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表題作恋愛小説家は恋が不得意

春名洸史郎,アパレル会社の営業,小説家(副業),27歳→28歳
屋敷夏生,春名と小説ユニットを組む小説家,27歳→28歳

その他の収録作品

  • 恋は恋愛小説家には不向き?(書き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

夏生と洸史郎は小一から高三まで一緒の学校、大学こそ別だったものの上京時のマンションもなぜか一緒という間柄。しかも陽気で賑やかなグループに属していた洸史郎と根暗でぼっちの夏生は、特に親しかったわけでもない。なのに大学時代にひょんなことから恋愛小説家ユニットを組み、気づけば六年が経っていた。そんなビジネスパートナーである洸史郎への恋心を、高二の頃から自覚している夏生。実は洸史郎へのひそやかな妄想を綴ったものが小説の元ネタだった。そして今は特定の相手はいないらしい洸史郎に、この先大切な相手ができた時のことを考え始めた夏生だったが……? 幼馴染みで同い年の二人の、両片想いこじらせロマンス!!

作品情報

作品名
恋愛小説家は恋が不得意
著者
月村奎 
イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403525858
4.2

(76)

(34)

萌々

(29)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
19
得点
317
評価数
76
平均
4.2 / 5
神率
44.7%

レビュー投稿数19

両片想いのもどかしさ、攻めの執着・囲い込みが素晴らしい

【屋敷のことが好きなんだ。恋になるのが怖いくらい好きだ(洸史郎)】

エロス度★★★

洸史郎と夏生が紡ぐ恋物語・・・開幕♡

おやおや、タイプの違う幼馴染み同士の組み合わせがとても萌えまくりですね。
さらに、夏生視点から伝わる洸史郎にずっと片想いしてきた一途な心情がとても刺さります。

こんなに手を伸ばせ届く近さなのに想いは実らない遠さが切ないです。
カースト上位で人気者の洸史郎の背景にも影がある設定や聞いたら一瞬宇宙猫状態になる台詞もツボで、憧れと恋心を向けていた相手がまさか自分にも同じ気持ちを向けていたという流れ・・・大好き。

両片想いを拗らせた二重奏が素晴らしい心地良さ。

0

小説ユニット


愛情に飢えた陽キャな人気者×愛情過多な家族に囲まれた人見知り

夏生(受け)は幼馴染の洸史郎(攻め)とユニットを組んで恋愛小説家をやっています。
小1で出会った時から洸史郎のことが好きな夏生はビジネスパートナーとして洸史郎といられる毎日がとても幸せなのですが、最近この先洸史郎が人生のパートナーを見つけてくるのではないかと不安になる日々です。
そんなある時、洸史郎が都合が悪いため一人で取材に出かけたケーキ屋で、偶然オーナーが洸史郎と仲の良かった小学校の時のクラスメイト平口だとわかるのです。
その上、実は平口の初恋が夏生だと告白してきてびっくり‥


自分に自信がない夏生は誰とでも仲良くなれる洸史郎が眩しくて告白できず、せめてそばにいたいと思ってる。
親になりきれない男に依存する母親に育てられたせいで、変わらない愛が信じられない洸史郎は、1人でも毅然としている夏生が眩しくて、同じく告白できずそばにいることを選択してる。
どちらも涙ぐましい努力をしているのに相手の気持ちに気づくいていません。

2人揃っていまの状態に満足しながらも不安に思っていたところに一石を投じたのは取材対象のパティシエの平口。
平口が夏生が初恋で今からでもどうかと声をかけたからもう大変。
それでも、遠回りに遠回りを重ねて、平口のところで何度も揉めて(なんでいつもうちで揉めるのという平口の叫びが笑えます)大団円となります。

途中、2人が想いを通わせるようになってからはどっちの愛が重いか競争を始めたり、思ってることを言わないせいですれ違ったりとか、最後までバタバタしていましたが、まーるく治って良かったです。

当て馬にされた平口とバイト君との仲がひじょーに気になります。きっとバイト君は夏樹がくるたびにソワソワしていたことでしょう。その辺りを想像してくふくふするのも楽しかったです。

2

ストーリーよりラブ要素に重点を置いてる作品

BL小説だからそれでいいじゃん?と言われればそうなのですが、とにかくこの作品は受け攻め二人の恋愛感情をひたすら描写している物語だと感じました。
なのでストーリー性はあまりなかったかな?と思います。それに重きを置いている方は物足りなく感じてしまうような。

やっぱり恋愛ものは片思いやすれ違ってるときが一番楽しいのでくっつくまでは楽しめました。
後半は両思いの二人のドタバタだったので若干斜め読みになってしまったかな。
ここ何作かは個人的にハマってないですが大好きな作家様には変わりないので次回作に期待します。

0

2人とも拗らせてんなぁ(^_^;)

月村奎先生の受け様だなぁ、なんて読んでいたら、あらあなたも大概だったのね、な2人のお話( ˊᵕˋ ;)

受け様は恋愛小説家の屋敷。
攻め様は、屋敷の小学生の時からの幼馴染で、会社員でありながら副業で屋敷とユニットを組んで恋愛小説家をしている春名。

ぼっち上等で子供時代を過ごしてきたコミュ障の屋敷にとって、いつでも人の中心にいた春名はイケメンでいいヤツで、きゅんきゅんな存在であり。
そんな春名への想いを妄想して、恋愛小説を書き綴ってきた。

自己評価が低く、面倒臭い受け様なのだけど、ハリセン100叩きの刑とか、時々ぶっ込まれるセルフツッコミのワードが面白すぎて、重くならない。
何度ふふっと苦笑したことか。
切なさと愉快さがいい塩梅。

屋敷視点なので、屋敷の拗らせ具合はよく分かってたんですけど、蓋を開けてみれば春名も大概拗らせてたヘタレだったのねぇ( ^_^ ;)
優しいキラキライケメンの仮面の下で、そんな腹黒な画策をしていてなんて。
でも、屋敷への想いを口にするのは、甘くて幸せそうで、私もにまにまと幸せな気持ちになました(*^^*)

小学校の時の同級生でパティシエの平口がいいヤツで、いい仕事してました。
パティシエとしても、平口の作る焼き菓子、食べてみたくなりましたよ。

1

幼なじみの両片思い

月村先生と木下先生という最強の組み合わせで買わずにはいられませんでした。



小学生の頃から両片思いでありながら両思いになるまでに
あまりにも長い月日がかかった2人ですが、付き合ってしまえば甘々で最高でした。
特に執着攻めの嫉妬が大好物なので、カッコよくて仕事も出来てモテそうな攻が
受にだけは嫉妬丸出しで可愛かったです。
攻の執着の仕方が凄くて、仕事の相棒になったり
同じマンションに住むところまで全て計画だったと思うとこれまた最高でした。

1

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