電子限定おまけ付き&イラスト収録
小説
異世界転生ものや悪役令息にはさして興味がなく普段は手に取らないのですが、小中先生ならばきっと楽しく読めるはず!と読んでみることにしました。
大正解!
やっぱり安心安定の小中先生。
転生ものに不慣れな私もスムーズに入り込める分かりやすさ。
そして、キュン!
未来を変えたいと頑張るフィンも、元々一途な当て馬設定ユエンも、それぞれがキャラクターが良く楽しく進められました。
ユエンはチートすぎるけどww小説の未来とは愛を捧げる対象が変わっただけでイケメンチートスパダリ激重攻め様の本領発揮(特に終盤、積年の想いを告白してから)大変よかったです。
エイデンが現れてからは俺様攻めって端から見るとこんな感じなんだってちょっと新しい視点も面白かったww
途中エイデンに振り回されるシーンやジャガイモの話がちょっと長いように感じましたが、スッキリ楽しい読後感でした!
読んで良かった!
まずフィンが可愛い。フィンは自分の未来を知り、父も巻き込んで未来を変えようとするのが健気。前世の記憶があるからオジサン感はあるけど、純粋だし良い子だし守りたくなる気持ちが解る。ユエンはスパダリなんだけど、本性が見えてからのギャップにきゅんときた。周りも一部を除き憎めないキャラで良かった。
未来を考えると悲壮になりそうだけど、フィンが前向きでどんどん行動していくのが壮快。ピンチにも臨機応変に対処していくのが興味深い。ピンチをチャンスに変える、そんな前向きさがユエンを変えたのかも。
リルとエイデンに振り回されたけど、あれがあったからユエンとこうなれたんだと思う。
主従の時と恋人の時、ギャップがありすぎてこっちが照れてしまった。共にどんどんパワーアップできるであろう2人に拍手。
テンポが良くて楽しくて大満足な1冊でした。
お腹いっぱいで、ありきたりなやつでしょ!って、高を括っていたら、とんでもない。先生にしてヤラレタ…
いつラブがはじまるの?っていうくらい、焦らしじらされ苦行。苦行なんだけど、お話が面白いからぐいぐい引き込まれてしまった。
前世の記憶の感情と今世の気持ちがすれ違って、切なさ2倍なんだけど、すごく私好み。恋には悲観してても、明るい未来に向かって懸命に頑張るフィンを応援したくなる。
あと、作中出てくるじゃがいも。さぞかし美味しいんだろうなって、是非食べたい!!
そうは言っても、虎視眈々とフィンを狙っている大本命ユエンが大変ツボでした。
この萌えを多くの同士と共有したい!!
あらすじなどは他の姐さま方が書かれているので、感想を。
転生ものは得意ではないのですが、小中先生は、さすがでした。地に足がついているというか、変にふわふわしていないというか。
カワイチハル先生のイラストも素敵でした。大人になってからのフィンも良いですが、父さまに肩を抱かれ、ユエンと手を握るフィンのかわいいこと!黒髪で、ちょっとつり目なところがたまらない!表紙も、カラーイラストも眼福です。
転生ものだけれど、領地のためにがんばるフィンとユエンの姿はお仕事もののようで、リーマンもの好きのわたしの胸にすとん、と刺さりました。
幸せなお話と挿絵に満足しています。
小中先生の作品でファンタジーときたら読むしかない!
転生、悪役令息、当て馬、腹黒、貴族……自分の好きな設定やシチュエーションがたくさん詰まっていて、とても刺さりました!
小中先生のストーリー構成ってなんでこう惹きつけられるんでしょう。ラストがもちろんハピエンなのはわかっているのに、どうもハラハラドキドキしてしょうがない。2人は結ばれないんじゃないかと思ってしまい、もう一度タイトルをみて安心して……を繰り返しましたw
しかし、攻めの愛は私の想像を超えて重かったです。「忠愛」ですから、相当なものだとは予想していましたが、それを軽々と飛び越していくほどの重さでした。
攻めの激重な愛が好きな方はきっと刺さると思います。
できればこの物語の後の2人を見守っていたい。お部屋のベッドとか壁とかカーテンになりたいです。続編や番外編が追加で出たらいいなあ。