すごくしあわせ

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表題作錆のゆめ 右

進藤 孝則,研究員
聡夫,サイボーグにされた少年

その他の収録作品

  • ずっと、(描き下ろし)
  • しんどおプロファイル(カバー下)

あらすじ

セックスの為のサイボーグ──少年の身体を改造して作られた彼・聡夫は、世話係であった進藤に引き取られた。
大好きな進藤のために家事をし、その帰りを待つ穏やかな生活。
買ってもらった絵日記帳に、聡夫が描く毎日は「たのしい」と「だいすき」が溢れている。
それは全部、進藤がくれたことだった……。
人間×サイボーグBL しあわせ絵日記編

「こういう事を愛してるって言うんでしょうね」
「ちう、する?」
何気ない日々が愛おしい──

作品情報

作品名
錆のゆめ 右
著者
久間よよよ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
シリーズ
錆のゆめ
発売日
電子発売日
ISBN
9784829686478
4.7

(186)

(159)

萌々

(18)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
27
得点
883
評価数
186
平均
4.7 / 5
神率
85.5%

レビュー投稿数27

救われた愛おしい者同士

下巻のレビューで書きましたが、進藤が聡夫に敬語なのは、親しくなりすぎないよう、一線を越えるような雰囲気にならないためかなと思いました。
聡夫の中身はまだ子どもみたいなもので、進藤は聡夫に対して「正しくあろうとした」。人として、大人として。
聡夫が元セクサロイドで進藤を好きと言っても、聡夫が人間として自分で性的行為をすると判断できるまで進藤は手を出さないと決めているのではないかと思ったんです。
作品としても、見た目が少年のままの聡夫と進藤のエロを描かないのが正解だと思いました(偉そうにすみません)
それよりも人としてお互いに救われた、一緒にいたい、幸せにしたい、うれしい、ありがとう、ちうしたい…そういう2人が愛おしい物語ですもんね。

聡夫はかわいらしく素直で健気で家事を丁寧に一生懸命やって、何より進藤のことが大好き。なんて理想的な子なの?!と。
たまには拗ねたり怒ったりケンカしないのかなと思ったりしたんですが、先生が描かれたいのはそこじゃないですもんね。

進藤に甘える聡夫がまあかわいい。
くっついてすりすりしたり、ちうをねだったり、ちうが止まらなくなったり。
これが続いたらヤバいと聡夫を引っぺがす進藤の気持ちわかります。

ちゅーの2人がめっちゃ萌えです。聡夫がかわいい上に進藤が色っぽいのがいい!!

聡夫が核心に迫るような、進藤が返答に困るようなことを言ってきた時、進藤が話をそらすのがうますぎると笑ってしまいました。お風呂多用なのもおもしろい。
聡夫の好奇心をくすぐるように持っていく進藤、聡夫のことをよくわかっている。

進藤と一緒にいられて幸せ、うれしいと言う聡夫がこれまたかわいい(表紙より、こういう聡夫の方がかわいい)
さすがの進藤もこれには反応して自分から聡夫を抱きしめたりキスをするのがめちゃくちゃよかった。

進藤が聡夫に言われるだけでなく、自分の気持ち言葉にしていくのがよくて。
聡夫に救われた、愛情をもらっていることがありがたくうれしいてことですもんね。

絵日記を見た2人がお互い大好きで大切でと言い合うシーンもめちゃくちゃよかった。
いつもより深めなキスで。
進藤が聡夫のお尻を抱いていた左手を腰に移動させたのが進藤の気持ちの表れかなと思ったり。
でもやさしく抱きしめてあげる両手に愛がある。

そこから後のキスが更に熱々恋人のそれで萌えでした。

ふみこんだかんけいになりたくて…たかのいさんと呼びたいと照れる聡夫がまたまたかわいい。
進藤が「かわいいなと思って……」と笑い泣きしたゃうのが感動でした。うれしさや愛おしさが伝わってきて。
ラストの
「これからもよろしくおねがいします…」
「こちらこそ これからもよろしくお願いします」
はプロポーズ成立ですね。

聡夫の体が成長しないままずっと生きられるのか…など気になることはありますが、ファンタジーBLとしてすばらしいのできっと大丈夫と思うことにします。

0

こっちは、あったかい気持ちに

錆のゆめ上下の続き。
左右って言うから[左]から読んでみました。
どっちから読んでもいい仕様でしたが、[左]からがオススメ。

[左]は、ストーリー重視。
切なくてやるせなくて泣きながら読みました。妹のためにセクサロイドに人体改造されて記憶を無くされたとしおさん。過去の自分の記録を見つけてしまいます。

[右]は、2人の日常風景。
左右は同時軸のお話ですが、趣きが違います。
ひだりはしんどい、みぎはキュンとします。
[左]のラストでしんどおの事を下の名前呼びしてたけど、ちゃんとその事もこっちに描かれてたよ。
あと、2人で牧場に行ってうさぎの耳カチューシャ買って進藤に着けさせるとこあったけど、ずっととしおさんの脳内しんどおはうさ耳付けてるもんね。
同じだ。

この2人はSEXはしないけど、ちうはしょっちゅう。としおさんがおねだりしてして貰う時もあれば、進藤が愛おしさで思わずしてしまう時もある。前に比べて小鳥キッスではなく、口を開けてしっかりキスしてるのがキュンとしました。
日常のたわいもない事にも可愛い表情で「あいがと」と感謝の気持ちを伝える、何度も「しんどおすき」と繰り返すとしおさん。
こんなん好きになっちゃうに決まってる。

性的な欲望をとしおさんに向けたらダメだと制してるのかもしれないけど、としおさんは望んでるし2人の好きの気持ちがあるならしても良いんだよ?しちゃいなよ?この先の2人がもっと仲良くしています様にと思わずにはいられません。

このお話は万人受けではないけど、神作品間違いないです。定期的に読み返したい。

シーモアで購入
そういうシーンはないですが、キスがとっても良い。

0

幸せで泣けてくる

『右』は帯に書かれている通り
しあわせ絵日記編になります。

ほのぼのとした二人の日常や、
そのことをとしおさんが絵日記にしており
その絵日記を読むことができます(*´ω`*)
『左』の時に辛かった気持ちが癒やされていく〜(*´ω`*)

としおさんの絵日記がとにかく可愛いんです。
としおさんの描くしんどおが特徴を掴んでいて
どの絵日記の進藤も、ジト目のような目をしていて笑いました(*´ω`*)
としおさんはどれみてもニコニコなので
進藤と居れて幸せなんだなぁと思って嬉しくなりました。

『右』では、としおさんに対する進藤の気持ちも沢山感じることができて
先のことはわからないけど、ずっとずっとこんな幸せで穏やかな日常が続いていってほしいと思いました。

0

完結

左から読み始めての、右でした。
確かにみなさんがおすすめしてくれたように、作者さんは双子の本、とおっしゃっていますが、読む順番は左->右がよいです。

本編、左は、二人の物語が時間軸でスムーズに進行していました。右は、どちらかというと左のストーリーを踏まえた上で、回想的に、あの場面はこうだった、実はあのときこんなエピソードが、みたいなお話が詰まっていました。

左は左で、ラストしっかりと二人の絆に焦点が当てられていましたが、こちらもラストはやはりしっかり締められていました。
新藤が多くを語らないだけに、発する言葉には重みがある。普段あんなにつれない態度なのにね、という。

そしてとしおさんも、これからさらに成長していくのでしょうね。
二人の静かな時間。

1

愛があふれている

表紙がすでにしあわせ!出会ったころ、無表情だったとしおさんがこんなに笑顔になるなんて。自分がどうしたいかもわからなかったとしおさんが、進藤を愛し、愛され、こんなにも感情豊かになるなんて。進藤も進藤で、ただただ退屈な日々を過ごしている青年から、愛情あふれんどおになった。

時系列的にはこちらが、先ですね。右→左の順。ただ、多くの方が左→右で読むべきと書いてらっしゃったので、その順番で読みました。結果、右→左だと切ないが高まり、左→右だとちょっとホッとするかな?と。個人的には正規順もいいと思います。

おれの
うれしいも
たのしいも
だいすきも
ぜんぶ
しんどおが
くれたんだよ

ここ、たまりませんね…(*´◒`*)

踏み込んだ関係(仮)になった二人。進藤として、いろいろ思うところもあるのでしょうが、としおさんの夢編でもいいのでより踏み込んだ二人も見てみたいなと思いました。あと、読みながらとしおさんの成長と寿命が気になりました。

0

愛おしさ溢れる

最初から最後まで、愛おしさに溢れていました。
左との差に、時折切なくなり目頭が熱くなります。

聡夫の無垢で、進藤のことをただただ想っている言動は、あまりに可愛らしく微笑ましい。
終始にこにことしてしまいます。
彼の喜怒哀楽すべてが可愛らしいので、彼の元の境遇なんて頭から消え去ってしまいます。

左とは違い、彼がサイボーグであることを感じさせる描写がないので、ただただ幸せな時間を味わうことができました。

聡夫から進藤への愛はもちろんですが、進藤から聡夫への愛の気持ちもきちんと描写されていて。
境遇や環境は全てが優しい世界とはいかないけれど、2人が生活している空間は、確かに幸せであたたかい世界なのだと実感できました。

0

幸せなはずなのに胸が苦しい

左→右の順で読みました
現実に向き合った左とは違い、ひたすらに幸せな物語なのですがその左を読んだ後だからこそそれ以上に胸が締め付けられました。このシリーズ、しばらく読み返せそうにないです
最後までキス以上のことを2人がすることはありませんでしたがそのキスにも段々と変化がでてきてこの物語でキスは2人の関係の変化を表す重要な行為だと感じました
終盤、進藤さんからのキスが増えて普段自分から「ちう」と求めていたのに進藤さんからのキスには赤面しちゃうとしおさんが愛おしくて仕方なかったです☺️

1

1番好きな作品です。

今まで読んできた300冊以上の作品の中で1番好きな作品でした。

このような内容の作品に出会ったのは初めてです。

上下巻とは打って変わって2人だけの楽しい生活に突入したかと思えば、楽しいだけでは無く、サイボーグならではの悩み等が出てきたり、としおさんが成長すればする程人間時代の事への疑問を持つなど恐れていたような望んでいたような展開になりました。

今は進藤も若くて支障はないですが、これから進藤だけが歳を取り、としおさんはどうなってしまうのだろう。という不安が拭えません。

この作品は頭を空っぽにして読めば、可愛いとしおさんと進藤のほのぼの話として読むことも可能かもしれません。ですがストーリー重視で完読している方は、研究所のダークさ、としおさんが純粋な男の子から生きたままサイボーグに作り替えられてしまった現実、周りの人間から奇異の目で見られてしまったり、2人の関係性への悩み、義手で言語もはっきりとせず頭に耳が付いていること、今後の生活への不安など色々な灰暗さがずっと着いて回るところが本当に苦しい作品だなと思います。

右だけのみの読者さんから見たら楽しいお話、上下左完読の方から見ると右が1番切なく苦しい悲しい気持ちになってしまう。

としおさんが幸せそうで笑顔であればあるほど、本当のとしおさんの気持ちはどうなのだろうか。としおさんは本当はどうしたいのだろうか、という気持ちが湧き出ると思います。

幸せそうである事が1番読者から見ると苦しい。そんな作品は初めてです。

そんなこの作品が、本当に本当に私は大好きです。

続編はもう望めないかもしれませんが、私はいつまでも待っています。ずっと錆のゆめが1番です。

3

泣けて泣けて。

もう全編泣けて泣けて泣けて。なかなか読み進められませんでした。

ずっと進藤が聡夫に敬語だったのって、もしかして年下なのかな?ただの癖なのかな?

二人でいられて幸せで毎日絵日記を書いて。
初めて進藤が誘ってくれたデート、初めての水族館、初めての誕生日、一年後に進藤に絵日記をあげたら…。

愛してるってこういうことだよね。

進藤が大好きで、聡夫は外で待ちあわせやお家デートをしたがったり、リードして格好良く振る舞おうとしたり、進藤にウサ耳カチューシャを買ってあげてカワイイ!って思ったり。

絵日記もどんどん字や文章が上手に読みやすくなって、進藤のことや幸せなことばかり書いてあって。

もう泣けてしまって。
中学生までの記憶がないけど、でも進藤と暮らしてからはよく憶えていて。
聡夫の時間はちゃんと流れて進んでるんですね。
進藤からこれからもっと色んなことを教えてもらって、連れてってもらって、もっともっと楽しく幸せに生きていってね!

4

胸が苦しい

ショタ、ケモ耳、サイボーグましてや倫理に反するような性玩具扱い。普段はあまり食指が動かない設定ばかりで、今の今まで敬遠してしまっていましたが、皆様のレビューに後押しされ購入したが最後、気づけば3巡していました笑
今まで読んだBLの中でもトップクラスに良い、「愛」のお話でした。

ただひたすらに、としおさんの純粋さと健気さを愛おしむお話です。としおさんのセリフ、表情、態度、全てから進藤へのたくさんの好きが伝わってきて、もう底抜けにかわいいです。特にこの右巻では、としおさんの日記なんて攻撃力の塊を持ち出してくるものだから、涙ぐむほど愛おしくなる箇所が多々ありました。
しかし、この無垢な「好き」が一体何の上に成り立っているかを考えた途端、あまりの空虚さに心が捻り潰されるようでした。不協和音が人の耳に残りやすいように、この虚構に成り立つ幸福が胸に刺さりまくります。
また、この作品、設定のエグさにも関わらず安易に性行為に持ち込まなかったのがとてもよかったです(下左右巻では皆無)。二人が互いを思う気持ちがより繊細で尊いものに感じられた気がします。

考えれば考えるほど、過去も、未来もあまりに虚しいこのお話。
今としおさんと進藤の間にある「愛」が、まさしくゆめのようなこの幸せが、少しでも長く続きますようにと願ってしまいます。

上下左右と読んだので、こちらでまとめて感想を書いていますが;
虚だったとしおさんが、進藤と過ごし感情、意思、言葉、知識を育む上巻。
としおさんが今に至る経緯が明かされ、進藤が彼を引き取る下巻。
としおさんが自分の存在と向き合うことに焦点を当てた左巻。
そして、としおさんの日記を交えて日常に重きを置いた右巻。
左右は「双子」とのことなので、どちらから読んでもいいそうです。ただ、右を最後に読んだ方が物語の締まりが良いと感じたので、個人的には上下左右の順番がおすすめです。

5

優しい時間

錆のゆめ上下から続編があるということは知っていたのですが、早く読みたいと思いつつも数年たってて、今回左右ともやっと手にすることができ、感無量です!
前回の錆のゆめ上のきわどい衣装のまだあどけなさの残るかわいらしい男の子の表紙に引かれてて手に取りました
内容は生身の少年がセクサロイドにされるというかなりどぎつい内容で読むの辛くなりましたが、進藤と出会ったことで人間らしさを取り戻していくという
そして今回の錆のゆめ左右、表紙もポップなかわいらしいかんじです!私は左から読みました。左右どちらから読んでもOKということで
結果的に左→右の順で良かったです(^^)d
左はとしおさんの過去と向き合うというほのぼのとしたお話の中にも切ないやるせない感じがあって泣いてしまいましたが、右はストレスなくとしおさんと進藤の日常BLみたいになってて、切なさもあるけどほのぼのとしたあたたかさがありました、
もうとしおさんが天使すぎて尊い!かたことのことばが可愛くて
進藤のバースデーに手作り水族館作ったり、なんでもないことに、いちいち感動しているとしおさんがたまらなくいとおしいです!進藤もこんな気持ちなのかな?
あととしおさんから進藤にキスをするのですが、最後の方では進藤からちゅってしますエロシーンはないけど
もうこのふたりはそれだけで心満たされるというか、ある意味熟年夫婦のよう…
最後の進藤の言葉で、どれほどとしおさんがかけがえのない愛しい存在なのか分かります
少し切ないけど心あたたまる幸せな気持ちになる一冊でした
久間先生の次回作に期待したいです。

3

左→右の順で読みました

人間×サイボーグしかもBLで、、どういう世界観で描くのか怖いもの見たさで読んでみましたが、気が付いたら上下左右の順で一気に読み進めてました。

左右の方はどっちから読んでもいいとの事でしたが!若干左の方が内容的には重たいかなと思ったので、最後ほんわかした気持ちで終わりたい人は左→右の順で読むと良いかなと思います。

まず最初にサイボーグの少年(としおさん)が実は元々は人間で、偉いおじさんに妹を救うのを条件にセックス用のサイボーグにされてしまうというあまりにショッキングでヘビー過ぎる内容に仰天しました。

しかし作者様のほんわかで可愛らしい絵柄がそれを緩和してくれます。これがもっと劇画タッチのものであれば耐えられなかったでしょう…

上下は結構内容重いものではありましたが、左右の方は進藤さんととしおさんの幸せな日常生活を見られてこちらも幸せでした。としおさん…可愛すぎる。。進藤さんと一緒にいられて良かったね。。泣

としおさんはサイボーグで歳を取らないので
今はおにショタですけど、いずれおじショタになる?!?!とか色々考えてしまいました…考えたら負けなのでしょう…このまま2人のラブラブ幸せな日々が続くことを祈ります。

3

愛おしいふたり

としおさんの絵日記を元に、進藤との日常が描かれている1冊です。

2人の日常が本当に素敵で、かわいくて、心が温まりました。
しんどおととしおさんが大好きでたまらなくなります。
2人をずっっと見ていたいな〜読み終わりたくないな〜という気持ちになりました、、

最後の方のとあるシーンで、2人の関係性と気持ちの通じ合っている空気感があまりにも愛おしすぎて思わず泣いてしまいました( ᵕ ᵕ̩̩ )
上下左右、右を1番最後に読んで正解でした。

4

幸せだけどせつなくて泣きたくなる

上下巻を読む前は完全に先入観で食わず嫌いしていた作品です。
愛玩用にサイボーグにされたとくれば、当然性描写がメインの見慣れたストーリーなのだろうと決めつけていました。

上巻を読んで、あまりに苛立ち、憤りました。
酷い大人たちにいいように弄ばれたとしおさん。
そしてそれを仕方がない事と当たり前のように受け入れる職員達。進藤もその一人でした。
でも読み進めるうち、進藤の行動に期待し、としおさんを救ってほしいと願いながらページを捲っていました。
そして始めた二人の暮らしを読み、いつの間にか他にはない魅力に惹き付けられ大好きな作品になっていました。

続編があると知り、電子で読んでいましたがコミックスで左→右と読了し、幸せな気持ちでいっぱいです。
たかが日常、されど日常。
としおさんの毎日は、学んでいくことだらけです。
いつも努力しています。
進藤に喜んでもらいたいから、ずっと一緒にいたいから。
努力の結果、料理も掃除もどんどん上達して行きます。
進藤がいつも与えてくれることに感謝して。
でも進藤は、与えられているのは自分の方だと言います。
普段は冷静で表情もあまり変わらない進藤が、としおさんが可愛くてつい自分からキスをしたり、抱きしめたりするのを見ると、胸が締め付けられます。
左が下巻の続きの物語、右は左での出来事とつながるお話という形なので、双子の本です。
としおさんの心根はサイボーグになっても変わっておらず、進藤はそんなとしおさんを心から愛しているのだとわかります。
キスひとつひとつに、愛が溢れています。

幸せだけど、せつなくて泣きたくなるような感覚でいっぱいになる、この作品が大好きです。
この先の2人にもまた会いたいです。

6

緩慢に続く、それは夢か現か。

非常にキツい物語の後に長く続いていく、後日談。
優しくて、可愛いくて。その事に私は涙してしまう。
進藤は下巻の後半から、既に「としおさん」に様々なものを与えている。義手。感情や、お金や、身の回りのこと。生活をするということ。
「としおさん」は、素直に愛くるしく。小さな子供が初めて見る世界に感動して行く様に、「しんどお」を彼なりに愛し、「しんどお」の為に「出来ること」を自ら見つけて行く。
初めてのデート。誕生日。「ばあすでぃぼおい」。初めての贈りもの。「しんどお」の為に毎日作るお弁当。「としおさん」にとっては、全てが新鮮で、何もかもが「しんどお」に貰ったもの。
私は、物語の発端の上下巻を読むのが恐ろしくて。これが甘あま後日談だと分かった上で、先に読んでしまったヘタレだけど。それでもジワリ来るものがあって。
そうして上下巻を読んでから。これをまた読み返してみると。ジワリ来るところでは無いのだ。一度読んだのに。今度は号泣してしまった。

「…オレがとしおさんにしてやれることなんて、高がしれてる。」
「…もらってばかりなのは、オレの方だと思いますよ。」

としおさんが一己の人として扱われ、「うれしい」も「楽しい」も。まぁ、たまにしょんぼりも。全て「しんどお」と培った世界。そして。むっつりと自分の殻の中で淡々と生きて来た進藤にとっても。人として生きる路を見つけた瞬間。
進藤もまた、「としおさん」に寄せている気持ちが紛れも無く愛情なのだと気付く。
進藤の、これまでの生き様や育ちは描かれていないので。彼がこう、「割り切った」性質に育った経緯は分からない。ただ、進藤もまた。「としおさん」との静かな生活を通して血の通った人になれたのだ。(感涙)

上巻にあった様な、「夢」をもう。彼等は見ない。これはまた、彼等の「錆の夢」なのか。
それも分からない。ただいつまでも。小さな幸せの積み重ねの中で、彼等の「生きて行くこと」が続いて行けば良いな、って願っている。

0

こちらは後から読めば良かった

こちらは「左」の本編の出来事の間に聡夫が書いた絵日記の内容を詳しく描いたお話でした。

だからこちらを最初に読んでしまった私には話が飛んでたり見えて来なくて、戸惑うことが多かったんですよね。

そしてこちらを後から読めば、あの時に聡夫がどう幸せを感じていたのかとか、進藤が聡夫を守りつつどう幸せを見つけていたのかを知ることが出来てほろっと来ると思います。

本当にこちらの2人は幸せそうです。
でも幸せな2人を読んでいるのに、切なくて切なくてギュッと苦しくもなります。

聡夫の部屋で進藤の誕生日を祝うお話が1番好きでした。

2人にはたくさん「ちう」して仲良く暮らして欲しいです。

3

毎日が特別でいとおしい

いま、私は読了後の多幸感に包まれまくっております。
しあわせだ…

左編後の読了です。
こちらは左のように一つ一つのお話は連続せず、聡夫さんの
絵日記から切り取った二人の日常を垣間見るというイメージです。

こちらで聡夫さんが贈ったマフラーを左編でも進藤が使っていたり、
こちらで始めた名前呼びを左編の描き下ろしでしていたり、内容は
リンクしています。

描かれるのはお誕生日やクリスマスにお正月、仕事帰りの
待ち合わせデートと、特別な1日だったり、何気ない平日だったり。
でも、二人にとってはその一日一日、全部が特別なんです♪
そんな日々を拙いながらも、丁寧に綴る聡夫さんの絵日記は
進藤にとっても宝物なんだろうな。

もちろん、聡夫さん自身も宝物。
だって、どのお話でも聡夫さんの可愛さは爆発的なんです。
内緒でクリスマスプレゼントを用意してくれたり、寝る間も惜しんで
誕生日パーティーの準備に勤しんだり、ただの待ち合わせデートでも
すごくはしゃいでくれたり、もう健気すぎて愛で回してしまいたい…!

記念日には過去に二人で出かけた場所や初めて二人で挑戦したことを
振り返ったり、二人の思い出を大事にするところもとても素敵です。

それにね、聡夫さんはいつも「好き」や「しあわせ」という気持ちを
素直に口に出してくれて、そういうのって相手からすると、ちゃんと
自分の愛が伝わってるなって実感できて嬉しいと思うんです。
進藤は特に無愛想だし。

んで、そんな聡夫さんだからこそ、進藤も絆され&デレちゃうわけですが、
流石にうさぎのカチューシャつけてくれたり、あーんまでしたときは
びっくりしました(笑)
聡夫さんのためなら本当に何でもしてくれるんだね…!
ウサ耳進藤…聡夫さんの見た“夢”が遂に叶った瞬間でした!

イチャイチャ度は左編よりもこちらの方が高めです。
特に左編での妹の件以降はさらにイチャ甘な二人。
ナチュラルに進藤のお膝の上に乗っちゃう聡夫さんも危険な可愛さでした♡
もうおねだりなしでも、見つめ合えば自然とキスをするようになっている
二人にもキュンキュンしっぱなしでした。
それだけの時と愛を二人で積み重ねてきたってことなんだなぁ…

個人的に一番のお気に入りは進藤が聡夫さんへのいとおしさに
抑えがきかず、不意打ちキスをしてしまう場面でした。
愛が溢れてるって感じがして、とても好きです///

本作中ではキス止まりですが、カップルや夫婦、恋人関係を望む
聡夫さんに対し、進藤の方はまだ性的な関係には踏み切れないようです。
なので、たまに情熱的なキスをされたときには少し動揺が見えますが…
前と違うのはそれが単純に“嫌悪”ではなく“戸惑い”であることで。
進藤のそんな表情に、いつかは自然と身体を重ねるときがくるのかも、
とふと思ってしまいました。

カバー下には聡夫さんの絵日記&しんどおプロフィールが!
そして、その横には進藤が描いたと思わしきイラストが…
前から薄々気づいていたけれど、進藤って結構画伯ですよね(笑)

6

本人には後悔という概念もないのだ

 左では妹とのことがあり、なんとも言えない気持ちになったシーンもありましたが、こちらは終始進藤との温かい日々が描かれていたので、後味は良い方がいいという方は、やはり左→右の順に読まれた方がいいかと思います。ただ、左もけっしてバドエンだったというわけではなく、聡夫が過去を思い出した時、向き合いたいと思った時は、進藤がしっかり見守って、支えて、彼が答えを出せるまで待ってくれるということを示してくれていたと思うので、あちらはあちらで良い読後感でした。

 一方右は、聡夫の絵日記が中心。拙い字で書かれた日記は、ほとんどが進藤のこと。今の彼にとって、進藤がすべてということがよく分かります。でもそれは、研究所から連れ出してくれたから、セックスを強要しないから、など他人と比べた相対的な好意なのではなく、あくまで進藤本人のことをよく知った上での絶対的な好意なのだということも、ちゃんと伝わってくるんです。だから、安心できる。一見親鳥と雛のような関係に見えてしまう2人ですが、進藤は常に聡夫を尊重し、自分本位でない愛で見守っていてくれるし、聡夫は研究所のこととは切り離して進藤を見ているんです。左右を読んで、そのことがよく分かりました。上下巻を読んだ時、もっと安心できるところまで読みたいと思った方は、是非この左右を手に取ってみてください。

3

念願の!!

電子になるのを今か今かと楽しみにしていました。
神評価が1回しか押せないのが残念です。
連打したいです。

錆のゆめ上・下を右・左が発売されてから読みました。
錆のゆめは前から気になっていたのですが、どうしてもっと早く読まなかったのか!!と激しく後悔しました。
まだ読んでいない方ぜひ読んでいただきたいです。

BLでは性行為に重きを置いている作品が多いと思うのですが、錆のゆめではそういった性的な交流で愛を証明するのではなく、互いが想い合っていることを言葉や行動で確かめ合っているんだなと思いました。

進藤さんもとしおさんもどちらも成長していて、2人の親密度もましましで、読んでいて本当に幸せな気持ちになりました。これから何度も何度も読み返すと思います。

こんなに素晴らしい作品を生み出してくださった久間先生に感謝の気持ちでいっぱいです。

としおさんと進藤さんが、いつまでもずっとずっと幸せであることを願っています。

13

ずっと待っていた続編

私的にはこの作品は唯一無二で、このイラストでこの設定をもってくることのギャップ!!
ここまで読者の心をぐらぐらにさせてしまう作品はそうはないと思うのです。

左右通しての感想は左巻の感想に書きましたので、とにかく素晴らしい!ということと、読む順番だけ「上下左右」で読むことをオススメしますとだけこちらでは書かせていただきます。
(右巻は2人の日常と、としおさんの絵日記編です)

としおさんが尊いです。
おでこにおはようのキスをしてもらったときのとしおさんの笑顔が忘れられません( ;∀;)

2人が幸せに暮らせる日が長く続くように願うばかりです。

6

神以上の評価があったらつけたい

錆のゆめ待望の左右巻です。

※左右どっちから読むんだ?????となると思いますが、
サユウの左からです!!!!!お間違いなく!

ただただ幸せな本でした。

上下巻とは一変、えっちなところはありません。
深くは記しませんがただただとしおさんとしんどおがしあわせです。
見てる我々もしあわせになるやつです。

よこしまな気持ちを抱いて読んではいけないようなほんとうに
あったかいお話ですがよこしまな欲を抱いていえばちうから先は・・・・
この後あるのかな・・・・・・・・・・・・・・
よよよ先生・・・・・・・お願いします・・・・・・
という感じでした。

左にも書きましたがまさかの裁断用と保存用で特典も欲しくて
とらさんとアニメイトで2冊づつ買うという・・・
真のおたくみたいなことをしました。
大満足です。とらさんではクリアファイルが付くみたいなので
とどくのがたのしみです。

としおさんが書いた絵日記の漢字がだんだん増えていっているのが
ほっこりし、進藤の漢字をおぼえたとしおさんがたくさん
進藤の漢字をかいてて胸がいっぱいになりました。

このお話が生まれた時代に生きててよかったと思います。
こころがあったかい。続きが読みたいです。

4

ほのぼのだけではないストーリー

左と右、どちらから読もうか悩んで私は左から読みました。
「しあわせ絵日記」のはずなのに、どうしてこんなにも切なくなるんでしょう…。
胸が締め付けられます。

絵日記によってとしおさんの成長が描写されていてじんとするのです。
絵日記でこんなに泣きそうになるのは、『過去を忘れていたとしおさん』を左の巻で見ていたからかも知れません。

一つのお話毎にとしおさんの絵日記が付けられていて、純粋なとしおさんの進藤への想いにキュンとします。
たまに進藤がとしおさんの行動にストップをかける為にタメ口になりかけたりする機微が面白くて、日常的なやりとりの中に積み重なった二人の関係があるところが素晴らしい。

としおさんが進藤の為に成長していくのと同じくらい、進藤もとしおさんを受け入れられるようになって温かい感情を得たのだと思います。
とってもひたむきで、温かいお話。

最後のシーン、並んで写真を撮る二人が本当に幸せそうでこちらも幸せな気分になりました。
良い本を読んだなあ、とホッコリするので色んな人に読んで頂きたいシリーズですねえ。
ずっととしおさんと進藤には幸せでいて欲しい…。

10

ほのぼの&しんどい

左を読み終わって、ちょっぴり泣いた後に読み始めました。

帯にもある通り「しあわせ絵日記編」
お話の最後に必ずとしおさんの絵日記が入っています。
BLを読んでいてこんなにほのぼのした気分になるなんて!!
お話が進むにつれて絵日記のクオリティがどんどん高くなって、文字数が増えて、漢字が多くなって…としおさんの成長が客観的にわかります。

完全にコミックス派で、連載時のことを何も知らなかったのですが、巻末の〈初出〉を見ると左と右の掲載時期は同時進行なんですね!

右はWEB Canna、左はCannaと記載がありました。

左よりもしんどいシーンは少ない筈なのに、左の次に読んだからなのか?こちらを読んでいるときの方が、涙が止まりませんでした。

7

読めて幸せ

『錆のゆめ』左から読んだのですが、同じ時系列なんですね。
右を読んで、左の描き下ろしでとしおが進藤を名前呼びしていた謎が解けました!
描き下ろしもリンクしているので、両方読んだ方がいいでしょう。

ちょっとシリアスな左と違って、としおと進藤のほのぼの日常ライフ的な本作。
私はこちらの方が好きです。
シンプルに「愛しい〜」って思える。

素直で純粋なとしおが、進藤のために一生懸命心を尽くす姿が胸を震わせます。
そして無表情な進藤が、としおへの愛しさを溢れさせる場面の数々に感動。

感情表現が乏しい進藤が見せる機微に、キュンを通り越してギュンギュンしました。
いつも丁寧な進藤が、うさ耳を付けられそうになってタメ口になるところは笑ってしまいましたが。

作中通して思いやりが溢れていて、心が温かくなります。
日常の風景や時間の中にこそ、「生きる」こと「愛する」ことの全てがあると、全力で伝えてくれる感動作です。
進藤にとっても、としおと出会えたことは奇跡だと思う。
心から出会えてよかったと思えるふたりでした。

としおが書く絵日記にも心打たれます。
カバー下の棒人間は進藤作?
どこまでも癒される作品で、既に何回も読み直しています^^

この作品に出会えて良かった。
次回作も楽しみにしています。

5

涙が溢れてきました

錆のゆめ上下で完結かと思ったいたので、左右が出て本当に嬉しいです。
左を読んでから右を読みました。としおさんが健気でかわいくて、しんどうさんもしっかりとそれに応えてくれていて。
としおさん、ずっと幸せでいてね!
幸せな2人を見ているのに、涙が溢れて止まらなかったです。
左と時間軸をあわせながら読むとさらにぐっときます。節々に挟まってる絵日記可愛かったです。素敵なお話ありがとうございました。

6

深い愛情を描いた1冊。だが。

ドツボに入りすぎてしんどかった『錆のゆめ』(上下巻)の続編にあたる『錆のゆめ』の「右」と「左」。2巻まとめて同時発売となる今作品の発売を心待ちにしていました。

生身の人間を、セクサロイドに改造する。

そんな悍ましい設定を持つ今作品ですが、久間さんの可愛らしい絵柄と、何よりセクサロイドにされてしまったとしおさんが可愛いので、ほのぼのな雰囲気を持っています。

ブラックでドシリアスなバックボーンと、それに相反するようなほのぼの感。これを両立しつつ展開させていく久間さんの技量にひたすら圧倒されます。凄い作家さまだ…。

今作品は『錆のゆめ』の上下巻を読んでからでないと魅力半減します。未読の方はぜひそちらから読まれることをお勧めしたい。

「右」と「左」、どちらから読もうかな、と悩みましたが「右」から読むことに。個人的には「右」から読んで正解だったなと思っていますが、うーん、これ、読む順番によって読後の感想が変わりそう。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。



「右」は、としおさんとえんどおの、ひたすら可愛らしい日常をつづった作品です。

ケモ耳をつけられ、知能も低下したとしおさんと、そんなとしおさんを愛おしく想い彼を守ろうとする遠藤の、ささやかで、けれど幸せに満ちた日々。そんな日々を、としおさんの絵日記で綴っていく。

ただ、それだけ。

としおさんは、その外見や知能から、普通に生活することはままならず、ゆえに舞台は彼らの住まう家と、その周辺がメインです。メインというか、そこにプラス若干のお出かけ(これを「デート」と言い、喜ぶとしおさんの可愛らしさにKOされます)があるくらい。

でありながら、彼らの間に育っていく愛情とか信頼関係がきちんと読み取れる。としおさんはえんどおに守られる、だけの存在から一歩前進します。えんどおと共に生きていくパートナーに。

彼の成長を描くツールとして「絵日記」が用いられているところがまた素晴らしい。絵、文字が少しずつ上手になっていき、語彙も増えていく。

「絵日記」をえんどおから貰ったから。
自分でできることを増やしてえんどおをサポートしたいから。
「忘れていく自分」を認識し、えんどおとの日々を少しでも覚えていたいから。

そんなとしおさんの想いに、もう涙が止まらない。
そして、そんなとしおさんを守り愛する遠藤も。

としおさんの目を介し、遠藤の心の変化も描かれています。はじめはとしおさんを受け入れられなかった遠藤が、としおさんの存在を得たことで彼もまた、成長していく。いろいろな形の愛を、遠藤も掴んでいったのだと。

今作品だけ切り取るのであれば、本当に可愛らしいストーリーなのです。
でも。

これは前後の作品を読んで初めて成り立つストーリー。
ぜひとも、「右」「左」二冊ともまとめて購入して欲しいです。

5

優しさと愛しさ

(※出版社の公式発表の発売日は本日1/30です)

しあわせ絵日記編。
分厚い本に優しさと愛しさがてんこ盛りの1冊です…!

左・右は同じ時間軸で、切り取り方が違います。
「左」は現実や過去と向き合う。
「右」は優しい部分を温かく。

その中で左・右共通して言えるのは、
今のとしおさんは一人じゃないこと。
何があっても隣にいてくれる、
不安なとき手を握ってくれる、
淋しいときギュッて抱きしめてくれる、進藤がいる。

そして進藤もとしおさんから幸せをもらっていて。

優しさに包まれた絵日記は愛しさに溢れていました。
すごくすごく、良かった。それに尽きます。
左は辛い現実も突きつけられる内容なんですが、
その裏側で優しいひとときを過ごせていたことがわかりホッとしました。

で!なんといっても!!!
進藤の変化にめちゃくちゃ萌えます!!!(///Д///)
表情が豊かになってる(気がする)んですよ~♡♡
後半に向かうにつれニヤニヤ度が止まらない~ッ!

ラブみは増してるし、
キスが…キスがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(最高ラブ)


さてさて。内容は日常のお話です。

としおさんの誕生日に始まり、終わる。
彼等が過ごす春夏秋冬が流れていきます。
デートの様子(「左」で触れたスーパー待ち合わせデートの詳細もこちらにて♪)など
いちあ♡いちあ♡がたーーーーーっぷり!

1年でとしおさんの日記文字の変化にグッときますね。
漢字が増えて、字が小さく整っていって。
文章も使う言葉にどんどん成長が見られて良き!

いつもニッコニコ素直で、感情豊かなとしおさん。
サプライズ好き?で、アイデアが純真で可愛い。
進藤がとしおさんへの愛おしさ増し増しになる気持ちがすっごいわかる!

『伝える』を必ずするところが素敵ですね。
すき、あいがと、うれしい、チウしたい(笑)

としおさんが気持ちを沢山伝えてくれるから、進藤も丁寧に答えるんでしょうね(﹡´◡`﹡ )
(プラス、単に気持ちを無下に出来ないまま押し切られる時もあって笑っちゃうんですが)

「錆のゆめ」上巻のとら特典で進藤の学生時代の恋愛に少し触れていて、
彼女には塩対応・極寒対応で元来恋愛に重きを置いていない人だと察せられます。

そんな進藤が今ではとしおさんの笑顔で顔を綻ばせ、
デートで(不本意ながら)うさ耳カチューシャつけたり。
(この時敬語が崩れて言葉荒くなるのツボ!(///Д///))
過去の恋愛と雲泥の差っぷりにニヨニヨ堪らんです///

あとあと、個人的な感覚なんですが。
最初の頃はチューに性的なものが漂うと困惑していたようにみえてたけれど、
時々愛しさが溢れて進藤からキスしたり、
1年後には性的香りのするキスも普通にしてたり、
(キス以上のことはしていない)
なんかもう、うわぁぁぁぁぁぁと悶えちゃいます///

あとあと、よく笑うようになった!
これらはすべてとしおさんの影響なんですよね。

としおさんの「しんどおに してもらって ばっかり」って言葉に対し、
進藤が返す言葉にウルッときました(;////;)
一方的じゃなくて、支え合っている関係が伝わります。

優しさと愛しさが溢れる絵日記編ヾ(*´∀`*)ノ
何度も読み返しては幸せな気持ちに浸れました…!

15

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