかなぁ。
まぁ噛み跡がえげつないので、外から見えるところは避けてあげてと何度も思いました。
妹の存在が、必要なのか気になりました。何かするわけでもなく、2人を取り持つ存在というわけでもなく。
攻めには受けを溺愛していて欲しい。
非道の輩から守って、大切にして、ぐずぐずになるまで愛し尽くして欲しい。
なので、受けを泣かせるような攻めにはザマァ展開を。
絶対ではないけれど、元来そういうのが好き。
そして、まさにそれ、な本作。
大学生の柳はバイト先の先輩・五十嵐のことが苦手。
けれど、ある飲み会での言動をきっかけに五十嵐から興味を持たれ、
構われるように。
ふと芽生えた好奇心から柳に手を出すようになった五十嵐ですが、
はじめは指を噛む程度だったのが身体に触れられ、抱かれ…と
どんどん過激になってゆくスキンシップ。
はじまりは恋心なんて微塵もなかったのに。
噛みつかれ、束縛され、ずるずると流されるままに抱かれ、
次第に五十嵐を次第に意識してゆく柳。
二人きりになると噛み付いてきて、女の子に掻っ攫われそうになれば
横槍を入れてきて…こんなの好かれてると思うに決まってる。
それなのに「(付き合うとか)そういうんじゃないでしょ」なんて。
期待させておいてそれはひどくない?
そのくせ傷ついた柳が距離を置こうとすれば「嫌だ嫌だ」ってほんとずるい。
だからこそ、最後の攻めザマァ展開には思わずニヤリとしてしまいました♪
五十嵐が噛み付くシーンも少なくないので、
「噛み癖」フェチの方にはぐっとくるかもしれません。
参号先生といえば「マスク男子〜」が有名作ですが、私はこちらの作品の方が好きです。CDを購入して、久しぶりに再読したのでレビューします。
金髪にしても垢抜けない大学生の柳(受け)は、長身イケメンでバイトの先輩五十嵐(攻め)が苦手だったが、ある時五十嵐に指を噛まれてから、二人の距離が近づいていき…というお話。
まず五十嵐がカッコいい!長身イケメンは目の保養になりますな。妖艶な色気もあります。
一方で柳が三白眼のフツメンというのがまたいい。普段は平凡な受けが、キスシーンや濡れ場になると、可愛く色っぽくなるのに萌えます。
五十嵐が普段はヘラヘラして胡散臭いのに、時々獲物を狙う蛇みたいな目で柳を見るのが、ロックオン!という感じでゾクっとさせられます。柳みたいなチョロインが狙われたら、もうひとたまりもありませんねw
五十嵐は噛みフェチなんですが、隙あらば柳にカプカプ噛み付いたり、舐めたり、触ってきたりして、童貞の柳が陥落していく様子がエロ可愛いです。
そして五十嵐は無自覚で、柳に強く執着していきます。些細なことに嫉妬して、柳に怒鳴ったり襲ったり酷くしたりしてしまうのが、これまたゾクゾクっとします。
濡れ場がまたエッロいんですが、特に2回目、五十嵐のタガが外れたエッチは、ブチ切れた五十嵐の際限のない鬼畜攻めが、五十嵐はエロいは柳は可哀想だわでゾックゾクでした。
最後はそれまでとは打って変わって、必死な五十嵐が見れてよかった!柳も散々な目にあってきて、最後に報われました。
ラストの濡れ場では、五十嵐が可愛くなっちゃって、こりゃ多分初恋なんだろうなと思って、微笑ましくなりました。ほっこり。
書き下ろしの五十嵐も可愛いです。本編とはまるで別人になってて良きでした〜♡
ラストでくっついたから、お付き合い編の続編を読んでみたいけど出ませんね〜。好きなCPなので残念!
ちなみにCDも最高の神作でした♡
紙本購入 細めの白短冊修正
「マスク男子」の作家さんだったので購入!
今回もフェチでしたね~
五十嵐の柳に対する好意は、若干怖いものを感じた……正直。
柳は、逆に嗜虐心を刺激してしまうのが上手なんだろうな~可哀想だけれど。
でもお互いに、それを受け入れられているので、この2人は相性抜群なんだろうな~と感じました。
ピアスを開けるだけのシーンが、こんなにもドキドキしたりと…感情を揺さぶられました。
柳の表情が本当に可哀そうで可愛いみたいな感情にさせられる。
えっちは結構過激に、私は感じました!