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鏡よ鏡、お城に隠れているのは誰?

kagami yo kagami oshiro ni kakureteiru noha dare

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表題作鏡よ鏡、お城に隠れているのは誰?

氏家 紹惟、41歳、有名写真家で実業家
瀬戸 永利、33歳、役者・モデル

あらすじ

アイドル上がりの遅咲きの俳優が、連ドラ主役に大抜擢!? 人気カメラマン×注目の若手俳優の、業界ドラマチックラブ第2弾!!

作品情報

作品名
鏡よ鏡、お城に隠れているのは誰?
著者
小中大豆 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?
発売日
電子発売日
ISBN
9784199011023
4.5

(87)

(61)

萌々

(18)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
15
得点
394
評価数
87
平均
4.5 / 5
神率
70.1%

レビュー投稿数15

紹惟の出番は少ない。でもそれでいい

今回は永利と十川の物語でしたね。
続編で、紹惟との絡みが少ないと思ってしまいますが、1作目でくっついた二人がひたすらいちゃいちゃ甘々生活を送るシーンを見続けるより、永利が本気で仕事に向き合ってそこで惚れ込むほどの才能の持ち主に出会ってある意味で魅了されていくという本作はこれぞ読みたかった続編!という感じでした。

紹惟も大人の男らしく、見守って、でも要所要所では大人しくしておいてはやらないぞ感があって、大人の男でスパダリだけどしれっと嫉妬と溺愛してるのがとても最高でした。
永利はそれでいいんだよ、生真面目に生きて知らぬ間に人を惹き寄せて紹惟をヤキモキさせるくらいでいいんだよと、本当に素晴らしい内容の続編でした。
唯一臍を噛む思いをしたのは最後の最後まで十川くんの前で素っ裸になったことがバレなかったこと笑 バレて欲しかったなー!でもやきもちはたくさん見れたからいいか!攻め様可愛かったです!

何もかもがいい塩梅でした。
小中先生、期待以上のものをありがとうございました。

3

お仕事描写と新キャラにワクワク

紹惟と永利の続編です。前作読んでないと、楽しみが半減すると思うのでシリーズ初読みの方は前作からお読みください。

恋人になった紹惟と永利のその後のお話ですが、永利のお仕事がメインでした!
お仕事に悩み重圧を感じる中、共演する十川から嫌われている事を感じる永利。私生活では、紹惟に対しても未だに不安を感じる日々。前半はモヤモヤ苦しい永利ですが、十川との関係が変わる事件が発生します。そこからは永利がグングン突き進んでいくワクワク感と爽快感を味わえます!

新キャラ十川くんですが、もう色々と凄い子でした。嫌な奴からのどデカいワンコからの当て馬的立ち位置…。永利と十川くんの友情とお仕事のこれからも見守りたくなってしまいました。
永利から見ると完璧でどっしりした大人の紹惟ですが、この巻ではちょっと大人気ない可愛げのある姿も見ることができます。

永利と十川のお仕事メインなので、紹惟との甘い生活部分はちょっと物足りないのですが、それも気にならないほど楽しいお話でした!

1

攻めが受けに弱味を見せるようになるのが良い

面白かった。
前回のドラマが成功して、受けには大河のオファーや新たな主演ドラマのオファーが舞い込んでいる。 上がった評判の分、周りからの期待を裏切れないガッカリされたくないとプレッシャーが重くなり不安になる。何より下手な仕事をして攻めに失望されたくないという気持ちが強い受け。最終的に俳優を辞めたって無職だろうと攻めは愛してくれると実感できたのは安心した。攻めの愛情で自己肯定感をすくすく育てて欲しい。

受けは攻めに対して父性を見出している部分があると自覚していて、攻めに甘やかされて貰ってばかりな気がしていてコンプレックスの一つになっている。だけど今回は攻めが受けに甘えたり嫉妬したり弱味を見せる時があって、それが大変良かった。疲れ知らずな完璧超人だと思っていた攻めも生身の人間なんだと受けが再確認する瞬間も好き。そしてこの先攻めがひと足早く老いていくのを受けは見送らなきゃいけないのか…と思って勝手にしんみりしたりした。

攻めは受けの気軽な浮気を心配したりしていないけど、受けが浮気する時は本気の時だけだと知っているので他の男と急接近していると焦りを覚えちゃうの萌えた。放任主義に見えてマネージャーを通して受けの様子を報告してもらっているし、色々融通してもらう為に事務所の社長の孫の七五三の写真を撮ってあげたりして恩を売っているのも可愛い。世界的カメラマンが七五三とかウエディングフォトを撮ってくれるの贅沢すぎて笑っちゃう。

今回の新キャラ兼当て馬の十川くんも魅力的でした。強気で不遜なお坊ちゃんに見えて、捨て犬のような憐憫と人懐っこさも感じさせる。そんな十川にコロッと絆されてほっとけなくなってしまう受けのチョロさと、懐いちゃうワンコな十川くんが面白かった。受けが攻めの家で振舞ったワイン(スーパーで買った一番安いヤツ)を豪邸の圧も合わさって「美味しいですよ。これ、すげえ高いやつじゃないですか」って言ってる十川くんも可愛かった。

4

お城に隠れていたのは?

ふたりのあまあま〜な生活ばかりをのぞけるかと期待したら、そうではなかった。せっかく恋人になれたのに忙しい生活に阻まれ、永利の気持ちはぐらぐら揺れ動く。もしかして新恋人?紹惟は、相変わらずの余裕ぶりが裏目に出てる!!大丈夫か、このふたり…と、ハラハラドキドキだった。
お話のメインは永利の主演のお仕事。ライバルの十川と打ち解け、いい仕事仲間になっていく過程が良かった。向こうはそれだけの気持ちじゃないのに気付けない、鈍い永利がかわいい。
余裕ぶってる紹惟は、意外と必死だったということが後から解り、そんなスパダリに萌えた。
これはぜひとも、新居蜜月編を覗いてみたい!!
きっと波瀾万丈な展開で私たちを喜ばせてくれる、なんて期待しちゃう。

7

めちゃくちゃ嬉しい第2弾

恋人になっても不安を抱える永利が切ない。今までを思えば当然なんだけど堂々巡りなのが辛かった。おまけに十川の登場、自己肯定感の低い永利にはしんどいな〜ドラマで真の主役は十川かもって設定も効いてた。
ただ永利の真面目で一生懸命って長所がいい方に転がって仕事面で開花したのは嬉しかったし十川とも役者として高め合っていける関係になれて感動。
紹惟は変わったと思う。ただ香水の残り香で嫉妬してくれるかなんて考えてるうちは甘い。そんな事考えてる間に永利をもっともっと大事にしてほしい。それでも永利が幸せそうで何より。面白かった

6

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