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噛んでくれ…もっと強く。二度と離れられなくなるように――
続編のこの作品では最初になんとも言えないシーンから始まります。
え?!玲と春は上手くいって、平和に暮らす感じじゃなかった?あれれ?
本編では、そりゃぁもう幸せにラブラブにお子ちゃま達と暮らしているんですが、玲の方は軍の方が不穏な感じで、どうも玲の他にSアルファがいるらしいと。そんなに出現したらSアルファの希少価値は?とも思っちゃいましたが、悪者登場で山場があるのは物語的には面白いですよね。
考えてみると、春と出会ったのが、もしそっちが先ならどうなってたのかな?でも心の繋がり的にはやっぱり玲と結ばれていたのかも。そうあって欲しいです。
そして、アルファがオメガに番の噛み跡をつける時には自分の歯じゃないとダメなのか〜。それも設定次第ですけど、こういう発想は無かったから、斬新な設定だなって思いました。「歯は命」というのを思い出しました。芸能人だけじゃなくて、アルファも「歯が命」なのね(笑)
そして、脇キャラの矢内、私このキャラ結構好きなんですよね。良いポジ取ってます。シゴデキな彼は軍からスカウトされるまでに…良いやつだ。
次の発情しすぎる、も読むのが楽しみです。
今回五色を寝取ろうとする二岡、ちゃんと顔が整ってます。汚いモブおじから狙われるとかでは無いからご安心を。
結局、五色と黒瀬の番の印を、二岡は上書きできなかった。最終的に二岡はオメガを発情させられない、孕ませられない体にされてしまう。歯を拾い集める描写が可哀想で……。
黒瀬と五色がメインのストーリーなのに、二岡に感情移入してしまって、五色を寝盗る(上書き)場面が見たかった迄ある。
黒瀬もちゃんと格好いいことしてるんだろうけど、五色を守りきれてないのと、五色を不安にさせすぎなのが不満……!
後半、黒瀬が行方不明扱いにしてた理由が理解できなさすぎる。生きてる確証を五色にだけでも与えてあげてくれよ……とモヤモヤした。
そして相変わらず挿絵が良い。
番外編SSが、成長して高校生くらい? になった子供たちが出てくる。
カナタ×ユウキの香りがしたので、めっちゃ楽しみ。
そーなんです?いやいや、これは続くでしょう?
だって第2のSアルファが出てきましたし、死んでないようだし。
歯を折られたらダメなの?でも拾って持ってったから牛乳に浸して歯医者さんに持って行ったかも?そこでインプラントを勧められるかもしれないですよね?
その後能力が復活するかもしれないってモヤモヤしちゃいました。
この組織がある限り続くんですよね?
そうであって欲しい。
あと、もう1人ぐらい子供産んでもいいよ。ラブラブなんだから。
あー気になる。
この2人のキャラが好きだから、ちゃんと落ち着いた幸せを見届けたいなぁ。って思います。
前作のラスト、大団円のハピエンだったので、これ以上何が!?と思ったのですが…。
そうですよね、最強Sアルファ、1人の訳ないですよね。
オメガを発情させられるSアルファの黒瀬。
黒瀬に上書きされ番になったSオメガの五色。
番の2人なので、最初は甘々スタート。
6人の子供達に加え、2人の子供のカナタまで加わり、賑やかさも幸せ度もアップです(≧▽≦)
黒瀬は、前作よりわかりやすく優しいし、更によきイクメンぶり。
そんな中、アルファ至上主義の思想を持つグループがあり、その中に黒瀬と同じSアルファの存在が確認される。
番の上書きができるSアルファは、黒瀬との関係さえも上書きできるのか。
家族と過ごす幸せな今を守りたい五色。
黒瀬以外のSアルファ二岡に発情させられそうにった時、絶対に発情するものか、という五色の強い意思がかっこよかった。
「俺が言える男になればいいだけだ」ってさらりと言っちゃう黒瀬がまたかっこいい(≧▽≦)
二岡により黒瀬と五色、息子のカナタまで拉致され、どうやって逃げ出せるのか、とハラハラしっぱなしでした。
二岡への反撃。
なるほど!確かにそうなるのか。
思わぬどんでん返しにほぅ、とため息が出ます。
ケガをしている黒瀬を置いて逃げなければならない辛さ。
戻らない黒瀬が生きているのを信じて待ち続ける痛み。
五色の気持ちがとっても切なくてきゅんを堪能です。
ハラハラきゅんきゅんで、続編もとても萌えさせてもらいました(#^.^#)
ただ、元気な子供達との描写。
幸せの象徴でもあるのですが、正直私にはちょっと過多ぎみだったかな〜(^_^;)
イラストはそのまま奈良千春先生。
子供達とのほのぼのversionもかわいくて素敵ですが、アダルトversionがまた素敵。
最初のえちシーンの挿し絵とか、色気ダダモレ過ぎでクラクラしちゃいます。
レーベルを超えての続刊、両出版社さんの尽力のおかげでこうして読める幸せを噛み締めております。本当にありがとうございます。(前作の続編なので、未読の方はSplush文庫さんの前作をぜひご覧になってください)
オメガバースものではありますが、中原先生らしく世界観がしっかりしているのでご都合主義にならないところがこの作品の魅力だと感じています。そして、前作以上のスリリングさと疾走感で夢中になりました。奈良先生の挿絵も最高。
何より受けの五色が一貫して強いのがたまらない。めちゃくちゃ男前なのです。好きにならないわけがない!
SアルファとSオメガというこの世界でも大変な存在である主人公たちの奮闘、彼らの子供達の成長が読めて胸がいっぱいになりました。特典にあったペーパーを見て、「これは続刊がないとダメでしょ!」って思ってしまいました。まだまだ彼らの続きが読みたいです……!