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表題作黒か白か 11

館林 和茂(芸名:皇澤 茂),俳優
姫宮 慎(芸名:鷲宮 慎),俳優

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

何が正解だったんだろう。何も間違えていないのに―――。シゲたちと仕事で共演することになった慎。シゲの抱える秘密を知ってしまったことを誰にも言い出せないまま、慎は気持ちを押し殺して仕事に臨むが…。「いつかこういう日が来るとわかってました」描き下ろしも収録!

作品情報

作品名
黒か白か 11
著者
さちも 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
黒か白か
発売日
電子発売日
ISBN
9784041143841
4

(34)

(15)

萌々

(9)

(8)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
136
評価数
34
平均
4 / 5
神率
44.1%

レビュー投稿数7

愛情と矛盾が交錯する

シゲ× 慎


11巻。素晴らしい。


芸能界の神髄で描かれている、

慎とシゲの関係が、
甘い瞬間がある一方で、
お互いを愛すれば愛するほど感情が重くなるという
芸能人でありながら大人の恋の苦味を味わえる。
不器用な行動と精神的な辛さに縛られてしまう2人に、
心がザワザワして、本当に苦しい〜。


2人の間の微細な相違点、
その心理描写がお見事で、
シゲが抱える愛情と反面の葛藤に共感し、
特に慎の内面の不安定さと乱れ、
「何が正解だったんだろう。何も間違えていないのに―――」の感覚、
理想と現実のはざまで揺れる気持ちがなんとも言えず切なくて・・・

2人がどう向き合っていくのか、モヤモヤしながら見守っています。

0

切ない…

『黒か白か』の11巻目。

10巻の終盤でかなりシリアスな雰囲気で終わっていたこともあって、11巻はさぞかしシリアス展開なのでは…?と思いつつ手に取りました。

テレビ番組の収録のため、慎とシゲ、そして多々良さんと花崎くんの4人での収録に行くことに。いつもと同じ、ようにふるまう慎だったがー。

シリアス展開から始まると思いきや、意外や意外、11巻はコミカルな雰囲気でスタート。出だしはコミカルですが、慎の周囲の人たちには歪さも感じているようでその描写の仕方が秀逸です。

が、そこから前巻の流れを汲んだ形で、少しずつ慎とシゲの間には亀裂が入っていきます。慎を守りたかったシゲ、けれど、シゲを守るために慎が決めた「道」は…。

切ない…。めっちゃ切ない。
慎を大切に思う面々は、慎の変化に気づき助けたいと思いながらも、どうしていいのか迷い悩む。慎を、シゲを、守りたいがゆえにすれ違っていく二人の姿に思わず落涙しそうでした。

作中、芸能人ではなく、普通のリーマンになったシゲと慎の2人が登場します。
ゲイでも、誰の目があっても、手をつなぎ街中を歩く二人。

もし、芸能人じゃなかったら。
シゲを巻き込まなかったら。
自分とシゲのことだけを、考えていることができたなら。

そんな慎の想いが可哀想で、健気で、めっちゃ萌えた…。

慎・守り隊の面々もいますし、ぼちぼち幸せになってほしい。
ラスボス(&姪っ子ちゃん)に鉄槌が下ってほしいな、と外道な感想を抱きつつ、次巻を楽しみに待っていようと思います。

2

11巻!!!!

10巻からどうなることかと思ったら…
あ~~~どうして!!!と、
可愛い~楽しい~~~えっち!!が入り混じってるので大変!!!


慎の選択もシゲの選択も相手は思えばこそで辛い!!!
2人の事を応援してくれる仲間がいることが救いです…
自分が出ると慎を余計に苦しませるからと、
周りを頼れるシゲが…本当は傍にいたいのに!!
思いの深さとカッコよさと辛さでギュンとなります。

あ~辛い辛いって気持ちの中
リーマン同僚設定えっちがたまらないから困っちゃいます!!
2人の髪型もカッコいいし、えっちで幸せそうで・・・
慎は辛いのに、萌え滾って、ごめんなさいね。

次巻はいよいよラスボス対峙でしょうか?
姪っ子は、これでもかってくらいイラつくけど、
あの反応だと、おじさんの裏の裏は知らない?

早く敵は倒してほしいけど、
この緊迫感の中で2人の成長や愛情を感じられるところはドキドキ魅せられます。


そして、毎回濃厚な展開で面白いし大好きなシリーズだけど
ページ数が少ないので読んだ時の満足感はどうしても足りない。
以前は、ページ数少なくても、お値段も安いしなと折り合いがついたけど
徐々に値上がりもしてますよね??
冊数が増えれば増えるほど、新規のハードル上がるし、
作品の内容とは別で、売り方で損してるなぁと思っちゃいます。

1

12巻辺りでそろそろ…

いつも他レーベルの半分くらいの厚さでちっとも進まない内容に、いつになったらあのジジイ(浅草)が成敗されるのかとヤキモキしながら読んでるんです。止め時まで考えていました。

ですが今作の最後で浅草の姪が初めて疑問を持ったことから何かが変わりそうな予感がしました。
彼女が善か悪でお話は変わって来そうです。

それに昨今の社会情勢とこの作品の世界観が微妙にズレて来てしまってるので、そろそろ幕引きを考えないといくらBLはファンタジーといえどもつまらなくなって来るのではないでしょうか?

番組での温泉旅行編は面白かったですが、慎がシゲから離れるのは悪手のような気がしました。混乱しててシゲの気持ちさえ分からなくなってるのかしら?

それと小菅ですが「お前は何をやってるんじゃーい」討ち死にするつもりで責任取って浅草を殺って来いやーっていう気持ちでいっぱいです。次は5月ですかね。

0

やや物足りない

気づいたらもう11巻に突入した「黒か白か」
他のレーベルに比べると薄めの一冊、刊行ベースは早いほうなのはありがたいがいつも少しだけ物足りない。
前巻はどこで終わったってって思い出しながら拝読。
テレビ番組の収録で主要キャラみんなでロケする、ある意味ほのぼのパート(もしくは嵐の前の静けさ)。
みんなかわいいなぁって思いながらページを捲っていくとシリアスなパートに突入、いろいろ知ってしまってもう後戻りできず、距離をおくことを選ぶ慎。
唐突に始まる慎の夢パート(俳優ではなく違う道を選んだら…)、その穏やかな日常を見た後に再び彼らが直面する現実を見て、切なさが倍増。
今回もあっという間に読み終わってしまった。多少不完全燃焼がありつつ、
最後の終わり方、なにかを察した女がどう動き、どういう展開になるか楽しみです。

1

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